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あじ【味】(あぢ)🔗🔉

あじ【味】(あぢ) 物事から感覚や経験で感じとるもの。味わい。 1 飲食物などが舌の味覚神経に与える感じ。「酒(魚)の味」 2 物事に接し、また、経験によって感じとるもの。物の良し悪し、具合、調子。「切れ味」「書き味」のように複合しても用いる。「女(女房)の味」 (形動)良い、好ましい、または、おもしろみのある味わい。また、そういう味わいのあるさま。 1 物事の良さ、おもしろみ。持ち味。また、そういうさま。→味を占める。「味のある人柄(文章)」「学問(音楽)の味」 2 妙味のある行為や状態についていう。 気のきいていること。しゃれたこと。手際のいいこと。また、そういうさま。→味にする・味をやる。「味なとりはからい」「味なことをいう」風流で趣があること。また、そういうさま。*俳・曠野‐員外「峰の松あぢなあたりを見出たり」色めいていること。また、そういうさま。*評判・難波物語「若旦那とあぢあるよし」わけありげなこと。意味ありげに感じられるさま。*人情・春色梅児誉美‐三「不問語の口占も、あぢなせりふに」囲碁で、あとになって有利に展開する可能性のある手。また、そういうねらい。 3 人の意表に出るような行為や状態についていう。 一風変わっているさま。*浮・好色一代男‐六「あぢな事共計、前代未聞の傾城くるひ」意外なさま。奇妙なさま。*伎・四天王十寸鏡‐一「是はあぢな所でたいめんをいたす」不思議なさま。*談・当風辻談義‐五「あぢな縁で爰に身上堅め」 4 取引所における売買取引の状態、または相場の動き具合などをいう。 ●味にする じょうずにとりつくろう。 ●味も=素気(そっけ)も[=塩っけも・しゃしゃりも・しゃくりも]無い 少しの味わいもない。つまらない。 ●味を=占(し)める[=得(え)る] 一度味わったそのよい味が忘れられないで、次にもそれを期待する。やったことがうまくいって、興味を覚える。「一度味を占めたらやめられない」 ●味をやる 1 うまい事をする。うまくとりさばく。 2 気のきいた事をする。なまいきな事をする。

●味にする🔗🔉

●味にする じょうずにとりつくろう。 ●味も=素気(そっけ)も[=塩っけも・しゃしゃりも・しゃくりも]無い 少しの味わいもない。つまらない。 ●味を=占(し)める[=得(え)る] 一度味わったそのよい味が忘れられないで、次にもそれを期待する。やったことがうまくいって、興味を覚える。「一度味を占めたらやめられない」 ●味をやる 1 うまい事をする。うまくとりさばく。 2 気のきいた事をする。なまいきな事をする。 あじ【】(あぢ) 「ともえがも(巴鴨)」の異名。

●味も=素気(そっけ)も[=塩っけも・しゃしゃりも・しゃくりも]無い🔗🔉

●味も=素気(そっけ)も[=塩っけも・しゃしゃりも・しゃくりも]無い 少しの味わいもない。つまらない。 ●味を=占(し)める[=得(え)る] 一度味わったそのよい味が忘れられないで、次にもそれを期待する。やったことがうまくいって、興味を覚える。「一度味を占めたらやめられない」 ●味をやる 1 うまい事をする。うまくとりさばく。 2 気のきいた事をする。なまいきな事をする。 あじ【】(あぢ) 「ともえがも(巴鴨)」の異名。

●味を=占(し)める[=得(え)る]🔗🔉

●味を=占(し)める[=得(え)る] 一度味わったそのよい味が忘れられないで、次にもそれを期待する。やったことがうまくいって、興味を覚える。「一度味を占めたらやめられない」 ●味をやる 1 うまい事をする。うまくとりさばく。 2 気のきいた事をする。なまいきな事をする。 あじ【】(あぢ) 「ともえがも(巴鴨)」の異名。

