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はい【灰】(はひ)🔗🔉

はい【灰】(はひ) 1 物の燃え尽きた後に残る粉状の物質。もえがら。 2 転じて価値のないもの。ちりあくた。 ●灰=後(おく)る[=返(かえ)る] 紫の色がさめる。紫色を染めるのに椿の灰を入れたところから、色があせてくるのを灰の力が不足したとして、おくるといったもの。*源氏‐末摘花「むらさきの紙の、年へにければ、はひをくれ」 ●灰差(さ)す 灰を加える。紫色を染めるのに椿の灰を加える。 ●灰に=なす[=する] 1 燃やして灰にする。焼き払う。 2 死者を火葬して、骨にする。 ●灰=に[=と]なる 燃え果てて灰と化す。死んで火葬に付されて骨となる。また、築きあげたものなどが、無価値なものになる。灰燼に帰す。

はい【】(はひ)🔗🔉

はい【】(はひ) (「這(は)い」の意)蓮(はす)の地下茎。蓮根(れんこん)。

はい【鮠】🔗🔉

はい【鮠】 「はえ(鮠)」の変化した語。

はい【蠅】(はひ)🔗🔉

はい【蠅】(はひ) 「はえ(蠅)」の変化した語。

はい🔗🔉

はい 〔感動〕 1 あらたまって応答するとき、または、相手のことばに承諾した意を表すときに用いることば。*松翁道話‐三・下「権兵衛とよべば、ハイと返事をする」 2 何か行動に移ろうとするときなどに、注意を促したり、挨拶のことばの上に軽く添えたりして用いることば。*人情・春色梅児誉美‐三「ハイお茶を一つ」 3 自分の話の末尾に添えて、ややへりくだって確かにそのとおりであると念を押す気持を添えるのにいうことば。*滑・浮世床‐初「兎角若へ者はさう行かねへものさハイ」 4 牛馬を進めるときのかけ声。

はい【拝】🔗🔉

はい【拝】 1 おがむこと。頭を下げて敬礼すること。 2 「はいぶ(拝舞)」の略。 3 手紙などで、自分の名の下に付けて、相手に敬意を表す語。

はい【杯・盃】🔗🔉

はい【杯・盃】 さかずき。酒を入れる器。また、酒。「杯を重ねる」 〔接尾〕(撥音のあとでは「ばい」に、促音のあとでは「ぱい」になる) 1 容器に入れた液体、飯などを数えるのに用いる。*滑・浮世床‐初「あまざけ三盃(バイ)呑で」 2 タコ、イカ、アワビなどの類を数えるのに用いる。 3 船を数えるのに用いる。 4 江戸時代、「両」に相当する単位として用いる。*浮・傾城色三味線‐大坂「妄の小るゐに弐百はいつけて」 5 芝居小屋で、見物人の数を数えるのに用いる。五〇人を一杯という。

はい【肺】🔗🔉

はい【肺】 1 五臓の一つ。高等脊椎動物の呼吸器官。発生的には消化器官である食道の一部が変化してできたもの。肺臓。 2 「はいびょう(肺病)」の略。 3 (航空機などの)エンジン。「片肺飛行」

はい【胚】🔗🔉

はい【胚】 受精後の卵細胞の発生初期の個体。 多細胞動物の発生初期に見られる卵割を始めた後の発生しつつある個体。発生段階に応じて桑実胚、胞胚、原腸胚、神経胚などと呼ぶ。植物では受精卵がある程度発達した胞子体。胚子。

はい【俳】🔗🔉

はい【俳】 1 「はいかい(俳諧)」「はいく(俳句)」の略。 2 滑稽。たわむれ。

はい【敗】🔗🔉

はい【敗】 負けること。やぶれること。また、試合などに負けた回数を数えるのに用いる。「一勝二敗」

はい【牌】🔗🔉

はい【牌】 1 ふだ。かけふだ、たてふだなどの類をいう。 2 メダル。

はい【輩】🔗🔉

はい【輩】 1 並んでいること。列。 2 同じ仲間。ある部類に属する者。ともがら。また、ある語の下に付いて、「…という連中」「…といった人達」の意でも用いる。 3 相手。

