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の‐がい【野飼い】‥ガヒ🔗⭐🔉
の‐がい【野飼い】‥ガヒ
牛馬などを野に放し飼いにすること。放牧。後撰和歌集別「―に放つ馬ぞかなしき」
の‐が・う【野飼ふ】‥ガフ🔗⭐🔉
の‐が・う【野飼ふ】‥ガフ
〔他四〕
牛馬などを放し飼いにする。後撰和歌集雑「みちのくのをぶちの駒も―・ふには」
の‐がえり【野帰り】‥ガヘリ🔗⭐🔉
の‐がえり【野帰り】‥ガヘリ
野辺の送りをすませて家にかえること。〈日葡辞書〉
⇒のがえり‐ぜん【野帰り膳】
のがえり‐ぜん【野帰り膳】‥ガヘリ‥🔗⭐🔉
のがえり‐ぜん【野帰り膳】‥ガヘリ‥
野帰りの人々に出す膳部。
⇒の‐がえり【野帰り】
の‐がく【野角】🔗⭐🔉
の‐がく【野角】
丸身のついた角材。
の‐がけ【野掛・野駆】🔗⭐🔉
の‐がけ【野掛・野駆】
①春秋ののどかな日に山野を歩きまわって遊ぶこと。野遊び。浄瑠璃、源氏冷泉節「さゆる―の暖め酒」
②野外で行う茶の湯。野点のだて。また、野天の茶屋。浄瑠璃、女殺油地獄「所こそあれ、―の茶見せで」
⇒のがけ‐あそび【野掛遊び】
⇒のがけ‐ぶるまい【野掛振舞】
のがけ‐あそび【野掛遊び】🔗⭐🔉
のがけ‐あそび【野掛遊び】
(→)野掛に同じ。
⇒の‐がけ【野掛・野駆】
のがけ‐ぶるまい【野掛振舞】‥マヒ🔗⭐🔉
のがけ‐ぶるまい【野掛振舞】‥マヒ
野掛でふるまう飲食物。好色二代男「―に木具拵へ、また重箱に飯入れて」
⇒の‐がけ【野掛・野駆】
のが・す【逃す】🔗⭐🔉
のが・す【逃す】
〔他五〕
のがれさせる。にがす。平家物語9「敵かたきの方より出できたらんものを―・すべき様なし」。「チャンスを―・す」
の‐がた【箆形】🔗⭐🔉
の‐がた【箆形】
矢の箆のの形。
の‐がっせん【野合戦】🔗⭐🔉
の‐がっせん【野合戦】
野原でする合戦。野いくさ。
のがな・うノガナフ🔗⭐🔉
のがな・うノガナフ
〔自下二〕
(上代東国方言)時が経過してゆく。ながらう。「ぬがなう」とも。万葉集14「立たと月つくの―・へゆけば恋ふしかるなも」
のがみ【野上】(地名)🔗⭐🔉
のがみ【野上】
岐阜県不破郡関ヶ原町の地名。中山道の垂井と関ヶ原との中間。中世に繁栄。野上の宿。
のがみ【野上】(姓氏)🔗⭐🔉
のがみ【野上】
姓氏の一つ。
⇒のがみ‐とよいちろう【野上豊一郎】
⇒のがみ‐やえこ【野上弥生子】
の‐がみ【野神】🔗⭐🔉
の‐がみ【野神】
(近畿・四国地方で)農作の神。田に祭る神。
の‐がみ【野髪】🔗⭐🔉
の‐がみ【野髪】
馬のたてがみの、手入れをせず自然に垂れたもの。
のがみ‐とよいちろう【野上豊一郎】‥ラウ🔗⭐🔉
のがみ‐とよいちろう【野上豊一郎】‥ラウ
英文学者。臼川と号。大分県生れ。弥生子の夫。東大卒。夏目漱石門下。法政大学学長。能の研究に新分野を開いた。著「能研究と発見」「能の幽玄と花」など。(1883〜1950)
⇒のがみ【野上】
のがみ‐やえこ【野上弥生子】🔗⭐🔉