●味をやる🔗🔉

●味をやる 1 うまい事をする。うまくとりさばく。 2 気のきいた事をする。なまいきな事をする。 あじ【】(あぢ) 「ともえがも(巴鴨)」の異名。

あじ‐うり【味瓜】(あぢ‥)🔗🔉

あじ‐うり【味瓜】(あぢ‥) 「まくわうり(真桑瓜)」の異名。

あじ‐かげん【味加減】(あぢ‥)🔗🔉

あじ‐かげん【味加減】(あぢ‥) 味のよしあし。味のつけ方。また、その具合。

あじ‐きき【味聞】(あぢ‥)🔗🔉

あじ‐きき【味聞】(あぢ‥) 酒などの味のよしあしを、味わって鑑定すること。

あじき‐な・い【味気無い】(あぢき‥)🔗🔉

あじき‐な・い【味気無い】(あぢき‥) 〔形口〕あぢきな・し〔形ク〕(「あずきなし」の変化という。「味気」は当て字)今更どうにもならない状態や、それに対するあきらめを含んだ不満な気持をいう。あじけない。 1 ひどくて手がつけられない。どうにもならない。*源氏‐若紫「わが罪のほどおそろしう、あぢきなきことに心をしめて」 2 努力するかいがない。する意味がない。無益、無用だという感じだ。*古今‐三四「やど近く梅の花植ゑじあぢきなくまつ人の香にあやまたれけり」 3 自分の気持に反していておもしろくない。ゆとりや味わいに乏しくて風情がない。張り合いやおもしろみがない。情けない。あじけない。*伊勢‐八九「人知れず我こひ死なばあぢきなくいづれの神になき名おほせん」 4 胸がしめつけられるように耐え難い。やるせない。*狭衣‐一「在五中将の恋の日記を、いとめでたう書きたるなりけりと見るに、あぢきなく、一つ心なる人に向ひたる心地して」 あじきな‐が・る(他ラ四)/あじきな‐げ(形動)/あじきな‐さ(名)

あじ‐くち【味口】(あぢ‥)🔗🔉

あじ‐くち【味口】(あぢ‥) 1 ぜいたくな物を食べること。 2 じょうずなうそ。

あじけ‐な・い【味気無い】(あぢけ‥)🔗🔉

あじけ‐な・い【味気無い】(あぢけ‥) 〔形口〕(現代語では、この形の方が一般的で、特に、「あじきない3」の意で用いる)=あじきない(味気無)

あじ‐ざけ【味酒】(あぢ‥)🔗🔉

あじ‐ざけ【味酒】(あぢ‥) (「うまさけ(味酒)」の誤読から生じた語)上等の酒。また、助詞「の」を添えて「みわ」「かみ」「か」などにかかる枕詞の働きをする。

あじすきたかひこね‐の‐かみ【味耜高彦根神】(あぢすきたかひこね‥)🔗🔉

あじすきたかひこね‐の‐かみ【味耜高彦根神】(あぢすきたかひこね‥) 大国主命の子。奈良県御所市の高鴨神社の祭神。高賀茂大神。

あじ‐ずく【味尽】(あぢづく)🔗🔉

あじ‐ずく【味尽】(あぢづく) (形動)(「ずく」は接尾語)できるだけうまみのあるように、ふるまうこと。

あじ‐だて【味立】(あぢ‥)🔗🔉

あじ‐だて【味立】(あぢ‥) (形動)味があること。いきなさま。*評判・難波物語「心のあぢたてなるもの」

あじ‐づ・く【味付】(あぢ‥)🔗🔉

あじ‐づ・く【味付】(あぢ‥) 〔自カ四〕次第に食欲が出る。転じて、次第に興味を覚えるようになる。*日葡辞書「キリシタンノ コトニ agizzuqu(アヂヅク)」

