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おさまり【納まり・収まり】ヲサマリ🔗🔉

おさまり納まり・収まりヲサマリ ①物がきちんと入ること。その入り具合。収納。「―が悪い」 ②物事のきまりがつくこと。落着。収拾。「―がつく」 ③納入されること。みいり。とりいれ。収納。「会費の―が悪い」

おさまり‐かえ・る【納まり返る】ヲサマリカヘル🔗🔉

おさまり‐かえ・る納まり返るヲサマリカヘル 〔自五〕 ある地位にすっかり落ち着いて満足している。「社長の椅子に―・っている」

おさま・る【治まる・修まる・納まる・収まる】ヲサマル🔗🔉

おさま・る治まる・修まる・納まる・収まるヲサマル 〔自五〕 ➊《治・収》平静を欠いていた物事が安定した状態になる。 ①平和になる。おだやかに落ち着く。源氏物語澪標「世の中定まらぬをりは、深き山に跡を絶えたる人だにも―・れる世には白髪も恥ぢず出で仕へける」。金葉和歌集「松風の雄琴の里に通ふにぞ―・れる世の声は聞ゆる」 ②荒れていた天候などが静まる。新拾遺和歌集「雲も嵐も―・りて夜渡る月の影ぞのどけき」。「波が―・る」 ③病苦や異常事態などがしずまる。「腹痛が―・る」「インフレが―・る」「事態がまるく―・る」 ④心が落ち着く。気が静まる。源氏物語賢木「心―・らぬ程なれば」。方丈記「世の中浮き立ちて人の心も―・らず」。「怒りが―・る」 ➋《修》言動がととのい正しくなる。十訓抄「大方は心操も―・り」。「素行そこうが―・る」 ➌《納・収》物が落ち着くべき所に落ち着く。事柄・行為などが完了した状態になる。 ①受納される。納入される。今昔物語集14「心清く誠を致して精進にて書きたる経は、しかしながら竜宮に―・りぬ」。「税金が―・る」 ②あるべき所にきちんとはいる。また、適合する。しっくりする。浄瑠璃、用明天皇職人鑑「左の眼の玉、光とともに飛び帰りもとの眼に―・りしは」。浮世風呂「とかく食物が―・りかねまして、たべると尾籠ながら吐きまする」。「原稿用紙2枚に―・る」「社長の椅子に―・る」「元のさやに―・る」 ③外に現れ出たものがひっこむ。目立たなくなる。収束する。消滅する。源氏物語帚木「月は有明にて光―・れるものから」。源氏物語柏木「あまり―・らずこぼれ落つる涙こそはしたなけれ」。「ほてりが―・る」 ④落着する。決着がつく。増鏡「三度奏して後こそ―・りにけれ」 ⑤歌舞伎で、俳優が扮する役を奥役から交渉されて承諾する。 ⑥承知する。納得する。「それでは彼は―・るまい」

おさ・む【治む・修む・納む・収む】ヲサム🔗🔉

おさ・む治む・修む・納む・収むヲサム 〔他下二〕 ⇒おさめる(下一)

おさめ【治め・納め・収め】ヲサメ🔗🔉

おさめ治め・納め・収めヲサメ ①《治》統治すること。 ②しまい入れること。特に、農作物をとりいれること。収穫。「蔵―」「秋―」 ③しまい。最後。終結。宇治拾遺物語1「此のたび俄にわかにて―の手も忘れさぶらひにたり」。「―の杯」「見―」「御用―」 ④公式。晴れの。今昔物語集26「仮・―の装束」 ⇒おさめ‐がお【納め顔】 ⇒おさめ‐ざらい【納め浚い】 ⇒おさめ‐そうば【納相場】 ⇒おさめ‐だち【納太刀】 ⇒おさめ‐てぬぐい【納手拭】 ⇒おさめ‐どの【納殿】 ⇒おさめ‐ふだ【納め札】 ⇒おさめ‐もの【納め物】 ⇒おさめ‐やど【納め宿】

