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広辞苑の検索結果 (33)
いき‐かえり【行き帰り・往き還り】‥カヘリ🔗⭐🔉
いき‐かえり【行き帰り・往き還り】‥カヘリ
(→)「ゆきかえり」に同じ。
いって‐こい【行って来い・往って来い】🔗⭐🔉
いって‐こい【行って来い・往って来い】
①歌舞伎の舞台が回って、一度別の舞台面となり、再転してもとに戻ること。
②取引で、相場が上または下に動いた後、もとに戻ること。
③俗に、差引損得のないこと。
いな・す【去なす・往なす】🔗⭐🔉
いな・す【去なす・往なす】
〔他五〕
①人を行かせる。帰らせる。離縁する。狂言、今参「取り戻いて―・せ」
②相撲で、急に体をかわして相手をおよがせる。
③転じて、相手の攻撃・追及を軽くあしらう。「質問を―・す」
④愚弄する。悪口をいう。歌舞伎、韓人漢文手管始「コリヤ―・すな」
いに‐あし【往に足】🔗⭐🔉
いに‐あし【往に足】
立ち去ろうとする足つき。
○意に中るいにあたる
思っていた通りになる。意にかなう。
⇒い【意】
いに‐あと【往に跡】🔗⭐🔉
いに‐あと【往に跡】
①去ったあと。
②先妻の去ったあと。
⇒往に跡へ行くとも死に跡へ行くな
○往に跡へ行くとも死に跡へ行くないにあとへゆくともしにあとへゆくな
先妻を離縁したあとへ嫁ぐのはよいが、死別したあとへは、夫に亡妻への愛情が残っているから嫁ぐものではない。
⇒いに‐あと【往に跡】
○意に介しないいにかいしない
気にかけない。
⇒い【意】
○往に跡へ行くとも死に跡へ行くないにあとへゆくともしにあとへゆくな🔗⭐🔉
○往に跡へ行くとも死に跡へ行くないにあとへゆくともしにあとへゆくな
先妻を離縁したあとへ嫁ぐのはよいが、死別したあとへは、夫に亡妻への愛情が残っているから嫁ぐものではない。
⇒いに‐あと【往に跡】
いに‐がけ【往に掛・去に掛】🔗⭐🔉
いに‐がけ【往に掛・去に掛】
帰るついで。
⇒往に掛の駄賃
○往に掛の駄賃いにがけのだちん
帰りの空馬に人の荷物をつけて駄賃を取ることから、事のついでに物事をすることのたとえ。行きがけの駄賃。
⇒いに‐がけ【往に掛・去に掛】
○意に適ういにかなう
気に入る。満足する。意に添う。「意にかなった就職先」
⇒い【意】
○往に掛の駄賃いにがけのだちん🔗⭐🔉
○往に掛の駄賃いにがけのだちん
帰りの空馬に人の荷物をつけて駄賃を取ることから、事のついでに物事をすることのたとえ。行きがけの駄賃。
⇒いに‐がけ【往に掛・去に掛】
いに‐ざま【往に様】🔗⭐🔉
いに‐ざま【往に様】
立ち去る様子。立ち去ろうとする時。
いに‐し【往にし】🔗⭐🔉
いに‐し【往にし】
〔連体〕
過ぎ去った。昔の。いんじ。「―日」「―年」
い・ぬ【往ぬ・去ぬ】🔗⭐🔉
い・ぬ【往ぬ・去ぬ】
〔自ナ変〕
(近世後期、上方では四段に活用。関西方言に残る)
①行く。行ってしまう。去る。万葉集5「うぐひすそ鳴きて―・ぬなる」
②㋐過ぎ去る。時が経過する。万葉集11「相見ては千歳や―・ぬる」
㋑来る。大鏡道長「暮れの―・ぬるにやとおぼえて」
③死ぬ。〈字鏡集〉
④帰る。狂言、釣狐「愚僧が言ふ事をきかれて満足した。もはや―・なう」
⑤腐る。悪くなる。ことわざ臍の宿替「うどんもだしも―・んである」
いん‐じ【往んじ】🔗⭐🔉
いん‐じ【往んじ】
[一]〔連体〕
(往ニシの音便)過ぎ去った。平家物語7「義仲―年の秋、宿意を達せんがために旗をあげ剣をとつて」
[二]〔名〕
過ぎ去ったこと。往時。往事。太平記38「―をとがめずと申す事」
おう【往】ワウ🔗⭐🔉
おう【往】ワウ
行くこと。去ること。
おう‐おう【往往】ワウワウ🔗⭐🔉
