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えい【郢】🔗🔉

えい】 春秋戦国時代の楚国の都。今の湖北省荊州市江陵(荊州)の地。ただし、楚はどこへ都を移しても郢と称したという。

えい‐きょく【郢曲】🔗🔉

えい‐きょく郢曲】 (楚の都、郢の人は歌がうまかったので、その歌う俗曲の意から) ①流行の謡い物。俗曲。 ②平安後期、神楽・催馬楽さいばら・風俗歌ふぞくうた・朗詠(のち雑芸ぞうげい・今様を含む)などの総称。鎌倉時代には早歌そうかも含む。平家物語2「今様・朗詠うたい、風俗・催馬楽なんど、ありがたき―どもありけり」 ③朗詠または早歌の別称。

えいきょくしょう【郢曲抄】‥セウ🔗🔉

えいきょくしょう郢曲抄‥セウ 楽書。1巻。神楽・催馬楽さいばら以下、今様・足柄・片下かたおろし・田歌などの謡い方、歌謡の由来などの雑記。平安末期成立か。別名は梁塵秘抄口伝集巻第11。

えい‐たく【郢斲】🔗🔉

えい‐たく郢斲】 [荘子徐無鬼](「斲」は削る意。郢の人が鼻にうすく土を塗り、匠石という大工の名人に削らせたところ、鼻は無傷であったという故事から)詩文の添削を請うときに使う語。郢斧えいふ

えい‐ふ【郢斧】🔗🔉

えい‐ふ郢斧(→)郢斲えいたくに同じ。

[漢]郢🔗🔉

 字形 〔阝(右)部7画/10画/7827・6E3B〕 〔音〕エイ(漢) ヨウ〈ヤウ〉(呉) [意味] 地名。中国、春秋時代の楚の都。今の湖北省江陵県の西北にあった。「郢曲」

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