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の‐がい【野飼】(‥がひ)🔗🔉

の‐がい【野飼】(‥がひ) 1 =ほうぼく(放牧) 2 野生であること。自然に野原で生長すること。

の‐が・う【野飼う】(‥がふ)🔗🔉

の‐が・う【野飼う】(‥がふ) 〔他ハ四〕牛馬などを放牧する。和歌では多く「嫌う」意の「のかう」に掛けて用いられる。*古今‐一〇四五「いとはるるわが身ははるのこまなれやのがひがてらにはなちすてつる」

の‐がえり【野帰】(‥がへり)🔗🔉

の‐がえり【野帰】(‥がへり) 1 野原から帰ること。 2 野辺の送りをすませて家に帰ること。

のがえり‐ぜん【野帰膳】(のがへり‥)🔗🔉

のがえり‐ぜん【野帰膳】(のがへり‥) 野辺送りをすませた人々に出す膳部。

の‐がく【野角】🔗🔉

の‐がく【野角】 七寸角(約二一センチメートル角)以上の丸身つきの角材。

の‐がけ【野掛・野駆】🔗🔉

の‐がけ【野掛・野駆】 1 春や秋ののどかな日に、飲食物などを用意して野山を歩き回ったりして遊ぶこと。野掛け遊び。野遊び。《季・春‐秋》 2 野天で行う茶の湯。野だて。

のがけ‐あそび【野掛遊】🔗🔉

のがけ‐あそび【野掛遊】 =のがけ(野掛)1

のがけ‐ちゃや【野掛茶屋】🔗🔉

のがけ‐ちゃや【野掛茶屋】 野掛けの人のために、野原や路傍などに仮に設けた茶店。野掛け。

のがけ‐ぶるまい【野掛振舞】(‥ぶるまひ)🔗🔉

のがけ‐ぶるまい【野掛振舞】(‥ぶるまひ) 野掛けで、飲食物を持って行ってふるまうこと。また、その飲食物。

のか・す【退かす】🔗🔉

のか・す【退かす】 〔他サ五(四)〕 1 ある場所から動かして、他に移す。のける。 2 …し終わる。…し果てる。多く、動詞の連用形に「て」の付いた語に接続して、補助動詞のように用いる。*浮・風流曲三味線‐一「約束忘れて、つひ寝て退(ノ)かし」

のが・す【逃す・遁す】🔗🔉

のが・す【逃す・遁す】 〔他サ五(四)〕 1 にがす。にげさせる。失する。逸する。*平家‐九「敵の方より出きたらん物をのがすべき様なし」 2 危機・災難などから逸れさせる。救う。*滑・七偏人‐二「もろもろの災難をのがさしめ給へ」

の‐かた【野方】🔗🔉

の‐かた【野方】 (「のがた」とも) 1 農事に関すること。野の仕事。また、戸外に関すること。 2 高地などの開墾したところ。高台の畑地。

の‐がた【篦形】🔗🔉

の‐がた【篦形】 矢の篦のかたち。

の‐がっせん【野合戦】🔗🔉

の‐がっせん【野合戦】 平野での合戦。

の‐がみ【野上】🔗🔉

の‐がみ【野上】 野の上の方。 岐阜県不破郡関ケ原町の地名。旧中山道の宿駅。

のがみ【野上】🔗🔉

のがみ【野上】 姓氏。

の‐がみ【野髪】🔗🔉

の‐がみ【野髪】 自然のままで、刈りそろえてないたてがみ。

のがみ‐とよいちろう【野上豊一郎】(‥とよイチラウ)🔗🔉

のがみ‐とよいちろう【野上豊一郎】(‥とよイチラウ) 英文学者、能楽研究家。大分県出身。号、臼川。早くから夏目漱石に師事して俳句や小品を発表。作家野上弥生子の夫。法政大学総長。著「能、研究と発見」「能の幽玄と花」「草衣集」など。(一八八三〜一九五〇)

