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広辞苑の検索結果 (45)
ねば・い【粘い】🔗⭐🔉
ねば・い【粘い】
〔形〕[文]ねば・し(ク)
①ねばり気が多い。ねばっこい。
②動作が重く鈍い。すばやくない。日葡辞書「ネバイヒト」
ねば‐がた・し【粘固し】🔗⭐🔉
ねば‐がた・し【粘固し】
〔形ク〕
①弾力性があって固い。日葡辞書「ネバガタイキ(木)」
②ねばりづよい。日葡辞書「ネバガタイヒト」
ねば・す【粘す】🔗⭐🔉
ねば・す【粘す】
〔他四〕
ねばるようにする。ねばらせる。〈日葡辞書〉
ねば‐つ・く【粘着く】🔗⭐🔉
ねば‐つ・く【粘着く】
〔自五〕
ねばって物につく。ねばねばする。べたつく。「納豆が―・く」
ねばっ‐こ・い【粘っこい】🔗⭐🔉
ねばっ‐こ・い【粘っこい】
〔形〕
①ねばねばしている。ねばりけがある。
②性格・言動などが、しつこい。また、ねばりづよい。「―・い攻撃」「―・く問い詰める」
ねば‐つち【粘土】🔗⭐🔉
ねば‐つち【粘土】
ねばりのある土。ねんど。〈日葡辞書〉
ねば‐ねば【粘粘】🔗⭐🔉
ねば‐ねば【粘粘】
糸を引くような粘り気があるさま。また、そういうもの。「やにが―とくっつく」「―を洗い落とす」
ねばり【粘り】🔗⭐🔉
ねばり【粘り】
①ねばること。ねばるもの。また、その性質や程度。「―を取る」
②耐え忍んで持ちこたえる力。「―のある試合運び」
⇒ねばり‐がち【粘り勝ち】
⇒ねばり‐け【粘り気】
⇒ねばり‐ごし【粘り腰】
⇒ねばり‐のぎらん【粘芒蘭】
⇒ねばり‐も【粘藻】
ねばり‐がち【粘り勝ち】🔗⭐🔉
ねばり‐がち【粘り勝ち】
あきらめずに耐え忍んで勝つこと。
⇒ねばり【粘り】
ねばり‐け【粘り気】🔗⭐🔉
ねばり‐け【粘り気】
ねばりつく性質。粘着力。
⇒ねばり【粘り】
ねばり‐ごし【粘り腰】🔗⭐🔉
ねばり‐ごし【粘り腰】
相撲などで、相手の攻撃をもちこたえる粘り強い腰。比喩的に、物事に屈しない粘り強い態度。二枚腰。
⇒ねばり【粘り】
ねばり‐つ・く【粘り着く】🔗⭐🔉
ねばり‐つ・く【粘り着く】
〔自五〕
ねばって物につく。「あめが歯に―・く」
ねばり‐づよ・い【粘り強い】🔗⭐🔉
ねばり‐づよ・い【粘り強い】
〔形〕[文]ねばりづよ・し(ク)
①ねばりけが多い。
②耐えしのぶ力が強い。根気づよい。「―・い性格」「―・く戦う」
③〔理〕靱性じんせいが大きい。
ねばり‐ぬ・く【粘り抜く】🔗⭐🔉
ねばり‐ぬ・く【粘り抜く】
〔自五〕
根気強く事をし通す。「最後まで―・く」
ねば・る【粘る】🔗⭐🔉
ねば・る【粘る】
〔自五〕
①やわらかで、ちぎれにくく、物によくくっつく。徒然草「膠にかわにも作るものなれば―・りたるものにこそ」。「べたべた―・って扱いにくい」
②長時間にわたって根気づよく事をする。「あきらめずに―・る」
ねやし‐ぎぬ【粘絹】🔗⭐🔉
ねやし‐ぎぬ【粘絹】
(→)「ねりぎぬ(練絹)」に同じ。
ねや・す【黏す・粘す】🔗⭐🔉
ねや・す【黏す・粘す】
〔他四〕