おう‐おう【往往】ワウワウ
①くり返し起こるさま。また、くり返し行うさま。時々。まま。「―にして間違う」
②ところどころに物事があるさま。諸所方々。あちこち。
おう‐かん【往還】ワウクワン🔗⭐🔉
おう‐かん【往還】ワウクワン
(古くはオウゲンとも)
①ゆきかえり。往来。往復。
②ゆききする道。街道。「脇―」
おう‐けい【往詣】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐けい【往詣】ワウ‥
神仏に参詣すること。
おう‐こ【往古】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐こ【往古】ワウ‥
(古くはオウゴとも)遠い過去。おおむかし。平家物語7「彼の水海は―の淵にあらず」。日葡辞書「ワウゴカライマニイタルマデ」
おう‐こう【往航】ワウカウ🔗⭐🔉
おう‐こう【往航】ワウカウ
船や飛行機の、目的地に向かっての航行。
おう‐さい【往歳】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐さい【往歳】ワウ‥
過ぎ去った年。往年。
おう‐じ【往事】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐じ【往事】ワウ‥
過去の事がら。また、昔のしきたり。
ゆき【行き・往き】🔗⭐🔉
ゆき【行き・往き】
(イキとも)
①行くこと。歩み進むこと。また、旅行すること。旅。古事記下「君が―日け長くなりぬ」
②目的の地に向かって出て行くこと。また、その道程。往路。ゆきみち。「―はよいよい帰りはこわい」「岡山発東京―」↔帰り
⇒行き大名の帰り乞食
ゆき‐かい【行き交い・往き交い】‥カヒ🔗⭐🔉
ゆき‐かい【行き交い・往き交い】‥カヒ
行きかうこと。ゆきき。往来。
⇒ゆきかい‐じ【行き交い路】
ゆき‐か・う【行き交う・往き交う】‥カフ🔗⭐🔉
ゆき‐か・う【行き交う・往き交う】‥カフ
〔自五〕
あるものは行き、あるものは来る。行ったり来たりする。また、行き通う。源氏物語桐壺「御使の―・ふほどもなきに」
ゆき‐かえり【行き帰り・往き還り】‥カヘリ🔗⭐🔉
ゆき‐かえり【行き帰り・往き還り】‥カヘリ
ゆきとかえり。往復。いきかえり。
ゆき‐かえ・る【行き帰る・往き還る】‥カヘル🔗⭐🔉
ゆき‐かえ・る【行き帰る・往き還る】‥カヘル
〔自五〕
①出て行って、また、かえる。ゆききする。万葉集6「―・り常にわが見し香椎潟」
②年月など、古いものが去って、またあらたにやってくる。万葉集20「あらたまの年―・り春立たば」
ゆき‐き【行き来・往き来】🔗⭐🔉
ゆき‐き【行き来・往き来】
(イキキとも)
①行くことと来ること。行ったり来たりすること。往来。「―がはげしい」
②交際。つきあい。「―が絶える」
ゆき・く【行き来・往き来】🔗⭐🔉
ゆき・く【行き来・往き来】
〔自カ変〕
行ったり来たりする。往来する。通行する。万葉集1「まつち山―・くと見らむ紀人きひとともしも」
ゆ・く【行く・往く・逝く】🔗⭐🔉
ゆ・く【行く・往く・逝く】
〔自五〕
(奈良・平安時代からイクと併存。平安・鎌倉時代の漢文訓読ではほとんどユクを使い、イクの例はきわめて稀)
①現在いる地点から出発して向うの方へ進行・移動する。
㋐前方へ向かって進む。離れ去る。万葉集15「真楫まかじ貫ぬき船し―・かずは見れど飽かぬまりふの浦に宿りせましを」。「―・けども―・けども山の中」
㋑目的地に向かい進む。出向く。古事記中「いざ子ども野蒜摘みに蒜摘みにわが―・く道の」。「外国へ―・く船」