はい【佩】🔗🔉

はい【佩】 〔接尾〕刀剣の類を数えるのに用いる。ふり。*長門本平家‐七「秋霜一佩」

ハイ🔗🔉

ハイ 〔語素〕(英high)高さや程度が高い、また、主要である、大きいなどの意で、他の外来語と複合して用いる。「ハイ‐ジャンプ」「ハイ‐スクール」など。

はい‐あが・る【這い上がる】(はひ‥)🔗🔉

はい‐あが・る【這い上がる】(はひ‥) 〔自ラ五(四)〕はってあがる。はうようにして上にあがる。はいのぼる。*今昔‐二九・八「水より這上(はひあがり)て」

はい‐あし【這足】(はひ‥)🔗🔉

はい‐あし【這足】(はひ‥) はって行く足どり。

ハイアシンス🔗🔉

ハイアシンス →ヒヤシンス

はい‐あつ【背圧】🔗🔉

はい‐あつ【背圧】 蒸気機関、内燃機関および蒸気タービンで、排出される口の蒸気・ガスの圧力をいう。

ハイアライ🔗🔉

ハイアライ (スペインjai alai)スペインの代表的な球技。一七世紀ごろバスク地方に起こる。大理石の壁にぶつけた硬球をラケットで敵味方交互に打ち合う。

はい‐あん【廃案】🔗🔉

はい‐あん【廃案】 議決・採用されないで廃止となった議案、または考案。

はい‐い【配意】🔗🔉

はい‐い【配意】 心をくばること。心くばり。配慮。

はい‐い【敗衣】🔗🔉

はい‐い【敗衣】 やぶれた着物。弊衣(へいい)。

はい‐い【廃位】(‥ヰ)🔗🔉

はい‐い【廃位】(‥ヰ) 迫って君主を位から去らせること。君主を位から追うこと。

はい‐いし【灰石】(はひ‥)🔗🔉

はい‐いし【灰石】(はひ‥) 高温の火山灰が厚く堆積し、内部が熔結したもの。特に九州の阿蘇火山や鹿児島湾岸の火山のものをいう。

はい‐い・ず【這い出ず】(はひいづ)🔗🔉

はい‐い・ず【這い出ず】(はひいづ) 〔自ダ下二〕 1 =はいでる(這出)*枕‐一五一「肥えたるちご<略>はひいでたるも」 2 こそこそ出る。動作主を卑しめていう。*浄・国性爺合戦‐五「己日本の小国よりはい出」

はい‐いで【這出】(はひ‥)🔗🔉

はい‐いで【這出】(はひ‥) 1 はい出ること。はいで。 2 門の出口。また、門から外。はしりいで。

はい‐いり【這入】(はひ‥)🔗🔉

はい‐いり【這入】(はひ‥) 1 はって中にはいること。 2 門の入り口。また、門から邸宅までの間。

はい‐い・る【這い入る】(はひ‥)🔗🔉

はい‐い・る【這い入る】(はひ‥) 〔自ラ四〕はって内にはいる。はいこむ。また、そっとはいる。忍んではいる。*宇津保‐吹上上「まづ吹上の宮にはいいりて」

はい‐いろ【灰色】(はひ‥)🔗🔉

はい‐いろ【灰色】(はひ‥) 1 灰のように薄黒い色。ねずみ色。 2 (色相が陰鬱なところから)陰気でさびしいこと。また、無味乾燥なこと。「灰色の人生」 3 (黒と白の中間の色であるところから)主義主張・所属などのはっきりしないこと。また、犯罪の事実の有無がはっきりしないこと。「灰色高官」

はいいろ‐がん【灰色雁】(はひいろ‥)🔗🔉

はいいろ‐がん【灰色雁】(はひいろ‥) ガンカモ科の大形のガン。全長七五〜八五センチメートル。全体に灰色で、脚はピンク色、くちばしの色は、ヨーロッパ産で黄色、シベリア産ではピンク色。沼地や草原で草を好んで食べる。ヨーロッパを中心にシベリア南部にまで分布。家禽化してツールーズ、エムデンなどのガチョウの品種が作り出された。

はいいろ‐カンガルー【灰色カンガルー】(はひいろ‥)🔗🔉

はいいろ‐カンガルー【灰色カンガルー】(はひいろ‥) カンガルー科の哺乳類。体長一〜一・五メートル、尾長約一メートルの大形のカンガルーで、体色は多くは灰色。ふつう四〇頭ぐらいの群をつくる。オーストラリア・タスマニアの平原にすむ。おおカンガルー。

