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かぶら‐づか【蕪束・束】🔗🔉

かぶら‐づか【蕪束・束】 洋風寄せ棟小屋組で、隅合掌(すみがっしょう)が集まる所の真束(しんづか)。

そく【束】🔗🔉

そく【束】 物を数える単位。 1 稲など一〇把をひとまとまりとしたもの。 2 半紙一〇帖、すなわち二〇〇枚をいう。 3 矢の長さをはかる単位。親指を除いた四本の指の幅。一にぎり分の長さ。約二寸五分(約七・七センチメートル)。「十三束三伏」 4 射芸で、蟇目(ひきめ)の矢二〇本のこと。 5 薪炭、竹材などの容積にいう。 6 板、貫、小割などの木材の材積単位。四分板は二・五坪分、六分板では一・五坪分。 江戸時代、商人などが用いた符牒。 1 一をさす。 2 十をさす。 3 百をさす。釣りで釣った魚の数、また寄席などの客の数についていう。「束釣り」 4 千をさす。多く、金銭の一千文すなわち一貫をいう。 約束のこと。主に、京都祇園の花街で、日柄約束の意に用いる。 数学で、代数系の一つ。ある集合の上に二つの演算が定義され、それらが交換、結合の両法則をみたし、かつ互いに他に対する吸収法則をみたすならば、この集合を束という。 ●束に立(た)つ 歌舞伎で踵(かかと)をつけて両足でまっすぐに立つこと。直線的な感じをみせる演技。

●束に立(た)つ🔗🔉

●束に立(た)つ 歌舞伎で踵(かかと)をつけて両足でまっすぐに立つこと。直線的な感じをみせる演技。 そく【足】 1 人形浄瑠璃社会や役者仲間などで、足をいう。また、俗に獣の足をいう。 2 費用。 3 たりること。十分にあること。「足不足」 4 履物の一そろい。一足。 〔接尾〕 1 両足につける一対のものを数えるのに用いる。「草履一足」 2 椅子などを数えるのに用いる。 3 鞠(まり)を蹴る回数や、鞠の数を数えるのに用いる。

そく‐がり【束刈】🔗🔉

そく‐がり【束刈】 田地の面積を測る古法。刈り取った稲の束数でその田の広狭を知ること。かり。

そく‐しゅ【束手】🔗🔉

そく‐しゅ【束手】 手をつかねること。手出しをしないこと。反抗しないで傍観すること。

そく‐しゅう【束脩】(‥シウ)🔗🔉

そく‐しゅう【束脩】(‥シウ) 束ねた干し肉。古く中国で、初めて師をおとずれる時、贈物として持参したもの。転じて、入門する時に持参する謝礼の金品。入学の時に納める金銭。

そくしん‐らん【束心蘭】🔗🔉

そくしん‐らん【束心蘭】 ユリ科の多年草。本州の関東以西、中国、四国、九州の山地の路傍や草原に生える。高さ三〇〜七〇センチメートル。短い地下茎があり、長さ一〇〜三〇センチメートルの線形の葉を多数根生する。古い葉の繊維が株の基部にシュロ毛状に残る。五〜七月頃、葉の間から穂状花序を伸ばし、長さ約六ミリメートルの淡紅色を帯びた白色の筒状花を密につける。花の基部には線形の小さな苞があり、花序全体にちぢれ毛が密生する。

そく‐せい【束生】🔗🔉

そく‐せい【束生】 茎・枝・葉・花などが接近して見かけ上、多数がたばのようになって生ずること。

そく‐せん【束線】🔗🔉

そく‐せん【束線】 一定点を通る直線のたば。

そく‐たい【束帯】🔗🔉

そく‐たい【束帯】 1 律令制以降男子の朝服。天皇は即位以外の晴れの儀式に、臣下は参朝の時をはじめ、大小の公事に必ず着用した正服。その形状、構成は時代により変遷があるが、中心となる構成は冠・袍・半臂(はんぴ)・下襲(したがさね)・衵(あこめ)・単(ひとえ)・表袴(うえのはかま)・大口(おおくち)・石帯(せきたい)・帖紙(たとう)・笏(しゃく)・襪(しとうず)・靴等で、武官と帯剣勅許の文官は剣・平緒(ひらお)を着用する。 2 (―する)正装で威儀をただすこと。