㋒目的の所に到達する。とどく。万葉集5「家に―・きて如何にか吾がせむ枕づく妻屋さぶしく思ほゆべしも」。「もうじき知らせが―・くはずです」
㋓ある段階に達する。「そこまで―・けば玄人だ」
㋔(「そこへ―・くと」「そこへ―・けば」の形で)その点から考える。「そこへ―・くと日本は狭い」
②ある所を通過して進む。
㋐通り過ぎる。通行する。古事記中「浜つ千鳥浜よは―・かず磯伝ふ」。「道―・く人」「―・く雁」
㋑水が流れ去る。また、風が吹き渡る。斉明紀「飛鳥川みなぎらひつつ―・く水の間もなくも思ほゆるかも」。万葉集11「わが背子が浜―・く風のいやはやに早事なさば」
㋒年月・時日などが経過する。万葉集9「とこしへに夏冬―・けや皮衣扇はなたず山に住む人」。「―・く年、来る年」
③道などが通じる。通っている。万葉集2「三笠山野辺―・く道はこきだくもしじに荒れたるか」。「学校へ―・く道」
④ある方法で事を行う。「名案だ。それで―・こう」
⑤《逝》死ぬ。逝去せいきょする。伊勢物語「つひに―・く道とはかねて聞きしかど」
⑥年齢が進む。成長する。平家物語2「わが身の年の―・く事をば嘆かずして」。好色五人女5「年の程十五か六か、七までは―・かじ」
⑦心が満たされる。万葉集3「わが屋前にわに花そ咲きたるそを見れど心も―・かず」。「納得が―・く」
⑧物事がはかどる。進展する。古今著聞集12「相論事―・かざりけるに」。愚管抄3「万機の沙汰の―・かぬ様になるとき」。「にっちもさっちも―・かない」
⑨ある事態が生起する。生ずる。玉塵抄23「風は乱の―・くにたとへられたぞ」。玉塵抄26「大ひでりが―・くぞ」。世間胸算用1「お伊勢様も損の―・かぬやうに」
⑩(嫁・婿などになって)他家に移る。毛詩抄「その―・く時分が秋冬でよい時分ぢやぞ」。「養子に―・く」
⑪他の動詞に付いて「物事が次第に進行する」「引き続いて進行する」意を表す。口語では助詞「て」を介して動詞に付く。万葉集3「語り継ぎ言ひ継ぎ―・かむ富士の高嶺は」。「やせて―・く」
⇒行くとして可ならざるはなし
⇒行くに径に由らず
ゆくかわ‐の【往く川の】‥カハ‥🔗⭐🔉
ゆくかわ‐の【往く川の】‥カハ‥
〔枕〕
「過ぐ」にかかる。
ゆくふね‐の【往く船の】🔗⭐🔉
ゆくふね‐の【往く船の】
〔枕〕
「過ぐ」にかかる。
[漢]往🔗⭐🔉
往 字形
筆順
〔彳部5画/8画/教育/1793・317D〕
[
] 字形
〔彳部5画/8画〕
〔音〕オウ〈ワウ〉(呉)(漢)
〔訓〕ゆく・いぬ
[意味]
①ゆく。目的地へ向かってゆく。去ってゆく。(対)復。「往来・往復・往診・右往左往」
②時が過ぎ去る。昔。いにしえ。「往古・往時・既往・往年」
③のち。これからのち。「以往・而往じおう」
[解字]
形声。「彳」(=歩いてゆく)+音符「王」(=向かう)の変形。目的地に向かってゆく意。[徃][
]は異体字。
[下ツキ
以往・已往・一往・右往左往・既往・古往今来・再往・直往・独往・勇往・来往
筆順
〔彳部5画/8画/教育/1793・317D〕
[
] 字形
〔彳部5画/8画〕
〔音〕オウ〈ワウ〉(呉)(漢)
〔訓〕ゆく・いぬ
[意味]
①ゆく。目的地へ向かってゆく。去ってゆく。(対)復。「往来・往復・往診・右往左往」
②時が過ぎ去る。昔。いにしえ。「往古・往時・既往・往年」
③のち。これからのち。「以往・而往じおう」
[解字]
形声。「彳」(=歩いてゆく)+音符「王」(=向かう)の変形。目的地に向かってゆく意。[徃][
]は異体字。
[下ツキ
以往・已往・一往・右往左往・既往・古往今来・再往・直往・独往・勇往・来往
大辞林の検索結果 (49)
いき【行き・往き】🔗⭐🔉
いき [0] 【行き・往き】
「ゆき(行)」に同じ。「―と帰り」「東京―の新幹線」
