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広辞苑の検索結果 (70)
いき‐かえり【行き帰り・往き還り】‥カヘリ🔗⭐🔉
いき‐かえり【行き帰り・往き還り】‥カヘリ
(→)「ゆきかえり」に同じ。
いって‐こい【行って来い・往って来い】🔗⭐🔉
いって‐こい【行って来い・往って来い】
①歌舞伎の舞台が回って、一度別の舞台面となり、再転してもとに戻ること。
②取引で、相場が上または下に動いた後、もとに戻ること。
③俗に、差引損得のないこと。
いな・す【去なす・往なす】🔗⭐🔉
いな・す【去なす・往なす】
〔他五〕
①人を行かせる。帰らせる。離縁する。狂言、今参「取り戻いて―・せ」
②相撲で、急に体をかわして相手をおよがせる。
③転じて、相手の攻撃・追及を軽くあしらう。「質問を―・す」
④愚弄する。悪口をいう。歌舞伎、韓人漢文手管始「コリヤ―・すな」
いに‐あし【往に足】🔗⭐🔉
いに‐あし【往に足】
立ち去ろうとする足つき。
○意に中るいにあたる
思っていた通りになる。意にかなう。
⇒い【意】
いに‐あと【往に跡】🔗⭐🔉
いに‐あと【往に跡】
①去ったあと。
②先妻の去ったあと。
⇒往に跡へ行くとも死に跡へ行くな
○往に跡へ行くとも死に跡へ行くないにあとへゆくともしにあとへゆくな
先妻を離縁したあとへ嫁ぐのはよいが、死別したあとへは、夫に亡妻への愛情が残っているから嫁ぐものではない。
⇒いに‐あと【往に跡】
○意に介しないいにかいしない
気にかけない。
⇒い【意】
○往に跡へ行くとも死に跡へ行くないにあとへゆくともしにあとへゆくな🔗⭐🔉
○往に跡へ行くとも死に跡へ行くないにあとへゆくともしにあとへゆくな
先妻を離縁したあとへ嫁ぐのはよいが、死別したあとへは、夫に亡妻への愛情が残っているから嫁ぐものではない。
⇒いに‐あと【往に跡】
いに‐がけ【往に掛・去に掛】🔗⭐🔉
いに‐がけ【往に掛・去に掛】
帰るついで。
⇒往に掛の駄賃
○往に掛の駄賃いにがけのだちん
帰りの空馬に人の荷物をつけて駄賃を取ることから、事のついでに物事をすることのたとえ。行きがけの駄賃。
⇒いに‐がけ【往に掛・去に掛】
○意に適ういにかなう
気に入る。満足する。意に添う。「意にかなった就職先」
⇒い【意】
○往に掛の駄賃いにがけのだちん🔗⭐🔉
○往に掛の駄賃いにがけのだちん
帰りの空馬に人の荷物をつけて駄賃を取ることから、事のついでに物事をすることのたとえ。行きがけの駄賃。
⇒いに‐がけ【往に掛・去に掛】
いに‐ざま【往に様】🔗⭐🔉
いに‐ざま【往に様】
立ち去る様子。立ち去ろうとする時。
いに‐し【往にし】🔗⭐🔉
いに‐し【往にし】
〔連体〕
過ぎ去った。昔の。いんじ。「―日」「―年」
い・ぬ【往ぬ・去ぬ】🔗⭐🔉
い・ぬ【往ぬ・去ぬ】
〔自ナ変〕
(近世後期、上方では四段に活用。関西方言に残る)
①行く。行ってしまう。去る。万葉集5「うぐひすそ鳴きて―・ぬなる」
②㋐過ぎ去る。時が経過する。万葉集11「相見ては千歳や―・ぬる」
㋑来る。大鏡道長「暮れの―・ぬるにやとおぼえて」
③死ぬ。〈字鏡集〉
④帰る。狂言、釣狐「愚僧が言ふ事をきかれて満足した。もはや―・なう」
⑤腐る。悪くなる。ことわざ臍の宿替「うどんもだしも―・んである」
いん‐さき【往前】🔗⭐🔉
いん‐さき【往前】
(イニサキの音便)往時。むかし。
いん‐じ【往んじ】🔗⭐🔉
いん‐じ【往んじ】
[一]〔連体〕
(往ニシの音便)過ぎ去った。平家物語7「義仲―年の秋、宿意を達せんがために旗をあげ剣をとつて」
[二]〔名〕
過ぎ去ったこと。往時。往事。太平記38「―をとがめずと申す事」
おう【往】ワウ🔗⭐🔉
おう【往】ワウ
行くこと。去ること。
おう‐おう【往往】ワウワウ🔗⭐🔉
おう‐おう【往往】ワウワウ
①くり返し起こるさま。また、くり返し行うさま。時々。まま。「―にして間違う」
②ところどころに物事があるさま。諸所方々。あちこち。
おう‐かん【往還】ワウクワン🔗⭐🔉
おう‐かん【往還】ワウクワン
(古くはオウゲンとも)
①ゆきかえり。往来。往復。
②ゆききする道。街道。「脇―」
おう‐けい【往詣】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐けい【往詣】ワウ‥
神仏に参詣すること。
おう‐こ【往古】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐こ【往古】ワウ‥
(古くはオウゴとも)遠い過去。おおむかし。平家物語7「彼の水海は―の淵にあらず」。日葡辞書「ワウゴカライマニイタルマデ」
おう‐こう【往航】ワウカウ🔗⭐🔉
おう‐こう【往航】ワウカウ
船や飛行機の、目的地に向かっての航行。
おう‐さい【往歳】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐さい【往歳】ワウ‥
過ぎ去った年。往年。
おう‐じ【往事】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐じ【往事】ワウ‥
過去の事がら。また、昔のしきたり。
おう‐じ【往時】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐じ【往時】ワウ‥
過ぎ去った時。昔。「―を追懐する」
おう‐じつ【往日】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐じつ【往日】ワウ‥
過ぎ去った日。むかし。
おう‐しゃ【往者】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐しゃ【往者】ワウ‥
①去り行くもの。
②(「者」は助字)過ぎ去った事。昔。往時。
⇒往者諫むべからず、来者猶追うべし
○往者諫むべからず、来者猶追うべしおうしゃいさむべからずらいしゃなおおうべし🔗⭐🔉
○往者諫むべからず、来者猶追うべしおうしゃいさむべからずらいしゃなおおうべし
[論語微子]過ぎ去った事は取り返しがつかないが、これから先の事は心がけ次第でどうにでも改めることができる。
⇒おう‐しゃ【往者】
おう‐しゃく【応迹】
(オウジャクとも)〔仏〕(応化垂迹おうげすいじゃくのこと)仏・菩薩が衆生を救うためにいろいろに姿をかえて出現した身。垂迹の身。
おう‐じゃく【尫弱】ワウ‥
①かよわいこと。古今著聞集16「―の体にて、物くひてゐたりけるが」
②少ないこと。〈下学集〉
③貧乏なこと。徒然草「―の官人」
おう‐じゃく【往昔】ワウ‥
⇒おうせき。〈伊呂波字類抄〉
おう‐じゃく【横笛】ワウヂヤク
(呉音)
⇒ようじょう
おうしゃ‐じょう【王舎城】ワウ‥ジヤウ
(梵語Rājagṛha)古代、中インドにあったマガダ国の首都で頻婆娑羅びんばしゃら王・阿闍世あじゃせ王の居城。釈尊入滅直後、城外で仏典の第一結集を行なった。近くに霊鷲山りょうじゅせんがある。パトナ市南南東ビハール州にあるラージギールはその遺址。ラージャグリハ。
おう‐しゅ【王種】ワウ‥
帝王の血統。
おう‐しゅ【応手】
囲碁・将棋で、相手の打った手に応じて打つ手。一般に、物事の対策。
おう‐しゅ【黄酒】ワウ‥