①練ってねばりけがあるようにする、また、やわらかにする。こねる。日葡辞書「ソクイ(続飯)ヲヲ(押)シネヤス」
②(「錬す」と書く)金属を錬ねり上げる。精錬する。西大寺本最勝王経平安初期点「鑪の中にして銷けち錬ネヤシて清浄の金を得つ」
ね・ゆ【粘ゆ】🔗⭐🔉
ね・ゆ【粘ゆ】
〔自下二〕
ねばる。〈伊呂波字類抄〉
ねり【粘剤】🔗⭐🔉
ねり【粘剤】
和紙の流し漉きのため、紙料に混ぜる植物粘液。繊維を均等に分散して漂浮させ、美しく強い紙を造るのに有効に作用する。粘液を抽出する植物は主としてトロロアオイとノリウツギ。
ね・る【練る・錬る・粘る・煉る】(他五)🔗⭐🔉
ね・る【練る・錬る・粘る・煉る】
〔他五〕
①絹を灰汁あくなどで煮て柔らかくする。宇津保物語蔵開上「―・りたるうち綾」。日葡辞書「イトヲネル」
②木の枝や蔓を柔らかくして曲げて作る。拾遺和歌集恋「かの岡に萩かる男縄をなみ―・るやねりその砕けてぞ思ふ」
③こねまぜて、ねばらせる。太平記18「泥に―・られたる魚の如くにて」。「粘土を―・る」「糊を―・る」
④精製する。為忠百首「潮―・るかまどの煙けをぬるみ雪もたまらぬあまのあばらや」
⑤革かわ類を撓たわめ作る。なめす。「皮を―・る」
⑥鉄などに焼きを入れ硬度を調える。精錬する。日葡辞書「カネヲネリキタウ」
⑦学問・技芸をみがく。心身を鍛える。修養をつむ。浮世床初「いやいや、爰ぢやとナ、気を丹田に―・つて、金壱分を胃の腑にとつと落付けてナ」。「人格を―・る」
⑧推敲すいこうする。何度も考えて一層よくする。「草案を―・る」「作戦を―・る」
ねん‐えき【粘液】🔗⭐🔉
ねん‐えき【粘液】
①ねばりけのある液汁。
②生物体にある粘りのある液体の総称。粘液腺などから分泌される。蛋白質・糖その他を含み、動物では皮膚が乾燥することを防ぐなど、種々の役割を果たす。
⇒ねんえき‐しつ【粘液質】
⇒ねんえき‐すいしゅ【粘液水腫】
⇒ねんえき‐せん【粘液腺】
ねんえき‐しつ【粘液質】🔗⭐🔉
ねんえき‐しつ【粘液質】
ヒポクラテス以来の気質の4類型の一つ。冷静で、不活発であるが、粘り強い気質。淋巴質リンパしつ。
⇒ねん‐えき【粘液】
ねんえき‐すいしゅ【粘液水腫】🔗⭐🔉
ねんえき‐すいしゅ【粘液水腫】
甲状腺の機能減退によって起こる疾患。皮膚が肥厚し、蒼白で浮腫状。基礎代謝が低下し、談話・思考・運動などが鈍くなる。
⇒ねん‐えき【粘液】
ねんえき‐せん【粘液腺】🔗⭐🔉
ねんえき‐せん【粘液腺】
粘液を分泌する外分泌腺。動物では口腔・鼻腔・気道・消化管などの壁に多数存在して粘膜表面に開口し、分泌された粘液が表面を覆う。植物では食虫植物などに顕著。
⇒ねん‐えき【粘液】
ねん‐かつ【粘滑】‥クワツ🔗⭐🔉
ねん‐かつ【粘滑】‥クワツ
ねばってなめらかなこと。
ねん‐きん【粘菌】🔗⭐🔉
ねん‐きん【粘菌】
アメーバ状の栄養体と、胞子をつくる子実体の両方をもつ原生動物の一群。かつては菌類の一群とされた。真正粘菌(変形菌)と細胞性粘菌に大別される。
ねんけつ‐たん【粘結炭】🔗⭐🔉
ねんけつ‐たん【粘結炭】
石炭の一種。乾留すると一定温度において溶融し、揮発分を発生した後、多孔性の硬いコークスとなるもの。製鉄用コークスの原料。