い・く【行く・往く・逝く】🔗⭐🔉
い・く [0] 【行く・往く・逝く】 (動カ五[四])
「ゆく(行・往)(逝)」に同じ。
[可能] いける
いな・す【往なす・去なす】🔗⭐🔉
いな・す [0][2] 【往なす・去なす】 (動サ五[四])
(1)相撲で,相手が突進してくるのを片手で相手の肩口を横に突きながら急にかわして,相手の態勢を崩す。「―・されてよろける」
(2)相手の追及・攻撃などをはぐらかすようにあしらう。「質問を適当に―・す」
(3)去らせる。追い払う。「―・したものが行かいで何とせう/狂言記・文山賊」
(4)離縁する。実家に帰す。「気にいらいで―・した嫁/浄瑠璃・宵庚申(下)」
(5)ばかにする。悪口を言う。「いや―・さにやならぬ/歌舞伎・韓人漢文」
[可能] いなせる
いに-あと【往に跡・往に後】🔗⭐🔉
いに-あと [0] 【往に跡・往に後】
(1)人の去ったあと。
(2)先妻の去ったあと。
いにあと=へ行くとも死に跡へ行くな🔗⭐🔉
――へ行くとも死に跡へ行くな
先妻と離別したあとへ後妻に行くのはよいが,死別したあとへは行かない方がよい。憎くて別れたのと違い,死者への愛情が残っていて苦労が多いことをいう。
いに-がけ【往に掛け・去に掛け】🔗⭐🔉
いに-がけ 【往に掛け・去に掛け】
行くついで。いきがけ。
いにがけ=の駄賃🔗⭐🔉
――の駄賃
「ゆきがけの駄賃」に同じ。
いに-し【往にし】🔗⭐🔉
いに-し 【往にし】 (連体)
〔動詞「往ぬ」の連用形に過去の助動詞「き」の連体形「し」が付いたもの〕
過ぎ去った。去る。「―年」
いにし-ころ【往にし頃】🔗⭐🔉
いにし-ころ 【往にし頃】
先年。先頃。「―佐渡の銀山(カナヤマ)出来,人多く集まりぬ/咄本・醒睡笑」
い・ぬ【去ぬ・往ぬ】🔗⭐🔉
い・ぬ 【去ぬ・往ぬ】
■一■ (動ナ変)
(1)行く。行ってしまう。去る。「おのが行かまほしき所へ―・ぬ/竹取」
(2)時が過ぎ去る。「あはれ今年の秋も―・ぬめり/千載(雑上)」
(3)死ぬ。「うち嘆き妹が―・ぬれば/万葉 1809」
(4)くさる。悪くなる。「鉄は―・んでいやせぬか/洒落本・箱枕」
■二■ (動ナ四)
〔■一■ の四段化。近世中期以降の語〕
(1)(関西地方で)立ち去る。帰る。「早う―・ね」
(2){■一■}に同じ。「わしや―・ぬ事はいやぢや
/歌舞伎・三十石」

/歌舞伎・三十石」
いぬる【往ぬる・去ぬる】🔗⭐🔉
いぬる 【往ぬる・去ぬる】 (連体)
〔動詞「いぬ(往)」の連体形から〕
過ぎ去った。去る。「―十余日のほどより/源氏(若紫)」
いん-じ【往んじ】🔗⭐🔉
いん-じ 【往んじ】
■一■ (連体)
〔「いにし」の転〕
過ぎ去った。先年の。昔の。去る。「―安元三年四月廿八日かとよ/方丈記」
■二■ (名)
〔■一■の名詞化〕
過去。昔。「―を尤(トガ)めずと申す事候へば/太平記 38」
おう-おう【往往】🔗⭐🔉
おう-おう ワウワウ [0] 【往往】 (副)
そうなる場合が多いさま。よくあるさま。「往往に」の形でも用いる。「―(に)そうした学生を見かける」
おうおう-にして【往往にして】🔗⭐🔉
おうおう-にして ワウワウ― [0] 【往往にして】 (副)
「往往」に同じ。往往に。「その種の失敗は―あることだ」
おう-かん【往還】🔗⭐🔉
おう-かん ワウクワン [0] 【往還】 (名)スル
(1)行き来する道。街道。「脇(ワキ)―」
(2)人や車がゆききすること。往来。「江戸との間を―する者」
おう-こ【往古】🔗⭐🔉
おう-こ ワウ― [1] 【往古】
〔古くは「おうご」とも〕
遠い過去。大昔。往昔。「―からのしきたり」
