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いち‐じゅう【一重】(‥ヂュウ)🔗⭐🔉
いち‐じゅう【一重】(‥ヂュウ)
1 重箱、また塔などのように重なったものの、ひとかさね。ひとえ。
2 (形動)ひときわ程度のはなはだしいさま。一段ときわだっていること。*太平記‐三四「又一重の大事ぞ」
〔副〕いっそう。一段と。*評判・難波物語「一ぢうふかくいる人もあれど」


いちじゅう‐ぎり【一重切】(イチヂュウ‥)🔗⭐🔉
いちじゅう‐ぎり【一重切】(イチヂュウ‥)
竹の上部に節を置いて、その中段に窓一つを切った花入れ。
ひと‐え【一重・単・単衣】(‥へ)🔗⭐🔉
ひと‐え【一重・単・単衣】(‥へ)
1 そのものだけで、重なっていないこと。また、そのもの。ひとひら。一枚。
2 花弁が一枚ずつになっていて、重ならないこと。単弁。
3 (単)=ひとえもの(単物)1
4 (形動)まじりけのないさま。純粋であるさま。ひたすら。→ひとえに。*こんてむつすむん地‐三・一四「ひとへなる御心をもて」
5 (副詞的に用いて)程度が一段と進むさま。いっそう。ひとしお。多く、「今ひとえ」の形で用いられる。*源氏‐明石「げに、今ひとへ、しのばれ給ふべきことを添ふる形見なめり」
ひとえ‐うめ【一重梅】(ひとへ‥)🔗⭐🔉
ひとえ‐うめ【一重梅】(ひとへ‥)
1 花弁が重ならない花をつける梅。単弁の梅。
2 襲(かさね)の色目の名。表は白、裏は赤で、一一月から二月ごろまで用いた。雪の下紅梅。
ひとえ‐おび【一重帯・単帯】(ひとへ‥)🔗⭐🔉
ひとえ‐おび【一重帯・単帯】(ひとへ‥)
裏地をつけない帯。夏に用いるもので、幅は鯨尺で八寸(約三〇・八センチメートル)、丈は一丈五寸(約四〇四センチメートル)。現在は博多のみで産する。《季・夏》
ひとえ‐ぐさ【一重草】(ひとへ‥)🔗⭐🔉
ひとえ‐ぐさ【一重草】(ひとへ‥)
1 「ききょう(桔梗)」の異名。
2 緑藻類ヒトエグサ科の海藻。本州中部から九州にかけての太平洋岸の岩礁上に着生。葉状体は黄緑色を帯び径数センチメートル、ほぼ円形で薄く、縁は波状。海苔の佃煮の原料になる。ひとえあおさ。べっこうあおさ。べっこうのり。《季・春》
ひとえ‐ざくら【一重桜】(ひとへ‥)🔗⭐🔉
ひとえ‐ざくら【一重桜】(ひとへ‥)
単弁の花をつける桜。
ひとえ‐ばかま【単袴・一重袴】(ひとへ‥)🔗⭐🔉
ひとえ‐ばかま【単袴・一重袴】(ひとへ‥)
1 裏地をつけない袴。
2 単(ひとえ)に袴をつけた姿。
ひとえ‐まぶた【一重瞼】(ひとへ‥)🔗⭐🔉
ひとえ‐まぶた【一重瞼】(ひとへ‥)
うわまぶたの前面に横ひだがなくて一重であるもの。ひとえまぶち。
ひとえ‐むすび【一重結】(ひとへ‥)🔗⭐🔉
ひとえ‐むすび【一重結】(ひとへ‥)
紐の結びの一つ。輪を作り一回くぐらせてそのまま結ぶ最も簡単なもの。
ひと‐かさね【一重・一襲】🔗⭐🔉
ひと‐かさね【一重・一襲】
1 襲(かさね)のひとそろい。また、女房・童・僧などの装束の上下ひとそろい。
2 二つでそろいになる物のひとそろい。
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