あじ‐つけ【味付】(あぢ‥)🔗🔉

あじ‐つけ【味付】(あぢ‥) 味をつけること。

あじつけ‐のり【味付海苔】(あぢつけ‥)🔗🔉

あじつけ‐のり【味付海苔】(あぢつけ‥) 味つけ加工をほどこした干し海苔。

あじつけ‐めし【味付飯】(あぢつけ‥)🔗🔉

あじつけ‐めし【味付飯】(あぢつけ‥) 肉、野菜などを加え、味をつけた飯。茶飯、五目飯などの類。

あじ‐な・い【味無い】(あぢ‥)🔗🔉

あじ‐な・い【味無い】(あぢ‥) 〔形口〕あぢな・し〔形ク〕 1 =あじきない(味気無) 2 食べ物の味がない。また、味が悪い。 3 味が淡泊である。淡い。 あじな‐さ(名)

あじ‐の‐もと【味の素】(あぢ‥)🔗🔉

あじ‐の‐もと【味の素】(あぢ‥) グルタミン酸ナトリウムを主成分とする化学調味料の商標名。明治四一年池田菊苗が昆布だし汁の研究から発見、創製。

あじ‐ま・う【味まう】(あぢまふ)🔗🔉

あじ‐ま・う【味まう】(あぢまふ) 〔他ハ下二〕あじわう。*落書露顕「常に詠吟してあぢまふるは」

あじまの【味真野】(あぢまの)🔗🔉

あじまの【味真野】(あぢまの) 福井県武生(たけふ)市南西部の地名。「和名抄」味真郷の一部で浅水川の水源がある。味間野。

あじ‐み【味見】(あぢ‥)🔗🔉

あじ‐み【味見】(あぢ‥) 飲食物の味加減をみるために少量口に入れてみること。また、試みに飲食すること。

あじ‐もの【味物・味者】(あぢ‥)🔗🔉

あじ‐もの【味物・味者】(あぢ‥) 1 美味のもの(竹屋雑抄)。 2 一風変わった味わいを持つ者。主に遊女にいう。

あじもの‐まめ【味物豆】(あぢもの‥)🔗🔉

あじもの‐まめ【味物豆】(あぢもの‥) 「はず(巴豆)」の異名。

あじ‐よう【味良う】(あぢ‥)🔗🔉

あじ‐よう【味良う】(あぢ‥) 〔副〕うまい具合に。てぎわよく。*浄・夏祭浪花鑑‐一「俺があぢよう云聞せ」

あじ‐よく【味良く】(あぢ‥)🔗🔉

あじ‐よく【味良く】(あぢ‥) 〔副〕=あじよう(味良)

あじ‐わい【味わい】(あぢはひ)🔗🔉

あじ‐わい【味わい】(あぢはひ) 1 食べ物を味わうこと。また、味。 2 物事の趣味。おもむき。妙味。「味わいのある言葉」*源氏‐須磨「この世のあぢはひをだに、知る事難うこそあなれ」 3 食物。*浜松中納言‐三「松の葉をあぢはひにて過ぐす」 4 飲食の欲。食欲。*徒然草‐二四二「楽欲する所、<略>三つには味なり」 5 祝儀または心づけ。文政・天保頃の、上方での流行語。

あじ‐わ・う【味わう】(あぢはふ)🔗🔉

あじ‐わ・う【味わう】(あぢはふ) 〔他ワ五(ハ四)〕 1 味見をする。飲食物のもつうまさをかみしめながら食べる。 2 物事の意義や趣を深く考える。玩味する。「文章(作品)を味わう」 3 経験して深く印象に残す。体験する。「苦しみ(苦渋)を味わう」 〔他ハ下二〕に同じ。*荘子抄‐一「よく味はえてかみしめて見よぞ」

あま‐づけ【甘漬・味漬】🔗🔉

あま‐づけ【甘漬・味漬】 1 塩けをすくなくして漬けた漬物。甘塩の漬物。 2 大根を軽く干し、薄塩とこうじで漬けたもの。あさづけだいこん。

うま【味・甘】🔗🔉

うま【味・甘】 〔語素〕(ク活用形容詞「うまし」の語幹。体言に付く) 1 味のよい意を表わす。「味酒(うまさけ)」「味飯(うまいい)」など。 2 身分の高いこと、生まれの尊貴なことを表わす。「うま人」など。 3 眠りの度合の深いことを表わす。「熟寝(うまい)」など。 4 りっぱである、美しいの意を表わす。「うまこり」など。

