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まんにょう【万葉】(マンエフ)🔗⭐🔉
まんにょう【万葉】(マンエフ)
「まんよう(万葉)」の連声。
まん‐よう【万葉】(‥エフ)🔗⭐🔉
まん‐よう【万葉】(‥エフ)
(連声で「まんにょう」とも)
 
1 あらゆる草木の葉。多くの葉。
2 (「葉」は世・時代の意)よろずよ。万世。万代。
 「万葉集」の略称。
 
1 あらゆる草木の葉。多くの葉。
2 (「葉」は世・時代の意)よろずよ。万世。万代。
 「万葉集」の略称。
まんようい【万葉緯】(マンエフヰ)🔗⭐🔉
まんようい【万葉緯】(マンエフヰ)
主として古代の文学関係の資料の編注書。二〇巻。今井似閑著。享保二年ごろまでに成立か。「万葉集」注釈の助けとなる古文古歌類を集め、考証解説を加えたもの。
まんよう‐がな【万葉仮名】(マンエフ‥)🔗⭐🔉
まんよう‐がな【万葉仮名】(マンエフ‥)
日本語を表記するために表音文字として用いた漢字。「万葉集」に多く用いられているところからいう。漢字の音を用いた音仮名、漢字の訓を借用した訓仮名、戯書などがある。ふつうは、「阿(あ)」(音仮名)「木(き)」(訓仮名)などの一字で一音節を表すものをいう。六世紀ごろの金石文に既に用いられ、「万葉集」などの上代の文献に広く用いられたが、平安時代以後はこの仮名を草体化した平仮名や略体化した片仮名が主として用いられるようになった。真仮名。
まんようこう【万葉考】(マンエフカウ)🔗⭐🔉
まんようこう【万葉考】(マンエフカウ)
江戸中期の、「万葉集」の注釈書。一〇冊。賀茂真淵著。巻一、二および別記の三冊は宝暦一〇年成立、明和五年刊。全巻の刊行終了は天保六年。「万葉集」の時代区分、作家評などを総論し、巻一、二、一一〜一四の六巻に注釈を施したもの(他の一四巻の分は、真淵没後に草稿本をもとに狛諸成がまとめたもの)。独創的な歌評、上記六巻を「万葉集」の原形とする説、「万葉集」の本質を「ますらおぶり」として捉える見方など、以後の「万葉集」研究に大きな影響を与えた。万葉集考。
まんようしゅう【万葉集】(マンエフシフ)🔗⭐🔉
まんようしゅう【万葉集】(マンエフシフ)
(万(よろず)の世(葉)に伝えらるべき集、万(よろず)の言葉または歌を集めた集の意などといわれる)現存最古の和歌集。二〇巻。勅撰説もある巻一、二を核として巻一六までが付加され、それに巻一七以下の、大伴家持の歌日記的体裁の四巻が加えられている。現存の形に近いものに最後にまとめたのは大伴家持、成立は奈良時代の末頃とされる。所収歌の歌体は短歌が大部分で、長歌、旋頭歌、仏足石歌、連歌を含む。歌数は約四五〇〇首。他に漢詩文が数編ある。歌の内容による分類は巻によって違うが、雑歌(ぞうか)、相聞(そうもん)、挽歌(ばんか)の三分類を基調とする。作者層は、天皇、皇族、貴族、官人、防人(さきもり)、遊女、乞食者(ほがいびと)などと広く、東国民謡ともいわれる東歌(あずまうた)などもある。五世紀初頭の仁徳天皇時代から淳仁天皇の天平宝字三年までの時代の歌を収める。代表的歌人は、額田王、柿本人麻呂、高市黒人、山部赤人、山上憶良、高橋虫麻呂、大伴旅人、大伴家持など。
まんようしゅうこぎ【万葉集古義】(マンエフシフコギ)🔗⭐🔉
まんようしゅうこぎ【万葉集古義】(マンエフシフコギ)
江戸後期の、「万葉集」の注釈書。一四一冊。鹿持雅澄著。草稿成立は文政一一年頃、天保一一年完成後も改正を重ねる。「万葉集」本文の注釈を主体とする万葉集総合研究書で、それまでにない精密さをもつ。明治天皇の命により明治二三〜二六年宮内省刊。
まんようしゅうたまのおごと【万葉集玉の小琴】(マンエフシフたまのをごと)🔗⭐🔉
まんようしゅうたまのおごと【万葉集玉の小琴】(マンエフシフたまのをごと)
江戸後期の、「万葉集」の注釈書。二冊。本居宣長著。第一冊は安永八年成立、天保九年刊。第二冊(追考)は成立年未詳。巻一〜四までの歌を摘出して注釈した書。賀茂真淵の「万葉考」を補説したもの。
まんようしゅうちゅうしゃく【万葉集註釈】(マンエフシフチュウシャク)🔗⭐🔉
まんようしゅうちゅうしゃく【万葉集註釈】(マンエフシフチュウシャク)
鎌倉中期の、「万葉集」の注釈書。二〇巻一〇冊。仙覚著。文永六年成立。全巻の難解な歌について精細に注解し、書名の意義・撰定・撰者などに関して論理的文献的に研究、すぐれた万葉注釈書の最初のもの。仙覚抄。
まんようしゅうりゃくげ【万葉集略解】(マンエフシフリャクゲ)🔗⭐🔉
まんようしゅうりゃくげ【万葉集略解】(マンエフシフリャクゲ)
江戸後期の、「万葉集」の注釈書。二〇巻三〇冊。橘千蔭著。寛政一二年成立。寛政八年から文化九年刊。師賀茂真淵はじめ本居宣長、契沖など先人の説を引用しながら全巻に簡略な注解をしており、簡便な入門書として広く流布した。
まんようだいしょうき【万葉代匠記】(マンエフダイシャウキ)🔗⭐🔉
まんようだいしょうき【万葉代匠記】(マンエフダイシャウキ)
江戸前期の、「万葉集」の注釈書。二〇巻三〇冊。契沖書。天和三年徳川光圀の依頼で着手。元禄元年頃初稿本、同三年精撰本完成。「総釈」の部に「万葉集」の名義、成立年代、撰者、歌体、歌風、用字などを論じ、枕詞の解釈などを行っている。注釈は全歌にわたって詳細。近世万葉研究史上の最初の実証的研究。万葉集代匠記。
まんよう‐ちょう【万葉調】(マンエフテウ)🔗⭐🔉
まんよう‐ちょう【万葉調】(マンエフテウ)
歌論で、「万葉集」の特徴的な歌のよみぶりやしらべをいう。古今調や新古今調に対して、実感が切実・直截(ちょくせつ)に表現され、素朴・雄渾で格調が高いことを「万葉集」の特徴として捉えたもの。このしらべの歌を詠んだ歌人には、中世の源実朝、近世の賀茂真淵・良寛などがあり、特に真淵は古今調の「たおやめぶり」に対して「ますらおぶり」と称した。明治時代になって、正岡子規によって賞揚された。
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