中国酒の一種。糯米もちごめなど穀物を原料とし、麯子きくしを用いて製した淡褐色ないし黒褐色の醸造酒。ホワンチュウ。
おう‐しゅ【横主】ワウ‥
(「横竪おうじゅ」から)声明しょうみょうや謡曲などで、太く強く男性的な声と細く弱く女性的な声。
おう‐じゅ【応需】
需要・要求に応ずること。「入院―」
おう‐じゅ【横竪】ワウ‥
①よことたて。
②空間と時間。
③〔仏〕他力と自力。→二双四重にそうしじゅう。
④能や声明しょうみょうの古用語。太く安定した発声法を横の声、細く感情的な発声法を竪の声という。世阿弥は、両者を交ぜて謡う謡を相音あいおんと呼んで、よしとした。申楽談儀「曲舞くせまいには―と分けて謡ふと先づ心得べし」
おう‐しゅう【応酬】‥シウ
①互いにやりあうこと。やりとりをすること。「相手の罵声に―する」「議論の―」「杯の―」
②手紙や詩歌の返し。返事、また、返歌。
おう‐しゅう【押収】アフシウ
証拠物または没収すべき物の占有を取得する刑事上の処分。強制力を用いる差押えと、任意に提出された物などについて強制力を用いない領置とがある。裁判所の提出命令をも含む。
おう‐しゅう【欧州】‥シウ
欧羅巴ヨーロッパ州の略。
⇒おうしゅう‐いいんかい【欧州委員会】
⇒おうしゅう‐うちゅう‐きかん【欧州宇宙機関】
⇒おうしゅう‐ぎかい【欧州議会】
⇒おうしゅう‐きょうどうたい【欧州共同体】
⇒おうしゅう‐けいざい‐きょうどうたい【欧州経済共同体】
⇒おうしゅう‐けいざいきょうりょく‐きこう【欧州経済協力機構】
⇒おうしゅう‐けっさい‐どうめい【欧州決済同盟】
⇒おうしゅう‐けんぽう‐じょうやく【欧州憲法条約】
⇒おうしゅう‐じゆうぼうえき‐れんごう【欧州自由貿易連合】
⇒おうしゅう‐せきたん‐てっこう‐きょうどうたい【欧州石炭鉄鋼共同体】
⇒おうしゅう‐たいせん【欧州大戦】
⇒おうしゅう‐ちゅうおう‐ぎんこう【欧州中央銀行】
⇒おうしゅう‐つうか‐きょうてい【欧州通貨協定】
⇒おうしゅう‐つうか‐せいど【欧州通貨制度】
⇒おうしゅう‐つうか‐たんい【欧州通貨単位】
⇒おうしゅう‐ひょうぎ‐かい【欧州評議会】
⇒おうしゅう‐ふっこうかいはつ‐ぎんこう【欧州復興開発銀行】
⇒おうしゅう‐ふっこう‐けいかく【欧州復興計画】
⇒おうしゅう‐れんごう【欧州連合】
⇒おうしゅう‐れんごう‐じょうやく【欧州連合条約】
おう‐しゅう【奥州】アウシウ
①陸奥むつ国の別称。昔の勿来なこそ・白河関以北で、今の福島・宮城・岩手・青森の4県と秋田県の一部に当たる。1869年(明治元年12月)磐城・岩代・陸前・陸中・陸奥の5カ国に分割。
②岩手県の内陸南部、北上川中流に位置する市。稲作を中心とした農業のほか、商工業も盛ん。人口13万。
⇒おうしゅう‐かいどう【奥州街道】
⇒おうしゅう‐かっせん【奥州合戦】
⇒おうしゅう‐かんれい【奥州管領】
⇒おうしゅう‐そうぶぎょう【奥州総奉行】
⇒おうしゅう‐たんだい【奥州探題】
⇒おうしゅう‐ふじわらし【奥州藤原氏】
おう‐しゆう【王子猷】ワウ‥イウ
⇒おうきし(王徽之)
おう‐じゅう【王充】ワウ‥
後漢の学者。字は仲任。会稽上虞(浙江上虞)の人。諸子百家の言に通達。「論衡」30巻を著した。反俗精神に徹し、虚妄を憎み真実を愛した。(27〜101?)
おう‐じゅう【王戎】ワウ‥
西晋の重臣。山東臨沂の人。竹林の七賢の一人。清談を広め、蓄財を楽しんだ。(234〜305)
おうしゅうあだちがはら【奥州安達原】アウシウ‥
浄瑠璃。近松半二ほか合作の時代物。1762年(宝暦12)初演。前九年の役後、安倍貞任さだとう・宗任むねとう兄弟が再挙に苦心することと、能の「安達原」の鬼女伝説と「善知鳥うとう」とを配合して脚色。3段目切「袖萩祭文」、4段目切「一つ家」が名高い。後に歌舞伎化。
おうしゅう‐いいんかい【欧州委員会】‥シウヰヰンクワイ
(European Commission)EUの行政機関。各加盟国から1名の委員が任命される。
⇒おう‐しゅう【欧州】
おうしゅう‐うちゅう‐きかん【欧州宇宙機関】‥シウ‥チウ‥クワン
(European Space Agency)欧州17カ国が参加する宇宙開発機関。1975年、10カ国で設立。本部はパリ。ESA
⇒おう‐しゅう【欧州】
おうしゅう‐かいどう【奥州街道】アウシウ‥ダウ
五街道の一つ。江戸千住から奥州白河に至る街道(奥州道中)。一般には陸奥三厩みうまやまでの街道を指す。
⇒おう‐しゅう【奥州】
おうしゅう‐かっせん【奥州合戦】アウシウ‥
1189年(文治5)源義経をかくまった藤原泰衡の罪を責めて、源頼朝が、奥州藤原氏の本拠平泉をついてこれを討ち滅ぼした戦役。奥州征伐。
⇒おう‐しゅう【奥州】
おうしゅう‐かんれい【奥州管領】アウシウクワン‥
(→)奥州探題に同じ。
⇒おう‐しゅう【奥州】
おうしゅう‐ぎかい【欧州議会】‥シウ‥クワイ
EUの主要機関の一つ。加盟国市民の直接選挙により選ばれた議員により構成され、EC時代の1979年以来5年ごとに選挙を実施。EUの立法過程に深く関与する。
⇒おう‐しゅう【欧州】
おうしゅう‐きょうどうたい【欧州共同体】‥シウ‥
(→)ECに同じ。
⇒おう‐しゅう【欧州】
おうしゅう‐けいざい‐きょうどうたい【欧州経済共同体】‥シウ‥
(→)EECに同じ。
⇒おう‐しゅう【欧州】
おうしゅう‐けいざいきょうりょく‐きこう【欧州経済協力機構】‥シウ‥ケフ‥
(→)OEECに同じ。
⇒おう‐しゅう【欧州】
おうしゅう‐けっさい‐どうめい【欧州決済同盟】‥シウ‥
1950年、西欧18カ国が各国相互間の収支の多角的清算のため設けた機構。欧州支払同盟。EPU→欧州通貨協定。
⇒おう‐しゅう【欧州】
おうしゅう‐けんぽう‐じょうやく【欧州憲法条約】‥シウ‥パフデウ‥
(→)EU憲法条約に同じ。
⇒おう‐しゅう【欧州】
おうしゅう‐じゆうぼうえき‐れんごう【欧州自由貿易連合】‥シウ‥イウ‥ガフ
1960年、イギリスなど欧州7カ国によって設立された経済統合体。域内での自由貿易を目指した。多くがECやEUへの加盟により脱退、現在スイス・アイスランド・ノルウェー・リヒテンシュタインにより構成。エフタ(EFTA)。
⇒おう‐しゅう【欧州】
おうしゅう‐せきたん‐てっこう‐きょうどうたい【欧州石炭鉄鋼共同体】‥シウ‥カウ‥
1951年、フランス・西ドイツ・イタリア・ベルギー・オランダ・ルクセンブルクの6カ国によって設立された石炭と鉄鋼の共同市場。生産・価格・競争・労働などの条件を加盟国の共同管理にすることを目的とする。ECSC→EC
⇒おう‐しゅう【欧州】
おうしゅう‐そうぶぎょう【奥州総奉行】アウシウ‥ギヤウ
鎌倉幕府の職名。陸奥の御家人を統率するため、奥州合戦の直後、葛西清重が任ぜられたのに始まる。
⇒おう‐しゅう【奥州】
おうしゅう‐たいせん【欧州大戦】‥シウ‥
第一次世界大戦の別称。
⇒おう‐しゅう【欧州】
おうしゅう‐たんだい【奥州探題】アウシウ‥
室町幕府の地方行政機関。陸奥を鎮撫し民政を取り扱った。足利尊氏が石塔義房に任じ北畠氏を抑圧させたのに始まり、のち斯波氏の世襲。奥州管領。→羽州探題
⇒おう‐しゅう【奥州】
おうしゅう‐ちゅうおう‐ぎんこう【欧州中央銀行】‥シウ‥アウ‥カウ
(European Central Bank)EU加盟国の金融政策を統括する中央銀行。1998年設立。本部フランクフルト。ECB
