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つばめ【燕】🔗🔉

つばめ【燕】 1 ツバメ科の鳥の総称。全世界に約七五種が分布。一般に上面が暗色、下面が白色で全長一〇〜二三センチメートル。すべて空中を飛びながら昆虫をとって生活する。飛翔中翼は細長く先端がとがって見える。尾は長くないが、外側の尾羽が長く伸びている種がかなりあり、いわゆる燕尾(えんび)をなしている。巣は樹洞や岩穴に作るもの、自分で崖に穴を掘るもの、泥で岩壁や建物に作るものがある。日本にはショウドウツバメ、ツバメ、イワツバメ、コシアカツバメ、沖縄のミナミツバメの五種が繁殖する。古来、秋の雁に対して春の代表的な渡り鳥として親しまれている。つばくら。つばくろ。つばくらめ。《季・春》 2 ツバメ科の鳥。全長約一七センチメートル。尾羽は長く、燕尾形で二またに分かれる。体の上面は青く光る黒色で下面は白い。額から上胸にかけて黒色でふちどられた栗色の大きな斑紋(はんもん)がある。飛行が巧みで、飛びながら昆虫を捕食する。人家の軒などに土やわらくずで椀型の巣をつくり三〜七個の卵を産む。日本には三月上旬から五月上旬にかけて全土に渡来し、秋に南方へ渡る。多くは同一の巣にもどる習性がある。 3 年上の女にかわいがられて情交を続ける若い男。 4 ⇒つばめ〔動詞「つばめる」の名詞形〕 新潟県中央部の地名。越後平野の中央部に発達。スプーン・フォークなどの洋食器製造が盛んで、全国生産の大部分を占める。昭和二九年市制。

つば‐め【鍔目】🔗🔉

つば‐め【鍔目】 =つばぎわ(鍔際)

つばめ🔗🔉

つばめ (動詞「つばめる」の名詞化)物事を総括し、とりまとめること。特に金銭をとりまとめて、合算すること。また、収支の帳尻を合わせること。つばめざんよう。*浮・世間胸算用‐一「毎月の胸算用せぬによって、つばめのあはぬ事ぞかし」

つばめ‐あわせ【燕合】(‥あはせ)🔗🔉

つばめ‐あわせ【燕合】(‥あはせ) (「つばめ」は動詞「つばめる」の連用形から「燕」は当て字)合計すること。帳尻をあわせること。

つばめ‐うお【燕魚】(‥うを)🔗🔉

つばめ‐うお【燕魚】(‥うを) 1 ツバメウオ科の海魚。全長約五〇センチメートルになる。体は側扁して体高が高く、形は円形に近い。背びれとしりびれが非常に大きく、翼状にのびる。体色は暗灰色ないし濃褐色で、二〜三条の暗色の横縞があるが老成すると消える。食用になるが多くは観賞用とする。熱帯性の沿岸魚で、本州中部以南に分布。ひこうきうお。 2 「とびうお(飛魚)」の異名。

つばめ‐お【燕尾】(‥を)🔗🔉

つばめ‐お【燕尾】(‥を) つばめの尾のように二またに分かれた細長い魚の尾。魚類の燕尾型の尾。

つばめ‐おもと【燕万年青】🔗🔉

つばめ‐おもと【燕万年青】 ユリ科の多年草。東アジアと北米東部の山地にかけて離れて分布。日本では、本州中部以北のブナ林、針葉樹林などの温帯上部の林下に生える。高さ二五〜五〇センチメートル。葉は長さ約二〇センチメートルの長楕円形で根もとに二〜五枚つき、基部は鞘になる。初夏、花茎に六花被をもつ白い小さな花が群がって咲く。果実は径約一センチメートルの球形で黒藍色に熟す。とうちそう。ささにんどう。

つばめ‐おんせん【燕温泉】(‥ヲンセン)🔗🔉

つばめ‐おんせん【燕温泉】(‥ヲンセン) 新潟県中頸城郡妙高村にある温泉。妙高山の中腹にある。泉質は硫酸塩泉。リューマチ・皮膚病などにきく。

つばめ‐がえし【燕返】(‥がへし)🔗🔉

つばめ‐がえし【燕返】(‥がへし) ある方向に振った刀のきっ先を急激に反転させて切る剣術の刀法。

つばめ‐ぐさ【燕草】🔗🔉

つばめ‐ぐさ【燕草】 「おへびいちご(雄蛇苺)」の異名。

つばめ‐ぐち【燕口】🔗🔉

つばめ‐ぐち【燕口】 1 漆器の椀(わん)で、つばめの口のように、外側は黒く、内側を赤く塗ったもの。 2 鏃(やじり)で、つばめの口の形に似たもの。

つばめ‐このしろ【燕🔗🔉

つばめ‐このしろ【燕 ツバメコノシロ科の海魚。全長約六〇センチメートルになる。コノシロにやや似て下あごが小さい。尾びれは二またに深く分かれ、胸びれ下方に、分離して房状にのびた五本の軟条がある。体色は淡灰色で、背びれは二基。食用とする。東京湾以南の沿岸に分布。あごなし。

つばめさり‐づき【燕去月】🔗🔉

つばめさり‐づき【燕去月】 陰暦八月の異称。

つばめ‐ざんよう【燕算用】🔗🔉

つばめ‐ざんよう【燕算用】 (「つばめ」は動詞「つばめる」の連用形から。「燕」は当て字)合計すること。金銭などの収支の帳尻を合わせること。つばめ。

つばめ‐しじみ【燕小灰】🔗🔉

つばめ‐しじみ【燕小灰】 シジミチョウ科のチョウ。はねの開張二五ミリメートル内外で、後ろばねに尾状突起がある。表面は雄で淡紫色、雌では黒褐色をし、裏面は灰白色に黒褐色の斑点が散在する。各地の草地にふつうに見られる。

つばめ‐ずいせん【燕水仙】🔗🔉

つばめ‐ずいせん【燕水仙】 ヒガンバナ科の多年草。メキシコ、グアテマラ原産で、アマリリス属ではないがアマリリスと呼ばれて観賞用に栽培される。鱗茎は球形。葉は線形で三〜六枚が根生する。春から夏にかけ、葉に先だって伸びた花茎の頂に、径約一〇センチメートルの漏斗状の一花が咲く。緋紅色の六花被は不揃い。仏焔苞は赤褐色のへら状で先が二裂している。

つばめ‐もり【燕銛】🔗🔉

つばめ‐もり【燕銛】 鯨、いるか、かじき、その他大型の魚類を捕えるのに用いるもり。

つば・める🔗🔉

つば・める 〔他マ下一〕つば・む〔他マ下二〕物事をひとまとめにする。特に、金銭を一つにとりまとめる。合算する。*評判・色道大鏡‐一四「雑人悪人の遊山遊興を一廓につばめ」

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