うま‐いい【味飯】(‥いひ)🔗🔉

うま‐いい【味飯】(‥いひ) 味のよい飯。うまい飯。

うま‐き【味酒】🔗🔉

うま‐き【味酒】 香り高い上等な酒。うまさけ。

うま‐さけ【味酒】🔗🔉

うま‐さけ【味酒】 味の良い酒。上等の酒。美酒。 1 味の良い酒である神酒(みわ)というところから「みわ(神酒)」と同音の地名「三輪」や、三輪山と同義の「三諸(みもろ)」「三室(みむろ)」「神名火(かむなび)」にかかる。 2 上等の酒の産地「鈴鹿(すずか)」などにかかる。

うまさけ‐の【味酒の】🔗🔉

うまさけ‐の【味酒の】 1 =うまさけ(味酒)1 2 転じて、「みわ(神酒)」の「み」と同音の「身」にかかる。

うまさけ‐を【味酒を】🔗🔉

うまさけ‐を【味酒を】 (「を」は間投助詞)=うまさけ(味酒)1

うまし【味し・美し・甘し】🔗🔉

うまし【味し・美し・甘し】 〔形シク〕人または事物に対する満足や賛美の気持を表わす。すばらしい。よい。りっぱだ。*竹取「なんでふ心地すれば、かく物を思ひたるさまにて月を見給ふぞ、うましき世に」 [補注]明らかにシク活用と認められる例はきわめてまれであるが、「うまし」の形で体言と複合する「うまし国」「うまし物」などの用法が上代に見られ、この場合は、語幹が用いられるのが普通であるから、上代にも、ク活用のほかにシク活用もあったと推定される。なお、シク活用のものの方が情意性が強い。→「うまい(旨)」の補注

うまし‐くに【味し国】🔗🔉

うまし‐くに【味し国】 よい国。りっぱな国。美しい国。*万葉‐二「怜国(うましくに)そあきづ島」

うまし‐もの【味し物】🔗🔉

うまし‐もの【味し物】 りっぱなもの。すばらしいもの。

うまし‐よ【味し世】🔗🔉

うまし‐よ【味し世】 楽しく美しいこの世の中。

うま‐ひと【味人】🔗🔉

うま‐ひと【味人】 身分、家柄のよい人。りっぱな人。貴人。*書紀‐神功元年・歌謡「宇摩比等(ウマヒト)は于麻譬苔(ウマヒト)どちや」

うまひと‐さ・ぶ【味人さぶ】🔗🔉

うまひと‐さ・ぶ【味人さぶ】 〔自バ上二〕貴人らしくふるまう。貴人ぶる。*万葉‐九六「みこも刈る信濃(しなの)の真弓吾が引かば宇真人佐備(ウマひとサビ)て否といはむかも」

み【味】🔗🔉

み【味】 飲食物に対する舌の感覚の一つ。あじ。味覚。 〔接尾〕漢語の数詞について、飲食物や薬品などの種類を数えるのに用いる。

み‐かい【味解】🔗🔉

み‐かい【味解】 よく味わって理解すること。

み‐かく【味覚】🔗🔉

み‐かく【味覚】 味の感覚。唾液に溶ける固体や液体が刺激となって起こる化学的感覚で、舌の表面に分布する味蕾(みらい)という感覚器官で感知される。甘(あまい)、酸(すっぱい)、苦(にがい)、鹹(しおからい)の四つに区別される。味感。「味覚の秋」

みかく‐が【味覚芽】🔗🔉

みかく‐が【味覚芽】 =みらい(味蕾)

みかく‐き【味覚器】🔗🔉

みかく‐き【味覚器】 感覚器官の一つ。味覚の刺激を受ける器官。無脊椎動物では口器の他に節や触角にこの能力を示すものがあり、脊椎動物では主に口腔の舌に分布する味蕾(みらい)がこれにあたる。