⇒おう‐しゅう【欧州】
おうしゅう‐つうか‐きょうてい【欧州通貨協定】‥シウ‥クワケフ‥
1958年、西欧諸国の通貨交換性回復に伴い、欧州決済同盟に代わって発足した欧州の貿易支払機関。73年、OECD加盟国による新協定の発効によって発展的に解消。EMA
⇒おう‐しゅう【欧州】
おうしゅう‐つうか‐せいど【欧州通貨制度】‥シウ‥クワ‥
(→)EMS1に同じ。
⇒おう‐しゅう【欧州】
おうしゅう‐つうか‐たんい【欧州通貨単位】‥シウ‥クワ‥ヰ
(→)エキュ(ECU)に同じ。
⇒おう‐しゅう【欧州】
おうしゅう‐ひょうぎ‐かい【欧州評議会】‥シウヒヤウ‥クワイ
1949年、人権、民主主義、法の支配の実現のためその価値観を共有する西欧10カ国が協調の拡大を目的として設置した国際機関。本部ストラスブール。
⇒おう‐しゅう【欧州】
おうしゅう‐ふじわらし【奥州藤原氏】アウシウフヂハラ‥
平安後期、平泉を拠点として睦奥・出羽を支配した豪族。もと亘理わたり氏。初代清衡以降、1189年に4代泰衡が源頼朝に滅ぼされるまで続いた。
⇒おう‐しゅう【奥州】
おうしゅう‐ふっこうかいはつ‐ぎんこう【欧州復興開発銀行】‥シウフク‥カウ
国際開発金融機関の一つ。旧ソ連・東欧諸国の市場経済への移行を支援する目的で、1991年設立。本部ロンドン。EBRD
⇒おう‐しゅう【欧州】
おうしゅう‐ふっこう‐けいかく【欧州復興計画】‥シウフク‥クワク
(European Recovery Plan)第二次大戦後の荒廃した欧州の経済復興援助のためのアメリカによる援助計画。1947年マーシャル国務長官が発表。マーシャル‐プラン。
⇒おう‐しゅう【欧州】
おう‐じゅうよう【王重陽】ワウヂユウヤウ
金代の道士。全真教の開祖。1159年道士となり、名を中孚から喆てつと改めて重陽子と号した。馬丹陽・丘長春らと教団を確立。(1113〜1170)
おうしゅう‐れんごう【欧州連合】‥シウ‥ガフ
(→)EUに同じ。
⇒おう‐しゅう【欧州】
おうしゅう‐れんごう‐じょうやく【欧州連合条約】‥シウ‥ガフデウ‥
EUの基本条約。1993年のマーストリヒト条約に始まり、99年(アムステルダム条約)、2003年(ニース条約)と改正を重ねる。
⇒おう‐しゅう【欧州】
おう‐しゅく【王粛】ワウ‥
三国の魏の学者。字は子雍。その学は鄭玄に反対し、書経・詩経・論語・三礼・左氏伝などの諸経の注解を著す。「孔子家語」「偽古文尚書」はその偽作という。(195〜256)
おう‐じゅく【黄熟】ワウ‥
稲・麦・粟などの穂が実って黄金色になること。
⇒おうじゅく‐こう【黄熟香】
おうじゅく‐こう【黄熟香】ワウ‥カウ
香の一種。極上の伽羅きゃら。蘭奢待らんじゃたい。
⇒おう‐じゅく【黄熟】
おうしゅく‐ばい【鶯宿梅】アウ‥
村上天皇朝の故事。清涼殿の梅が枯れたので、紀貫之の娘紀内侍の庭の紅梅を移植させたところ、「勅なればいともかしこし鶯の宿はと問はばいかが答へむ」という歌がつけてあったので、天皇は梅を返したという。また、その梅をいう。(大鏡・拾遺和歌集・十訓抄に見える)
おう‐しゅじん【王守仁】ワウ‥
⇒おうようめい(王陽明)
おうじゅ‐ほうしょう【黄綬褒章】ワウ‥シヤウ
業務に精励して人々の模範たるべき者に与えられる褒章。黄色の綬で佩用。
おう‐しょ【押書】アフ‥
⇒あっしょ
おう‐じょ【王女】ワウヂヨ
①王の娘。また、皇女。
②内親王宣下のない皇族の女子。女王。おうにょ。
おう‐じょ【皇女】ワウヂヨ
天皇の娘。ひめみこ。こうじょ。↔皇子
おう‐しょう【王将】ワウシヤウ
将棋の駒の名。主将に当たり、他の駒はこれを守護する。前後・左右と斜めに1枡ずつ動ける。相手に攻められて動けなくなった方が負けとなる。駒ひと組の内、一方の王将は玉将ぎょくしょうと呼ばれ、王将は上手うわてがもつ。王。玉。
おうしょう【王将】ワウシヤウ
北条秀司作の戯曲。棋士坂田三吉の生涯を描く。3部から成り、1947〜51年新国劇の辰巳柳太郎主演で初演。
おう‐しょう【応召】‥セウ
召しに応ずること。特に、在郷軍人が召集に応じて指定の地に参集すること。
おう‐しょう【応唱】‥シヤウ
礼拝やミサの際、司祭の朗詠に応じて合唱隊や会衆が唱和して歌う歌曲。
おう‐しょう【応詔】‥セウ
①詔に応ずること。
②勅命によって詩歌を詠むこと。
おう‐しょう【応鐘】
①〔音〕中国の音名の一つ。中国の十二律で最高の音。日本の十二律の上無かみむに相当。→十二律(表)。
②陰暦10月の異称。
おう‐しょう【殴傷】‥シヤウ
なぐって傷つけること。また、その傷。
おう‐しょう【鞅掌】アウシヤウ
(背に荷にない、手に捧げる意)いそがしく働いて暇のないこと。
おう‐じょう【王城】ワウジヤウ
帝王の住む城。王宮。また、都。
おう‐じょう【圧状】アフジヤウ
①人をおどして無理に書かせた文書。
②(「往生」と書く)無理におしつけて承知させること。「無理―」
⇒おうじょう‐ずくめ【圧状竦め】
おう‐じょう【往生】ワウジヤウ
①〔仏〕この世を去って他の世界に生まれかわること。特に、極楽浄土に生まれること。日本霊異記上「父母に孝養すれば、浄土に―す」
②死ぬこと。「大―」
③あきらめてじっとしていること。どうにもしようがなくなること。閉口。「停電で―した」
④⇒おうじょう(圧状)2。
⇒おうじょう‐ぎわ【往生際】
⇒おうじょう‐こう【往生講】
⇒おうじょう‐でん【往生伝】
⇒おうじょう‐どころ【往生所】
⇒おうじょう‐にん【往生人】
⇒おうじょう‐ば【往生場】
おうじょう【皇麞】ワウジヤウ
雅楽の唐楽、平調ひょうじょうの舞楽曲。祝賀の際の曲。舞は現在伝わらない。
おうじょう‐いん【往生院】ワウジヤウヰン
①京都市右京区嵯峨清涼寺の西にあった浄土宗の尼寺。今はその地に真言宗の祇王寺ぎおうじがある。承元(1207〜1211)年間、法然の弟子念仏房の開基。平清盛の寵愛した祇王・祇女・仏御前が隠遁したので有名。
②東大阪市枚岡ひらおかにある浄土宗の寺。六万寺。745年(天平17)行基の創建。南北朝時代には楠木正行の陣所となり兵火で焼失。1654年(承応3)浄泉を開山として再興。俗称は楠公寺。
おうじょう‐ぎわ【往生際】ワウジヤウギハ
①死にぎわ。
②ぎりぎりのところまで追いつめられたとき。また、そのときの態度。「―がわるい」
⇒おう‐じょう【往生】
おう‐しょうくん【王昭君】ワウセウ‥
前漢の元帝の宮女。名を嬙しょう、字を昭君という(一説に名を昭君、字を嬙とも)。元帝の命で前33年に匈奴きょうどの呼韓邪単于こかんやぜんうに嫁し、夫の死後その子の妻となったという。中国王朝の政策の犠牲となった女性の代表として文学・絵画の題材となった。元曲「漢宮秋」はその代表。
おうじょう‐こう【往生講】ワウジヤウカウ
阿弥陀仏を念じて極楽往生を願う仏事。阿弥陀講。
⇒おう‐じょう【往生】
おうじょうじゅういん【往生拾因】ワウジヤウジフ‥
永観が康和年間(1099〜1104)に著した仏書。1巻。一心に阿弥陀念仏を称名しょうみょうすれば必ず往生できる理由を10項目にわたって言及し、称名念仏を勧める。
おうじょう‐ずくめ【圧状竦め】アフジヤウ‥
おどしつけて無理に承知させること。浄瑠璃、ひらかな盛衰記「―の弁慶出立」
⇒おう‐じょう【圧状】
おうじょう‐でん【往生伝】ワウジヤウ‥
極楽往生した人々の伝記を集めた書物。
