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広辞苑の検索結果 (18)

えり‐くず【選り屑・撰屑】‥クヅ🔗🔉

えり‐くず選り屑・撰屑‥クヅ ①選びとったあとの残り屑。よりのこり。平家物語10「平家の中の―よりもなほ劣れり」 ②名物茶入れの名。瀬戸破風窯はふがま凡手およそでの茶入れ。小堀遠州が諸客に選び取らせたあとに一つだけ残ったもの。

えり‐ぜに【撰銭】🔗🔉

えり‐ぜに撰銭】 (エリセン・センセンとも)室町時代、金銭の授受にあたり、悪銭をきらい良銭を選びとること。貨幣の流通を妨げる行為として、しばしば室町幕府や戦国大名によって禁令が発せられ、また良悪の交換率が定められた。

せん【撰】🔗🔉

せん】 ①詩文をつくること。 ②詩歌・文章の編集。去来抄「猿蓑の―の時」

せん‐し【撰糸】🔗🔉

せん‐し撰糸】 羽二重はぶたえに類する薄地の絹織物。

せんじしょう【撰時抄】‥セウ🔗🔉

せんじしょう撰時抄‥セウ 日蓮の著書。5巻。1275年(建治1)成る。五綱教判の一つである時を中心に、法華経への帰依を説いた書。蒙古襲来の危機に関連して書かれた。→日蓮宗

せん‐じゃ【撰者】🔗🔉

せん‐じゃ撰者】 ①(主として古代の文献について)書物・文章などの作者。撰人。 ②作品をえらび集めて歌集などにまとめる人。「古今集―」

せん‐しゅう【撰修】‥シウ🔗🔉

せん‐しゅう撰修‥シウ 撰述すること。編集すること。

せん‐しゅう【撰集】‥シフ🔗🔉

せん‐しゅう撰集‥シフ (センジュウとも)詩・歌・文などを撰び集めて編集すること。また、その集。平家物語7「―のあるべき由承り候ひしかば」

せんじゅうしょう【撰集抄】‥ジフセウ🔗🔉

せんじゅうしょう撰集抄‥ジフセウ 鎌倉時代の仏教説話集。9巻。霊験や遁世者・往生者の物語、寺院縁起などを収める。西行に仮託の書。

せん‐じゅつ【撰述】🔗🔉

せん‐じゅつ撰述】 書物を著すこと。述作すること。

せん‐しん【撰進】🔗🔉

せん‐しん撰進】 詩歌・文章を作ったり集めたりして天皇に奉ること。

せん‐じん【撰人】🔗🔉

せん‐じん撰人】 著作に従事する人。撰者。

せん・する【撰する】🔗🔉

せん・する撰する】 〔他サ変〕[文]撰す(サ変) (センズとも) ①述べ作る。書物をあらわす。 ②編纂する。栄華物語月宴「廿巻―・ぜさせ給へるぞかし」

せん‐せん【撰銭】🔗🔉

せん‐せん撰銭⇒えりぜに

せん‐てい【撰定】🔗🔉

せん‐てい撰定】 ①書物などをつくり定めること。 ②多くの詩・歌・文章からよいと定めたものをえらび出すこと。古今著聞集13「三十首歌を人々によませて―して」

せん‐ぶん【撰文】🔗🔉

せん‐ぶん撰文】 文章をつくること。また、その文章。

せん‐ろく【撰録】🔗🔉

せん‐ろく撰録】 文章を作って記録すること。

[漢]撰🔗🔉

 字形 〔手(扌)部12画/15画/3281・4071〕 〔音〕セン(呉)(漢) サン(漢) ザン(呉) 〔訓〕えらぶ [意味] ①詩や文章を作る。著述する。「撰文・撰述・杜撰ずさん・ずざん」 ②多くの(作品の)中から選び出す。編集する。「撰集・勅撰・私撰」 [解字] 形声。「手」+音符「」(=そろえる)。そろえととのえる意。 [下ツキ 官撰・御撰・私撰・自撰・新撰・杜撰・勅撰・特撰