おさめ‐がお【納め顔】ヲサメガホ🔗🔉

おさめ‐がお納め顔ヲサメガホ 落ち着きはらった顔つき。とりすました顔。浄瑠璃、浦島年代記「ああ―見たうない」 ⇒おさめ【治め・納め・収め】

おさめ‐ざらい【納め浚い】ヲサメザラヒ🔗🔉

おさめ‐ざらい納め浚いヲサメザラヒ 芸事の、その年最後のおさらい。 ⇒おさめ【治め・納め・収め】

おさめ‐そうば【納相場】ヲサメサウ‥🔗🔉

おさめ‐そうば納相場ヲサメサウ‥ 年末最終の相場。 ⇒おさめ【治め・納め・収め】

おさめ‐だち【納太刀】ヲサメ‥🔗🔉

おさめ‐だち納太刀ヲサメ‥ 神社に奉納する太刀。 ⇒おさめ【治め・納め・収め】

おさめ‐てぬぐい【納手拭】ヲサメ‥ヌグヒ🔗🔉

おさめ‐てぬぐい納手拭ヲサメ‥ヌグヒ 社寺に奉納する手拭。礼参りのしるしに手水鉢ちょうずばちのところなどにつるしておく。 ⇒おさめ【治め・納め・収め】

おさめ‐どの【納殿】ヲサメ‥🔗🔉

おさめ‐どの納殿ヲサメ‥ 内裏や貴族の邸宅で、金銀・衣服・調度を納めて置く所。後世の納戸なんど⇒おさめ【治め・納め・収め】

おさめ‐ふだ【納め札】ヲサメ‥🔗🔉

おさめ‐ふだ納め札ヲサメ‥ ①江戸幕府の金蔵に納めた金、浅草の御蔵に納めた米に対して、金奉行または蔵奉行から交付する受領書。 ②年末に、神仏のお札を寺社に納めること。札納め。〈[季]冬〉 ③⇒のうさつ⇒おさめ【治め・納め・収め】

おさめ‐もの【納め物】ヲサメ‥🔗🔉

おさめ‐もの納め物ヲサメ‥ ①上納する物品。年貢。租税。 ②社寺に奉納するもの。 ⇒おさめ【治め・納め・収め】

おさめ‐やど【納め宿】ヲサメ‥🔗🔉

おさめ‐やど納め宿ヲサメ‥ 江戸時代、江戸・大坂等への年貢米回送に当たった百姓が、水揚げから御蔵納めまでの間滞在した旅宿。のち廻米納入の事務一切を請け負い、株仲間を結び、幕府から手数料を支給された。大坂では蔵宿ともいう。 ⇒おさめ【治め・納め・収め】