⇒おう‐じょう【往生】
おうじょう‐どころ【往生所】ワウジヤウ‥
死に場所。
⇒おう‐じょう【往生】
おうじょう‐にん【往生人】ワウジヤウ‥
極楽往生をとげた人。また、極楽往生ができる人。
⇒おう‐じょう【往生】
おう‐しょうは【王小波】ワウセウ‥
(Wang Xiaobo)中国の小説家・随筆家。北京生れ。文革の経験と経済成長とをユーモラスかつ思弁的に描いた。作「黄金時代」「沈黙的大多数」。(1952〜1997)
おうじょう‐ば【往生場】ワウジヤウ‥
往生どころ。
⇒おう‐じょう【往生】
おうじょうようしゅう【往生要集】ワウジヤウエウシフ
仏書。源信の著。3巻または6巻。985年(寛和1)成る。経論中から往生の要文を抜粋し、念仏を勧めたもの。文学・芸術に大きな影響を与えた。
→文献資料[往生要集]
おう‐しょうれい【王昌齢】ワウシヤウ‥
盛唐の詩人。字は少伯。京兆長安(陝西西安)の人。任地にちなみ、王江寧・王竜標とも呼ぶ。七言絶句にすぐれ、辺塞詩・閨怨詩・離別詩に名作が多い。著「王昌齢集」。(698〜755頃)
おうじょうろんちゅう【往生論註】ワウジヤウ‥
仏書。北魏の僧、曇鸞どんらんの著。2巻。無量寿経論註・浄土論註・論註ともいう。世親著・菩提流支訳の「往生論」の注釈書で、中国・日本の浄土思想に大きな影響を与えた。
おう‐しょく【黄色】ワウ‥
(コウショクとも)きいろ。
⇒おうしょく‐かやく【黄色火薬】
⇒おうしょく‐しょくぶつ【黄色植物】
⇒おうしょく‐じんしゅ【黄色人種】
⇒おうしょく‐しんぶん【黄色新聞】
おうしょく‐かやく【黄色火薬】ワウ‥クワ‥
ピクリン酸を主体とする黄色の火薬。黒色火薬よりも爆発力が大きい。
⇒おう‐しょく【黄色】
おうしょく‐しょくぶつ【黄色植物】ワウ‥
クロロフィルaとcを含む黄色の葉緑体を持つ植物の総称。遊泳する細胞は2本の鞭毛を持つ。珪藻・ラフィド藻・黄金色藻・黄緑藻・褐藻・ハプト藻などが含まれる。有色植物。クロモファイト。
⇒おう‐しょく【黄色】
おうしょく‐じんしゅ【黄色人種】ワウ‥
皮膚の色が淡褐色ないし黄褐色の人種。中国人・日本人などアジア蒙古人種を指す。→モンゴロイド。
⇒おう‐しょく【黄色】
おうしょく‐しんぶん【黄色新聞】ワウ‥
俗受けを主とする新聞。アメリカでこの種の新聞が多く黄色紙を用いた。イエロー‐ペーパー。
⇒おう‐しょく【黄色】
おう‐しょっき【黄蜀葵】ワウシヨク‥
〔植〕トロロアオイの漢名。〈[季]夏〉
おう・じる【応じる】
〔自上一〕
「応ずる」に同じ。
おう‐じゃく【往昔】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐じゃく【往昔】ワウ‥
⇒おうせき。〈伊呂波字類抄〉
おう‐じょう【圧状】アフジヤウ🔗⭐🔉
おう‐じょう【圧状】アフジヤウ
①人をおどして無理に書かせた文書。
②(「往生」と書く)無理におしつけて承知させること。「無理―」
⇒おうじょう‐ずくめ【圧状竦め】
おう‐じょう【往生】ワウジヤウ🔗⭐🔉
おう‐じょう【往生】ワウジヤウ
①〔仏〕この世を去って他の世界に生まれかわること。特に、極楽浄土に生まれること。日本霊異記上「父母に孝養すれば、浄土に―す」
②死ぬこと。「大―」
③あきらめてじっとしていること。どうにもしようがなくなること。閉口。「停電で―した」
④⇒おうじょう(圧状)2。
⇒おうじょう‐ぎわ【往生際】
⇒おうじょう‐こう【往生講】
⇒おうじょう‐でん【往生伝】
⇒おうじょう‐どころ【往生所】
⇒おうじょう‐にん【往生人】
⇒おうじょう‐ば【往生場】
おうじょう‐いん【往生院】ワウジヤウヰン🔗⭐🔉
おうじょう‐いん【往生院】ワウジヤウヰン
①京都市右京区嵯峨清涼寺の西にあった浄土宗の尼寺。今はその地に真言宗の祇王寺ぎおうじがある。承元(1207〜1211)年間、法然の弟子念仏房の開基。平清盛の寵愛した祇王・祇女・仏御前が隠遁したので有名。
②東大阪市枚岡ひらおかにある浄土宗の寺。六万寺。745年(天平17)行基の創建。南北朝時代には楠木正行の陣所となり兵火で焼失。1654年(承応3)浄泉を開山として再興。俗称は楠公寺。
おうじょう‐ぎわ【往生際】ワウジヤウギハ🔗⭐🔉
おうじょう‐ぎわ【往生際】ワウジヤウギハ
①死にぎわ。
②ぎりぎりのところまで追いつめられたとき。また、そのときの態度。「―がわるい」
⇒おう‐じょう【往生】
おうじょう‐こう【往生講】ワウジヤウカウ🔗⭐🔉
おうじょう‐こう【往生講】ワウジヤウカウ
阿弥陀仏を念じて極楽往生を願う仏事。阿弥陀講。
⇒おう‐じょう【往生】
おうじょうじゅういん【往生拾因】ワウジヤウジフ‥🔗⭐🔉
おうじょうじゅういん【往生拾因】ワウジヤウジフ‥
永観が康和年間(1099〜1104)に著した仏書。1巻。一心に阿弥陀念仏を称名しょうみょうすれば必ず往生できる理由を10項目にわたって言及し、称名念仏を勧める。
おうじょう‐でん【往生伝】ワウジヤウ‥🔗⭐🔉
おうじょう‐でん【往生伝】ワウジヤウ‥
極楽往生した人々の伝記を集めた書物。
⇒おう‐じょう【往生】
おうじょう‐どころ【往生所】ワウジヤウ‥🔗⭐🔉
おうじょう‐どころ【往生所】ワウジヤウ‥
死に場所。
⇒おう‐じょう【往生】
おうじょう‐にん【往生人】ワウジヤウ‥🔗⭐🔉
おうじょう‐にん【往生人】ワウジヤウ‥
極楽往生をとげた人。また、極楽往生ができる人。
⇒おう‐じょう【往生】
おうじょう‐ば【往生場】ワウジヤウ‥🔗⭐🔉
おうじょう‐ば【往生場】ワウジヤウ‥
往生どころ。
⇒おう‐じょう【往生】
おうじょうようしゅう【往生要集】ワウジヤウエウシフ🔗⭐🔉
おうじょうようしゅう【往生要集】ワウジヤウエウシフ
仏書。源信の著。3巻または6巻。985年(寛和1)成る。経論中から往生の要文を抜粋し、念仏を勧めたもの。文学・芸術に大きな影響を与えた。
→文献資料[往生要集]
おうじょうろんちゅう【往生論註】ワウジヤウ‥🔗⭐🔉
おうじょうろんちゅう【往生論註】ワウジヤウ‥
仏書。北魏の僧、曇鸞どんらんの著。2巻。無量寿経論註・浄土論註・論註ともいう。世親著・菩提流支訳の「往生論」の注釈書で、中国・日本の浄土思想に大きな影響を与えた。
おう‐しん【往信】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐しん【往信】ワウ‥
こちらの側から送る、往きの通信。↔返信
おう‐しん【往診】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐しん【往診】ワウ‥
医師が患者の家に行って診察すること。「―を頼む」↔宅診
おう‐せき【往昔】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐せき【往昔】ワウ‥
過ぎ去ったむかし。いにしえ。往古。おうじゃく。
おう‐そう【往相】ワウサウ🔗⭐🔉
おう‐そう【往相】ワウサウ
〔仏〕此土しどから浄土へ行くこと。↔還相げんそう。
⇒おうそう‐えこう【往相回向】
おうそう‐えこう【往相回向】ワウサウヱカウ🔗⭐🔉
おうそう‐えこう【往相回向】ワウサウヱカウ
自分の功徳を一切の衆生しゅじょうにめぐらし施して、共に浄土に往生できるように願うこと。浄土真宗では、阿弥陀如来が、極楽に往生する功徳を衆生に施すとする。↔還相回向
