さん【三・参】 (１)数の名。2 より一つ多い数。1 の 3 倍の数。み。みつ。みっつ。 (２)2 番目の次の順番。「―の酉（とり）」 (３)「三の糸」の略。「―下がり」

さん【桟】 (１)戸や障子の骨。 (２)雨戸の猿。 (３)蓋（ふた）などが反るのを防ぐため裏に打ち付ける細い横木。

さん【産】 (１)子供が生まれること。出産。「軽いお―だった」 (２)生まれ育った土地。「ぼくは東北の―だ」 (３)財産。資産。「―を成す」「―を傾ける」 (４)その土地で生産されたものであることを表す。「北海道―」

さん【算】 (１)占いに用いる算木（さんぎ）。また，占い。 (２)昔，中国から渡来した計算用具。長方形の小木片，271 枚を集めたもの。

さん【酸】 (１)すっぱいもの。すっぱい味。「―が強い夏みかん」 (２)〔化〕水に溶けたときに電離して，水素イオンを生じる物質。いわゆる酸性はこの水素イオンによる。酸味をもち，青色リトマス試験紙を赤色に変え，塩基と反応して塩と水を生じる。また，イオン化列で水素よりも前にある金属を溶かして塩をつくり水素ガスを発生する。酸はその電離度により，強酸と弱酸に区別される。現在では水溶液のみでなく，広範な化学反応を酸・塩基の立場で説明するために，酸を陽子供与体としたり，電子対受容体とする定義が用いられている。

さん【賛・讃】 (１)漢文の文体の一。人や物をほめたたえる際の文体。 (２)東洋画で，その絵に関した詩歌・文章を画面の中に記すこと。また，その詩歌・文章。画賛。 (３)仏・菩薩の功徳をほめたたえた言葉。梵讃（ぼんさん）・和讃の類。

さん【惨】 （ト/タル） ひどくいたましいさま。「―たる結果に終わる」

さん【燦】 （ト/タル） あざやかなさま。きらびやかなさま。「―として輝く」

さん （接尾） 〔「さま（様）」の転〕 (１)人名・職名などに付けて軽い敬意や親愛の意を表す。「山本―」「象―」 (２)丁寧にいう。「ごくろう―」

さん【山】 （接尾） (１)山の名に付けていう。「富士―」 (２)仏寺の称号に添えていう。山号。「金竜―浅草寺」

サン【三】 〔中国語〕 さん。みっつ。

サン【sun】 太陽。

サン【San】 アフリカのサハラ砂漠に住む民族。体は全体に小柄。採集狩猟による移動生活を営む。アフリカ南部に多数の岩面画を残す。ヨーロッパ人によって，ブッシュマンと呼ばれてきた。