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広辞苑の検索結果 (28)

かぜ‐の‐あし【風の脚】🔗🔉

かぜ‐の‐あし風の脚】 風の吹いてゆく動き。また、その速さ。

かぜ‐の‐いき【風の息】🔗🔉

かぜ‐の‐いき風の息】 〔気〕風速・風向の不規則な変動。地表付近の風に生じる。上層の風では比較的小さい。→突風→スコール→陣風

かぜ‐の‐いろ【風の色】🔗🔉

かぜ‐の‐いろ風の色】 (草木などの動きで知られる)風の動き。また、その趣。かぜいろ。玉葉集「八重葎むぐら秋の分け入る―を」

かぜ‐の‐おとずれ【風の訪れ】‥オトヅレ🔗🔉

かぜ‐の‐おとずれ風の訪れ‥オトヅレ 風の吹いてくることを人の訪れてくることにたとえていう語。謡曲、景清「―いづちとも、知らぬ迷ひのはかなさを」

かぜ‐の‐かみ【風の神】🔗🔉

かぜ‐の‐かみ風の神】 ①風を支配する神。級長津彦命しなつひこのみことをいう。 ②風邪をはやらせる疫神。〈[季]冬〉。好色二代男「―をおくると色町子共さはぎて」 ③江戸時代、風邪がはやる時、その疫神を追い払うと称して、仮面をかぶり太鼓を打って門付けして歩いた乞食。 ⇒かぜのかみ‐おくり【風の神送り】 ⇒かぜのかみ‐まつり【風の神祭】

かぜのかみ‐おくり【風の神送り】🔗🔉

かぜのかみ‐おくり風の神送り】 風邪がはやる時、その疫神を送り出す呪まじないの行事。大勢が風の神に擬した人形をかつぎ、提灯をともし、鉦・太鼓ではやし立てて練りあるき、町送りになどする。 ⇒かぜ‐の‐かみ【風の神】

かぜのかみ‐まつり【風の神祭】🔗🔉

かぜのかみ‐まつり風の神祭】 風災を免れ豊作を祈る祭。7月4日(今は7月第1日曜)まで1週間、奈良の竜田神社で行われる。風鎮祭。→風祭かざまつり ⇒かぜ‐の‐かみ【風の神】

かぜ‐の‐きこえ【風の聞え】🔗🔉

かぜ‐の‐きこえ風の聞え】 ほのかに聞くこと。うわさ。風聞ふうぶん。風のたより。

かぜ‐の‐こ【風の子】🔗🔉

かぜ‐の‐こ風の子】 子供が寒風の中でも元気に遊び楽しむことを言う語。「子供は―」

かぜ‐の‐さき【風の先】🔗🔉

かぜ‐の‐さき風の先】 風の吹き行く方向。かぜさき。かぜのすえ。

かぜ‐の‐したみず【風の下水】‥ミヅ🔗🔉

かぜ‐の‐したみず風の下水‥ミヅ 風に吹かれて落ちるしずく。夫木和歌抄9「山里の松より落つる―」

かぜ‐の‐すえ【風の末】‥スヱ🔗🔉

かぜ‐の‐すえ風の末‥スヱ 風の吹き行く方向。かぜのさき。新千載和歌集「をちこちの―なる葛かづらいづ方よりか思ひ絶えなむ」

かぜ‐の‐すがた【風の姿】🔗🔉

かぜ‐の‐すがた風の姿】 ①風に吹かれて草木のなびくさま。 ②(「風姿ふうし」の訓読)うるわしい姿。尭孝集「高き世に―もたちかくれ富士の烟の絶えぬ道とて」

かぜ‐の‐たまくら【風の手枕】🔗🔉

かぜ‐の‐たまくら風の手枕】 風に吹かれながら寝ること。拾遺和歌集愚草員外「―月のさむしろ」

かぜ‐の‐たより【風の便り】🔗🔉

かぜ‐の‐たより風の便り】 ①風が吹きおくること。風の使い。古今和歌集「花の香を―にたぐへてぞ鶯さそふしるべにはやる」 ②どこから来たとも分からぬほのかな便り。うわさ。風のつて。風聞ふうぶん。拾遺和歌集哀傷「君まさばまづぞ折らまし桜花―に聞くぞ悲しき」