おう-さい【往歳】🔗⭐🔉
おう-さい ワウ― [0] 【往歳】
過ぎ去った年。往年。
おう-じ【往事】🔗⭐🔉
おう-じ ワウ― [1] 【往事】
過ぎ去った昔のこと。「―を追懐し以て無聊を消(シヨウ)す/花柳春話(純一郎)」
おう-じ【往時】🔗⭐🔉
おう-じ ワウ― [1] 【往時】
昔。以前。「城跡に―をしのぶ」
おうしゃ=諫(イサ)むべからず🔗⭐🔉
――諫(イサ)むべからず
〔「論語(微子)」より。「諫む」は,ただす,あらためる,の意〕
過ぎてしまったことは,どうすることもできない。
おう-じょう【往生】🔗⭐🔉
おう-じょう ワウジヤウ [1] 【往生】 (名)スル
(1)〔仏〕 この世を去って,他の世界に生まれ変わること。特に死後,極楽に往(イ)って生まれること。「極楽―」
(2)死ぬこと。「―を遂げる」「大―」
(3)抵抗などをあきらめること。断念すること。「いい加減に―しろ」
(4)打開策がみつからなくて非常に困ること。「英語が通じなくて―した」「立ち―」
(5)「圧状(オウジヨウ){(2)}」に同じ。「無理―」
おうじょう-きょう【往生経】🔗⭐🔉
おうじょう-きょう ワウジヤウキヤウ [0] 【往生経】
極楽往生を説いた教典。無量寿経・観無量寿経・阿弥陀経など。
おうじょう-ぎわ【往生際】🔗⭐🔉
おうじょう-ぎわ ワウジヤウギハ [0] 【往生際】
(1)死にぎわ。
(2)追いつめられてあきらめる時。また,その時の決断力や態度。「―が悪い」
おうじょう-こう【往生講】🔗⭐🔉
おうじょう-こう ワウジヤウカウ [0] 【往生講】
阿弥陀仏を本尊として行う法会。極楽往生を願って行う。
おうじょう-ずくめ【往生尽くめ】🔗⭐🔉
おうじょう-ずくめ ワウジヤウヅクメ [5] 【往生尽くめ】
脅して無理に承知させること。「月給引上を―に承知させる/社会百面相(魯庵)」
おうじょう-でん【往生伝】🔗⭐🔉
おうじょう-でん ワウジヤウ― [3] 【往生伝】
極楽往生を遂げた人々の伝記を集めた書物。「日本往生極楽記」「続本朝往生伝」など。
おうじょう-にん【往生人】🔗⭐🔉
おうじょう-にん ワウジヤウ― 【往生人】
(1)極楽往生を願う者。「いと軽々なる―なりや/大鏡(昔物語)」
(2)極楽往生した人。[日葡]
おうじょう-ば【往生場】🔗⭐🔉
おうじょう-ば ワウジヤウ― [0][5] 【往生場】
死に場所。往生どころ。
おうじょう-いん【往生院】🔗⭐🔉
おうじょう-いん ワウジヤウ
ン 【往生院】
(1)京都市右京区嵯峨にあった寺。法然(ホウネン)の弟子念仏房の草創という。平家物語では滝口入道・祇王・祇女・仏御前の隠棲(インセイ)の地とする。現在は,その跡に祇王寺が建てられている。
(2)東大阪市にある浄土宗の寺。岩滝山六万寺と号す。745年行基の開創。1349年楠木正行(クスノキマサツラ)が陣を置いた所。楠木父子の墓がある。楠公(ナンコウ)寺。
ン 【往生院】
(1)京都市右京区嵯峨にあった寺。法然(ホウネン)の弟子念仏房の草創という。平家物語では滝口入道・祇王・祇女・仏御前の隠棲(インセイ)の地とする。現在は,その跡に祇王寺が建てられている。
(2)東大阪市にある浄土宗の寺。岩滝山六万寺と号す。745年行基の開創。1349年楠木正行(クスノキマサツラ)が陣を置いた所。楠木父子の墓がある。楠公(ナンコウ)寺。
おうじょうこうしき【往生講式】🔗⭐🔉
おうじょうこうしき ワウジヤウカウシキ 【往生講式】
永観(ヨウカン)著。一巻。往生講の儀式作法を定めたもの。順次往生講式。阿弥陀講式。
おうじょうようしゅう【往生要集】🔗⭐🔉
おうじょうようしゅう ワウジヤウエウシフ 【往生要集】