のがみ‐やえこ【野上弥生子】
小説家。本名、ヤヱ。大分県生れ。豊一郎の妻。明治女学校卒。夏目漱石の支持で小説を発表。その倫理性・知性をひろく同時代の市民生活や社会問題におしひろげた大作を書きつづけた。作「海神丸」「真知子」「迷路」「秀吉と利休」「森」など。文化勲章。(1885〜1985)
野上弥生子
撮影:田沼武能
⇒のがみ【野上】

の‐がも【野鴨】🔗⭐🔉
の‐がも【野鴨】
野生の鴨。新撰字鏡8「鳧、野鴨」
のがも【野鴨】(作品名)🔗⭐🔉
のがも【野鴨】
(Vildanden ノルウェー)イプセンの戯曲。1884年作。昔豪商の下女であった妻の過去が暴露されたことで写真師ヤルマル一家の平穏な生活が崩壊する過程を描く。
のがらか・す【逃らかす】🔗⭐🔉
のがらか・す【逃らかす】
〔他四〕
のがれさせる。まぬかれるようにする。宇津保物語蔵開上「思ひの罪―・し給へと」
の‐がらす【野烏】🔗⭐🔉
の‐がらす【野烏】
野にいる烏。
の‐がりやす【野刈安】🔗⭐🔉
の‐がりやす【野刈安】
イネ科の多年草。山地・草原に群生。高さ1メートル内外、葉は線形で裏返しになる。秋、細かいススキに似た形の穂を出す。サイトウガヤ。
のが・る【逃る・遁る】🔗⭐🔉
のが・る【逃る・遁る】
〔自下二〕
⇒のがれる(下一)
のがれ【逃れ・遁れ】🔗⭐🔉
のがれ【逃れ・遁れ】
のがれること。常磐津、宗清「この宗清が眼力に一目見たれば―はない」
⇒のがれ‐ことば【逃れ辞】
⇒のがれ‐は【遁れ端】
のがれ‐ことば【逃れ辞】🔗⭐🔉
のがれ‐ことば【逃れ辞】
逃げ口上。遁辞とんじ。源氏物語東屋「この御―こそ思ひ出づればゆゆしく」
⇒のがれ【逃れ・遁れ】
のがれ‐は【遁れ端】🔗⭐🔉
のがれ‐は【遁れ端】
のがれるきっかけ。〈日葡辞書〉
⇒のがれ【逃れ・遁れ】
のが・れる【逃れる・遁れる】🔗⭐🔉
のが・れる【逃れる・遁れる】
〔自下一〕[文]のが・る(下二)
①(危険な場所や不利な状況から)離れ遠ざかる。にげ去る。まぬかれる。源氏物語若紫「―・れがたかりける御宿世」。「危うく難を―・れる」「責任を―・れる」
②(相手の意思表示に対して)言いのがれをする。源氏物語花宴「せちに責めのたまはするに―・れがたくて」
の‐がわ【野川】‥ガハ🔗⭐🔉
の‐がわ【野川】‥ガハ
野辺の小川。
のがわ‐りゅう【野川流】‥ガハリウ🔗⭐🔉
のがわ‐りゅう【野川流】‥ガハリウ
三味線組歌の一流派。柳川検校の孫弟子の野川検校( 〜1717)が創始。京都の柳川流に対し大坂で伝承され、今日に至る。
の‐がん【野雁】🔗⭐🔉
の‐がん【野雁】
ツル目ノガン科の鳥。体形はややガン類に似て肥大し、頭上は扁平、嘴くちばしは短い。背は黄褐色に黒褐色の波状斑を密に散布する。繁殖期には、喉のどに白い羽毛を総ふさ状に生ずる。シベリア・モンゴル・朝鮮半島などの産。肉は美味。
のがん(雄)
ノガン
撮影:小宮輝之


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