かぜ‐の‐つかい【風の使】‥ツカヒ🔗🔉

かぜ‐の‐つかい風の使‥ツカヒ (→)「かぜのたより」1に同じ。

かぜ‐の‐つて【風の伝】🔗🔉

かぜ‐の‐つて風の伝(→)「かぜのたより」2に同じ。

かぜのと‐の【風の音の】🔗🔉

かぜのと‐の風の音の】 〔枕〕 (風の音のように遠くの意で)「遠き」にかかる。

かぜ‐の‐ながれ【風の流れ】🔗🔉

かぜ‐の‐ながれ風の流れ】 「風流ふうりゅう」を訓読した語。古今著聞集5「色深き君が心の花散りて身にしむ―とぞ見し」

かぜ‐の‐はふり【風の祝】🔗🔉

かぜ‐の‐はふり風の祝】 風をしずめるために、風神を祭る神官。風の祝子はふりこ○風の吹きまわしかぜのふきまわし その時のなりゆき。「どういう―か、今日は早起きだ」 ⇒かぜ【風】

○風の吹きまわしかぜのふきまわし🔗🔉

○風の吹きまわしかぜのふきまわし その時のなりゆき。「どういう―か、今日は早起きだ」 ⇒かぜ【風】 かぜ‐の‐ぼん風の盆】 風の神を鎮め、豊年を祈る行事。富山市八尾やつお町で毎年二百十日の9月1日から3日間行われる。町中の男女が越中おわら節を三味線・胡弓・太鼓の伴奏で唄い、夜を徹して踊り歩く。おわらまつり。〈[季]秋〉 かぜ‐の‐ま風の間】 風のやんでいる間。かざま。新勅撰和歌集「―に誰結びけん花すすき」

かぜ‐の‐ぼん【風の盆】🔗🔉

かぜ‐の‐ぼん風の盆】 風の神を鎮め、豊年を祈る行事。富山市八尾やつお町で毎年二百十日の9月1日から3日間行われる。町中の男女が越中おわら節を三味線・胡弓・太鼓の伴奏で唄い、夜を徹して踊り歩く。おわらまつり。〈[季]秋〉

かぜ‐の‐ま【風の間】🔗🔉

かぜ‐の‐ま風の間】 風のやんでいる間。かざま。新勅撰和歌集「―に誰結びけん花すすき」 ○風の前の塵かぜのまえのちり 物事のはかなく不安定なことのたとえ。「風の前の灯火ともしび」とも。平家物語1「たけき者も遂にはほろびぬ。ひとへに―に同じ」 ⇒かぜ【風】

○風の前の塵かぜのまえのちり🔗🔉

○風の前の塵かぜのまえのちり 物事のはかなく不安定なことのたとえ。「風の前の灯火ともしび」とも。平家物語1「たけき者も遂にはほろびぬ。ひとへに―に同じ」 ⇒かぜ【風】 かぜのまたさぶろう風の又三郎‥ラウ 宮沢賢治作の童話。1934年(昭和9)刊。東北の小学校に転校してきた不思議な少年と、村の子供たちとの交流を描く。 かぜ‐の‐やどり風の宿】 風を人と見なして、その宿るところ。古今和歌集「花散らす―は誰か知る」 かぜ‐の‐やなぎ風の柳】 ①柳の枝が風に吹かれた時のように、ゆらゆらと動くさま。 ②さからわずに受け流すさま。柳に風。風に柳。 かぜ‐の‐やまい風の病‥ヤマヒ ①邪気にあたって受けるという病気。 ②神経系統の病気、すなわち頭痛・骨節疼痛などの俗称。 ③感冒。

かぜのまたさぶろう【風の又三郎】‥ラウ🔗🔉

かぜのまたさぶろう風の又三郎‥ラウ 宮沢賢治作の童話。1934年(昭和9)刊。東北の小学校に転校してきた不思議な少年と、村の子供たちとの交流を描く。

かぜ‐の‐やどり【風の宿】🔗🔉

かぜ‐の‐やどり風の宿】 風を人と見なして、その宿るところ。古今和歌集「花散らす―は誰か知る」

かぜ‐の‐やなぎ【風の柳】🔗🔉

かぜ‐の‐やなぎ風の柳】 ①柳の枝が風に吹かれた時のように、ゆらゆらと動くさま。 ②さからわずに受け流すさま。柳に風。風に柳。

かぜ‐の‐やまい【風の病】‥ヤマヒ🔗🔉

かぜ‐の‐やまい風の病‥ヤマヒ ①邪気にあたって受けるという病気。 ②神経系統の病気、すなわち頭痛・骨節疼痛などの俗称。 ③感冒。 ○風破窓を射るかぜはそうをいる [百聯抄解]風が窓の破れから吹き込む。貧しいわび住まいにいう。 ⇒かぜ【風】 ○風は吹けども山は動かずかぜはふけどもやまはうごかず まわりが騒がしく混乱していても、自若じじゃくとして少しも動じないたとえ。 ⇒かぜ【風】 ○風邪は万病の元かぜはまんびょうのもと 風邪はあらゆる病気の元であるから用心すべきであるということ。「風邪は百病の長」とも。 ⇒かぜ【風】 ○風光るかぜひかる 春の陽光の中をそよそよと風が吹きわたるのをいう。〈[季]春〉 ⇒かぜ【風】

