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お【御】🔗🔉

お【御】 (接頭) 〔「おん」の変化〕 (一)相手・第三者の状態・行動や関連する事物を示す語につけて、それぞれの人に対する敬意を表わしたり 自己の動作につけて謙譲の意を表わしたり する。 「―見えになる/―待たせしました/こちらから―電話します/―荷物を―持ちしましょう」 (二)目下の者に対する穏やかな命令の表現に用いられる。 「さあ、―読みなさい」〔ぞんざいな表現では「さあ、―読み」とも言う〕 (三)窮乏状態・不本意な状態に堪えた相手に対する同情・ねぎらいの気持を表わす敬意表現。「お…でした/お…でしょう」を名詞化する時に用いられる。 「―あいにく様[0]・― 気の毒様[0]・― 粗末様[2]・― 疲れ様[0]・―待遠様[0]/―りっぱでした」 (四)話題になっている語を美化すると同時に、言語主体が表現を優雅にしようという気持を表わす。〔女性に好んで使われる傾向があり、時には ほとんど無意味。固定表現として「おご〜・おみ〜」と重ね用いることも有るが、乱用するとかえっておかしい〕 「―静かですこと/―暑いこと/―茶・―米/―三時[2]」 (五)その語の持つ消極的意味を、軽蔑(ベツ)・非難・批判の気持を含めて強調的に表わす。 「―世辞にも/―粗末[2]・―役所仕事・―義理」 (六)女性の名前〔=多くは二音節〕に添えた語。 「―花(さん)・唐人―吉キチ」 [表記](六)は、「〈阿・〈於」とも書く。

おん【御】🔗🔉

おん【御】 (接頭) 〔「大御」の変化形「おおん」の変化〕 尊敬・丁寧の意味を表わす。〔「お」より尊敬・丁寧の意が強く、また、やや改まった表現〕 「―礼[0]・―年三十歳」

ぎょ[御]🔗🔉

ぎょ[御] (一)(馬を)あつかう。世をおさめる。 「御者・統御・制御」 (二)皇室関係の語につけて尊敬の意味を表わす。 「御物・御苑エン・崩御・還御」

ご[御]🔗🔉

ご[御] [一](接頭) (一)(A)〔相手に関する物事を表わす語につけて〕尊敬の意を表わす。 「御両親[2]・御旅行[0]/決して御損にはなりません」 (B)〔相手に対する動作を表わす語につけて〕けんそんの意を表わす。 「御説明申しあげます」 (二)(一)から転じて、皮肉、辛味の批評を表明する意をも表わす。 「遊んで暮らせるなんて結構な御身分ですね/御大層・御丁寧」 [二](接尾) 相手(の親族を指す時)につける敬語。 「母御ハハゴ・姐御アネゴ」〔[一]は字音語につけて、[二]は和語につけて言う〕

み【御】【深】🔗🔉

み【御】【深】 (接頭) 天皇・神仏などに関する語に添えて、尊敬・丁寧の気持を表わす。 「―世・―位[0]・―仏[0]・―心[0]」 もと、「きれいな・賞美すべき」という意味で添えた語。 「―雪・―空[0][2]・―吉野[0]」

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