おさ・める【治める・修める・納める・収める】ヲサメル🔗🔉

おさ・める治める・修める・納める・収めるヲサメル 〔他下一〕[文]をさ・む(下二) (「おさ」は首長の意)首長として統治・管理する意。 ➊《治》混乱している事物を安定した状態にする。 ①首長として統べ経営する。統治する。古事記「天の下―・め給ひし」。宇津保物語藤原君「若き時より国を―・め」 ②乱れているものを平定する。万葉集17「天ざかる鄙ひなも―・むるますらをや」。「その場を丸く―・める」 ③つかさどりいとなむ。管理する。神武紀「宮室を経営おさめつくりて」。「(川の)水を―・める」 ④病苦をしずめなおす。治療する。神代紀「其の病―・むる方みちを定む」 ⑤乱れた気持を落ち着ける。こらえる。源氏物語帚木「憎げなる事どもをいひはげまし侍るに、女もえ―・めぬすぢにて」。日葡辞書「ココロヲヲサムル」 ⑥(転じて、自動詞的に)落ち着きはらう。平然とする。浮世草子、好色万金丹「かの男―・めたる声つきにて」 ➋《修》事物を整った状態にする。 ①乱れをただす。つくろう。東大寺諷誦文稿「鬢髪の蓬乱ふくだめるをも、かきも収ヲサメず」 ②言動をととのえ正しくする。源氏物語匂宮「かたち・用意もつねよりまさりて、乱れぬさまに―・めたるを見て」。徒然草「身を―・め国を保たん道も又しかなり」 ③学問や技芸などを身につける。学修する。三蔵法師伝承徳頃点「所以に先に妙門を啓きて聿ついに徳本を修ヲサム」。「学を―・める」 ➌《納・収》物事を落ち着けるべき所に落ち着ける。 ①物をしまっておく。貯蔵する。万葉集9「植ゑし田を刈りて―・めむ倉無の浜」。源氏物語鈴虫「はかばかしきさまのは、みな、かの三条の宮の御蔵に―・めさせ給ふ」。「倉庫に―・める」 ②あるべき所にきちんと入れる。「文章を800字以内に―・める」 ③所定の成果をあげる。「宣伝が効果を―・めた」「成功を―・める」 ④物や金銭などを受けいれる。受納する。自分のものにする。宇津保物語蔵開上「かうかう公に申すも―・められぬを」。狂言、八句連歌「それほどにおつしやるならば―・めて置かう」。「手中に―・める」「遠慮なくお―・め下さい」 ⑤公の機関が物・官位などを、没収する。召しあげる。神功紀「妻子を没おさめて孥つかさやつことせり」 ⑥金銭を払いこむ。物を納入する。日葡辞書「ネングヲヲサムル」。「注文の品を―・める」 ⑦外に向かって働きかけていたものを収束する。もとの所へもどす。景行紀「甲よろいを巻き戈を戢おさめて、愷悌いくさとけて還れり」。歌舞伎、毛抜「抜身を鞘に―・め」 ⑧物事を終える。かたづかせる。醒睡笑「よき振りに舞ひ―・めしを見」。「会を―・める」 ⑨埋葬する。源氏物語桐壺「限りあれば、例の作法に―・め奉るを」。大鏡道長「御氏寺大和国多武峰に作らしめ給ひてそこに御骨を―・め奉りて」 ⑩舞で、手を自分の身の方へ曲げ縮める。謡曲、高砂「さすかひなには悪魔を払ひ―・むる手には寿福をいだき」

な‐ごん【納言】🔗🔉

な‐ごん納言】 大納言・中納言・少納言の総称。ものもうすつかさ。のうごん。

なそり【納曾利・納蘇利】🔗🔉

なそり納曾利・納蘇利】 雅楽の高麗楽こまがく、高麗壱越調こまいちこつちょうの曲。二人舞。裲襠りょうとうを着け、牟子むし(帽子)をかぶり、紺青色の仮面をつけ、桴ばちを持つ。一人舞の時は「落蹲らくそん」という。左方の「陵王りょうおう」の番舞つがいまい。双竜舞。→答舞とうぶ→舞楽面(図)

なっ‐しょ【納所】🔗🔉

なっ‐しょ納所】 ①年貢などを納める倉庫。また、納めること。また、それをつかさどる役人。日葡辞書「ネングヲナッショスル」 ②寺院で、施物を納め、また、会計などの寺務を取り扱う所。また、それをつかさどる僧。 ⇒なっしょ‐ぼうず【納所坊主】

なっしょ‐ぼうず【納所坊主】‥バウ‥🔗🔉

なっしょ‐ぼうず納所坊主‥バウ‥ ①会計・庶務を取り扱う僧。 ②下級の僧。 ⇒なっ‐しょ【納所】

なっ‐ちん【納音】🔗🔉

なっ‐ちん納音】 (ナツインの連声)運命判断の一種。60通りの干支に五行を配当して種々の名称をつけ、これを人の生年にあてて運命を判断すること。甲子・乙丑を海中金、丙寅・丁卯を炉中火とする類。