⇒おう‐そう【往相】
おう‐だい【往代】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐だい【往代】ワウ‥
いにしえ。往昔。〈伊呂波字類抄〉
おう‐ねん【往年】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐ねん【往年】ワウ‥
過ぎ去った年。昔。先年。「―の大投手」
おう‐ばん【往反】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐ばん【往反】ワウ‥
⇒おうへん(往返)。今昔物語集9「―する人存する事無しと云へども」
おう‐ふく【往復】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐ふく【往復】ワウ‥
①行ってまた戻ること。行きと帰り。ゆきき。「家と会社とを―する」
②ことばや手紙のやりとり。書言字考節用集「往復、ワウフク、問対之義」
③交際。
⇒おうふく‐あっしゅくき【往復圧縮機】
⇒おうふく‐きかん【往復機関】
⇒おうふく‐きっぷ【往復切符】
⇒おうふく‐そうふうき【往復送風機】
⇒おうふく‐だい【往復台】
⇒おうふく‐はがき【往復葉書】
⇒おうふく‐ポンプ【往復ポンプ】
おうふく‐あっしゅくき【往復圧縮機】ワウ‥🔗⭐🔉
おうふく‐あっしゅくき【往復圧縮機】ワウ‥
ピストンの往復運動によって気体を圧縮する機械。
⇒おう‐ふく【往復】
おうふく‐きかん【往復機関】ワウ‥クワン🔗⭐🔉
おうふく‐きかん【往復機関】ワウ‥クワン
蒸気またはガスなどによってピストンを往復運動させ、これを回転運動に変換する原動機。内燃機関・蒸気機関はこれに属する。往復動機関。
⇒おう‐ふく【往復】
おうふく‐きっぷ【往復切符】ワウ‥🔗⭐🔉
おうふく‐きっぷ【往復切符】ワウ‥
往復の乗車・乗船等をするための切符。
⇒おう‐ふく【往復】
おうふく‐そうふうき【往復送風機】ワウ‥🔗⭐🔉
おうふく‐そうふうき【往復送風機】ワウ‥
往復圧縮機のうち、圧力が低く送風用として用いられるもの。
⇒おう‐ふく【往復】
おうふく‐だい【往復台】ワウ‥🔗⭐🔉
おうふく‐だい【往復台】ワウ‥
〔機〕(carriage)旋盤で刃物に送りを与える装置。刃物台・サドル・エプロンから成り、ベッド上を往復する。
⇒おう‐ふく【往復】
おうふく‐はがき【往復葉書】ワウ‥🔗⭐🔉
おうふく‐はがき【往復葉書】ワウ‥
発信用と返信用とを一続きにした郵便葉書。
⇒おう‐ふく【往復】
おうふく‐ポンプ【往復ポンプ】ワウ‥🔗⭐🔉
おうふく‐ポンプ【往復ポンプ】ワウ‥
シリンダーの中をピストンまたはプランジャーが往復して、液体を吸い込み送り出す構造のポンプ。
⇒おう‐ふく【往復】
おう‐へん【往返・往反】ワウ‥🔗⭐🔉
おう‐へん【往返・往反】ワウ‥
行きと帰り。行き来。往復。おうばん。平家物語1「京中に満ち満ちて―しけり」
おう‐ほう【往訪】ワウハウ🔗⭐🔉
おう‐ほう【往訪】ワウハウ
人をたずねて行くこと。訪問。↔来訪
おうもう‐にち【往亡日】ワウマウ‥🔗⭐🔉
おうもう‐にち【往亡日】ワウマウ‥
暦注の凶日の一つ。立春から7日目など、1年に12日あり、元服・出陣・旅行・移転などを忌むという日。おうもう。東鑑51「―也、其憚り有るべし」
ゆき【行き・往き】🔗⭐🔉
ゆき【行き・往き】
(イキとも)
①行くこと。歩み進むこと。また、旅行すること。旅。古事記下「君が―日け長くなりぬ」
②目的の地に向かって出て行くこと。また、その道程。往路。ゆきみち。「―はよいよい帰りはこわい」「岡山発東京―」↔帰り
⇒行き大名の帰り乞食
ゆき‐かい【行き交い・往き交い】‥カヒ🔗⭐🔉
ゆき‐かい【行き交い・往き交い】‥カヒ
行きかうこと。ゆきき。往来。
⇒ゆきかい‐じ【行き交い路】
ゆき‐か・う【行き交う・往き交う】‥カフ🔗⭐🔉
ゆき‐か・う【行き交う・往き交う】‥カフ
〔自五〕
あるものは行き、あるものは来る。行ったり来たりする。また、行き通う。源氏物語桐壺「御使の―・ふほどもなきに」
ゆき‐かえり【行き帰り・往き還り】‥カヘリ🔗⭐🔉
ゆき‐かえり【行き帰り・往き還り】‥カヘリ
ゆきとかえり。往復。いきかえり。
ゆき‐かえ・る【行き帰る・往き還る】‥カヘル🔗⭐🔉
ゆき‐かえ・る【行き帰る・往き還る】‥カヘル
〔自五〕
①出て行って、また、かえる。ゆききする。万葉集6「―・り常にわが見し香椎潟」
②年月など、古いものが去って、またあらたにやってくる。万葉集20「あらたまの年―・り春立たば」
ゆき‐き【行き来・往き来】🔗⭐🔉
ゆき‐き【行き来・往き来】
(イキキとも)
①行くことと来ること。行ったり来たりすること。往来。「―がはげしい」
②交際。つきあい。「―が絶える」
ゆき・く【行き来・往き来】🔗⭐🔉
ゆき・く【行き来・往き来】
〔自カ変〕
行ったり来たりする。往来する。通行する。万葉集1「まつち山―・くと見らむ紀人きひとともしも」
ゆ・く【行く・往く・逝く】🔗⭐🔉
ゆ・く【行く・往く・逝く】
〔自五〕
(奈良・平安時代からイクと併存。平安・鎌倉時代の漢文訓読ではほとんどユクを使い、イクの例はきわめて稀)
①現在いる地点から出発して向うの方へ進行・移動する。
㋐前方へ向かって進む。離れ去る。万葉集15「真楫まかじ貫ぬき船し―・かずは見れど飽かぬまりふの浦に宿りせましを」。「―・けども―・けども山の中」
㋑目的地に向かい進む。出向く。古事記中「いざ子ども野蒜摘みに蒜摘みにわが―・く道の」。「外国へ―・く船」
㋒目的の所に到達する。とどく。万葉集5「家に―・きて如何にか吾がせむ枕づく妻屋さぶしく思ほゆべしも」。「もうじき知らせが―・くはずです」
㋓ある段階に達する。「そこまで―・けば玄人だ」
㋔(「そこへ―・くと」「そこへ―・けば」の形で)その点から考える。「そこへ―・くと日本は狭い」
②ある所を通過して進む。
㋐通り過ぎる。通行する。古事記中「浜つ千鳥浜よは―・かず磯伝ふ」。「道―・く人」「―・く雁」
㋑水が流れ去る。また、風が吹き渡る。斉明紀「飛鳥川みなぎらひつつ―・く水の間もなくも思ほゆるかも」。万葉集11「わが背子が浜―・く風のいやはやに早事なさば」
㋒年月・時日などが経過する。万葉集9「とこしへに夏冬―・けや皮衣扇はなたず山に住む人」。「―・く年、来る年」
③道などが通じる。通っている。万葉集2「三笠山野辺―・く道はこきだくもしじに荒れたるか」。「学校へ―・く道」
④ある方法で事を行う。「名案だ。それで―・こう」
⑤《逝》死ぬ。逝去せいきょする。伊勢物語「つひに―・く道とはかねて聞きしかど」
⑥年齢が進む。成長する。平家物語2「わが身の年の―・く事をば嘆かずして」。好色五人女5「年の程十五か六か、七までは―・かじ」
⑦心が満たされる。万葉集3「わが屋前にわに花そ咲きたるそを見れど心も―・かず」。「納得が―・く」
⑧物事がはかどる。進展する。古今著聞集12「相論事―・かざりけるに」。愚管抄3「万機の沙汰の―・かぬ様になるとき」。「にっちもさっちも―・かない」
⑨ある事態が生起する。生ずる。玉塵抄23「風は乱の―・くにたとへられたぞ」。玉塵抄26「大ひでりが―・くぞ」。世間胸算用1「お伊勢様も損の―・かぬやうに」