ねん‐せい【粘性】🔗⭐🔉
ねん‐せい【粘性】
①ねばる性質。
②〔理〕(viscosity)流体内部で流れの速度が一様でないとき、速度を一様にしようとする力が生ずるような流体の性質。実在の流体には必ず多少の粘性がある。
⇒ねんせい‐りつ【粘性率】
ねんせい‐りつ【粘性率】🔗⭐🔉
ねんせい‐りつ【粘性率】
粘性の大小を表す量。流体中で流れの速度が異なるところがあると境界面で剪断せんだん応力が働き、その大きさは境界面の面積と面に垂直方向の速度勾配とに比例し、その間の比例係数として粘性率が定義される。一般に温度により著しく変化する。単位はパスカル秒またはポアズ。粘性係数。粘度。
⇒ねん‐せい【粘性】
ねん‐たい【粘体】🔗⭐🔉
ねん‐たい【粘体】
固体と液体との中間の性質をもつ物体。飴・糊などの類。
ねんだん‐せい【粘弾性】🔗⭐🔉
ねん‐ちゃく【粘着】🔗⭐🔉
ねん‐ちゃく【粘着】
ねばりつくこと。「―テープ」
⇒ねんちゃく‐ざい【粘着剤】
⇒ねんちゃく‐しつ【粘着質】
⇒ねんちゃく‐せい【粘着性】
⇒ねんちゃく‐テープ【粘着テープ】
⇒ねんちゃく‐りょく【粘着力】
ねんちゃく‐ざい【粘着剤】🔗⭐🔉
ねんちゃく‐ざい【粘着剤】
接着剤の一種。一時的な接着に用い、後で剥がすことができる。合成樹脂系・合成ゴム系などがある。
⇒ねん‐ちゃく【粘着】
ねんちゃく‐せい【粘着性】🔗⭐🔉
ねんちゃく‐せい【粘着性】
①ねばりつく性質。
②〔心〕感情の動きが少なく、知的な働きが緩慢で、ときに爆発的に感情放出を行う気質。
⇒ねん‐ちゃく【粘着】
ねんちゃく‐テープ【粘着テープ】🔗⭐🔉
ねんちゃく‐テープ【粘着テープ】
伸ばしてそのまま貼れるように糊を塗布したテープ。セロファン‐テープ・ビニール‐テープ・ガム‐テープなど。
⇒ねん‐ちゃく【粘着】
ねんちゃく‐りょく【粘着力】🔗⭐🔉
ねんちゃく‐りょく【粘着力】
ねばりつく力。
⇒ねん‐ちゃく【粘着】
ねん‐ど【粘土】🔗⭐🔉
ねん‐ど【粘土】
土壌学的には通常0.002ミリメートル以下の粒子をいう。造岩鉱物の化学的風化過程で生成する結晶質、非晶質の各種の粘土鉱物、酸化物鉱物から成る。広くは水を含めば粘性をもつ土の総称。れんが・瓦・セメント・陶磁器の製造原料となり、また児童の工作材料とする。ねばつち。「―細工」
⇒ねんど‐かく【粘土槨】
⇒ねんど‐がん【粘土岩】
⇒ねんど‐こうしょう【粘土鉱床】
⇒ねんど‐こうぶつ【粘土鉱物】
⇒ねんど‐しつ【粘土質】
ねん‐ど【粘度】🔗⭐🔉
ねん‐ど【粘度】
流体の粘性のこと。または、その大きさを示す量、すなわち粘性率のこと。
⇒ねんど‐けい【粘度計】
ねんど‐けい【粘度計】🔗⭐🔉
ねんど‐けい【粘度計】
流体の粘度を測定する器具。毛細管式・落球式・回転式・振動式などがある。
⇒ねん‐ど【粘度】
へな【埴・粘土】🔗⭐🔉
へな【埴・粘土】
黒くて粘気ねばりけのある水底の泥土。荒壁に塗る。ねんど。へなつち。
[漢]粘🔗⭐🔉
粘 字形
筆順
〔米部5画/11画/常用/3920・4734〕