なっ‐とう【納豆】🔗🔉

なっ‐とう納豆】 ①蒸し大豆に麦と麹こうじを加えて発酵させ、塩水に漬け重石おもしをして熟成させたのち、香辛料を加えて乾し上げた食品。古来もっぱら寺院で行われたもので、塩辛納豆・浜納豆・大徳寺納豆・寺納豆・唐納豆などの称がある。 ②よく煮た大豆を藁づとなどに入れて適温中に置き、納豆菌を繁殖させて作った食品。粘り気が強いので糸引き納豆と呼ばれ、今日普通に納豆というのは、この種のものを指す。現在は、蒸し大豆に直接納豆菌を散布して発酵させたものが多い。〈[季]冬〉。浮世風呂4「―を見なせへ」 ⇒なっとう‐えぼし【納豆烏帽子】 ⇒なっとう‐きん【納豆菌】 ⇒なっとう‐じる【納豆汁】

なっとう‐えぼし【納豆烏帽子】🔗🔉

なっとう‐えぼし納豆烏帽子】 室町末期以来の侍烏帽子の異称。巾子形こじがたの正面の「まねき」と呼ぶ部分が、経木きょうぎを三角に折り曲げ、底に紙を貼って作った寺納豆の曲物まげものに似ているからいう。 ⇒なっ‐とう【納豆】

なっとう‐きん【納豆菌】🔗🔉

なっとう‐きん納豆菌】 納豆製造に用いる枯草菌。大豆に繁殖して納豆固有の粘質物と匂いとを生じさせる。 ⇒なっ‐とう【納豆】

なっとう‐じる【納豆汁】🔗🔉

なっとう‐じる納豆汁】 すりつぶしたり刻んだりした納豆2を実とした味噌汁。〈[季]冬〉 ⇒なっ‐とう【納豆】

なっ‐とく【納得】🔗🔉

なっ‐とく納得】 承知すること。なるほどと認めること。了解。〈運歩色葉集〉。「―が行く」 ⇒なっとく‐ずく【納得尽】

なっとく‐ずく【納得尽】‥ヅク🔗🔉

なっとく‐ずく納得尽‥ヅク 相手の納得を得た上のものであること。 ⇒なっ‐とく【納得】

な‐や【納屋】🔗🔉

な‐や納屋】 ①中世、主として海岸に設けた商業用の倉庫。→納屋衆。 ②江戸時代、流通過程にある商品を取り扱う倉庫。→納屋物。 ③(農家などで)物を納めておく小屋。ものおき。 ④(漁業地で)網元の小部屋。若者を起居させる室。 ⑤(→)飯場はんばに同じ。

なや‐しゅう【納屋衆】🔗🔉

なや‐しゅう納屋衆】 室町時代、納屋すなわち海岸の倉庫を有した豪商。堺ではその中から選ばれた36名が会合えごう衆として市政をとった。

なや‐せいど【納屋制度】🔗🔉

なや‐せいど納屋制度(→)飯場はんば制度に同じ。

なや‐まい【納屋米】🔗🔉

なや‐まい納屋米「納屋物なやもの参照。

なや‐もの【納屋物】🔗🔉

なや‐もの納屋物】 江戸時代、諸藩の蔵屋敷などを経て販売する蔵物くらものに対し、民間商人が産地で買い入れ、大坂などに送って直接売買する米・商品。米ならば納屋米なやまいという。荷積問屋・荷受問屋・仲買・小売を経て消費者にわたる。

なわ【納】ナハ🔗🔉

なわナハ かなり大きな容器の容量の限度を示す語。…入り。今昔物語集6「一つの壺有り、四升―許りなり」

なんど‐いろ【納戸色】🔗🔉

なんど‐いろ納戸色】 染色の名。ねずみ色がかった藍あい色。おなんど色。 Munsell color system: 4B4/6 ⇒なん‐ど【納戸】

なんど‐かた【納戸方】🔗🔉

なんど‐かた納戸方】 江戸幕府の職名。若年寄の支配に属し、将軍家の金銀・衣服・調度の出納、大名・旗本以下の献上品および下賜の金品をつかさどった。納戸役。納戸頭。おなんど。 ⇒なん‐ど【納戸】