はいいろ‐ぎつね【灰色狐】(はひいろ‥)🔗🔉

はいいろ‐ぎつね【灰色狐】(はひいろ‥) イヌ科の哺乳類。体長六〇センチメートル前後で、ふつうのキツネより小さい。背は暗灰色で、体側から足にかけて橙赤色を帯びた毛が混ざり、尾にはたてがみ状の縦縞が走る。木登りがうまく、小動物・家禽などを捕食する。アメリカ合衆国から南アメリカにかけての森林などにすむ。

はいいろ‐ぐま【灰色熊】(はひいろ‥)🔗🔉

はいいろ‐ぐま【灰色熊】(はひいろ‥) クマ科の哺乳類。体長一・二〜一・八メートル、肩高約一メートル、肩が高く盛り上がり、頭が大きく額が高い。木登りがうまく、性質は荒く、シカや家畜を襲う。北アメリカのロッキー山脈北部にすむ。

はい‐いん【排印】🔗🔉

はい‐いん【排印】 活字を組んで印刷すること。書籍などを出版すること。

はい‐いん【敗因】🔗🔉

はい‐いん【敗因】 まけた原因。また、しくじりのもと。

はい‐う【沛雨】🔗🔉

はい‐う【沛雨】 沛然として降る雨。さかんに降る雨。

ハイウエー🔗🔉

ハイウエー (英highway)高速で走れるように作られた自動車専用道路。高速道路。

はい‐うち【蠅打】(はひ‥)🔗🔉

はい‐うち【蠅打】(はひ‥) =はえうち(蠅打)

はい‐うら【灰占】(はひ‥)🔗🔉

はい‐うら【灰占】(はひ‥) 埋火(うずみび)や火桶などの灰をかいて吉凶を占うこと。また、その占い。

はい‐え【延枝】(はひ‥)🔗🔉

はい‐え【延枝】(はひ‥) はうようにのびた下枝。

はい‐えい【背泳】🔗🔉

はい‐えい【背泳】 泳法の一つ。水面にあお向けの姿勢をとり、ばた足を使いながら両腕を交互に肩の前方で水に入れてかき抜くもの。せおよぎ。

はい‐えき【肺疫】🔗🔉

はい‐えき【肺疫】 法定家畜伝染病の一つ。牛が急性・慢性の肋膜炎・肺炎を起こす病気。

はい‐えき【廃液】🔗🔉

はい‐えき【廃液】 廃物となって捨てられるよごれた液体。「工場廃液」

はい‐えそ【肺壊疽】(‥ヱソ)🔗🔉

はい‐えそ【肺壊疽】(‥ヱソ) 肺の実質が化膿菌の感染によって壊死を起こし、腐敗菌の作用で空洞を生じ悪臭のある痰をはき出す病気。高熱、発汗、疲労感、食欲不振、せき、喀痰、胸痛などの自覚症状がある。

はい‐えつ【拝謁】🔗🔉

はい‐えつ【拝謁】 身分の高い人や目上の人に面会することの謙譲語。つつしんでお目にかかること。

ハイエナ🔗🔉

ハイエナ (英hyena) 1 ハイエナ科に属する哺乳類の総称。体長一・二メートルぐらい。イヌに似るが、後肢が短いので腰が低く、四肢の指は四本で、前あしの指はイヌより一本少ない。夜行性で、主として猛獣の食べ残した肉を食べるが、ロバ・ウシなども襲う。インド・アフリカに分布し、縞模様のあるシマハイエナや、斑点のあるブチハイエナ(ワライハイエナとも)など。系統的にはイヌよりネコに近縁。たてがみいぬ。 2 金銭や利権などをむさぼる者をいう。

ハイエログリフ🔗🔉

ハイエログリフ →ヒエログリフ

はい‐えん【肺炎】🔗🔉

はい‐えん【肺炎】 肺の組織に発生した炎症。細菌、ウイルス、マイコプラスマ、真菌などの感染によって起こる。高熱、咳、痰、胸痛を主訴とする。突発的に発病することも、気管支炎から進行悪化してなることもある。