みかく‐きかん【味覚器官】(‥キクヮン)🔗🔉

みかく‐きかん【味覚器官】(‥キクヮン) =みかくき(味覚器)

みかく‐しんけい【味覚神経】🔗🔉

みかく‐しんけい【味覚神経】 味を感知する舌神経・舌咽神経の呼称。

み‐かた【味方・御方・身方】🔗🔉

み‐かた【味方・御方・身方】 (「かた」の敬称「御方」の意。「味方」は当て字) 1 天皇の軍勢。朝廷がわに属する軍隊。官軍。*今昔‐一一・一「守屋、軍を発(おこ)して、<略>其軍強く盛にして、御方の軍怖惶(おぢおそれ)」 2 自分が属しているほう。志を同じくしたり、同一の敵にたちむかったりする仲間。助勢をしてくれる側。 3 (―する)加勢すること。助勢すること。 4 みうちの者。親類。

みかた‐うち【味方討・御方討】🔗🔉

みかた‐うち【味方討・御方討】 味方を討つこと。自分の仲間を攻めること。同士討ち。

み‐かん【味官】(‥クヮン)🔗🔉

み‐かん【味官】(‥クヮン) 五官の一つである味覚の器官。

み‐かん【味感】🔗🔉

み‐かん【味感】 =みかく(味覚)

み‐せん【味煎】🔗🔉

み‐せん【味煎】 甘葛(あまずら)から採った甘味料。

み‐そ【味噌・未醤】🔗🔉

み‐そ【味噌・未醤】 1 蒸した大豆に、米、麦、大豆などの麹(こうじ)と塩を混合して熟成させた食品。麹の原料によって米味噌、麦味噌、豆味噌に大別され、塩の量によって甘味噌、辛味噌に分けられる。 2 特に工夫をこらした点。特に趣向をこらしたところ。また、それを人に自慢すること。「手前味噌」「電気を全く使わないところがみそです」*雑俳・口よせ草「長生の味噌は持仏を人に見せ」 3 失敗すること。しくじること。また、欠点。*雑俳・軽口頓作「つきたがる・あげやのみそをかぶろ共」 4 力のよわいもの。弱者をあざけっていう語。「泣き味噌」「弱味噌」など。 5 蟹や海老の殻の中にある、1のような色や状態のもの。蟹黄(かいおう)。 ●味噌が腐(くさ)る 歌などをうたう声の悪いのをののしっていう。 ●味噌も糞(くそ)も一緒(いっしょ) 善悪・優劣・清濁など、性質の異なるものを区別しないでひとつにすること。何もかもごちゃまぜにすること。 ●味噌を=上(あ)げる[=明ける] 自慢する。手前味噌をならべる。 ●味噌を擂(す)る 1 まだ漉(こ)してない、粒のある味噌を、擂鉢(すりばち)に入れて擂粉木(すりこぎ)でする。 2 坊主になる。寺の小僧の仕事の一つとして1をするところからいう。 3 (べたべたとくっつくところからかという)追従(ついしょう)を言う。へつらう。胡麻(ごま)をする。 ●味噌を付(つ)ける 失敗する。しくじる。また、面目を失う。醜態をさらす。

●味噌が腐(くさ)る🔗🔉

●味噌が腐(くさ)る 歌などをうたう声の悪いのをののしっていう。 ●味噌も糞(くそ)も一緒(いっしょ) 善悪・優劣・清濁など、性質の異なるものを区別しないでひとつにすること。何もかもごちゃまぜにすること。 ●味噌を=上(あ)げる[=明ける] 自慢する。手前味噌をならべる。 ●味噌を擂(す)る 1 まだ漉(こ)してない、粒のある味噌を、擂鉢(すりばち)に入れて擂粉木(すりこぎ)でする。 2 坊主になる。寺の小僧の仕事の一つとして1をするところからいう。 3 (べたべたとくっつくところからかという)追従(ついしょう)を言う。へつらう。胡麻(ごま)をする。 ●味噌を付(つ)ける 失敗する。しくじる。また、面目を失う。醜態をさらす。 みぞ【溝】 1 地を細長く掘って水を通す所。 2 戸・障子を通すために、敷居・鴨居に掘ったくぼんだ筋。また、一般に、細長くくぼんだ条線。 3 鼻の下と上唇との間のくぼんだところ。鼻溝(はなみぞ)。人中(にんちゅう)。 4 人と人との間の心のへだて。「二人の間に溝ができる」