そく‐た・う【束帯う】(‥タふ)🔗🔉

そく‐た・う【束帯う】(‥タふ) 〔自ハ四〕(名詞「そくたい(束帯)」の動詞化)公卿の礼服に身を正す。*謡曲・雲林院「ある夜の夢にとある花のもとに束帯ひ給へる男」

そく‐はく【束帛】🔗🔉

そく‐はく【束帛】 たばねた絹。礼物として使用した。

そく‐ばく【束縛】🔗🔉

そく‐ばく【束縛】 1 一つにまとめて縛ること。縛りとらえること。 2 行動に制限を加えて自由をうばうこと。「一生を束縛される」

そく‐はつ【束髪】🔗🔉

そく‐はつ【束髪】 1 髪をたばねて結うこと。また、頭上でたばねた髪の総称で、男女ともに称した。 2 明治一八年以降、女性の間に流行した水油を使った髪の結い方。上げ巻・下げ巻・英吉利(イギリス)巻・マーガレット、また庇髪・耳隠・二百三高地・七三・オールバック・S巻など、その時の流行によっていろいろな名がつけられた。

たたら‐づか【束】🔗🔉

たたら‐づか【束】 高欄の束。通(とおしたたら)、込(こみたたら)がある。たたりかた。

たば【束・把】🔗🔉

たば【束・把】 1 いくつかの物を一まとめにしてくくったもの。そく。*詞葉新雅「タバニスルつかぬる」 2 「たばかぜ(束風)」の略。 〔接尾〕たばねた物を数えるのに用いる。 ●束になって掛(か)かる 大勢がいっしょになって一つのものに向かう。

●束になって掛(か)かる🔗🔉

●束になって掛(か)かる 大勢がいっしょになって一つのものに向かう。 だ‐は【打破】 (古くは「たは」とも)うち破ること。負かすこと。また、障害となっていたものを取り除くこと。「旧来の悪弊を打破する」

たば‐かぜ【束風】🔗🔉

たば‐かぜ【束風】 西北から吹く強風。西北風。おもに日本海岸地方でいう。束。《季・冬》

たば・ぬ【束ぬ】🔗🔉

たば・ぬ【束ぬ】 〔他ナ下二〕⇒たばねる(束)

たばね【束】🔗🔉

たばね【束】 1 束ねること。束にすること。また、そのもの。たば。 2 取り締まること。ひとつにまとめること。また、その人。取締役。監督。統率者。*浄・博多小女郎波枕‐中「此の心清町一町のたばねをする年寄」 3 江戸時代に行われた、男の髪の結い方の一種。

たばね‐がみ【束髪】🔗🔉

たばね‐がみ【束髪】 無造作に束ねただけの頭髪。

たばね‐ぎ【束木】🔗🔉

たばね‐ぎ【束木】 1 束にした薪(まき)。束ねた、たきぎ。*浮・好色一代男‐三「たばね木の当座買い」 2 紋所の名。木を束ねた形を図案化したもの。

たばね‐のし【束熨斗】🔗🔉

たばね‐のし【束熨斗】 1 熨斗(のし)を束ねたもの。 2 1を模様としたもの。また、それを図案化した紋所。

たば・ねる【束ねる】🔗🔉

たば・ねる【束ねる】 〔他ナ下一〕たば・ぬ〔他ナ下二〕 1 細長いもの、毛、紙などを一つにまとめて紐などでくくる。束にする。*虎寛本狂言・河原太郎「藁でたばねても男は男じゃに」 2 ある組織の全体をまとめる。また、その役をする。「業界を束ねる人」

たばね‐わた【束綿】🔗🔉

たばね‐わた【束綿】 越前国(福井県)から産出された真綿。色はきわめて白く、品質が上等であったため多く進物などに利用された。

たば‐わけ【束分】🔗🔉

たば‐わけ【束分】 1 地主と小作人との間で刈り取った米や麦をあらかじめ約定した割合で配分すること。刈分。稲分。 2 束にして分けること。野菜などを一定の束にすること。

たわし【束子】(たはし)🔗🔉

たわし【束子】(たはし) (歴史的かなづかいは、通常「たはし」とするが、確かな根拠はない。「たわし」とする説もある)わらや棕櫚(しゅろ)の毛などを束ねて作り、器物をこすって洗いみがく道具。