なんど‐がみ【納戸神】🔗🔉

なんど‐がみ納戸神】 納戸にまつられる神。西日本に多く、正月の神、田の神などとされる。 ⇒なん‐ど【納戸】

なんど‐ぐい【納戸食い】‥グヒ🔗🔉

なんど‐ぐい納戸食い‥グヒ 納戸のかげなどで物を食うこと。かくしぐい。 ⇒なん‐ど【納戸】

なんど‐めし【納戸飯】🔗🔉

なんど‐めし納戸飯】 客の前での食事をはばかる習慣であった江戸時代の遊女などが、納戸などで隠れてする食事。 ⇒なん‐ど【納戸】

なんど‐やく【納戸役】🔗🔉

なんど‐やく納戸役(→)納戸方に同じ。 ⇒なん‐ど【納戸】

のう‐おん【納音】ナフ‥🔗🔉

のう‐おん納音ナフ‥ ⇒なっちん

のう‐かい【納会】ナフクワイ🔗🔉

のう‐かい納会ナフクワイ ①その年の最後にしめくくりのために催す会。おさめ会。 ②取引所で、月の最終の立会たちあい。12月のそれを大納会という。↔初会↔発会

のう‐かん【納竿】ナフ‥🔗🔉

のう‐かん納竿ナフ‥ 釣りを終えること。竿さおじまい。

のう‐かん【納棺】ナフクワン🔗🔉

のう‐かん納棺ナフクワン 死体を棺に納めること。

のう‐き【納期】ナフ‥🔗🔉

のう‐き納期ナフ‥ 金や品物を納入する時期、または期限。「―が迫る」

のう‐きょう【納経】ナフキヤウ🔗🔉

のう‐きょう納経ナフキヤウ ①現在・未来の安穏や追善供養のため、経典を寺社に納めること。また、その経典。「平家―」 ②巡礼の際、経典のかわりに米銭を納めること。納経帳に仏号・寺号・印などを受ける。