●味噌も糞(くそ)も一緒(いっしょ)🔗🔉

●味噌も糞(くそ)も一緒(いっしょ) 善悪・優劣・清濁など、性質の異なるものを区別しないでひとつにすること。何もかもごちゃまぜにすること。 ●味噌を=上(あ)げる[=明ける] 自慢する。手前味噌をならべる。 ●味噌を擂(す)る 1 まだ漉(こ)してない、粒のある味噌を、擂鉢(すりばち)に入れて擂粉木(すりこぎ)でする。 2 坊主になる。寺の小僧の仕事の一つとして1をするところからいう。 3 (べたべたとくっつくところからかという)追従(ついしょう)を言う。へつらう。胡麻(ごま)をする。 ●味噌を付(つ)ける 失敗する。しくじる。また、面目を失う。醜態をさらす。 みぞ【溝】 1 地を細長く掘って水を通す所。 2 戸・障子を通すために、敷居・鴨居に掘ったくぼんだ筋。また、一般に、細長くくぼんだ条線。 3 鼻の下と上唇との間のくぼんだところ。鼻溝(はなみぞ)。人中(にんちゅう)。 4 人と人との間の心のへだて。「二人の間に溝ができる」

●味噌を=上(あ)げる[=明ける]🔗🔉

●味噌を=上(あ)げる[=明ける] 自慢する。手前味噌をならべる。 ●味噌を擂(す)る 1 まだ漉(こ)してない、粒のある味噌を、擂鉢(すりばち)に入れて擂粉木(すりこぎ)でする。 2 坊主になる。寺の小僧の仕事の一つとして1をするところからいう。 3 (べたべたとくっつくところからかという)追従(ついしょう)を言う。へつらう。胡麻(ごま)をする。 ●味噌を付(つ)ける 失敗する。しくじる。また、面目を失う。醜態をさらす。 みぞ【溝】 1 地を細長く掘って水を通す所。 2 戸・障子を通すために、敷居・鴨居に掘ったくぼんだ筋。また、一般に、細長くくぼんだ条線。 3 鼻の下と上唇との間のくぼんだところ。鼻溝(はなみぞ)。人中(にんちゅう)。 4 人と人との間の心のへだて。「二人の間に溝ができる」

●味噌を擂(す)る🔗🔉

●味噌を擂(す)る 1 まだ漉(こ)してない、粒のある味噌を、擂鉢(すりばち)に入れて擂粉木(すりこぎ)でする。 2 坊主になる。寺の小僧の仕事の一つとして1をするところからいう。 3 (べたべたとくっつくところからかという)追従(ついしょう)を言う。へつらう。胡麻(ごま)をする。 ●味噌を付(つ)ける 失敗する。しくじる。また、面目を失う。醜態をさらす。 みぞ【溝】 1 地を細長く掘って水を通す所。 2 戸・障子を通すために、敷居・鴨居に掘ったくぼんだ筋。また、一般に、細長くくぼんだ条線。 3 鼻の下と上唇との間のくぼんだところ。鼻溝(はなみぞ)。人中(にんちゅう)。 4 人と人との間の心のへだて。「二人の間に溝ができる」

●味噌を付(つ)ける🔗🔉

●味噌を付(つ)ける 失敗する。しくじる。また、面目を失う。醜態をさらす。 みぞ【溝】 1 地を細長く掘って水を通す所。 2 戸・障子を通すために、敷居・鴨居に掘ったくぼんだ筋。また、一般に、細長くくぼんだ条線。 3 鼻の下と上唇との間のくぼんだところ。鼻溝(はなみぞ)。人中(にんちゅう)。 4 人と人との間の心のへだて。「二人の間に溝ができる」

