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つつが【恙】🔗🔉

つつが【恙】 (「つつみ(恙)」と同源) 1 病気などの災難。わずらい。やまい。 2 =つつがむし(恙虫)

つつが‐な・い【恙無い】🔗🔉

つつが‐な・い【恙無い】 〔形口〕つつがな・し〔形ク〕健康である。故障や異常がない。つつみなし。*太平記‐五「源氏の世に恙(ツツガ)無く候ける」

つつが‐の‐むし【恙の虫】🔗🔉

つつが‐の‐むし【恙の虫】 =つつがむし(恙虫)

つつが‐むし【恙虫】🔗🔉

つつが‐むし【恙虫】 蛛形(ちゅけい)類ダニ目ツツガムシ科に属するダニの総称。体長一〜二ミリメートル。体は数字の8の字形。全身赤色で毛が密生し、四対の歩脚をもつ。土中で、昆虫の卵などを食べて生活する。卵は土中で孵化し、幼虫は無色ないし橙赤色。体長〇・二〜五ミリメートルの楕円形で、三対の歩脚をもつ。成虫とちがい寄生性で、野ねずみ、野鳥、人などの血を吸う。ツツガムシ病の媒介や皮疹(ひしん)を起こさせる種類もかなり知られる。草原や湿地に多い。つつが。つつがのむし。

つつがむし‐びょう【恙虫病】(‥ビャウ)🔗🔉

つつがむし‐びょう【恙虫病】(‥ビャウ) おもに畑ねずみに寄生するツツガムシに人が刺されて発病する疾患。病原体は、リケッチア‐オリエンタリス。日本・東南アジア・南洋諸島に広く発生する。日本では秋田・山形・新潟の各県の河川の流域に発生するものが多数の死者を出して恐れられていたが、現在では特効薬により、死者はなくなった。頭痛、食欲不振が起こり、発病一週間くらいから全身に赤い斑状発疹が現れる。

つつま‐・う【恙まう・障まう】(‥ふ)🔗🔉

つつま‐・う【恙まう・障まう】(‥ふ) 〔連語〕(動詞「つつむ(恙)」の未然形に反復・継続の助動詞「ふ」の付いたもの)障害に出会う。病気になる。災害を受ける。*万葉‐四三三一「都都麻波(ツツマハ)ず帰り来ませと」

つつみ【恙・障】🔗🔉

つつみ【恙・障】 (動詞「つつむ(恙)」の名詞化)さしさわり。病気。つつが。→つつみなし。*東大寺諷誦文平安初期点「瑕(きず)疵(ツツミ)の身に附く時には」

つつみ‐な・し【恙み無し】🔗🔉

つつみ‐な・し【恙み無し】 〔形ク〕=つつがない(恙無)*万葉‐八九四「都都美無久(ツツミなク)幸(さき)く坐して」

つつ・む【恙む・障む】🔗🔉

つつ・む【恙む・障む】 〔自マ四〕 1 さしさわる。さしつかえる。故障をおこす。障害をうける。*万葉‐四五一四「都々牟(ツツム)ことなく船は早けむ」 2 わずらう。病気になる。*続日本紀‐天応元年二月一七日・宣命「平らけく幸く都都牟(ツツム)事無く」

よう‐ちゅう【恙虫】(ヤウ‥)🔗🔉

よう‐ちゅう【恙虫】(ヤウ‥) ⇒つつがむし(恙虫)

ようちゅう‐しん【恙虫疹】(ヤウチュウ‥)🔗🔉

ようちゅう‐しん【恙虫疹】(ヤウチュウ‥) 恙虫(つつがむし)に刺されて起こる皮疹(ひしん)。

ようちゅう‐びょう【恙虫病】(ヤウチュウビャウ)🔗🔉

ようちゅう‐びょう【恙虫病】(ヤウチュウビャウ) =つつがむしびょう(恙虫病)

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