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広辞苑の検索結果 (9)
つつが【恙】🔗⭐🔉
つつが【恙】
①病気などの災難。やまい。わずらい。宇津保物語嵯峨院「足手の―もあらねば」
②ツツガムシの略。
⇒つつが‐むし【恙虫】
⇒つつがむし‐びょう【恙虫病】
つつが‐な・い【恙無い】🔗⭐🔉
つつが‐な・い【恙無い】
〔形〕[文]つつがな・し(ク)
やまいがない。息災である。異状がない。無事である。今昔物語集19「我れ年来としごろ兵つわものの方に付きて、聊いささかに―・かりつ」。「―・く帰国した」
つつが‐むし【恙虫】🔗⭐🔉
つつが‐むし【恙虫】
ツツガムシ科のダニの総称。幼虫は卵円形で体長約0.3ミリメートル。オレンジ色。歩脚は3対。多くノネズミの耳などに寄生する。恙虫病を媒介する。成虫は赤色で短毛を密生し、吸血性なく、地表で昆虫の卵などを食う。アカムシ。〈下学集〉
⇒つつが【恙】
つつがむし‐びょう【恙虫病】‥ビヤウ🔗⭐🔉
つつがむし‐びょう【恙虫病】‥ビヤウ
ツツガムシの幼虫に刺されて起こる急性感染症。病原体はオリエンチア‐ツツガムシ。患部は壊疽えそに陥り潰瘍を作る。潜伏期は5〜14日。発熱・発疹と刺し口の水疱・膿疱・潰瘍が主症状。しばしば致命的。発生は北海道・沖縄を除く日本全国とアジア各地。〈[季]夏〉
⇒つつが【恙】
つつみ【慎・恙】🔗⭐🔉
つつみ【慎・恙】
①さしつかえ。障害。また、病気。
②はばかりつつしむこと。つつしみ。遠慮。浜松中納言物語4「―なく入り給ひて」
つつみ‐な・し【恙無し】🔗⭐🔉
つつみ‐な・し【恙無し】
〔形ク〕
健康である。無事である。つつがなし。万葉集20「―・く妻は待たせと」
つつ・む【障む・恙む】🔗⭐🔉
つつ・む【障む・恙む】
〔自四〕
さしさわる。さしつかえる。事故にあう。万葉集15「―・む事なくはやかへりませ」。蜻蛉日記下「なかなかなる身の便びなきに―・みて、世人のさわぐ行ひもせで」
[漢]恙🔗⭐🔉
恙 字形
〔心(忄・
)部6画/10画/5589・5779〕
〔音〕ヨウ〈ヤウ〉(呉)(漢)
〔訓〕つつが
[意味]
①病気。心配。「恙病・微恙」「無恙=つつがなし」(無事である)
②毒虫の名。つつがむし。


大辞林の検索結果 (8)
つつが-むし【恙虫】🔗⭐🔉
つつが-むし [3] 【恙虫】
ダニ目ツツガムシ科とその近縁の節足動物の総称。体長は成虫で0.2〜1ミリメートル。卵形または瓢箪(ヒヨウタン)形で,歩脚は三対。幼虫は野ネズミなどに寄生し,恙虫病を媒介する。全世界に広く分布。特に,新潟・秋田・山形県下の河川の中・下流域沿岸にすむアカツツガムシ(アカムシ)が知られる。ようちゅう。
恙虫
[図]

つつが-むし-びょう【恙虫病】🔗⭐🔉
つつが-むし-びょう ―ビヤウ [0] 【恙虫病】
ツツガムシに媒介されて起こるリケッチア疾患。刺し口と局所リンパ節の腫脹が診断の手がかりになる。死亡率が高かったが,治療の進歩により死亡例は少なくなった。
つつが-な・い【恙無い】🔗⭐🔉
つつが-な・い [4] 【恙無い】 (形)[文]ク つつがな・し
異常がない。無事である。「―・く旅を終える」「日々―・く暮らす」
つつみ-な・し【恙み無し】🔗⭐🔉
つつみ-な・し 【恙み無し】 (形ク)
さしさわりがない。無事だ。つつがない。「―・く幸(サキ)くいまして/万葉 894」
よう-ちゅう【恙虫】🔗⭐🔉
よう-ちゅう ヤウ― [0] 【恙虫】
⇒つつがむし(恙虫)
つつがなく【恙なく】(和英)🔗⭐🔉
つつがなく【恙なく】
⇒無事.
つつがむし【恙虫病】(和英)🔗⭐🔉
つつがむし【恙虫病】
a tsutsugamushi disease;Japanese river fever.
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