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いも‐がゆ【芋粥・薯蕷粥】🔗🔉

いも‐がゆ芋粥・薯蕷粥】 ①ヤマノイモを薄く切ったものにアマズラの汁をまぜて炊いた粥。宮中の大饗たいきょうなどに用いた。 ②サツマイモを入れて炊いた粥。

いも‐じる【芋汁・薯蕷汁】🔗🔉

いも‐じる芋汁・薯蕷汁】 ①芋を実にした味噌汁。 ②とろろ汁。

いも‐めん【薯蕷麺】🔗🔉

いも‐めん薯蕷麺】 粉にした糯米もちごめ・粳米うるちまいを、すりおろしたヤマノイモで練って細く切り、ゆでて冷水で晒し、蕎麦そば醤油をかけて食する料理。

じょう‐よ【薯蕷・藷蕷】🔗🔉

じょう‐よ薯蕷・藷蕷⇒しょよ

しょ‐よ【薯蕷・藷蕷】🔗🔉

しょ‐よ薯蕷・藷蕷】 (ジョヨとも)ナガイモまたはヤマノイモの漢名。 ⇒しょよ‐かん【薯蕷羹】 ⇒しょよ‐まんじゅう【薯蕷饅頭】

しょよ‐かん【薯蕷羹】🔗🔉

しょよ‐かん薯蕷羹】 ヤマノイモの根をすって寒天をまぜ、砂糖を加えて蒸した菓子。 ⇒しょ‐よ【薯蕷・藷蕷】

しょよ‐まんじゅう【薯蕷饅頭】‥ヂユウ🔗🔉

しょよ‐まんじゅう薯蕷饅頭‥ヂユウ ヤマノイモの根をすり、少量の糝粉しんこを加えて皮とし、餡あんを包んで蒸した饅頭。上用じょうよう饅頭。 薯蕷饅頭 撮影:関戸 勇 ⇒しょ‐よ【薯蕷・藷蕷】

とろろ【薯蕷】🔗🔉

とろろ薯蕷】 (とろりとした粘り気のあるさまから)すり下ろした山芋。また、「とろろいも」「とろろじる」の略。 ⇒とろろ‐いも【薯蕷芋・薯蕷藷】 ⇒とろろ‐じる【薯蕷汁】 ⇒とろろ‐めし【薯蕷飯】

とろろ‐いも【薯蕷芋・薯蕷藷】🔗🔉

とろろ‐いも薯蕷芋・薯蕷藷】 とろろ汁にするいも。ヤマノイモ・ナガイモ・ツクネイモなど。 ⇒とろろ【薯蕷】

とろろ‐じる【薯蕷汁】🔗🔉

とろろ‐じる薯蕷汁】 ヤマノイモやツクネイモをすり、調味した汁を加えまぜたもの。東海道丸子宿まりこのしゅくのものが古来有名。〈[季]秋〉 ⇒とろろ【薯蕷】

とろろ‐めし【薯蕷飯】🔗🔉

とろろ‐めし薯蕷飯】 とろろ汁をかけためし。多く麦飯を用いて「麦とろ」という。 ⇒とろろ【薯蕷】 ○泥を被るどろをかぶる (非難を引き受ける意) ①不利な立場になるのを覚悟の上で役目を引き受ける。 ②関係者全員の責任を自分一人が負う。 ⇒どろ【泥】 ○泥を塗るどろをぬる 面目を失わせる。恥をかかせる。「顔に―」 ⇒どろ【泥】 ○泥を吐くどろをはく 調べられ問いつめられて、隠しきれずに犯罪を白状する。 ⇒どろ【泥】 ○泥を踏むどろをふむ 足もとの定まらないさまをいう。狂言、薬水「今までは年よつて、泥を踏みやつたが」 ⇒どろ【泥】

やま‐いも【山芋・薯蕷】🔗🔉

やま‐いも山芋・薯蕷(→)「やまのいも」に同じ。〈[季]秋〉。新撰字鏡7「暑預、山伊母」

やま‐つ‐いも【薯蕷】🔗🔉

やま‐つ‐いも薯蕷(→)「やまのいも」に同じ。〈本草和名〉

やま‐の‐いも【山芋・薯蕷】🔗🔉

やま‐の‐いも山芋・薯蕷】 ヤマノイモ科の蔓性多年草。日本各地の山野に自生。塊根は長い円柱形。茎は細長く左巻き。雌雄異株。葉は対生し長心臓形。夏、白色の小花を穂状につけ、3稜翼をもつ果実を結ぶ。「むかご」という珠芽を葉のつけ根に生じ、これでもふえる。塊根と「むかご」を食用。ジネンジョウ。ヤマイモ。ヤマツイモ。〈[季]秋〉。〈倭名類聚鈔17〉 ヤマノイモ 撮影:関戸 勇 ⇒やまのいも‐か【薯蕷科】 ⇒山芋が鰻になる

やまのいも‐か【薯蕷科】‥クワ🔗🔉

やまのいも‐か薯蕷科‥クワ 単子葉植物の一科。蔓性の多年草で、塊状・円柱状の地下茎がある。花は小さく、花被片と雄しべは6、子房下位で、果実は3室の蒴果さくかまたは液果。世界の温帯・熱帯に5属750種あり、日本にヤマノイモ・オニドコロなどが自生。ナガイモ・ツクネイモなどは食用に栽培。→ヤム芋 ⇒やま‐の‐いも【山芋・薯蕷】 ○山芋が鰻になるやまのいもがうなぎになる 物事が急に意外なものに変わることのたとえ。また、身分の低い者が急に成り上がることのたとえ。狂言、成上り「―とは定じょうぢやと申しましてござる」 ⇒やま‐の‐いも【山芋・薯蕷】

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