ます【升・枡・桝】 (１)液状・粉状・粒状の物の一定量をはかる方形・円筒形の器具。 (２)歌舞伎劇場や相撲小屋で，四角く区切った客席。仕切り枡。切り枡。枡席。

ますあみ【枡網】 建て網の一。魚を導く垣網と魚を取り囲む囲い網とから成り，囲い網の屈曲部に紡錘形で内部に返しが付いた袋網を付ける。

ますがた【枡形・升形】 (１)升のような四角い形。 (２)⇒斗（ます） (３)直角に設けられた二つの城門と城壁とで囲まれた四角い空き地。敵の直進を妨げ，勢いを鈍らせる。

ますがたもん【枡形門】 城の入り口の形式の一。城門の内側に L 字形の城壁を設け，あいている辺に城門を構え，曲輪（くるわ）内にはいるのに二つの門を通るようにしたもの。

ますぐみ【枡組み・斗組み】 (１)障子・襖（ふすま）などの骨を四角に組むこと。また，組んだもの。 (２)⇒斗（ときよう）

ますざけ【升酒・枡酒】 (１)升についだ酒。 (２)升売りの酒。

ますせき【升席・枡席】 「升_(２)」に同じ。

ますめ【升目・枡目】 (１)升ではかった量。 (２)升形の模様・枠・欄など。「原稿用紙の―」

【枡】 〔画　数〕8画 〔区 点〕5938〔ＪＩＳ〕5B46〔シフトJIS〕9E65 〔異体字〕桝 〔音 訓〕ます 〔熟語一覧〕 →京枡（きょうます） →斗枡（とます） →升・枡・桝（ます） →枡網（ますあみ） →枡形・升形（ますがた） →枡形門（ますがたもん） →枡組み・斗組み（ますぐみ） →升酒・枡酒（ますざけ） →升席・枡席（ますせき） →升目・枡目（ますめ）