⑩(嫁・婿などになって)他家に移る。毛詩抄「その―・く時分が秋冬でよい時分ぢやぞ」。「養子に―・く」
⑪他の動詞に付いて「物事が次第に進行する」「引き続いて進行する」意を表す。口語では助詞「て」を介して動詞に付く。万葉集3「語り継ぎ言ひ継ぎ―・かむ富士の高嶺は」。「やせて―・く」
⇒行くとして可ならざるはなし
⇒行くに径に由らず
ゆくかわ‐の【往く川の】‥カハ‥🔗⭐🔉
ゆくかわ‐の【往く川の】‥カハ‥
〔枕〕
「過ぐ」にかかる。
ゆくふね‐の【往く船の】🔗⭐🔉
ゆくふね‐の【往く船の】
〔枕〕
「過ぐ」にかかる。
[漢]往🔗⭐🔉
往 字形
筆順
〔彳部5画/8画/教育/1793・317D〕
[
] 字形
〔彳部5画/8画〕
〔音〕オウ〈ワウ〉(呉)(漢)
〔訓〕ゆく・いぬ
[意味]
①ゆく。目的地へ向かってゆく。去ってゆく。(対)復。「往来・往復・往診・右往左往」
②時が過ぎ去る。昔。いにしえ。「往古・往時・既往・往年」
③のち。これからのち。「以往・而往じおう」
[解字]
形声。「彳」(=歩いてゆく)+音符「王」(=向かう)の変形。目的地に向かってゆく意。[徃][
]は異体字。
[下ツキ
以往・已往・一往・右往左往・既往・古往今来・再往・直往・独往・勇往・来往
筆順
〔彳部5画/8画/教育/1793・317D〕
[
] 字形
〔彳部5画/8画〕
〔音〕オウ〈ワウ〉(呉)(漢)
〔訓〕ゆく・いぬ
[意味]
①ゆく。目的地へ向かってゆく。去ってゆく。(対)復。「往来・往復・往診・右往左往」
②時が過ぎ去る。昔。いにしえ。「往古・往時・既往・往年」
③のち。これからのち。「以往・而往じおう」
[解字]
形声。「彳」(=歩いてゆく)+音符「王」(=向かう)の変形。目的地に向かってゆく意。[徃][
]は異体字。
[下ツキ
以往・已往・一往・右往左往・既往・古往今来・再往・直往・独往・勇往・来往
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いき【行き・往き】🔗⭐🔉
いき [0] 【行き・往き】
「ゆき(行)」に同じ。「―と帰り」「東京―の新幹線」
い・く【行く・往く・逝く】🔗⭐🔉
い・く [0] 【行く・往く・逝く】 (動カ五[四])
「ゆく(行・往)(逝)」に同じ。
[可能] いける
いな・す【往なす・去なす】🔗⭐🔉
いな・す [0][2] 【往なす・去なす】 (動サ五[四])
(1)相撲で,相手が突進してくるのを片手で相手の肩口を横に突きながら急にかわして,相手の態勢を崩す。「―・されてよろける」
(2)相手の追及・攻撃などをはぐらかすようにあしらう。「質問を適当に―・す」
(3)去らせる。追い払う。「―・したものが行かいで何とせう/狂言記・文山賊」
(4)離縁する。実家に帰す。「気にいらいで―・した嫁/浄瑠璃・宵庚申(下)」
(5)ばかにする。悪口を言う。「いや―・さにやならぬ/歌舞伎・韓人漢文」
[可能] いなせる
いに-あと【往に跡・往に後】🔗⭐🔉
いに-あと [0] 【往に跡・往に後】
(1)人の去ったあと。
(2)先妻の去ったあと。
いにあと=へ行くとも死に跡へ行くな🔗⭐🔉
――へ行くとも死に跡へ行くな
先妻と離別したあとへ後妻に行くのはよいが,死別したあとへは行かない方がよい。憎くて別れたのと違い,死者への愛情が残っていて苦労が多いことをいう。
いに-がけ【往に掛け・去に掛け】🔗⭐🔉
いに-がけ 【往に掛け・去に掛け】
行くついで。いきがけ。
いにがけ=の駄賃🔗⭐🔉
――の駄賃
「ゆきがけの駄賃」に同じ。
いに-し【往にし】🔗⭐🔉
いに-し 【往にし】 (連体)
〔動詞「往ぬ」の連用形に過去の助動詞「き」の連体形「し」が付いたもの〕
過ぎ去った。去る。「―年」
いにし-ころ【往にし頃】🔗⭐🔉
いにし-ころ 【往にし頃】
先年。先頃。「―佐渡の銀山(カナヤマ)出来,人多く集まりぬ/咄本・醒睡笑」
い・ぬ【去ぬ・往ぬ】🔗⭐🔉
い・ぬ 【去ぬ・往ぬ】
■一■ (動ナ変)
(1)行く。行ってしまう。去る。「おのが行かまほしき所へ―・ぬ/竹取」
(2)時が過ぎ去る。「あはれ今年の秋も―・ぬめり/千載(雑上)」
(3)死ぬ。「うち嘆き妹が―・ぬれば/万葉 1809」
(4)くさる。悪くなる。「鉄は―・んでいやせぬか/洒落本・箱枕」
■二■ (動ナ四)
〔■一■ の四段化。近世中期以降の語〕
(1)(関西地方で)立ち去る。帰る。「早う―・ね」
(2){■一■}に同じ。「わしや―・ぬ事はいやぢや
/歌舞伎・三十石」

/歌舞伎・三十石」
いぬる【往ぬる・去ぬる】🔗⭐🔉
いぬる 【往ぬる・去ぬる】 (連体)
〔動詞「いぬ(往)」の連体形から〕
過ぎ去った。去る。「―十余日のほどより/源氏(若紫)」
いん-じ【往んじ】🔗⭐🔉
いん-じ 【往んじ】
■一■ (連体)
〔「いにし」の転〕
過ぎ去った。先年の。昔の。去る。「―安元三年四月廿八日かとよ/方丈記」
■二■ (名)
〔■一■の名詞化〕
過去。昔。「―を尤(トガ)めずと申す事候へば/太平記 38」
おう-おう【往往】🔗⭐🔉
おう-おう ワウワウ [0] 【往往】 (副)
そうなる場合が多いさま。よくあるさま。「往往に」の形でも用いる。「―(に)そうした学生を見かける」
おうおう-にして【往往にして】🔗⭐🔉
おうおう-にして ワウワウ― [0] 【往往にして】 (副)
「往往」に同じ。往往に。「その種の失敗は―あることだ」
おう-かん【往還】🔗⭐🔉
おう-かん ワウクワン [0] 【往還】 (名)スル
(1)行き来する道。街道。「脇(ワキ)―」
(2)人や車がゆききすること。往来。「江戸との間を―する者」
おう-こ【往古】🔗⭐🔉
おう-こ ワウ― [1] 【往古】
〔古くは「おうご」とも〕
遠い過去。大昔。往昔。「―からのしきたり」
おう-さい【往歳】🔗⭐🔉
おう-さい ワウ― [0] 【往歳】
過ぎ去った年。往年。
おう-じ【往事】🔗⭐🔉
おう-じ ワウ― [1] 【往事】
過ぎ去った昔のこと。「―を追懐し以て無聊を消(シヨウ)す/花柳春話(純一郎)」
おう-じ【往時】🔗⭐🔉
おう-じ ワウ― [1] 【往時】
昔。以前。「城跡に―をしのぶ」
おう-じつ【往日】🔗⭐🔉
おう-じつ ワウ― [0] 【往日】
過ぎ去った日。むかし。昔日。
おうしゃ=諫(イサ)むべからず🔗⭐🔉
――諫(イサ)むべからず
〔「論語(微子)」より。「諫む」は,ただす,あらためる,の意〕
過ぎてしまったことは,どうすることもできない。
おう-じょう【往生】🔗⭐🔉
おう-じょう ワウジヤウ [1] 【往生】 (名)スル
(1)〔仏〕 この世を去って,他の世界に生まれ変わること。特に死後,極楽に往(イ)って生まれること。「極楽―」
(2)死ぬこと。「―を遂げる」「大―」
(3)抵抗などをあきらめること。断念すること。「いい加減に―しろ」
(4)打開策がみつからなくて非常に困ること。「英語が通じなくて―した」「立ち―」
(5)「圧状(オウジヨウ){(2)}」に同じ。「無理―」
おうじょう-きょう【往生経】🔗⭐🔉
おうじょう-きょう ワウジヤウキヤウ [0] 【往生経】
極楽往生を説いた教典。無量寿経・観無量寿経・阿弥陀経など。
おうじょう-ぎわ【往生際】🔗⭐🔉
おうじょう-ぎわ ワウジヤウギハ [0] 【往生際】
(1)死にぎわ。
