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さんす🔗🔉

さんす 〔助動〕(活用は、「さんせ・さんし・さんす(さんする)・さんす(さんする)・さんすれ・さんせ」)聞き手に対する尊敬の意の加わった、動作をするものに対する尊敬を表す。対称の動作に使用すると、かなり高い尊敬を表し、他称の動作に使用すると、他称への尊敬と話相手に対する尊敬とが表されることになる。お…なさいます。 1 (助動詞「さしゃんす」の変化)上一段・上二段・下一段・下二段活用の未然形とカ変の連用形(まれに未然形)に付く。*仮・浮世物語‐一「又来さんしたか」 2 (助動詞「しゃんす」の変化)四段・ナ変の未然形に付く。*評判・難波物語「花のあしたには、いなさんすかの言葉をわすれかねて」 [補注](1)発生当初は遊女ことばであったが、元禄頃には、一般女性も使用するようになり、江戸中期には、床屋・関取・侠客などの特殊な男性も使用し、それがさらに一般化していった。(2)一音の一段活用動詞に接続する時は、「寝やさんす」のように「やさんす」となることがある。

さん・す🔗🔉

さん・す 〔他サ特活〕(活用は助動詞「さんす」に同じ。助動詞「さんす」がサ変に接続した「せさんす」の意に用いた語。ただし、「せさんす」の形は見られない)「する」の尊敬語に丁寧の意の加わったもの。なさいます。*評判・難波鉦‐一「まことならば、ねびきにさんしたがよふござる」

さん‐・す【参す】🔗🔉

さん‐・す【参す】 〔自サ変〕⇒さんする(参)

さん‐・す【産す】🔗🔉

さん‐・す【産す】 〔自他サ変〕⇒さんする(産)

さん‐・す【算す】🔗🔉

さん‐・す【算す】 〔他サ変〕⇒さんする(算)

さん‐・す【賛す】🔗🔉

さん‐・す【賛す】 〔他サ変〕⇒さんする(賛)

さん‐・す【簒す】🔗🔉

さん‐・す【簒す】 〔他サ変〕うばう。王位や政権を奪い取る。簒奪する。

さん‐すい【山水】🔗🔉

さん‐すい【山水】 1 山と水。山と河。また、自然地理的な山河から転じて、世俗的人間社会と対比される自然界一般をいうことがある。 2 視覚的な景観に重きをおいて、山と水とのある景色。自然の風景。 3 =さんすいが(山水画) 4 山中にある水。やまみず。たにがわ。 5 =さんすいていえん(山水庭園) 〔形動〕 1 わびしいさま。物さびたるさま。おちぶれてみすぼらしいさま。貧しげなさま。*浮・傾城禁短気‐一「見落とされて山水なるありさま」 2 小粋な姿のさま。*滑・膝栗毛‐八「ぶすいでもさんすいでも頓着はねへ」

さん‐すい【散水・撒水】🔗🔉

さん‐すい【散水・撒水】 (「さっすい(撒水)」の慣用読み)水をまくこと。水をそそぎかけること。

さん‐すい【水・産水】🔗🔉

さん‐すい【水・産水】 中国陝西省の西安の近くを流る川。陝西省藍田県の西南に源を発し、渭水に注ぐ。川(さんせん)。

さん‐すい【爨炊】🔗🔉

さん‐すい【爨炊】 飯をたくこと。炊事。

さんすい‐おとこ【山水男】(‥をとこ)🔗🔉

さんすい‐おとこ【山水男】(‥をとこ) さびしい様子の男。みすぼらしい様子の男。

さんすい‐が【山水画】(‥グヮ)🔗🔉

さんすい‐が【山水画】(‥グヮ) 自然の風景を題材として描いた絵。風景画。人物画、花鳥画とともに東洋画の画題。山水。画山水。

さんすい‐き【散水器・撒水器】🔗🔉

さんすい‐き【散水器・撒水器】 田畑や芝生などに水をまく器械。さっすいき。スプリンクラー。

さんすい‐しゃ【散水車・撒水車】🔗🔉

さんすい‐しゃ【散水車・撒水車】 道路のほこりをしずめたり、ごみを道路脇に寄せたりなどするために、水をまきながら進む車。水撒き車。さっすいしゃ。《季・夏》

さんすいそ‐えん【酸水素炎】🔗🔉

さんすいそ‐えん【酸水素炎】 溶接に用いる、圧縮した酸素と水素の混合ガスによる炎。温度は約摂氏二四八〇度で金属材料の溶接、溶断、また人造宝石の製造などに用いられる。

さんすいせん‐の‐ていり【三垂線の定理】🔗🔉

さんすいせん‐の‐ていり【三垂線の定理】 立体幾何学の定理の一つ。平面外の一点 A から、その平面へ垂線を下し、その足から、この平面上の直線 l に垂線を下し、その足をBとすれば、A と B とを結ぶ直線は l の垂線になる、というもの。三つの垂線に関する定理であることから、この名がある。