三巻。源信著。985年成立。極楽往生に関する重要な文を集め,念仏の要旨と功徳を示したもの。日本の浄土教の思想的基礎となった。地獄に関する記述は広く民衆にまで影響を与えた。
おうじょうろんちゅう【往生論註】🔗⭐🔉
おうじょうろんちゅう ワウジヤウ― 【往生論註】
世親の「浄土論」の注解書。北魏の曇鸞(ドンラン)著。二巻。中国・日本の浄土思想に大きな影響を与えた。論註。浄土論註。
おう-せき【往昔】🔗⭐🔉
おう-せき ワウ― [0][1] 【往昔】
遠い昔。往古。おうじゃく。
ゆき-かい【行(き)交い・往き交い】🔗⭐🔉
ゆき-かい ―カヒ [2][3] 【行(き)交い・往き交い】
(1)ゆきかうこと。ゆきき。往来。「車の―」
(2)つきあい。交際。「三姉妹ともいふごとく,常に―なしけるが/人情本・辰巳園 4」
ゆき-か・う【行(き)交う・往き交う】🔗⭐🔉
ゆき-か・う ―カフ [3] 【行(き)交う・往き交う】 (動ワ五[ハ四])
(1)人や車などが往き来をする。通る。「車が激しく―・う道路」
(2)親しい人と互いの家を行き来する。交際する。いきかう。「少年時代に親しく―・った家」
(3)種々の物事が入れかわりつつ移って行く。「時うつり,ことさり,たのしびかなしび―・ふとも/古今(仮名序)」
(4)ある所へいつも行く。ある人のもとへ通う。「東路に―・ふ人にあらぬ身はいつかは越えむ相坂の関/後撰(恋三)」
ゆき-かえり【行(き)帰り・往き還り】🔗⭐🔉
ゆき-かえり ―カヘリ [0] 【行(き)帰り・往き還り】 (名)スル
ある場所へ向かって進むことと,そこからもとの方向へ戻ること。往復。いきかえり。「学校の―」
ゆき-かえ・る【行き返る・行き帰る・往き還る】🔗⭐🔉
ゆき-かえ・る ―カヘル 【行き返る・行き帰る・往き還る】 (動ラ四)
〔「ゆきがえる」とも〕
(1)去ったものがまた戻る。行ってまた帰る。「天雲の―・りなむものゆゑに/万葉 4242」
(2)年・月・日が過ぎ次の年・月・日になる。年・月・日が改まる。「あらたまの年―・り春立たば/万葉 4490」
ゆき-き【行(き)来・往き来】🔗⭐🔉
ゆき-き [2][0][3] 【行(き)来・往き来】 (名)スル
(1)行ったり来たりすること。往来。いきき。「人の―がとだえる」
(2)交際すること。いきき。「あの家とは昔から―している」
ゆき・く【往き来】🔗⭐🔉
ゆき・く 【往き来】 (動カ変)
行ったり来たりする。往来する。「真土山―・くと見らむ紀人ともしも/万葉 55」
ゆ・く【行く・往く】🔗⭐🔉
ゆ・く [0] 【行く・往く】 (動カ五[四])
(1)人・動物・乗り物が,移動する。話し手に近づく場合は「来る」という。(ア)人・動物・乗り物が,話し手のいる場所から遠くへ移動する。「これから銀行へ―・くところだ」「父は今,タバコを買いに―・っています」「まっすぐ―・けば駅へ出ます」(イ)人・動物・乗り物が,目的の地点に向かって進む。また至りつく。「京都を見たあと奈良へ―・く」「プールに泳ぎに―・く」「何度も神戸へ―・ったことがある」「大阪から九州へ―・く列車」(ウ)ある地点を通過する。往来する。「道―・く人々の服装もカラフルだ」「野―・き山―・き我来れど/万葉 4344」
(2)動作者が話し手とともに移動する。話し手を中心に考えたときは「来る」で表現することも可能。「映画を見に行くところなんだが,君も一緒に―・かないか」
(3)人・動物以外のものが,運ばれて移動する。話し手に近づく場合は「来る」という。(ア)手紙・通知・電話などがある地点に到達する。「該当者には役所から通知が―・くはずだ」(イ)風・匂いなどがある所に到達する。「風が―・かないように戸をしめる」