(2)追いつめられてあきらめる時。また,その時の決断力や態度。「―が悪い」
おうじょう-こう【往生講】🔗⭐🔉
おうじょう-こう ワウジヤウカウ [0] 【往生講】
阿弥陀仏を本尊として行う法会。極楽往生を願って行う。
おうじょう-ずくめ【往生尽くめ】🔗⭐🔉
おうじょう-ずくめ ワウジヤウヅクメ [5] 【往生尽くめ】
脅して無理に承知させること。「月給引上を―に承知させる/社会百面相(魯庵)」
おうじょう-でん【往生伝】🔗⭐🔉
おうじょう-でん ワウジヤウ― [3] 【往生伝】
極楽往生を遂げた人々の伝記を集めた書物。「日本往生極楽記」「続本朝往生伝」など。
おうじょう-にん【往生人】🔗⭐🔉
おうじょう-にん ワウジヤウ― 【往生人】
(1)極楽往生を願う者。「いと軽々なる―なりや/大鏡(昔物語)」
(2)極楽往生した人。[日葡]
おうじょう-ば【往生場】🔗⭐🔉
おうじょう-ば ワウジヤウ― [0][5] 【往生場】
死に場所。往生どころ。
おうじょう-いん【往生院】🔗⭐🔉
おうじょう-いん ワウジヤウ
ン 【往生院】
(1)京都市右京区嵯峨にあった寺。法然(ホウネン)の弟子念仏房の草創という。平家物語では滝口入道・祇王・祇女・仏御前の隠棲(インセイ)の地とする。現在は,その跡に祇王寺が建てられている。
(2)東大阪市にある浄土宗の寺。岩滝山六万寺と号す。745年行基の開創。1349年楠木正行(クスノキマサツラ)が陣を置いた所。楠木父子の墓がある。楠公(ナンコウ)寺。
ン 【往生院】
(1)京都市右京区嵯峨にあった寺。法然(ホウネン)の弟子念仏房の草創という。平家物語では滝口入道・祇王・祇女・仏御前の隠棲(インセイ)の地とする。現在は,その跡に祇王寺が建てられている。
(2)東大阪市にある浄土宗の寺。岩滝山六万寺と号す。745年行基の開創。1349年楠木正行(クスノキマサツラ)が陣を置いた所。楠木父子の墓がある。楠公(ナンコウ)寺。
おうじょうこうしき【往生講式】🔗⭐🔉
おうじょうこうしき ワウジヤウカウシキ 【往生講式】
永観(ヨウカン)著。一巻。往生講の儀式作法を定めたもの。順次往生講式。阿弥陀講式。
おうじょうようしゅう【往生要集】🔗⭐🔉
おうじょうようしゅう ワウジヤウエウシフ 【往生要集】
三巻。源信著。985年成立。極楽往生に関する重要な文を集め,念仏の要旨と功徳を示したもの。日本の浄土教の思想的基礎となった。地獄に関する記述は広く民衆にまで影響を与えた。
おうじょうろんちゅう【往生論註】🔗⭐🔉
おうじょうろんちゅう ワウジヤウ― 【往生論註】
世親の「浄土論」の注解書。北魏の曇鸞(ドンラン)著。二巻。中国・日本の浄土思想に大きな影響を与えた。論註。浄土論註。
おう-せき【往昔】🔗⭐🔉
おう-せき ワウ― [0][1] 【往昔】
遠い昔。往古。おうじゃく。
おうそう-えこう【往相回向】🔗⭐🔉
おうそう-えこう ワウサウ
カウ [5] 【往相回向】
浄土門の二種回向の一。自分が修めた功徳を他の衆生(シユジヨウ)に施してともに浄土に往生しようと願うこと。浄土真宗では,阿弥陀仏が衆生を浄土へ往生させるために,絶対の慈悲の力をさしめぐらすことをいう。
⇔還相回向
カウ [5] 【往相回向】
浄土門の二種回向の一。自分が修めた功徳を他の衆生(シユジヨウ)に施してともに浄土に往生しようと願うこと。浄土真宗では,阿弥陀仏が衆生を浄土へ往生させるために,絶対の慈悲の力をさしめぐらすことをいう。
⇔還相回向
おう-だい【往代】🔗⭐🔉
おう-だい ワウ― 【往代】
過ぎ去った世。むかし。往昔。「治承の―に平相公清盛公天下の権を執つて/太平記 24」
おう-ねん【往年】🔗⭐🔉
おう-ねん ワウ― [0] 【往年】
過ぎ去った昔。「―の名選手」
おう-はん【往反】🔗⭐🔉
おう-はん ワウ― 【往反】 (名)スル
〔「おうばん」とも〕
「おうへん(往返)」に同じ。「―する人存する事なし/今昔 9」
おう-ふく【往復】🔗⭐🔉
おう-ふく ワウ― [0] 【往復】 (名)スル
(1)行きと帰り。
(2)行って帰ること。行ったり来たりすること。「三時間あれば―できる」「鬼怒川を―する高瀬船/土(節)」
(3)言葉や手紙のやりとり。「手紙の―だけの付き合い」
おうふく-きかん【往復機関】🔗⭐🔉
おうふく-きかん ワウ―クワン [6][5] 【往復機関】
シリンダー内のピストンの往復運動を利用する機関。クランクを介して回転運動に変える。往復動機関。ピストン-エンジン。
おうふく-きっぷ【往復切符】🔗⭐🔉
おうふく-きっぷ ワウ― [5] 【往復切符】
⇒往復乗車券
おうふく-じょうしゃけん【往復乗車券】🔗⭐🔉
おうふく-じょうしゃけん ワウ― [7] 【往復乗車券】
乗車券の一種。同一区間を一回往復できるもの。往復切符。
おうふく-だい【往復台】🔗⭐🔉
おうふく-だい ワウ― [0] 【往復台】
旋盤のベッド上を往復して刃物の送りを行う部分の総称。エプロン・サドル・横送り台・刃物台からなる。
おうふく-はがき【往復葉書】🔗⭐🔉
おうふく-はがき ワウ― [5] 【往復葉書】
往信用と返信用とが一続きになった郵便葉書。
おう-へん【往返・往反】🔗⭐🔉
おう-へん ワウ― [0] 【往返・往反】 (名)スル
行くことと帰ること。往復。おうはん。「一社の飲食店を造り食事毎に―して事を弁し/新聞雑誌 28」
おうもう-にち【往亡日】🔗⭐🔉
おうもう-にち ワウマウ― [3] 【往亡日】
陰陽道(オンヨウドウ)でいう凶日の一。一年間に一二日あり,旅行・婚礼・移転・建築などを忌み禁じる。往亡。
おう-らい【往来】🔗⭐🔉
おう-らい ワウ― [0] 【往来】 (名)スル
(1)行ったり来たりすること。「車が激しく―する」
(2)人の行き来する道路。街道。「―は子供の遊び場だった」
(3)考えなどが浮かんだり消えたりすること。去来。「胸中を―する思い」「意識の閾の下を,此娘の影が―してゐた/青年(鴎外)」
(4)人と人との交際。つきあい。「両家の間には―があった」
(5)往復の書簡。また,それを集めたもの。「庭訓(テイキン)―」
おうらい-きけん-ざい【往来危険罪】🔗⭐🔉
おうらい-きけん-ざい ワウ― [6] 【往来危険罪】
交通機関の衝突や脱線等の危険を具体的に発生させる犯罪。
おうらい-そうば【往来相場】🔗⭐🔉
おうらい-そうば ワウ―サウ― [5] 【往来相場】
かなり長期間にわたり,限られた値幅の中で上下している相場。
おうらい-てがた【往来手形】🔗⭐🔉
おうらい-てがた ワウ― [5] 【往来手形】
江戸時代,関所を通過する際に示す身分証明書。庄屋・名主・檀那寺などが発行した。関所手形。
おうらい-どめ【往来止め】🔗⭐🔉
おうらい-どめ ワウ― [0] 【往来止め】
人や車などの通行を禁ずること。通行止め。
おうらい-の-まきもの【往来の巻物】🔗⭐🔉
おうらい-の-まきもの ワウ― 【往来の巻物】
習字の手本として,手紙の模範文例を集めた巻物。また,それに似た形式の巻物。「笈(オイ)の中より―一巻取り出だし/謡曲・安宅」
おうらい-ぼうがい-ざい【往来妨害罪】🔗⭐🔉
おうらい-ぼうがい-ざい ワウ―バウガイ― [7] 【往来妨害罪】
交通路や交通機関に障害・危険を発生させ,通行の安全を脅かす罪。電車・船舶などを破壊する罪,陸路や水路を損壊・閉鎖する罪,鉄道・灯台を破壊する罪がある。
