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いき【行き(往き)】🔗🔉

いき【行き(往き)】 目的地に向けて移動すること。また、その時やその経路。 「━は新幹線にする」 「━の電車」 ⇔帰り 地名の下に付いて、そこが乗り物の進む目的地であることを表す。 「松本━の特急」 ◆「ゆき」とも。 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖行く‖いく

いき‐かえり【行き帰り(往き帰り)】━カヘリ🔗🔉

いき‐かえり【行き帰り(往き帰り)】━カヘリ 行きと帰り。往復。ゆきかえり。 「会社の━にバスを利用する」

いき‐き【行き来(往き来)】🔗🔉

いき‐き【行き来(往き来)】 名・自サ変 行くことと来ること。また、行ったり来たりすること。往来。 「夜は人の━が少ない」 「トラックが━する道路」 交際すること。つきあい。 「親しく━する」 「あの家とは━がない」 ◆「ゆきき」とも。 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖往復‖おうふく

い・く【行く・逝く】🔗🔉

い・く【行く・逝く】 用例引き A 人・動物や乗り物などが行く あっちに行け・京都に行く・青海原を船が行く・大学に行く・営業部に行く・ぽっくり逝く B 時間が行く 冬が行き春が来る C その他 家族に連絡が行く・納得がいく・計画がうまくいく D 動詞+て[で]いく 歩いていく・元気になっていく 動五 ある場所から遠ざかるように進む。 「早くあっちに━・け」 「そろそろ━・こうか」 「車が━・ってから渡ろう」 「嵐あらしが━・ってから出かけよう」 は、話し手から見て遠ざかる動作・作用にいう。話し手に接近する場合は「来る」。「こっちへ来い」 「行く」の尊敬語には「いらっしゃる」、謙譲語には「伺う・参ずる」、丁重語には「参る」などがある。 (目的を果たすべく)ある所に向かって進む。 「夏休みは家族で京都に/へ━」 「デパートへ買い物に━」 「忘れ物を取りに━」 「戦地[戦場]に━」 「〜に行く」は到着点に、「〜へ行く」は方向に注目した言い方。 ある場所を移動する。また、ある状況下にあって(その場所を)移動する。通る。進む。 「夜道[街道・砂漠]を━」 「雁かりが列をなして空を━」 「青海原を船が━」 「人生の裏街道を━」 「わが道を━」 仕事や学習などのために、繰り返しある所に通う。 「兄は大学に━・っている」 「会社にはいつも電車で━」 繰り返しの動作であることを明示化するときは、「行っている」となることが多い。 そこを離れて、ある組織の一員となる。籍を移す。また、そこに入って拘束された状態に身を置く。 「営業部に━・って手腕を発揮する」 「学部を終えて大学院に━」 「ライバル会社に━」 「本家に養子に━」 「主家に奉公に━」 「詐欺さぎを働いて刑務所に━」 季節・年月などが過ぎ去る。 「冬が━・き春が来る」 「年の━・った人」 「年端としはも━・かぬ子供」 死ぬ。逝去せいきょする。 「ぽっくり━」 「長老ついに━」 「逝く」と書く。「岳父は眠るがごとくに逝った」 知らせなどがそこに及ぶ。届く。着く。 「学校から家庭に連絡[通知・報告書]が━」 「追って指示が━手はずになっている」 発信する立場からいう。受信する立場からは「来る」。 ある状態に達する。特に、精神的に安定した状態になる。 「すべてを許すところまではなかなか━・かない」 「底値で売っては損が━(=損をする)」 「満足[合点・納得・得心]が━」 《多く、上に副詞を伴い》物事が(そういう具合に)行われる。進む。運ぶ。 「計画はうまく━だろう」 「思い通りには━・かない」 「にっちもさっちも━・かない」 《「わけには━・かない」の形で》→いかない 《「で━」「と━」の形で》望ましい結果を想定してそれと決める。 「この手で━・こう」 「忘年会は中華で━」 「来年は優勝と━・こうではないか」 〔俗〕性交時などに快感が絶頂に達する。 補動《動詞連用形+「て(で)━」の形で》 《実質的意味を半ばとどめた用法》 進み行く途中で、ある動作をする意を表す。道すがら〜したあとで、また、行く。 「人を押しのけて━」 「ちょっと寄って━か」 進み行く動作の(基盤となる)様態を表す。そのような仕方で、行く。 「てくてく歩いて━」 「通勤電車は毎朝座って━」 ある動作が、進み行く動作と並行して行われる意を表す。〜しながら、行く。 「荷物を持って━」 「駅まで送って━・こうか」 話し手から遠ざかる移動動作であることを表す。 「先へ先へと進んで━」 「去って[出て]━」 《形式化した用法》時間的・心理的に遠ざかる気持ちを伴いながら、現在(または、基準となる時点)から未来への事態の展開を表す。 「夜は深々と更けて━」 「日ごとに元気になって━」 「景気は徐々に回復に向かって━だろう」 「毅然きぜんたる態度で生きて━・こう」 「故郷の町が段々とさびれて━」 「山の端に太陽が沈んで━」 「戦争で多くの人が死んで━・った」 時間的・心理的接近の場合は「来る」。「日ごとに元気になってくる」「勇気がわいてくる」 ◆の「逝」を除き、広く「行」を使う。また、「往く」「征く」とも書く。「往」は戻る予定で行く意で、「新幹線で往くが、帰りは飛行機にする」などと、「征」は敵を滅ぼすために外国へ行く意で、「戦地[戦争]に征く」などと、「逝」は死ぬ意のほか、帰らぬものとして過ぎ去る意で、「逝きて帰らぬ青春の日々」などとも書くが、今は一般に「行」を使う。実質的意味の希薄な以降はかな書きが多い。は積極的にかなで書かれる。 の「ていく」は、口頭語ではしばしば「てく」となる。→てくてったてって 「ゆく」とも。「ゆく」には「いく」にない古風で優雅な響きがあり、「去りゆく」「進みゆく」「更けゆく」「暮れゆく」など、一般に文語的表現で用いられる。また、「ゆく」には促音便形がなく、「学校にゆった」とはならない。近年、口語的で活用のそろった「いく」のほうが優勢。 行ける 行き 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖移動‖いどう 大分類‖移動‖いどう 中分類‖往復‖おうふく 大分類‖移動‖いどう 中分類‖行く‖いく 大分類‖移動‖いどう 中分類‖出発‖しゅっぱつ 大分類‖会う‖あう 中分類‖訪れる‖おとずれる 大分類‖死‖し 中分類‖死ぬ‖しぬ 大分類‖進む‖すすむ 中分類‖進行‖しんこう