の‐がも【野鴨】🔗🔉

の‐がも【野鴨】 野生の鴨。 (原題ノルウェーVildanden)戯曲。五幕。イプセン作。一八八四年成立。金持の息子グレーゲルスが、写真師ヤルマールの妻の過去を口外することから起こる悲劇。

のがら‐か・す【逃らかす・遁らかす】🔗🔉

のがら‐か・す【逃らかす・遁らかす】 〔他サ四〕のがれさせる。まぬがれるようにさせる。逃がす。*宇津保‐蔵開上「なほ思ひの罪のがらかし給へ」

の‐がらす【野烏】🔗🔉

の‐がらす【野烏】 野にいる烏。

の‐からまつ【野唐松】🔗🔉

の‐からまつ【野唐松】 キンポウゲ科の多年草。本州、九州の山地にまれに生える。高さ六〇〜一二〇センチメートル。葉は二回または三回三出の羽状複葉。小葉は長楕円状くさび形で先は三〜五裂する。花期は六〜八月で、淡黄色の小さな花が円錐状に群がってつく。のからまつそう。きからまつ。

の‐がりやす【野刈安】🔗🔉

の‐がりやす【野刈安】 イネ科の多年草。各地の山野に普通に生える。稈は叢生して高さ五〇〜一六〇センチメートル。葉はざらつき、長さ三〇〜五〇センチメートルの線形。秋、稈の先に長さ二〇センチメートルぐらいで、紫色を帯びた緑白色の円錐状の花穂をつける。

のが・る【逃る・遁る】🔗🔉

のが・る【逃る・遁る】 〔自ラ下二〕⇒のがれる(逃)

のがれ【逃・遁】🔗🔉

のがれ【逃・遁】 にげること。免れること。言いのがれること。また、その方法。「税金のがれ」

のがれ‐ことば【逃言葉・遁言葉】🔗🔉

のがれ‐ことば【逃言葉・遁言葉】 =にげこうじょう(逃口上)

のが・れる【逃れる・遁れる】🔗🔉

のが・れる【逃れる・遁れる】 〔自ラ下一〕のが・る〔自ラ下二〕 1 つかまらないように逃げる。*伊勢‐六二「これやこの我にあふみをのがれつつ年月ふれどまさりがほなき」 2 離れ遠ざかる。触れないように離れた位置に身を置く。しなくてもすむようにする。*源氏‐乙女「忙しき御まつりごとどもをば、のがれ給ふなりけり」 3 ある状態にならなくてすむ。まぬがれる。*平家‐一「罪科尤(もっとも)のがれがたし」 4 言いのがれる。辞退する。*源氏‐若菜上「気色ばませ給ひしには、とかくのがれ聞えしを」 5 関係を断つ。無関係である。*伎・勝相撲浮名花触‐序幕「こなさんもあんまり又助と遁れた仲ぢゃアねえ」 ●逃れ=ぬ[=ざる] 1 逃げることができない。避けることができない。やむを得ない。*浄・新版歌祭文‐座摩社「蔵屋敷の侍をばらしたからは、どふでおりゃ遁がれぬ命」 2 切っても切れない間柄である。深い関係にある。血縁である。わりない。*太平記‐一一「今は残り留たる者とては、三族に不遁(ノガレざ)る一家の輩」

の‐がわ【野川】(‥がは)🔗🔉

の‐がわ【野川】(‥がは) 野辺を流れる小川。

のがわ‐りゅう【野川流】(のがはリウ)🔗🔉

のがわ‐りゅう【野川流】(のがはリウ) 三味線組歌の流派名。大坂の野川検校が、元禄頃創立。

の‐がん【野雁・鴇】🔗🔉

の‐がん【野雁・鴇】 ノガン科の大形の鳥。全長一メートル内外に及ぶ。体は肥大し、くちばしは太くて短く、体形はシチメンチョウに似ている。背面は赤褐色の地に黒褐色の斑(ふ)が散在し、くびから上は白い。雄ののどには数本の剛毛状の羽毛がはえる。シベリア・中国・朝鮮などに分布し、日本には冬季にまれに渡来。

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