〔音〕ネン(呉) デン(漢)
〔訓〕ねばる
[意味]
ねばりつく。ねばりけがある。「粘着・粘土・粘膜・粘板岩・粘葉でっちょう」
[解字]
形声。「米」+音符「占」(=一か所に定着する)。ねばりつく米の意。[黏]が本字。
筆順
〔米部5画/11画/常用/3920・4734〕
〔音〕ネン(呉) デン(漢)
〔訓〕ねばる
[意味]
ねばりつく。ねばりけがある。「粘着・粘土・粘膜・粘板岩・粘葉でっちょう」
[解字]
形声。「米」+音符「占」(=一か所に定着する)。ねばりつく米の意。[黏]が本字。
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ねば【粘】🔗⭐🔉
ねば [2] 【粘】
(1)ねばりけがあること。また,ねばねばするもの。
(2)「粘土(ネバツチ)」に同じ。
ねば・い【粘い】🔗⭐🔉
ねば・い 【粘い】 (形)[文]ク ねば・し
〔中世・近世の語〕
(1)ねばりけが多い。よくねばる。ねばっこい。「この松脂を取り入れて,いかにも―・くあやかれとて/狂言・松脂」
(2)動作などが重く鈍い。のろのろしている。「足元の―・いは三河者に極つたぞ/浄瑠璃・丹波与作(中)」
(3)手ごわい。「何の―・い事はない/浮世草子・風流曲三味線」
〔現在でも,関西地方その他で用いられる〕
[派生] ――さ(名)
ねば-つ・く【粘つく】🔗⭐🔉
ねば-つ・く [0] 【粘つく】 (動カ五[四])
ねばりけがある。ねばねばする。「御飯が―・く」
ねばっ-こ・い【粘っこい】🔗⭐🔉
ねばっ-こ・い [4] 【粘っこい】 (形)
(1)ねばりけがある。ねばねばする。「クモが―・い糸を吐く」
(2)しつこい。根気強い。「―・く攻撃する」
[派生] ――さ(名)
ねば-つち【粘土】🔗⭐🔉
ねば-つち [0] 【粘土】
ねばりけのある土。ねんど。ねば。
ねばり【粘り】🔗⭐🔉
ねばり [3] 【粘り】
(1)ねばること。ねばねばすること。また,その性質や程度。「―のない餅」
(2)根気。また,物事をもちこたえる力。「土俵際での―」
ねばり-がち【粘り勝ち】🔗⭐🔉
ねばり-がち [0] 【粘り勝ち】
最後までねばった末に勝つこと。
ねばり-け【粘り気】🔗⭐🔉
ねばり-け [0] 【粘り気】
ねばりつく力。ねばる程度。「―の強いとりもち」
ねばり-ごし【粘り腰】🔗⭐🔉
ねばり-ごし [0] 【粘り腰】
相撲で,なかなかくずれないねばり強い腰。転じて,ねばり強い態度。
ねばり-つ・く【粘り着く】🔗⭐🔉
ねばり-つ・く [0] 【粘り着く】 (動カ五[四])
ねばりけが強く,物について離れない。「汗で髪が―・く」
ねばり-づよ・い【粘り強い】🔗⭐🔉
ねばり-づよ・い [5] 【粘り強い】 (形)[文]ク ねばりづよ・し
(1)物がよくねばる性質である。
(2)よく物事に堪え忍ぶ性質である。根気強い。「―・く説得する」
(3)物質が外力に抗して破壊されにくい。
→靭性(ジンセイ)
[派生] ――さ(名)
ねばり-ぬ・く【粘り抜く】🔗⭐🔉
ねばり-ぬ・く [0][4] 【粘り抜く】 (動カ五[四])