大辞林の検索結果 (15)

えら・ぶ【選ぶ・択ぶ・撰ぶ】🔗🔉

えら・ぶ [2] 【選ぶ・択ぶ・撰ぶ】 (動バ五[四]) 〔動詞「選(エ)る」に助動詞「ふ」の付いたものという。上代は「えらふ」と清音〕 (1)いくつかのもののうちで,条件にかなうものを決める。また,決めて抜き出す。よる。選択する。《選・択》「学校を―・ぶ」「学級委員に―・ばれる」「天の下奏(マオ)したまひし家の子と―・ひたまひて/万葉 894」 (2)編集して書物にまとめる。あむ。《撰》「歌集を―・ぶ」 (3)(多く打ち消しを伴って)区別する。「勝つためには手段を―・ばない」 [可能] えらべる

えり-くず【選り屑・撰り屑】🔗🔉

えり-くず ―クヅ 【選り屑・撰り屑】 (1)よい物を選び取って残ったくず。よりくず。 (2)名物茶入れの銘。小堀遠州の命名という。

えり-ぜに【撰り銭】🔗🔉

えり-ぜに [0] 【撰り銭】 室町後期,取引にあたって悪銭を忌避し,良銭(主に渡来銭)のみを選びとったこと。円滑な商取引を妨げるとして,規制する令がしばしば発せられた。えりせん。せんせん。

せん-じゃ【撰者】🔗🔉

せん-じゃ [1] 【撰者】 (1)すぐれた作品を選び集めて歌集・文集などを作る人。編者。「勅撰集の―」 (2)詩歌・文章などを著述する人。著者。

せん-しゅう【撰修】🔗🔉

せん-しゅう ―シウ [0] 【撰修】 (名)スル 書物を著すこと。また,編集すること。

せん-しゅう【撰集】🔗🔉

せん-しゅう ―シフ [0] 【撰集】 〔「せんじゅう」とも〕 詩歌・文などの優れたものをえらび編集すること。また,その集。

せんじゅうしょう【撰集抄】🔗🔉

せんじゅうしょう センジフセウ 【撰集抄】 説話集。九巻。編者未詳。1250年頃成立か。神仏の霊験(レイゲン)譚・発心(ホツシン)譚・遁世(トンセイ)譚百余話を収める。西行作と信じられ江戸時代の作家に大きな影響を及ぼした。

せん-じゅつ【撰述】🔗🔉

せん-じゅつ [0] 【撰述】 (名)スル 書物を著し作ること。述作すること。「注解書を―する」

せん-しん【撰進】🔗🔉

せん-しん [0] 【撰進】 (名)スル 詩歌・文章の集などを編んで君主に奉ること。「漢詩集を―する」

せん・する【撰する】🔗🔉

せん・する [3] 【撰する】 (動サ変)[文]サ変 せん・す (1)文章を作る。「顕彰碑の碑文を―・する」 (2)多くの詩歌や文からえらんで書物を編集する。

せん-せん【撰銭】🔗🔉

せん-せん [0] 【撰銭】 ⇒えりぜに(撰銭)

せん-てい【撰定】🔗🔉

せん-てい [0] 【撰定】 (名)スル (1)書物などをつくり定めること。編纂(ヘンサン)すること。 (2)多くの詩歌・文章からよいものをえらび出すこと。

せん-ぶん【撰文】🔗🔉

せん-ぶん [0] 【撰文】 (名)スル 文章を作ること。また,その文章。「墓誌が何人(ナニビト)の―に係るかを/渋江抽斎(鴎外)」

せん-ろく【撰録】🔗🔉

せん-ろく [0] 【撰録】 (名)スル 文章に綴(ツヅ)って記録すること。

せん【撰】(和英)🔗🔉

せん【撰】 (a) compilation.A氏撰 edited (compiled) by Mr.A.→英和

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