のう‐きん【納金】ナフ‥🔗🔉

のう‐きん納金ナフ‥ 金銭を納めること。また、その納める金銭。「授業料を一括―する」

のう‐ぎん【納銀】ナフ‥🔗🔉

のう‐ぎん納銀ナフ‥ (→)納金に同じ。

のう‐こつ【納骨】ナフ‥🔗🔉

のう‐こつ納骨ナフ‥ 遺骸を荼毘だびに付し、その遺骨を容器に納めること。また、遺骨を廟所や納骨堂などに納めること。「―を済ます」 ⇒のうこつ‐どう【納骨堂】

のうこつ‐どう【納骨堂】ナフ‥ダウ🔗🔉

のうこつ‐どう納骨堂ナフ‥ダウ 遺骨を納め入れる堂。 ⇒のう‐こつ【納骨】

のう‐ごん【納言】ナフ‥🔗🔉

のう‐ごん納言ナフ‥ ⇒なごん

のう‐さい【納采】ナフ‥🔗🔉

のう‐さい納采ナフ‥ 結納ゆいのうをとりかわすこと。「―の儀」

のう‐さつ【納札】ナフ‥🔗🔉

のう‐さつ納札ナフ‥ 社寺に参詣し記念のために納め貼る札。おさめふだ。→千社札

のう‐しつ【納室】ナフ‥🔗🔉

のう‐しつ納室ナフ‥ 妻をめとること。

のう‐しゃ【納車】ナフ‥🔗🔉

のう‐しゃ納車ナフ‥ 車両を購入者・所有者に引き渡すこと。

のう‐じゅ【納受】ナフ‥🔗🔉

のう‐じゅ納受ナフ‥ うけとっておさめること。受納。特に、神仏などが祈願の趣旨を聞き入れること。義経記5「安穏に守り―し給へ」

のう‐じゅう【納受】ナフ‥🔗🔉

のう‐じゅう納受ナフ‥ ノウジュの訛。狂言、釣針「毎月まゐらせらるる程に、御―ない事は御ざるまい」

のう‐しょ【納所】ナフ‥🔗🔉

のう‐しょ納所ナフ‥ ⇒なっしょ

のうぜい‐かんりにん【納税管理人】ナフ‥クワン‥🔗🔉

のうぜい‐かんりにん納税管理人ナフ‥クワン‥ 納税義務者が納税地に現住しない場合に、納税に関する事務の処理を代理として委任された者。 ⇒のう‐ぜい【納税】

のうぜい‐こくち【納税告知】ナフ‥🔗🔉

のうぜい‐こくち納税告知ナフ‥ 国税または地方税について、納税金額・納付期日および場所を指定して納付を命ずる行為。 ⇒のう‐ぜい【納税】

のうぜいしゃ‐ばんごう【納税者番号】ナフ‥ガウ🔗🔉

のうぜいしゃ‐ばんごう納税者番号ナフ‥ガウ 適正・公平な課税および税務行政の能率化を図るために個人・法人に付す番号。アメリカ合衆国では社会保障番号を、北欧諸国では住民番号を用いている。 ⇒のう‐ぜい【納税】

のうぜい‐じゅんび‐よきん【納税準備預金】ナフ‥🔗🔉

のうぜい‐じゅんび‐よきん納税準備預金ナフ‥ 徴税促進と貯蓄奨励のため1949年に創設された預金。払戻しは原則として納税のためのみに限定されているが、普通預金より金利が高く、利息は非課税。 ⇒のう‐ぜい【納税】

のうぜい‐しんこく【納税申告】ナフ‥🔗🔉

のうぜい‐しんこく納税申告ナフ‥ 申告納税制度で、納税義務の内容確定のためになされる、課税標準および税額の申告。 ⇒のう‐ぜい【納税】

のうぜい‐ちょちく‐くみあい【納税貯蓄組合】ナフ‥アヒ🔗🔉

のうぜい‐ちょちく‐くみあい納税貯蓄組合ナフ‥アヒ 一定の地域または職域を単位として、納税義務者が、納税準備預金の事務を行い、納税の促進を図るために結成する団体。税法上の優遇措置がある。 ⇒のう‐ぜい【納税】

のうせん‐かた【納銭方】ナフ‥🔗🔉

のうせん‐かた納銭方ナフ‥ 室町時代、酒屋役・土倉役などの役銭徴収を請け負った半官半民の機関。有力な酒屋・土倉が担当。なっせんかた。

のう‐そ【納租】ナフ‥🔗🔉

のう‐そ納租ナフ‥ 租税を納めること。納税。

のうとみ【納富】ナフ‥🔗🔉

のうとみ納富ナフ‥ 姓氏の一つ。 ⇒のうとみ‐かいじろう【納富介次郎】

のうとみ‐かいじろう【納富介次郎】ナフ‥ラウ🔗🔉

のうとみ‐かいじろう納富介次郎ナフ‥ラウ 工芸指導者。肥前生れ。1873年(明治6)ウィーン万国博覧会に際して渡欧し、窯業を研究。金沢・高岡・高松・有田の工業・工芸学校の設立を指導。(1844〜1918) ⇒のうとみ【納富】

