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広辞苑の検索結果 (13)

つかさ【阜・高処】🔗🔉

つかさ阜・高処】 土地の小高いところ。おか。古事記「大和のこの高市に小高る市の―」

つかさ【首・長】🔗🔉

つかさ首・長】 (高いところにいるものの意)首長。おさ。神代紀「吾が児の宮の―」

つかさ【官・司・寮】🔗🔉

つかさ官・司・寮】 (高いところから命令を下すものの意) ①役所。官庁。万葉集8「―にも許し給へり」 ②官職。役目。竹取物語「―も賜はんと仰せ給ひき」 ③役人。官吏。つかさびと。源氏物語須磨「近きところどころの御庄の―召して」 ④沖縄の宮古・八重山諸島で、女性神職者。宮古ではくじによって、八重山では家系によって選ばれる。 ⇒つかさ‐うま【官馬】 ⇒つかさ‐くらい【官位】 ⇒つかさ‐こうぶり【官爵】 ⇒つかさ‐な【官名】 ⇒つかさ‐びと【官人】 ⇒つかさ‐めし【司召】 ⇒つかさめし‐の‐じもく【司召の除目】

つかさい【遣さい】🔗🔉

つかさい遣さい】 (「つかさる」の命令形。中国・四国地方、福岡県で)下さい。…して下さい。つかい。つか。

つかさ‐うま【官馬】🔗🔉

つかさ‐うま官馬】 官有の馬。武烈紀「太子の命を奉げて―を求索はしむ」 ⇒つかさ【官・司・寮】

つかさ‐くらい【官位】‥クラヰ🔗🔉

つかさ‐くらい官位‥クラヰ 官職と位階。宇津保物語俊蔭「―も辞して」 ⇒つかさ【官・司・寮】

つかさ‐こうぶり【官爵】‥カウブリ🔗🔉

つかさ‐こうぶり官爵‥カウブリ ①官職と爵位。官位。竹取物語「御―つかうまつりて」 ②年官と年爵。源氏物語藤裏葉「―なぞ皆そひ給ふ」 ⇒つかさ【官・司・寮】

つかさ‐ど・る【掌る・司る】🔗🔉

つかさ‐ど・る掌る・司る】 〔他五〕 (官つかさを取る意) ①官職として担当する。役目として担当する。神代紀「汝が祭祀まつりを―・らむは」 ②支配する。統率する。法華義疏長保点「正まさに三根の声聞に主ツカサドル、是れなり」。〈日葡辞書〉。「神が人の運命を―・る」

つかさ‐な【官名】🔗🔉

つかさ‐な官名】 官職の名。役の名。かんめい。能因本枕草子頭中将のそぞろなる「殿上にも、―をばいはで」 ⇒つかさ【官・司・寮】

つかさ‐びと【官人】🔗🔉

つかさ‐びと官人】 官職にある人。役人。孝徳紀「以下の―咸ことごとくに過とが有り」 ⇒つかさ【官・司・寮】

つかさ‐めし【司召】🔗🔉

つかさ‐めし司召(→)「司召の除目じもくに同じ。源氏物語賢木「―の頃、この宮の人は給はるべき官も得ず」 ⇒つかさ【官・司・寮】

つかさめし‐の‐じもく【司召の除目】‥ヂ‥🔗🔉

つかさめし‐の‐じもく司召の除目‥ヂ‥ 平安中期以降、京官きょうかんを任命する儀式。毎年秋に行われたので「秋の除目」ともいう。内官の除目。京官の除目。↔県召あがためしの除目 ⇒つかさ【官・司・寮】

つかさ‐やつこ【官奴・孥】🔗🔉

つかさ‐やつこ官奴・孥】 官有の奴婢。かんぬ。神功紀「妻子を没おさめて―とせり」

大辞林の検索結果 (12)

つかさ【官・司・首・長】🔗🔉

つかさ [0][2] 【官・司・首・長】 (1)政務をつかさどる所。役所。官庁。「かの―におはして見たまふに/竹取」 (2)政務をつかさどる者。役人。官吏。「百(モモ)の―を従へ給へりしそのほど/増鏡(新島守)」 (3)つとめ。役目。官職。「除目に―得ぬ人の家/枕草子 139」 (4)おもだったもの。主要なもの。「万調(ヨロズツキ)奉る―と作りたるその生業(ナリワイ)を/万葉 4122」 (5)主要人物。かしら。首長。「即ち王辰爾を以て船の―とす/日本書紀(欽明訓)」

つかさ-くらい【官位】🔗🔉

つかさ-くらい ―クラ 【官位】 官職と位階。かんい。「年の程よりは―過ぎつつ/源氏(竹河)」

つかさ-こうぶり【官冠】🔗🔉

つかさ-こうぶり ―カウブリ 【官冠】 (1)官と爵位。「―心にかなひ/源氏(乙女)」 (2)年官と年爵。「得給ふべき―,御封の物の/源氏(薄雲)」

つかさ-な【官名】🔗🔉

つかさ-な 【官名】 役の名。官職の名。かんめい。「殿上にも,―をば言はで/枕草子(七一・春曙抄)」

つかさ-びと【官人】🔗🔉

つかさ-びと 【官人】 官職にある人。役人。官吏。かんにん。「―より初めてもろもろの民にいたるまで/東関紀行」

つかさ-まさり【官増さり】🔗🔉

つかさ-まさり 【官増さり】 官位の昇進すること。「―としきなみぞ立つ/枕草子 92」

つかさ-めし【司召・官召】🔗🔉

つかさ-めし 【司召・官召】 「司召の除目(ジモク)」の略。「―の頃,この宮の人は,給はるべき官(ツカサ)も得ず/源氏(賢木)」

つかさ-めし-の-じもく【司召の除目】🔗🔉

つかさ-めし-の-じもく ―ヂモク 【司召の除目】 平安時代,在京諸司の官吏を任命する儀式。秋に行われたので,秋の除目ともいう。内官の除目。京官(キヨウカン)の除目。 →県召(アガタメシ)の除目

つかさ-やつこ【官奴】🔗🔉

つかさ-やつこ 【官奴】 奈良時代,官庁で使う奴婢。「悉(フツク)に妻子を没(オサ)めて―とせり/日本書紀(神功訓)」

つかさ【阜・丘】🔗🔉

つかさ 【阜・丘】 小高くなっている所。丘。「やまとのこの高市(タケチ)に小高る市の―/古事記(下)」

つかさ-ど・る【司る・掌る】🔗🔉

つかさ-ど・る [4] 【司る・掌る】 (動ラ五[四]) 〔つかさ(官)を取るの意〕 (1)役目としてその仕事をする。担当する。「政務を―・る」 (2)生物の器官がその働きをする。「呼吸を―・る」 (3)国や人を支配する。管理する。「国ヲ―・ル/日葡」 [可能] つかさどれる

つかさどる【司る】(和英)🔗🔉

つかさどる【司る】 govern;→英和 administer;→英和 take charge of;conduct;→英和 supervise.→英和

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