最後まであきらめずやり通す。やりぬく。
ねば・る【粘る】🔗⭐🔉
ねば・る [2] 【粘る】 (動ラ五[四])
(1)やわらかでよく伸び,物にくっつきやすい状態である。「このもちはよく―・る」
(2)あきらめずに根気よく続ける。「最後まで―・って勝つ」「コーヒー一杯で閉店まで―・る」
[可能] ねばれる
ねや・す【黏す・粘す・錬す】🔗⭐🔉
ねや・す 【黏す・粘す・錬す】 (動サ四)
(1)練ってねばるようにする。こねる。「暮るるまでおし―・したる御そくいひ/咄本・醒睡笑」
(2)金属を精錬する。[名義抄]
ね・ゆ【粘ゆ】🔗⭐🔉
ね・ゆ 【粘ゆ】 (動ヤ下二)
ねばる。「水辺のねばい処では輪がまだ―・えて悪いぞ/周易抄」
ねん-えき【粘液】🔗⭐🔉
ねん-えき [1][0] 【粘液】
(1)ねばりけのある液。ねばねばした液体。
(2)粘液腺から分泌される粘性の物質。主成分は糖タンパク質。植物の葉や茎では捕虫に役立ち,ヒトでは,生体の運動を円滑にするはたらきがあり,消化器官では内容物の機械的消化や輸送,糞塊の形成,呼吸器官では異物の排泄などに関与している。
→漿液(シヨウエキ)
ねんえき-しつ【粘液質】🔗⭐🔉
ねんえき-しつ [4] 【粘液質】
〔心〕 ヒポクラテスの体液説に基づく気質の四類型の一。感情の変化や活気に乏しいが,粘り強く勤勉な気質。粘着質。
ねんえき-すいしゅ【粘液水腫】🔗⭐🔉
ねんえき-すいしゅ [5] 【粘液水腫】
甲状腺機能低下の際にみられる皮膚の症状。押してもへこまないむくみが顔・手・首・下腿などにみられ,特有の顔つきとなる。甲状腺機能低下症。
ねんえき-せん【粘液腺】🔗⭐🔉
ねんえき-せん [0] 【粘液腺】
粘液を分泌する外分泌腺。動植物体の粘膜の上皮に多く分布する。
ねん-かつ【粘滑】🔗⭐🔉
ねん-かつ ―クワツ [0] 【粘滑】
ねばねばしてなめらかなこと。
ねん-きん【粘菌】🔗⭐🔉
ねん-きん [0] 【粘菌】
変形菌の別名。
ねんけつ-たん【粘結炭】🔗⭐🔉
ねんけつ-たん [4][0] 【粘結炭】
乾留すると融合してコークスになる石炭。良質のものは製鉄用にする。
ねん-せい【粘性】🔗⭐🔉
ねん-せい [0] 【粘性】
(1)ねばる性質。ねばりけ。
(2)〔viscosity〕
流体の流れでは,流体中の面に対して接線応力が働き,流れに対する抵抗が生ずる。この性質または生ずる抵抗のこと。
ねんせい-りつ【粘性率】🔗⭐🔉
ねんせい-りつ [3] 【粘性率】
流体の粘性の度合を表す語。運動する流体中のある面に対して,その接線方向に現れるずれ応力の大きさは,面に垂直な方向の速度勾配に比例する。その比例定数を粘性率という。物質の種類,温度によって変化する。粘度。粘性係数。
ねんせい-りゅうたい【粘性流体】🔗⭐🔉
ねんせい-りゅうたい ―リウ― [5] 【粘性流体】
粘性をもつ流体。流体力学で,流体の粘性を考慮に入れなければならないとき,その対象となる流体を特に粘性流体と呼ぶ。
→完全流体
ねん-たい【粘体】🔗⭐🔉
ねん-たい [0] 【粘体】
粘性の大きな物体。飴(アメ)の類。粘性体。粘性流体。
