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広辞苑の検索結果 (7)

かし【樫・橿・櫧】🔗🔉

かし樫・橿・櫧】 (イカシ(厳し)の上略形か)ブナ科コナラ属の常緑高木の一群の総称。暖地に多く、日本では中部以南に約10種ある。同属の高木で常緑でないものをナラと総称。晩春から初夏に小花を密生した穂をつけ、雌花と雄花とがある。果実は「どんぐり」。材は堅く、器具材その他として重要。シラカシ・アラカシ・ウラジロガシなど。かしのき。古事記「御諸の厳いつ―がもと―がもと」

かし‐たい【樫帯】🔗🔉

かし‐たい樫帯】 植生帯の一つ。亜熱帯と温帯(冷温帯)の間を占める。常緑性のカシ類・シイノキ・タブノキの類を代表的な樹種とする常緑広葉林が発達する。九州・四国はこれに属する。→森林帯

かし‐どり【樫鳥】🔗🔉

かし‐どり樫鳥】 カケスの別称。〈[季]秋〉。永久百首「椎柴に―鳴きつ」 ⇒かしどり‐おどし【樫鳥縅】

かしどり‐おどし【樫鳥縅】‥ヲドシ🔗🔉

かしどり‐おどし樫鳥縅‥ヲドシ (模様が樫鳥の羽毛に似ているからいう)鎧よろいの縅の一種。白・浅葱あさぎ・紺の順に組糸をまぜておどしたもの。 ⇒かし‐どり【樫鳥】

かしのみ‐の【樫の実の】🔗🔉

かしのみ‐の樫の実の】 〔枕〕 「ひとつ」「ひとり」にかかる。万葉集9「―独りか寝らむ」

かしはら‐りゅう【樫原流】‥リウ🔗🔉

かしはら‐りゅう樫原流‥リウ 槍術の一派。江戸初期の樫原俊重( 〜1655)を祖とする。鍵槍を主とする。

[漢]樫🔗🔉

 字形 〔木部12画/16画/1963・335F〕 (国字) 〔訓〕かし [意味] 木の名。かし(=橿)。 ▷材質が堅い木の意。

大辞林の検索結果 (7)

かし【樫・橿・🔗🔉

かし [1] 【樫・橿・】 ブナ科コナラ属の常緑高木の総称。暖地に生える。日本にはアラカシ・アカガシ・シラカシ・ウラジロガシ・ウバメガシなどがある。葉は革質,長楕円形ないし披針形で,互生。雌雄同株。初夏,雄花はひも状の穂について垂れ下がる。秋にどんぐりを結ぶ。材は堅く,細工物などに用いられる。 〔「樫の実」は [季]秋〕 樫 [図]

かしき-あみ【樫木網】🔗🔉

かしき-あみ [3] 【樫木網】 張り網の一。河川・入り江・浅海などの流れに張って,エビや雑魚をとる網。かし網。

かし-どり【樫鳥】🔗🔉

かし-どり [2] 【樫鳥】 カケスの異名。[季]秋。

かしどり-おどし【樫鳥縅】🔗🔉

かしどり-おどし ―ヲドシ [5] 【樫鳥縅】 鎧(ヨロイ)の縅の一。樫鳥の羽のような模様で,黒・白・藍などの組糸を使い石畳状におどしたもの。

かしのみ-の【樫の実の】🔗🔉

かしのみ-の 【樫の実の】 (枕詞) 樫の実は一つの殻に一つずつ入っていることから,「ひとり」にかかる。「―ひとりか寝(ヌ)らむ/万葉 1742」

かしはら-りゅう【樫原流】🔗🔉

かしはら-りゅう ―リウ 【樫原流】 槍術の一流派。江戸初期に紀州藩士の樫原五郎左衛門俊重が興した。初め直槍を用い,のち鉤槍(カギヤリ)に転じた。 〔俗に「柏原流」とも書く〕

かし【樫】(和英)🔗🔉

かし【樫】 an oak;→英和 oak (材).〜の実 an acorn.→英和

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