みそ‐あえ【味噌和・味噌】(‥あへ)🔗🔉

みそ‐あえ【味噌和・味噌】(‥あへ) 魚肉、野菜などを味噌であえること。また、その料理。

みそ‐うず【味噌水・】(‥うづ)🔗🔉

みそ‐うず【味噌水・】(‥うづ) 味噌を加えて煮た雑炊。

みそ‐がゆ【味噌粥】🔗🔉

みそ‐がゆ【味噌粥】 味噌汁で煮た粥。

みそがわ‐そう【味噌川草】(みそがはサウ)🔗🔉

みそがわ‐そう【味噌川草】(みそがはサウ) シソ科の多年草。北海道、本州、四国の山地の湿った斜面に生える。高さ〇・六〜一メートル。葉は卵形または卵状披針形で基部は切れ込み、縁に鈍い鋸歯(きょし)がある。秋、上部の葉腋ごとに長さ二・五〜三センチメートルの碧紫色の唇形花を数個ずつつける。

みそ‐くさ・い【味噌臭い】🔗🔉

みそ‐くさ・い【味噌臭い】 〔形口〕 1 味噌のにおいがする。 2 いかにもその道の人らしいいやみが感じられる。

みそ‐くそ【味噌糞】🔗🔉

みそ‐くそ【味噌糞】 (形動)=くそみそ(糞味噌)

みそ‐ぐら【味噌蔵】🔗🔉

みそ‐ぐら【味噌蔵】 味噌を貯蔵するための土蔵。

みそ‐け【味噌気】🔗🔉

みそ‐け【味噌気】 1 食物に含まれている味噌の味。また、その度合。 2 (形動)手前味噌の感じがあること。うぬぼれるさま。自慢げ。*雑俳・柳多留‐初「日和見のみそけで傘を下て出る」

みそ‐こうじ【味噌麹】(‥かうぢ)🔗🔉

みそ‐こうじ【味噌麹】(‥かうぢ) 味噌の原料にする麹。

みそ‐こし【味噌漉】🔗🔉

みそ‐こし【味噌漉】 曲物(まげもの)の底に竹の簀子(すのこ)をとりつけたもの。また、竹の輪に笊(ざる)をとりつけたもの。味噌の滓(かす)をこすのに用いる。味噌とおし。味噌漉笊(みそこしざる)。

みそ‐しる【味噌汁】🔗🔉

みそ‐しる【味噌汁】 だし汁に野菜などの実(み)を入れ、煮立てたところで味噌を溶かし入れた汁。

みそ‐すり【味噌擂】🔗🔉

みそ‐すり【味噌擂】 1 擂鉢(すりばち)で味噌をすること。 2 (「みそ(味噌)を擂る3」から)へつらいおもねること。また、その人。ごますり。追従(ついしょう)。 3 「みそすりぼうず(味噌擂坊主)」の略。

みそすり‐ぼうず【味噌擂坊主】(‥バウズ)🔗🔉

みそすり‐ぼうず【味噌擂坊主】(‥バウズ) 炊事などの雑務をする下級の僧。転じて、僧侶をののしっていう語。みそすり。みそすりぼう。

みそ‐せんべい【味噌煎餅】🔗🔉

みそ‐せんべい【味噌煎餅】 砂糖を加えた小麦粉に味噌をこね合わせて焼いたせんべい。

みそ‐だま【味噌玉】🔗🔉

みそ‐だま【味噌玉】 =たまみそ(玉味噌)