ねんだん-せい【粘弾性】🔗⭐🔉
ねんだん-せい [0] 【粘弾性】
速い変形に対しては,ずれの弾性を示し,遅い変形に対しては粘性流動を示す力学的性質。高分子物質やその溶液にみられることが多い。
ねん-ちゃく【粘着】🔗⭐🔉
ねん-ちゃく [0] 【粘着】 (名)スル
ねばりけのあるものが他の物にぴったりくっつくこと。「しっかりと―している」「―物(ブツ)」
ねんちゃく-ご【粘着語】🔗⭐🔉
ねんちゃく-ご [0] 【粘着語】
⇒膠着語(コウチヤクゴ)
ねんちゃく-ざい【粘着剤】🔗⭐🔉
ねんちゃく-ざい [4][0] 【粘着剤】
接着剤の一。はがすことのできる一時的な接着に用いる。
ねんちゃく-しつ【粘着質】🔗⭐🔉
ねんちゃく-しつ [4] 【粘着質】
(1)「粘液質」に同じ。
(2)「粘着性」に同じ。
ねんちゃく-せい【粘着性】🔗⭐🔉
ねんちゃく-せい [0] 【粘着性】
ねばりつく性質。粘着質。「―が強い」
ねんちゃく-テープ【粘着―】🔗⭐🔉
ねんちゃく-テープ [5] 【粘着―】
セロファン・ビニール・紙などのテープに接着剤を塗ったもの。
ねんちゃく-りょく【粘着力】🔗⭐🔉
ねんちゃく-りょく [4] 【粘着力】
ねばりけがあって,よく物につく力。
ねん-ど【粘土】🔗⭐🔉
ねん-ど [1] 【粘土】
岩石・鉱物が風化分解,あるいは変成作用によってできた,きわめて微細な粒子の集合体。粒径0.0039ミリメートル未満のもの。湿っていると吸着性・可塑(カソ)性・粘性をもち,赤熱すると固結する。陶器・耐火物・瓦・セメントなどの原料となる。
ねんど-がん【粘土岩】🔗⭐🔉
ねんど-がん [3] 【粘土岩】
粘土からなる堆積岩。
ねんど-こうぶつ【粘土鉱物】🔗⭐🔉
ねんど-こうぶつ ―クワウ― [4] 【粘土鉱物】
粘土を構成する鉱物。風化作用・熱水変質作用などによって二次的にできた,水を含んだケイ酸塩からなる。カオリナイト・モンモリロナイト・アロフェンなど。
ねんど-しつ【粘土質】🔗⭐🔉
ねんど-しつ [3] 【粘土質】
粘土を多く含んでいる物質。また,その状態。
ねん-ど【粘度】🔗⭐🔉
ねん-ど [1] 【粘度】
「粘性率」に同じ。
ねんど-けい【粘度計】🔗⭐🔉
ねんど-けい [0] 【粘度計】
流体の粘性率を測定する装置。毛細管を通して流体を流し,両端の圧力差と流量をはかる方式や,その流体の中で固体を振動または回転させ,それにはたらく力をはかる方式などがある。
へな【埴・粘土】🔗⭐🔉
へな [2] 【埴・粘土】
粘りけのある土。粘土。へなつち。はに。
へな-つち【埴土・粘土】🔗⭐🔉
へな-つち [0] 【埴土・粘土】
「へな(埴)」に同じ。
ねばつく【粘つく】(和英)🔗⭐🔉
ねばつく【粘つく】
⇒粘る.
ねばる【粘る】(和英)🔗⭐🔉
ねんえき【粘液】(和英)🔗⭐🔉
ねんせい【粘性】(和英)🔗⭐🔉
ねんせい【粘性】
《理》viscosity.→英和
ねんど【粘土】(和英)🔗⭐🔉
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