大辞林の検索結果 (15)

かぜ=の吹き回し🔗🔉

――の吹き回し 事態のなりゆき。形勢。「君がこんなに親切にしてくれるのはどういう―だい」

かぜ=の前の塵(チリ)🔗🔉

――の前の塵(チリ) 〔「風前(フウゼン)の塵」を訓読みした語〕 (1)物事のもろくはかないことのたとえ。風前の塵。「たけき者も遂には滅びぬ,偏(ヒト)へに―に同じ/平家 1」

かぜ=の前の灯(トモシビ)🔗🔉

――の前の灯(トモシビ) 「風前(フウゼン)の灯」に同じ。

かぜ-の-いき【風の息】🔗🔉

かぜ-の-いき [4] 【風の息】 風が比較的短時間に強くなったり弱くなったり,息をしているように不規則に変動する現象。かざいき。

かぜ-の-かみ【風の神】🔗🔉

かぜ-の-かみ [4] 【風の神】 (1)風をつかさどる神。風神(フウジン)。 (2)風邪をはやらせる厄神(ヤクジン)。 (3)江戸時代,風邪の神を追い払うと称して面をかぶり,太鼓をたたいて門付をした物乞い。「茶碗焼出す高原といふ所に―と相住して/浮世草子・色三味線」 風の神(3) [図]

かぜのかみ-おくり【風の神送り】🔗🔉

かぜのかみ-おくり [6] 【風の神送り】 風邪の神や悪疫・虫害を追い払う儀礼。

かぜのかみ-まつり【風の神祭】🔗🔉

かぜのかみ-まつり [6] 【風の神祭】 風害を避けて,豊作を願う祭り。竜田神社で六月二八日から七月四日まで行われる。風鎮(フウチン)祭。

かぜ-の-こ【風の子】🔗🔉

かぜ-の-こ [0] 【風の子】 〔寒風の中でも元気に遊んでいることからいう〕 子供のこと。「子供は―」

かぜ-の-すがた【風の姿】🔗🔉

かぜ-の-すがた 【風の姿】 〔「風姿(フウシ)」の訓読み〕 うるわしい姿。「高き世に―もたちかくれ/尭孝集」

かぜ-の-たより【風の便り】🔗🔉

かぜ-の-たより [4] 【風の便り】 (1)どこからともなく伝わってくる消息やうわさ。風聞。「―に聞く」 (2)風が吹きおくること。風の使い。「花の香を―にたぐへてぞ/古今(春上)」 (3)ふとした機会。ちょっとした折。「いかなりける―にか,ほのかに見きこえ給ひてけり/狭衣 1」

かぜのと-の【風の音の】🔗🔉

かぜのと-の 【風の音の】 (枕詞) 「遠し」にかかる。「―遠き我妹(ワギモ)が着せし衣(キヌ)/万葉 3453」 〔風の音は遠くより聞こえることから,また風の便りに消息を聞く意からとも〕

かぜ-の-ぼん【風の盆】🔗🔉

かぜ-の-ぼん [4] 【風の盆】 富山県八尾(ヤツオ)町で九月一日から三日まで行われる行事。風の神を鎮め豊年を祈り,胡弓(コキユウ)の加わった地方(ジカタ)のはやしに合わせて「越中おわら節」を歌い踊り明かす。[季]秋。

かぜのまたさぶろう【風の又三郎】🔗🔉

かぜのまたさぶろう ―マタサブラウ 【風の又三郎】 童話。宮沢賢治作。1934年(昭和9)刊。東北の小学校に転校してきた少年を,村の子供たちが風の化身と思い,恐れ親しむ姿が自然の中の遊びを通して描かれる。

かぜ-の-やなぎ【風の柳】🔗🔉

かぜ-の-やなぎ 【風の柳】 (1)柳の枝葉が風に吹かれてゆらゆらと揺らぐさま。 (2)逆らわず軽く受け流すこと。風に柳。「何事もあらそはぬ,―のしなやかに/人情本・辰巳園(初)」

かぜ-の-やまい【風の病】🔗🔉

かぜ-の-やまい ―ヤマヒ 【風の病】 (1)悪い気に当たって起こるとされた病。頭痛・関節疼痛など神経系統の病気の俗称。風病(フウビヨウ)。 (2)感冒。風邪。

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