はい‐えん【排煙】🔗🔉

はい‐えん【排煙】 1 煙突などから外にはき出す煙。 2 (―する)中にこもっている煙を外に出すこと。

はい‐えん【廃園・廃苑】(‥ヱン)🔗🔉

はい‐えん【廃園・廃苑】(‥ヱン) 1 荒れはてた庭園。荒廃したその。 2 園の経営をやめること。

はいえん‐そうきゅうきん【肺炎双球菌】(‥サウキウキン)🔗🔉

はいえん‐そうきゅうきん【肺炎双球菌】(‥サウキウキン) クルップ性肺炎や気管支肺炎をはじめ、種々の化膿性炎症の病原菌。一八八六年ドイツの医師フレンケルによって肺炎患者の喀痰中から発見。

はい‐おく【廃屋・敗屋】(‥ヲク)🔗🔉

はい‐おく【廃屋・敗屋】(‥ヲク) 荒れはてた家。あばらや。やぶれや。廃家。

ハイ‐オクタン🔗🔉

ハイ‐オクタン (英high octane)オクタン価の高いガソリンをいう。

はい‐おさえ【灰押】(はひおさへ)🔗🔉

はい‐おさえ【灰押】(はひおさへ) =はいおし(灰押)

はい‐おし【灰押】(はひ‥)🔗🔉

はい‐おし【灰押】(はひ‥) 香炉や火鉢などの灰を押したりならしたりすること、また、その道具。灰ならし。

はい‐おとし【灰落】(はひ‥)🔗🔉

はい‐おとし【灰落】(はひ‥) たばこの灰などを落とし入れる器具。灰皿。

はい‐おぼと・る【延い蓬る】(はひ‥)🔗🔉

はい‐おぼと・る【延い蓬る】(はひ‥) 〔自ラ四〕⇒おぼとる(蓬)

はい‐か【配下】🔗🔉

はい‐か【配下】 支配下にある者。手下。組下。部下。

はい‐か【俳家】🔗🔉

はい‐か【俳家】 俳諧をよくする人。俳諧師。俳人。

はい‐か【敗荷】🔗🔉

はい‐か【敗荷】 (「はいが」とも。「荷」は、はちす)風などに吹き破られた蓮の葉。破(や)れ蓮。《季・秋》

はい‐か【排貨】(‥クヮ)🔗🔉

はい‐か【排貨】(‥クヮ) 特定の企業、または国の商品を排斥して、取引をしないこと。

はい‐か【廃家】🔗🔉

はい‐か【廃家】 1 住む人がなくて荒れはてた家。 2 相続人がなくて家が断絶すること。また、その家。 3 民法旧規定のもとで、戸主が他家に入籍するために自分の家を廃すること。また、その廃した家。

はい‐か【廃貨】(‥クヮ)🔗🔉

はい‐か【廃貨】(‥クヮ) 通用を廃止された貨幣。

はい‐が【拝賀】🔗🔉

はい‐が【拝賀】 1 目上の人に拝謁して祝いのことばを申し上げること。 2 公家の制度で、任官・叙位の者が天皇・目上の者・神仏などにそのよろこびと謝意を告げるために出向いて拝礼すること。

はい‐が【胚芽】🔗🔉

はい‐が【胚芽】 受精卵が胚嚢の中で分裂増殖したもので、将来造胞体のもとになるもの。

はい‐が【俳画】(‥グヮ)🔗🔉

はい‐が【俳画】(‥グヮ) 日本画の一種。俳味のある、略筆の淡彩もしくは墨絵で、俳句の賛などが付けてある書画共存形式の絵。与謝蕪村が完成者とされる。

ハイカー🔗🔉

ハイカー (英hiker)野山をハイキングをする人。

はい‐かい【俳諧・誹諧】🔗🔉

はい‐かい【俳諧・誹諧】 1 たわむれ。おどけ。滑稽。諧謔(かいぎゃく)。 2 「はいかいか(俳諧歌)1」の略。 3 (「はいかいれんが(俳諧連歌)」の略)室町末期、山崎宗鑑・荒木田守武などのころから行われた卑俗・滑稽を中心とする連歌をいったが、近世に至って松永貞徳が連歌の階梯とされていた俳諧を独自なものとして独立させ、そのジャンルを確立した。以後、貞徳に率いられた貞門、西山宗因を中心とする談林と俳風が変遷し、元禄の松尾芭蕉に至って幽玄・閑寂を旨とするすぐれた詩として完成された。享保期・与謝蕪村らの中興期・小林一茶らの文化文政期・天保期など特色ある時代を経て明治に至る。広義には俳文・俳論等をも含めた俳文学全般のことをもいう。