のう‐にゅう【納入】ナフニフ🔗🔉

のう‐にゅう納入ナフニフ おさめ入れること。「会費を―する」 ⇒のうにゅう‐こくち【納入告知】

のうにゅう‐こくち【納入告知】ナフニフ‥🔗🔉

のうにゅう‐こくち納入告知ナフニフ‥ 歳入を徴収するにあたり債務者に対して、その納付すべき金額・期限および場所を通告すること。 ⇒のう‐にゅう【納入】

のう‐はい【納盃】ナフ‥🔗🔉

のう‐はい納盃ナフ‥ ①酒宴の最後に飲む盃。おさめのさかずき。 ②酒宴の最後に客より主人に盃を献じて宴を閉じること。 ③酒宴のおわり。

のう‐ひん【納品】ナフ‥🔗🔉

のう‐ひん納品ナフ‥ 品物を納入すること。また、その品物。「期日どおり―する」「―書」

のう‐ふ【納付】ナフ‥🔗🔉

のう‐ふ納付ナフ‥ 官に納め入れること。「税金を―する」 ⇒のうふきん‐せいど【納付金制度】

のうふきん‐せいど【納付金制度】ナフ‥🔗🔉

のうふきん‐せいど納付金制度ナフ‥ 政府の認可を要する行為をなす者に対し租税を賦課せず、その利益金の中から一定の現金を国庫に払い込ませる制度。 ⇒のう‐ふ【納付】

のう‐へい【納幣】ナフ‥🔗🔉

のう‐へい納幣ナフ‥ ①神仏に幣帛へいはくや供物を奉納すること。また、その幣帛や供物。 ②結婚の結納を取り交わすこと。納采のうさい

のう‐ほん【納本】ナフ‥🔗🔉

のう‐ほん納本ナフ‥ ①本を納入すること。 ②旧出版法・旧新聞紙法のもとで、書籍や新聞紙・雑誌を内務省などに検閲のために義務として納付したこと。

のう‐まい【納米】ナフ‥🔗🔉

のう‐まい納米ナフ‥ 米を納入すること。また、その米。年貢米。

のうまく【納莫】ナフ‥🔗🔉

のうまく納莫ナフ‥ 〔仏〕(「曩莫」とも書く)(→)南無なむに同じ。

のうらん‐せいとく【納蘭性徳】ナフ‥🔗🔉

のうらん‐せいとく納蘭性徳ナフ‥ 清代の詞人。号は楞伽りょうが山人。満州正黄旗(八旗の一つ)の人。宋元以来の経書解釈を集大成して「通志堂経解」を刊行。(1655〜1685)

のう‐りょう【納涼】ナフリヤウ🔗🔉

のう‐りょう納涼ナフリヤウ 暑さを避けて涼しさを味わうこと。すずみ。〈[季]夏〉。「―大会」 ⇒のうりょう‐どこ【納涼床】

のうりょう‐どこ【納涼床】ナフリヤウ‥🔗🔉

のうりょう‐どこ納涼床ナフリヤウ‥ (ノウリョウユカとも)夏に、料理店や茶屋が川原や川の上に桟敷を張り出したもの。そこで料理を供する。京都鴨川のが有名。川床かわゆか⇒のう‐りょう【納涼】

のさっぷ‐みさき【納沙布岬】🔗🔉

のさっぷ‐みさき納沙布岬】 北海道東端、根室半島先端の岬。付近は夏季の濃霧地帯。

[漢]納🔗🔉

 字形  筆順 〔糸部4画/10画/教育/3928・473C〕 [] 字形 〔糸部4画/10画〕 〔音〕ノウ〈ナフ〉(呉) トウ〈タフ〉・ナッ=・ナン=・=(慣) 〔訓〕おさめる・おさまる・いれる [意味] ①内にとりこむ。うけ入れる。「受納・笑納・出納すいとう・納涼・納得なっとく・大納言だいなごん」 ②しまいこむ。倉や容器の中に入れる。「格納・収納・納骨・納所なっしょ」 ③役所などにおさめる。献上する。「納税・納付・納期・上納・奉納」 ④終わりにする。「納会」 [解字] 形声。「糸」+音符「」(=中に入れる)。織物を倉の中にしまいこむ意。 [下ツキ 延納・格納・嘉納・完納・帰納・金納・献納・採納・直納・収納・受納・笑納・上納・出納・全納・前納・即納・怠納・滞納・代納・聴納・物納・分納・別納・返納・奉納・未納・予納・結納ゆいのう

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