いって‐こい【行って来い・往って来い】🔗🔉

いって‐こい【行って来い・往って来い】 連語 歌舞伎かぶきの演出で、ある場面から別の場面に替わり、また元の場面に戻ること。多く回り舞台を使う。 取引で、相場が上または下に動いた後、また元に戻ること。 差引勘定がゼロであること。 「千円のくじで千円当たったから━だ」 相撲で、いなすこと。

いな・す【往なす・去なす】🔗🔉

いな・す【往なす・去なす】 他五 〔主に関西地方で〕帰らせる。去らす。 「子供を家に━」 相撲で、身をかわして相手の体勢をくずす。 「つっぱりを━・して前みつを取る」 攻撃や追及を軽くあしらう。 「反論を━・して本題に入る」 いなせる

い・ぬ【往ぬ・去ぬ】🔗🔉

い・ぬ【往ぬ・去ぬ】 自ナ変〔古〕 行ってしまう。去る。 「いずこにか━・にける」 ◇五段活用に転じて西日本の方言に残る。「さっさと━・ね」 時が過ぎ去る。 「はや十年ととせや━・ぬる」 死ぬ。 「━・にし嬰児みどりご

おう【往】ワウ🔗🔉

おう【往】ワウ (造) 前へ進む。ゆく。 「━生おうじょう・━診・━復」 「右━左━」 過ぎてゆく。また、過ぎ去った昔。 「━時・━年」 「既━」 そののち。 「以━」

おう‐おう【往往】ワウワウ🔗🔉

おう‐おう【往往】ワウワウ 《多く「━にして」の形で》そうなることがしばしばあるさま。ときどき。 「美点は━にして見落とすものだ」 関連語 大分類‖頻度‖ひんど 中分類‖時時‖ときどき