はい‐かい【徘徊・俳】(‥クヮイ)🔗🔉

はい‐かい【徘徊・俳】(‥クヮイ) 行ったり来たりすること。どこともなく歩きまわること。うろつくこと。

はい‐かい【敗潰】(‥クヮイ)🔗🔉

はい‐かい【敗潰】(‥クヮイ) 負けてくずれること。

はい‐がい【灰貝・伏貝】(はひがひ)🔗🔉

はい‐がい【灰貝・伏貝】(はひがひ) フネガイ科の二枚貝。三河湾以南の沿岸に分布し、泥の深い浅海にすむ。殻の長さ約五センチメートル。殻は白色で、はげやすい灰褐色の殻皮をかぶる。アカガイに似ているが放射肋(ろく)の数が約一八条と少なく、肋の上に顆粒上突起が並ぶ。殻を焼いて貝灰をつくり、工芸の顔料にした。肉は赤色で、美味で、「ちんみ」と俗称される。秋に稚貝を採り二〜三年養殖して市場へ出す。

はい‐がい【沛艾・霈艾】🔗🔉

はい‐がい【沛艾・霈艾】 馬の性質が荒くはね狂うこと。馬が勇み立つこと。また、その馬。

はい‐がい【拝外】(‥グヮイ)🔗🔉

はい‐がい【拝外】(‥グヮイ) 外国の文物・思想・生活様式などを崇拝すること。「拝外思想」

はい‐がい【排外】(‥グヮイ)🔗🔉

はい‐がい【排外】(‥グヮイ) 外国人や外国の文物・思想・生活様式などに反発を感じ、それらをしりぞけること。「排外的」

はいかい‐うた【俳諧歌】🔗🔉

はいかい‐うた【俳諧歌】 =はいかいか(俳諧歌)

はいかい‐か【俳諧歌・誹諧歌】🔗🔉

はいかい‐か【俳諧歌・誹諧歌】 1 和歌の一体。用語または内容に滑稽味を帯びた歌。万葉集の戯咲歌の系統を引き、古今集の雑体のうちの部立てに立てられて以後、勅撰和歌集に見えるようになった。 2 俳諧の精神によってよむ歌。 3 狂歌のこと。特に、鹿都部真顔が狂歌の地位向上のために用いた名称。

はいかいさいじき【俳諧歳時記】🔗🔉

はいかいさいじき【俳諧歳時記】 季語分類事典。二巻二冊。滝沢馬琴編著。寛政一二年成立。享和三年刊。季語二千六百余を四季に区分し、さらに月順に集録、解説。また、巻末に俳諧の作法や規定について記す。

はいかい‐さんじん【俳諧三神】🔗🔉

はいかい‐さんじん【俳諧三神】 俳諧の先人として尊崇すべき三人の俳人。山崎宗鑑・荒木田守武・松永貞徳の称。

はいかい‐し【俳諧師】🔗🔉

はいかい‐し【俳諧師】 俳諧3を職業とする人。また、俳諧に巧みな人。

はいかい‐しき【俳諧式】🔗🔉

はいかい‐しき【俳諧式】 =はいかいしきもく(俳諧式目)

はいかい‐しきもく【俳諧式目】🔗🔉

はいかい‐しきもく【俳諧式目】 俳諧の興行についての一般的な規定。巻式、月花の定座、句数、指合、去嫌などについて、連歌の方式に準拠し、それを多少簡素化したものが行われた。俳式。

はいかいしちぶしゅう【俳諧七部集】(‥シチブシフ)🔗🔉

はいかいしちぶしゅう【俳諧七部集】(‥シチブシフ) 俳諧撰集。七部一二冊。佐久間柳居編か。享保の中頃の成立。蕉門の代表的句集「冬の日」「春の日」「曠野(あらの)」「ひさご」「猿蓑(さるみの)」「炭俵」「続猿蓑」を成立年代順にまとめたもの。芭蕉七部集。