さんすいそ‐ばくめいき【酸水素爆鳴気】🔗🔉

さんすいそ‐ばくめいき【酸水素爆鳴気】 水素二と酸素一の混合気体。点火すると大きな音をたてて爆発し、水蒸気になる。

さんすいちょうかん【山水長巻】(‥チャウクヮン)🔗🔉

さんすいちょうかん【山水長巻】(‥チャウクヮン) 毛利家に代々伝わった雪舟筆「四季山水図」の通称。雪舟の最大傑作。全長一八〇七・五センチメートルの淡彩をまじえた水墨画で、巻末によれば文明一八年の成立という。国宝。防府毛利報公会蔵。

さんすい‐ていえん【山水庭園】(‥テイヱン)🔗🔉

さんすい‐ていえん【山水庭園】(‥テイヱン) 築山を作り、泉水を掘り、山水の景色をかたどって造った庭園。山水。

さんすい‐てんぐ【山水天狗】🔗🔉

さんすい‐てんぐ【山水天狗】 =やまみずてんぐ(山水天狗)

さん‐すう【算数】🔗🔉

さん‐すう【算数】 1 計算した結果の数値。 2 (―する)かぞえること。計算すること。勘定。算用。さんじゅ。さんす。 3 算学。計算術。 4 小学校の教科の一つ。昭和一六年に、それまでの「算術」から改められた。

サンスーシ‐きゅうでん【サンスーシ宮殿】🔗🔉

サンスーシ‐きゅうでん【サンスーシ宮殿】 (サンスーシはSans-Souci)ドイツのポツダムにある宮殿。一七四五〜四七年に建築。南面して東西に長い一階建てで、庭園は次々に低くなる六段のテラスに続く。ドイツのロココ建築の代表的遺構とされる。

さん‐すくみ【三竦】🔗🔉

さん‐すくみ【三竦】 (「関尹子‐三極」の「螂蛆食蛇、蛇食蛙、蛙食螂蛆、互相食也」による語)蛇はなめくじを、なめくじは蛙を、蛙は蛇を恐れるということ。転じて三者が互いに牽制しあって、身動きできない状態。

サンスクリット🔗🔉

サンスクリット (英Sanskrit)(もと梵sasktaで、完成した、洗練されたの意。俗語に対して雅語をいう)インド‐ヨーロッパ語族インド‐イラン語派に属する古代のインド‐アーリア語。紀元前一五〇〇年頃から前五〇〇年頃までの初期のものをベーダ語、前五〜前四世紀の「パーニニ文典」によって規定されたものを古典サンスクリット語と呼ぶ。以後今日まで、全インドの高級文章語となっている。梵語。

さん‐すけ【三介】🔗🔉

さん‐すけ【三介】 常陸介(ひたちのすけ)・上総介(かずさのすけ)・上野介(こうずのすけ)の称。この三国は親王の任国で、守(かみ)を置かず常に次官の介(すけ)が代理で国政をとったところからいう。 関東の、千葉介・上総介・三浦介の三家の称。 ⇒かんせい(寛政)の三助

さん‐すけ【三助・三介】🔗🔉

さん‐すけ【三助・三介】 1 江戸時代、下男・小者など奉公人の通称。また、下女の通称「お三」とともに用いて飯炊き男をいう。 2 特に、銭湯で、雇われて湯をわかしたり客の体を洗ったりする男の称。

サンステファノ‐じょうやく【サンステファノ条約】(‥デウヤク)🔗🔉

サンステファノ‐じょうやく【サンステファノ条約】(‥デウヤク) (サンステファノは San Stefano)一八七八年にトルコのコンスタンティノポリス西郊のサンステファノで結ばれた露土戦争の講和条約。ブルガリアの独立、バルカン諸民族の解放などロシアの優位を規定した。

サンスベリア🔗🔉

サンスベリア (ラテンsansevieria)ユリ科サンスベリア属の植物の総称。園芸種として栽培されるものが多い。肉質の根茎から一〜数個のへら状・筒状の革質の葉を出す。花は小形の白色六弁花で細長い穂状花序となる。代表種にチトセラン(とらのお)がある。

さん‐・する【参する】🔗🔉

さん‐・する【参する】 〔自サ変〕さん・す〔自サ変〕物事の実施、運営などに、その一員として参加する。たずさわる。関係する。

さん‐・する【産する】🔗🔉

さん‐・する【産する】 〔自サ変〕さん・す〔自サ変〕 1 生まれ出る。誕生する。 2 物が作り出される。産出する。とれる。「秋田に産する米」 〔他サ変〕さん・す〔他サ変〕 1 子をうむ。出産する。分娩する。*拾遺‐一一六六「ある人の産して侍ける七夜」 2 物を作り出す。物を生産する。「梨を産する」 3 生あるものを育てる。養育する。

さん‐・する【算する】🔗🔉

さん‐・する【算する】 〔他サ変〕さん・す〔他サ変〕かぞえる。ある数に達する。「人出は五万を算した」

さん‐・する【賛する・讚する】🔗🔉

さん‐・する【賛する・讚する】 〔他サ変〕さん・す〔他サ変〕 1 力を添える。助ける。援助する。 2 同意する。賛成する。 3 ほめる。ほめたたえる。*大唐西域記長寛元年点‐一「武功の績を賛(サン)すれば」 4 絵画などに、賛の辞を記す。

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