(4)学校の生徒や軍隊の兵士などになる。《行》「うちの次男は幼稚園に―・っています」「父は戦時中兵隊に―・っていました」
(5)(「嫁に行く」「養子に行く」などの形で)他の家へ移る。《行》「大阪へ嫁に―・った娘」
(6)去って帰らない。(ア)年月が経過する。「―・く春を惜しむ」「―・く年来る年」(イ)水が流れ去る。「―・く河の流れは絶えずして,しかももとの水にあらず/方丈記」
(7)ある方法・状態で,動作を開始する。「よし,この手で―・こう」「さあ,今日も元気で―・こう」「ではもう一度初めから―・こう(=初メカラヤリ直ソウ)」
(8)物事が進展・実現する。行われる。「こんどの実験はうまく―・った」「世の中はなかなか理屈どおりには―・かないものだ」「仕事が思うように―・かない」
(9)事態が進展して,ある段階に至る。《行》(ア)ある段階に至る。ある状態に達する。「きれい好きもあそこまで―・くと,潔癖を通りこしている」「社長とは―・かないまでも専務ぐらいにはなりたい」(イ)ある年齢に達する。「もっと年の―・った人だった」「年端(トシハ)も―・かない娘」(ウ)(「そこへ行くと」の形で)そういう点から考えると。「都会は道路が混雑して自動車があっても十分に使えない。そこへ―・くと,郊外では自動車があるとまことに便利だ」
(10)気持ちが,満足した状態になる。「満足の―・くような回答」「納得が―・くまで尋ねる」「心―・くまで楽しむ」
(11)(「…するわけに行かない(行かぬ)」の形で)しかるべき理由があって…することができない。《行》「本当の理由を話すわけには―・かない」「期日までに返さないわけに―・かない」
(12)性交において,快感が絶頂に達する。俗語的な言い方なので主に「いく」の形を用いる。
(13)(補助動詞)
(動詞の連用形または連用形に接続助詞「て(で)」を添えたものに付いて)(ア)話し手またはある問題や中心となっているものから遠ざかる意を表す。「船が沖へ出て―・く」「車はどんどん遠ざかって―・く」(イ)その傾向が増大する意を表す。「だんだんしぼんで―・く」「明け―・く空」(ウ)動作・状態の継続する意を表す。「万代に言ひ継ぎ―・かむ/万葉 4003」
[可能] ゆける
〔(1)同義の語に「いく」があり,上代から併用される。「ゆく」と「いく」は一般に同じ語の少し異なった語形とうけとられており,本辞典では,この「ゆく」の項で両方あわせて記述する。なお,現代語では,「いく」にくらべ,「ゆく」の方がより文章語的な感じをもつ。(2)原則として「ゆく」「いく」どちらの形も使えるが,「立ちゆく」「亡びゆく」「更けゆく」「消えゆく」,「ゆくえ」「ゆく末」「ゆくて」「ゆく春」「ゆくゆく(は)」などは普通,「いく」の形をとらない。(3)連用形の音便形は,現代語では「いく」の「いっ(て)」「いっ(た)」の形しか用いられない。ただし古くは「ゆく」にも音便形として「ゆい(て)」があった。(4)平安鎌倉時代の漢文訓読では「いく」の例はまれで,ほとんど「ゆく」が用いられた〕
おうおう【往々】(和英)🔗⭐🔉
おうじ【往時】(和英)🔗⭐🔉
おうじ【往時】
old times.
おうしん【往診】(和英)🔗⭐🔉
おうしん【往診】
a (doctor's) visit to a patient;→英和
a house[home]call.〜する visit patients in their homes.‖往診料 the doctor's fee for a visit.
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