はいかい‐しょう【徘徊症】(ハイクヮイシャウ)🔗🔉

はいかい‐しょう【徘徊症】(ハイクヮイシャウ) 精神病・変質者・精神遅滞者にみられる、あてもなく歩きまわる症状。

はいかいしょがくしょう【俳諧初学抄】(‥ショガクセウ)🔗🔉

はいかいしょがくしょう【俳諧初学抄】(‥ショガクセウ) 俳諧論書。一冊。斎藤徳元著。寛永一八年刊。和漢連句の式目に準じて俳諧の式目を定め、同時に俳諧の本質・品格を論じ、一句の仕立てようを説き、「心の俳諧」を重んずべきことを述べる。次に「四季の詞(ことば)并(ならびに)恋の詞」の部では春夏秋冬の季題を分類して解説を加え、恋の心をふくむことば八〇余を列挙し説明する。

はいかいしんしき【俳諧新式】🔗🔉

はいかいしんしき【俳諧新式】 俳諧式目書。一冊。青木鷺水編。元禄一一年刊。貞徳・立圃の流れを受け、「俳諧初学抄」「はなひ草」などの内容を集大成したもの。「俳諧大成しんしき」とも。

はいかいそうしょ【俳諧叢書】🔗🔉

はいかいそうしょ【俳諧叢書】 俳書。七冊。佐々醒雪・巌谷小波編。大正元〜五年刊行。元禄蕉風の俳書類およびそれ以後の復刻書の集成。

はいかいたいよう【俳諧大要】(‥タイエウ)🔗🔉

はいかいたいよう【俳諧大要】(‥タイエウ) 俳論。正岡子規作。明治二八年発表。俳句の理論、作法を啓蒙的に述べたもので、空想より写実が重んじられている。

はいかいぶんこ【俳諧文庫】🔗🔉

はいかいぶんこ【俳諧文庫】 叢書。二四巻。大野洒竹ら編。明治三〇〜三四年刊。宗鑑・守武から化政期にわたる古俳書中の主な作品を、作者別あるいは種類別に編集。

はいかい‐み【俳諧味】🔗🔉

はいかい‐み【俳諧味】 俳諧に通有する性質、風趣。基本釣には抑圧されない自由な人間性から生まれる滑稽、諷刺、軽妙、洒脱、また、わび・さびの脱俗的な情趣、好みなど。俳味。俳趣味。

はいかい‐れんが【俳諧連歌】🔗🔉

はいかい‐れんが【俳諧連歌】 連歌の一体で、洒落や奇知、または俗語を用いた諧謔味のある連歌。連歌隆盛時代にはその価値を認められなかったが、江戸時代、芭蕉に至って文学的に高められた。→俳諧3

はい‐かか・る【這い掛かる】(はひ‥)🔗🔉

はい‐かか・る【這い掛かる】(はひ‥) 〔自ラ四〕はっていってまつわりつく。また、葛などがまといからまる。*宇津保‐国譲下「いま宮<略>二宮にはひかかり給へば」

はい‐かき【灰掻】(はひ‥)🔗🔉

はい‐かき【灰掻】(はひ‥) 1 =はいおし(灰押) 2 火事場などで、焼けあとの灰や燃え残りをかき出して始末すること。また、その人。

はいか‐きょう【拝火教】(ハイクヮケウ)🔗🔉

はいか‐きょう【拝火教】(ハイクヮケウ) 火を神の象徴として崇拝する宗教。特に、「ゾロアスターきょう(―教)」の異称。

はい‐がく【廃学】🔗🔉

はい‐がく【廃学】 学問をやめること。学業をやめること。

はい‐かぐら【灰神楽】(はひ‥)🔗🔉

はい‐かぐら【灰神楽】(はひ‥) 火鉢など、火の気のある灰の中に湯水をこぼして、灰が舞い上がること。また、その灰けむり。

はい‐かく・れる【這い隠れる】(はひ‥)🔗🔉

はい‐かく・れる【這い隠れる】(はひ‥) 〔自ラ下一〕はひかく・る〔自ラ下二〕はうようにこそこそと逃げ隠れる。ひそみ隠れる。*源氏‐帚木「世離れたる海づらなどに、はひかくれぬるをり」

はい‐ガス【排ガス】🔗🔉

はい‐ガス【排ガス】 =はいきガス(排気―)

はい‐ガス【廃ガス】🔗🔉

はい‐ガス【廃ガス】 石油精製や金属精錬などの途次で、余分なものとして発生するガス。

はい‐かずき【灰被】(はひかづき)🔗🔉

はい‐かずき【灰被】(はひかづき) ⇒はいかつぎ(灰被)

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