おうらい-もの【往来物】🔗⭐🔉
おうらい-もの ワウ― [0] 【往来物】
平安末期から明治初期まで広く行われた,庶民教育の初等教科書の総称。初めは書簡文の模範文例集であったが,江戸時代には歴史・地理など,日常生活に必要な知識を教えるものとなった。「明衡往来」「尺素(セキソ)往来」「庭訓(テイキン)往来」など。
ゆき-かい【行(き)交い・往き交い】🔗⭐🔉
ゆき-かい ―カヒ [2][3] 【行(き)交い・往き交い】
(1)ゆきかうこと。ゆきき。往来。「車の―」
(2)つきあい。交際。「三姉妹ともいふごとく,常に―なしけるが/人情本・辰巳園 4」
ゆき-か・う【行(き)交う・往き交う】🔗⭐🔉
ゆき-か・う ―カフ [3] 【行(き)交う・往き交う】 (動ワ五[ハ四])
(1)人や車などが往き来をする。通る。「車が激しく―・う道路」
(2)親しい人と互いの家を行き来する。交際する。いきかう。「少年時代に親しく―・った家」
(3)種々の物事が入れかわりつつ移って行く。「時うつり,ことさり,たのしびかなしび―・ふとも/古今(仮名序)」
(4)ある所へいつも行く。ある人のもとへ通う。「東路に―・ふ人にあらぬ身はいつかは越えむ相坂の関/後撰(恋三)」
ゆき-かえり【行(き)帰り・往き還り】🔗⭐🔉
ゆき-かえり ―カヘリ [0] 【行(き)帰り・往き還り】 (名)スル
ある場所へ向かって進むことと,そこからもとの方向へ戻ること。往復。いきかえり。「学校の―」
ゆき-かえ・る【行き返る・行き帰る・往き還る】🔗⭐🔉
ゆき-かえ・る ―カヘル 【行き返る・行き帰る・往き還る】 (動ラ四)
〔「ゆきがえる」とも〕
(1)去ったものがまた戻る。行ってまた帰る。「天雲の―・りなむものゆゑに/万葉 4242」
(2)年・月・日が過ぎ次の年・月・日になる。年・月・日が改まる。「あらたまの年―・り春立たば/万葉 4490」
ゆき-き【行(き)来・往き来】🔗⭐🔉
ゆき-き [2][0][3] 【行(き)来・往き来】 (名)スル
(1)行ったり来たりすること。往来。いきき。「人の―がとだえる」
(2)交際すること。いきき。「あの家とは昔から―している」
ゆき・く【往き来】🔗⭐🔉
ゆき・く 【往き来】 (動カ変)
行ったり来たりする。往来する。「真土山―・くと見らむ紀人ともしも/万葉 55」
ゆ・く【行く・往く】🔗⭐🔉
ゆ・く [0] 【行く・往く】 (動カ五[四])
(1)人・動物・乗り物が,移動する。話し手に近づく場合は「来る」という。(ア)人・動物・乗り物が,話し手のいる場所から遠くへ移動する。「これから銀行へ―・くところだ」「父は今,タバコを買いに―・っています」「まっすぐ―・けば駅へ出ます」(イ)人・動物・乗り物が,目的の地点に向かって進む。また至りつく。「京都を見たあと奈良へ―・く」「プールに泳ぎに―・く」「何度も神戸へ―・ったことがある」「大阪から九州へ―・く列車」(ウ)ある地点を通過する。往来する。「道―・く人々の服装もカラフルだ」「野―・き山―・き我来れど/万葉 4344」
(2)動作者が話し手とともに移動する。話し手を中心に考えたときは「来る」で表現することも可能。「映画を見に行くところなんだが,君も一緒に―・かないか」
(3)人・動物以外のものが,運ばれて移動する。話し手に近づく場合は「来る」という。(ア)手紙・通知・電話などがある地点に到達する。「該当者には役所から通知が―・くはずだ」(イ)風・匂いなどがある所に到達する。「風が―・かないように戸をしめる」
(4)学校の生徒や軍隊の兵士などになる。《行》「うちの次男は幼稚園に―・っています」「父は戦時中兵隊に―・っていました」
(5)(「嫁に行く」「養子に行く」などの形で)他の家へ移る。《行》「大阪へ嫁に―・った娘」
(6)去って帰らない。(ア)年月が経過する。「―・く春を惜しむ」「―・く年来る年」(イ)水が流れ去る。「―・く河の流れは絶えずして,しかももとの水にあらず/方丈記」
(7)ある方法・状態で,動作を開始する。「よし,この手で―・こう」「さあ,今日も元気で―・こう」「ではもう一度初めから―・こう(=初メカラヤリ直ソウ)」
(8)物事が進展・実現する。行われる。「こんどの実験はうまく―・った」「世の中はなかなか理屈どおりには―・かないものだ」「仕事が思うように―・かない」
(9)事態が進展して,ある段階に至る。《行》(ア)ある段階に至る。ある状態に達する。「きれい好きもあそこまで―・くと,潔癖を通りこしている」「社長とは―・かないまでも専務ぐらいにはなりたい」(イ)ある年齢に達する。「もっと年の―・った人だった」「年端(トシハ)も―・かない娘」(ウ)(「そこへ行くと」の形で)そういう点から考えると。「都会は道路が混雑して自動車があっても十分に使えない。そこへ―・くと,郊外では自動車があるとまことに便利だ」
(10)気持ちが,満足した状態になる。「満足の―・くような回答」「納得が―・くまで尋ねる」「心―・くまで楽しむ」
(11)(「…するわけに行かない(行かぬ)」の形で)しかるべき理由があって…することができない。《行》「本当の理由を話すわけには―・かない」「期日までに返さないわけに―・かない」
(12)性交において,快感が絶頂に達する。俗語的な言い方なので主に「いく」の形を用いる。
(13)(補助動詞)
(動詞の連用形または連用形に接続助詞「て(で)」を添えたものに付いて)(ア)話し手またはある問題や中心となっているものから遠ざかる意を表す。「船が沖へ出て―・く」「車はどんどん遠ざかって―・く」(イ)その傾向が増大する意を表す。「だんだんしぼんで―・く」「明け―・く空」(ウ)動作・状態の継続する意を表す。「万代に言ひ継ぎ―・かむ/万葉 4003」
[可能] ゆける
〔(1)同義の語に「いく」があり,上代から併用される。「ゆく」と「いく」は一般に同じ語の少し異なった語形とうけとられており,本辞典では,この「ゆく」の項で両方あわせて記述する。なお,現代語では,「いく」にくらべ,「ゆく」の方がより文章語的な感じをもつ。(2)原則として「ゆく」「いく」どちらの形も使えるが,「立ちゆく」「亡びゆく」「更けゆく」「消えゆく」,「ゆくえ」「ゆく末」「ゆくて」「ゆく春」「ゆくゆく(は)」などは普通,「いく」の形をとらない。(3)連用形の音便形は,現代語では「いく」の「いっ(て)」「いっ(た)」の形しか用いられない。ただし古くは「ゆく」にも音便形として「ゆい(て)」があった。(4)平安鎌倉時代の漢文訓読では「いく」の例はまれで,ほとんど「ゆく」が用いられた〕
おうおう【往々】(和英)🔗⭐🔉
おうじ【往時】(和英)🔗⭐🔉
おうじ【往時】
old times.
おうしん【往診】(和英)🔗⭐🔉
おうしん【往診】
a (doctor's) visit to a patient;→英和
a house[home]call.〜する visit patients in their homes.‖往診料 the doctor's fee for a visit.
おうねん【往年】(和英)🔗⭐🔉
おうらい【往来】(和英)🔗⭐🔉
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