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広辞苑の検索結果 (6)

えい【郢】🔗🔉

えい】 春秋戦国時代の楚国の都。今の湖北省荊州市江陵(荊州)の地。ただし、楚はどこへ都を移しても郢と称したという。

えい‐きょく【郢曲】🔗🔉

えい‐きょく郢曲】 (楚の都、郢の人は歌がうまかったので、その歌う俗曲の意から) ①流行の謡い物。俗曲。 ②平安後期、神楽・催馬楽さいばら・風俗歌ふぞくうた・朗詠(のち雑芸ぞうげい・今様を含む)などの総称。鎌倉時代には早歌そうかも含む。平家物語2「今様・朗詠うたい、風俗・催馬楽なんど、ありがたき―どもありけり」 ③朗詠または早歌の別称。

えいきょくしょう【郢曲抄】‥セウ🔗🔉

えいきょくしょう郢曲抄‥セウ 楽書。1巻。神楽・催馬楽さいばら以下、今様・足柄・片下かたおろし・田歌などの謡い方、歌謡の由来などの雑記。平安末期成立か。別名は梁塵秘抄口伝集巻第11。

えい‐たく【郢斲】🔗🔉

えい‐たく郢斲】 [荘子徐無鬼](「斲」は削る意。郢の人が鼻にうすく土を塗り、匠石という大工の名人に削らせたところ、鼻は無傷であったという故事から)詩文の添削を請うときに使う語。郢斧えいふ

えい‐ふ【郢斧】🔗🔉

えい‐ふ郢斧(→)郢斲えいたくに同じ。

[漢]郢🔗🔉

 字形 〔阝(右)部7画/10画/7827・6E3B〕 〔音〕エイ(漢) ヨウ〈ヤウ〉(呉) [意味] 地名。中国、春秋時代の楚の都。今の湖北省江陵県の西北にあった。「郢曲」

大辞林の検索結果 (5)

えい【郢】🔗🔉

えい 【郢】 中国,春秋戦国時代の楚(ソ)の都の名。春秋初期に湖北省江陵県(荊州(ケイシユウ))にあった。楚は,(ジヤク)・陳(チン)・寿春に遷都したが,そのいずれをも郢と呼んだ。

えい-きょく【郢曲】🔗🔉

えい-きょく [0][1] 【郢曲】 (1)〔中国の春秋時代,楚(ソ)の都である郢の人が歌った俗曲の意〕 流行歌曲。はやり歌。俗曲。 (2)催馬楽(サイバラ)・風俗歌(フゾクウタ)・朗詠・今様(イマヨウ)など,中古・中世の歌謡類の総称。

えいきょくしょう【郢曲抄】🔗🔉

えいきょくしょう ―セウ 【郢曲抄】 平安後期の音楽書。後白河法皇著といわれるが不明。一巻。治承(1177-1181)頃の成立。神楽・催馬楽(サイバラ)・朗詠・今様(イマヨウ)・宴曲などの謡い方,歌謡の由来などを記す。「梁塵秘抄口伝集巻一一」と内容は同一。

えいしょ-えんせつ【郢書燕説】🔗🔉

えいしょ-えんせつ [1]-[1] 【郢書燕説】 〔「韓非子」より。郢の人が,燕の大臣へあてた手紙の誤った部分を,燕の大臣がいいように解釈し実行したところ,かえって国が良く治まったという故事から〕 こじつけてもっともらしく説明すること。

えい-ふ【郢斧】🔗🔉

えい-ふ [1] 【郢斧】 「郢(エイタク)」に同じ。

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