みそっ‐かす【味噌っ滓】🔗🔉

みそっ‐かす【味噌っ滓】 (「みそかす(味噌滓)」の変化) 1 味噌を漉(こ)したかす。 2 物の数でない者。一人まえの仲間に入れてもらえない子ども。

みそ‐づけ【味噌漬】🔗🔉

みそ‐づけ【味噌漬】 味噌につけた魚、肉、野菜など。

みそ‐つけやき【味噌付焼】🔗🔉

みそ‐つけやき【味噌付焼】 味噌をつけて焼くこと。特に、魚肉を、みりんまたは酒でゆるめた味噌につけて焼くこと。また、そのもの。みそやき。

みそっ‐ぱ【味噌っ歯】🔗🔉

みそっ‐ぱ【味噌っ歯】 子どもに多い、黒く欠けた歯。乳歯、虫歯の俗称。みそは。

みそ‐なおし【味噌直】(‥なほし)🔗🔉

みそ‐なおし【味噌直】(‥なほし) マメ科の落葉小低木。本州中部以西、四国、九州の山野に生える。高さ〇・三〜一メートル。葉は三出複葉。各小葉は長楕円状披針形で長さ五〜一〇センチメートル。夏から秋にかけ、黄色みを帯びた白い小さな蝶形花がまばらな穂状につく。豆果は線形で長さ五〜七センチメートル。和名は、味噌が悪くなっても、この葉茎を入れると味がよくなるという意味で、また、味噌に蛆(うじ)がわいたときに入れると蛆が死ぬところから蛆草の名がある。漢名、小槐花。みそくさ。

みそ‐に【味噌煮】🔗🔉

みそ‐に【味噌煮】 味噌を入れて煮ること。また、そのもの。みそだき。「鯖の味噌煮」

みそ‐は【味噌歯】🔗🔉

みそ‐は【味噌歯】 =みそっぱ(味噌歯)

みそ‐ぶた【味噌蓋】🔗🔉

みそ‐ぶた【味噌蓋】 植物「かくれみの(隠蓑)」の異名。

みそ‐べや【味噌部屋】🔗🔉

みそ‐べや【味噌部屋】 味噌、漬物などの貯蔵部屋。

みそ‐まめ【味噌豆】🔗🔉

みそ‐まめ【味噌豆】 「だいず(大豆)」の異名。

みそ‐みそ【味噌味噌】🔗🔉

みそ‐みそ【味噌味噌】 和物(あえもの)をいう女房詞。

みそ‐やき【味噌焼】🔗🔉

みそ‐やき【味噌焼】 =みそつけやき(味噌付焼)

みそ‐やくにん【味噌役人】🔗🔉

みそ‐やくにん【味噌役人】 =みそようにん(味噌用人)

みそ‐ようにん【味噌用人】🔗🔉

みそ‐ようにん【味噌用人】 (貧乏旗本の用人の仕事は台所の世話ぐらいであったところから)江戸時代、旗本屋敷などの用人をあざけっていう語。味噌役人。

み‐とう【味到】(‥タウ)🔗🔉

み‐とう【味到】(‥タウ) 内容を十分に味わい知るに至ること。内容を味わい尽くすこと。十分に味わい知ること。味得。

み‐とく【味得】🔗🔉

み‐とく【味得】 ことの内容や情味をよく味わって、自分のものとすること。味到。

み‐どく【味読】🔗🔉

み‐どく【味読】 文章の内容や情味をよく味わって、じっくり読むこと。

み‐もう【味盲】(‥マウ)🔗🔉

み‐もう【味盲】(‥マウ) 特定の物質に対して味の感覚がないこと。白人に多く、劣性遺伝する。

み‐もじ【味文字】🔗🔉

み‐もじ【味文字】 (「みそ」の後半を略して文字をそえた語)味噌をいう女房詞。

み‐らい【味蕾】🔗🔉

み‐らい【味蕾】 味覚を感じる末端器官。舌の、主に表面に多数分布する小体。味覚芽。

み‐りん【味醂・味淋】🔗🔉

み‐りん【味醂・味淋】 焼酎(しょうちゅう)と蒸した糯米とをまぜ、麹(こうじ)を加えて醸造し、かすをしぼりとった酒。甘味があり、飲用・調味用とする。

むま・し【旨し・甘し・味し・美し】🔗🔉

むま・し【旨し・甘し・味し・美し】 〔形ク〕⇒うまい(旨)

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