おう‐かん【往還】ワウクヮン🔗🔉

おう‐かん【往還】ワウクヮン 自サ変行き来すること。往来。往復。 街道。往来。

おう‐こ【往古】ワウ━🔗🔉

おう‐こ【往古】ワウ━ 〔文〕遠い昔。往昔。 関連語 大分類‖時‖とき 中分類‖過去‖かこ

おう‐こう【往航】ワウカウ🔗🔉

おう‐こう【往航】ワウカウ 船や飛行機が目的地に向かうときの運航。 ⇔復航帰航

おう‐じ【往事】ワウ━🔗🔉

おう‐じ【往事】ワウ━ 〔文〕過ぎ去った昔の事柄。

おう‐じ【往時】ワウ━🔗🔉

おう‐じ【往時】ワウ━ 過ぎ去った時。 「━をしのぶ」 ⇔近時 関連語 大分類‖時‖とき 中分類‖過去‖かこ

おう‐じつ【往日】ワウ━🔗🔉

おう‐じつ【往日】ワウ━ 〔文〕過ぎ去った日。昔日。

おう‐じょう【往生】ワウジャウ🔗🔉

おう‐じょう【往生】ワウジャウ 名・自サ変 死後、極楽浄土に生まれ変わること。 「極楽━」 死ぬこと。 「大だい━を遂げる」 すっかりあきらめて静かにすること。 「じたばたしないで━しろ」 どうにも困り果てること。 「吹雪ふぶきに遭って━した」 関連語 大分類‖死‖し 中分類‖‖し

おうじょう‐ぎわ【往生際】ワウジャウギハ🔗🔉

おうじょう‐ぎわ【往生際】ワウジャウギハ 死にぎわ。 追いつめられてあきらめるまぎわ。また、その時の態度や決断力。 「━が悪い」

おう‐しん【往信】ワウ━🔗🔉

おう‐しん【往信】ワウ━ こちらから(返事を求めて)出す通信。 ⇔復信返信

おう‐しん【往診】ワウ━🔗🔉

おう‐しん【往診】ワウ━ 名・自他サ変医師が病人の家へ行って診察すること。 「患者の家を/に━する」 ⇔宅診

おう‐せき【往昔】ワウ━🔗🔉

おう‐せき【往昔】ワウ━ 〔文〕過ぎ去った昔。往古。おうじゃく。

おう‐ねん【往年】ワウ━🔗🔉

おう‐ねん【往年】ワウ━ 過ぎ去った昔。 「━の名投手」 ◇多く、盛んだった一時期を回想するときに使う。 関連語 大分類‖時‖とき 中分類‖過去‖かこ

おう‐ふく【往復】ワウ━🔗🔉

おう‐ふく【往復】ワウ━ 自サ変行って、また帰ってくること。行ったり来たりすること。また、その道のり。 「会社と自宅を━する毎日」 「━で五時間かかる」 「一日三━のバス」 一定の区間を一往復する乗車券。 ◇「往復切符」の略。 自サ変手紙などの行き来。やりとり。 「書簡の━」 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖往復‖おうふく

おう‐ほう【往訪】ワウハウ🔗🔉

おう‐ほう【往訪】ワウハウ 名・自サ変こちらから訪ねていくこと。訪問。 「先輩の家に━する」 ⇔来訪

おう‐らい【往来】ワウ━🔗🔉

おう‐らい【往来】ワウ━ 自サ変ある場所を行ったり来たりすること。ゆきき。 「車の━が激しい」 「生死の境を━する」 自サ変思いや記憶などが意識にのぼること。去来。 「あの人の姿が絶えず胸を━する」 道路。街道。 「━に面した家」 自サ変互いに行き来すること。 「親しく━する」 初等教育用、特に寺子屋用として編集された教科書。 ◇「往来物おうらいもの」の略。平安末期の書簡の模範文例集から始まり、明治初期まで用いられた。 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖往復‖おうふく

おう‐ろ【往路】ワウ━🔗🔉

おう‐ろ【往路】ワウ━ 行くときに通る道。また、行き。 ⇔帰路復路

ゆき【行き(往き)】🔗🔉

ゆき【行き(往き)】 いき

ゆき‐かえり【行き帰り(往き帰り)】━カヘリ🔗🔉

ゆき‐かえり【行き帰り(往き帰り)】━カヘリ いきかえり 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖往復‖おうふく

ゆき‐き【行き来(往き来)】🔗🔉

ゆき‐き【行き来(往き来)】 名・自サ変いきき

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