つか【束】🔗🔉

つか【束】 (「つかねる(束)」「つかむ(掴)」と同源) 1 長さの単位。手でつかんだほどの長さ。すなわち、指四本分の幅にあたる。古代の単位で和数詞について「八束(やつか)」「十束(とつか)」などと用いる。後世は、矢の長さの場合だけに用いる。ただし、音読して「そく」という。 2 古代、稲の量をはかるのに用いた単位。重さ一斤の稲を一把とし、一〇把を一束という。 3 紙をたばねたものの厚み。転じて、本の表紙を除いた中身の厚さ。書物の厚さ。 4 「つかばしら(束柱)」の略。 ●束の間(ま・あいだ) (一束(ひとつか)、すなわち指四本の幅、の意から)時間がごく短いこと。少しの間。ごく短い時間のたとえ。*万葉‐五〇二「夏野行く小鹿の角の束間(つかのま)も妹が心を忘れて思へや」

●束の間(ま・あいだ)🔗🔉

●束の間(ま・あいだ) (一束(ひとつか)、すなわち指四本の幅、の意から)時間がごく短いこと。少しの間。ごく短い時間のたとえ。*万葉‐五〇二「夏野行く小鹿の角の束間(つかのま)も妹が心を忘れて思へや」 つか【柄・ (「つか(束)」と同源) 1 刀剣や弓などの、手で握る部分。刀身と共鉄(ともてつ)の柄、木をはめた柄、鮫皮包、糸または革巻、木地による赤木柄・花櫚木柄(かりんぼくづか)などがある。 2 筆の手にもつところ。筆の軸。筆の管。*源氏‐澪標「つかみじかき筆など」 3 男性性器のこと。 ●柄を=握(にぎ)る[=とる] 一つの道に通達して老練者になる。

つか‐いし【束石】🔗🔉

つか‐いし【束石】 床束(ゆかづか)の下にすえてある礎石。

つか‐いね【束稲】🔗🔉

つか‐いね【束稲】 たばねた稲。また、稲たば。

つか‐なみ【束並・藁藉】🔗🔉

つか‐なみ【束並・藁藉】 山家などで用いた、藁(わら)を編んで畳ほどの広さにつくった敷物。わらぐみ。ねこがき。

つか・ぬ【束ぬ】🔗🔉

つか・ぬ【束ぬ】 〔他ナ下二〕⇒つかねる(束)

つかね【束】🔗🔉

つかね【束】 一つにまとめてくくること。

つかね‐お【束緒】(‥を)🔗🔉

つかね‐お【束緒】(‥を) たばねるために用いるひも。結びひも。*古今‐五〇二「なにをかは恋のみだれのつかねをにせん」

つか・ねる【束ねる】🔗🔉

つか・ねる【束ねる】 〔他ナ下一〕つか・ぬ〔他ナ下二〕(「つか(束)」から派生、「つかむ(掴)」とも同源) 1 集めて一つにくくる。集めていっしょにしばる。たばねる。*地蔵十輪経元慶七年点‐二「素練軽をもて、髪の際を束(ツカネ)」 2 集めてひとところに置く。まとめて積みあげる。*随・独寝‐上「はり有山吹の山をつかね、にしきの楯をならべて」 3 手をそろえて一つにする。また、腕をくむ。*太平記‐二〇「膝を屈し手をつかねて」 4 すべつかさどる。統帥する。総轄する。

つか‐の‐ま【束の間】🔗🔉

つか‐の‐ま【束の間】 ⇒「つか(束)」の子見出し

つか‐ばしら【束柱】🔗🔉

つか‐ばしら【束柱】 短い柱。特に、梁の上、または、縁側の下などに立てる短い柱。つか。

つか‐ふな【束鮒】🔗🔉

つか‐ふな【束鮒】 一束ぐらいの大きさの鮒。一握りほどの大きさの鮒。*万葉‐六二五「妹がため吾が漁(すなど)れる藻臥し束鮒(つかふな)」

つか‐ま【束間】🔗🔉

つか‐ま【束間】 「つか(束)の間」の略。*多武峰少将「つかまわすれず、おもひやる」

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