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あたらし【新し】🔗🔉

あたらし【新し】 〔形シク〕⇒あたらしい(新)

あたらし・い【新しい】🔗🔉

あたらし・い【新しい】 〔形口〕あたらし〔形シク〕できたてであるさま、今までになかったさま、今までとは違ったさまであるのをいう。あらたし。あらた。⇔古い。→補注。 1 初めてである。ある状態になったばかりである。また以前のものに代わったばかりである。*古今‐三七五「あたらしき妻(め)につきて、年へて住みける人を捨てて」 2 物事ができたばかり、また、使い始めたばかりである。使い古されていない。*枕‐四二「あたらしき金鋺(かなまり)に」 3 (魚、肉、野菜、また、空気などが)新鮮である。生き生きとしている。*天理本狂言・鱸庖丁「そのすずきの中にも大きいあたらしをあらふて座敷へだせ」 4 今までにないような、変わったおもしろい趣向である。奇抜である。*評判・難波のは伊勢の白粉‐三「こちの新しひ蛍を飛ばしてきかせう」 5 今までの物事とは違っている。今までにはなかったものである。現代的、進歩的などの意を含めても用いる。「新しい時代感覚」 [補注]上代では「新」の意の形容詞は「あらたし」で、「あたらし」は「惜しい」の意であったが、中古初期頃から、「新」の意も「あたらし」の語形となった。ただ、「惜」のそれとはアクセントに違いがあり、別語と考えられる。 あたらし‐が・る(自ラ五(四))/あたらし‐さ(名)/あたらし‐み(名) ●新しい女 新しい思想を持った女。因襲を打破し、婦人の地位を獲得しようと自覚した婦人。また、それを装ったうわついた女性をさげすんで呼んだ。明治四四年青鞜社(せいとうしゃ)が婦人解放運動を起こした頃の流行語。 ●新しい=酒[=葡萄酒]を新しい皮袋(かわぶくろ)に盛る (「新約聖書(改訳)‐マタイ伝・九章」による)新しい内容を新しい形式で表現する。新形式の中に新思想を盛り込む。 ●新しい酒を古い皮袋(かわぶくろ)に=盛る[=入る] (「引照旧新約全書‐馬太伝・九章」による)新しい内容を古くからある形式の中に盛り込む。旧形式の中に新思想を盛り込む。

●新しい女🔗🔉

●新しい女 新しい思想を持った女。因襲を打破し、婦人の地位を獲得しようと自覚した婦人。また、それを装ったうわついた女性をさげすんで呼んだ。明治四四年青鞜社(せいとうしゃ)が婦人解放運動を起こした頃の流行語。 ●新しい=酒[=葡萄酒]を新しい皮袋(かわぶくろ)に盛る (「新約聖書(改訳)‐マタイ伝・九章」による)新しい内容を新しい形式で表現する。新形式の中に新思想を盛り込む。 ●新しい酒を古い皮袋(かわぶくろ)に=盛る[=入る] (「引照旧新約全書‐馬太伝・九章」による)新しい内容を古くからある形式の中に盛り込む。旧形式の中に新思想を盛り込む。 あたらし‐がり【新しがり】 流行を追い、新しいことをいたずらにありがたがること。また、その人。

●新しい=酒[=葡萄酒]を新しい皮袋(かわぶくろ)に盛る🔗🔉

●新しい=酒[=葡萄酒]を新しい皮袋(かわぶくろ)に盛る (「新約聖書(改訳)‐マタイ伝・九章」による)新しい内容を新しい形式で表現する。新形式の中に新思想を盛り込む。 ●新しい酒を古い皮袋(かわぶくろ)に=盛る[=入る] (「引照旧新約全書‐馬太伝・九章」による)新しい内容を古くからある形式の中に盛り込む。旧形式の中に新思想を盛り込む。 あたらし‐がり【新しがり】 流行を追い、新しいことをいたずらにありがたがること。また、その人。

●新しい酒を古い皮袋(かわぶくろ)に=盛る[=入る]🔗🔉

●新しい酒を古い皮袋(かわぶくろ)に=盛る[=入る] (「引照旧新約全書‐馬太伝・九章」による)新しい内容を古くからある形式の中に盛り込む。旧形式の中に新思想を盛り込む。 あたらし‐がり【新しがり】 流行を追い、新しいことをいたずらにありがたがること。また、その人。

あたらし‐がり【新しがり】🔗🔉

あたらし‐がり【新しがり】 流行を追い、新しいことをいたずらにありがたがること。また、その人。

あたらしがり‐や【新しがり屋】🔗🔉

あたらしがり‐や【新しがり屋】 新しがりの人。

あたらしき‐むら【新しき村】🔗🔉

あたらしき‐むら【新しき村】 宮崎県児湯(こゆ)郡木城町に建設された生活共同体の村で、大正七年トルストイの人道主義に基づき、武者小路実篤を中心に、全国から四〇余名が集まって生活したもの。のち昭和一四年埼玉県入間郡毛呂山(もろやま)町に「東の村」を建設し、主力はここに移る。

あたらし‐や【新し屋】🔗🔉

あたらし‐や【新し屋】 新しく造った家。

あら【新】🔗🔉

あら【新】 〔語素〕名詞の上について、新しいものであることを表わす。「あら身」「あら物」「あら手」など。 (形動)新しいもの。新品。「あらの鍋をおろす」

あらい【新井】(あらゐ)🔗🔉

あらい【新井】(あらゐ) 姓氏。

あらい‐はくが【新井白蛾】(あらゐ‥)🔗🔉

あらい‐はくが【新井白蛾】(あらゐ‥) 江戸中期の朱子学者、易学者。江戸の人。名は祐登。別号黄州。菅野兼山に学び、のち、京都に出て易学を研究。著に「古周易経断」「古易一家言」など。(〜一七九二)

あらい‐はくせき【新井白石】(あらゐ‥)🔗🔉

あらい‐はくせき【新井白石】(あらゐ‥) 江戸中期の儒学者、政治家。名は君美(きみよし)。木下順庵の高弟。徳川家宣、家継に仕え、幕政を補佐。武家諸法度の改正、貨幣改鋳などに尽力。著に「藩翰譜」「読史余論」「古史通」「西洋紀聞」「采覧異言」「折たく柴の記」「同文通考」など。(一六五七〜一七二五)

あらい‐やくし【新井薬師】(あらゐ‥)🔗🔉

あらい‐やくし【新井薬師】(あらゐ‥) 東京都中野区にある真言宗豊山派の寺、梅照院の通称。山号松高山。子育て薬師、目を治す薬師として知られる。

あら‐た【新た】🔗🔉

あら‐た【新た】 〔形動〕(「あら」は「生(あ)る」「現われる」などと同根、「た」は状態を表わす語素で、つぎつぎに生れ現われるさまをいうのが本義という) 1 今までと違って新しい。*万葉‐四二九九「年月は安良多安良多爾(アラタアラタニ)相見れど」*俳・奥の細道「四面新に囲て」 2 (「あらたに」の形で)改めて行なうさま。*謡曲・金札「四海を治めし、おん姿、あらたに見よや」 3 見た目にはっきりとわかるさま。鮮やか。*類従本千里集「雲もなく谷は山さへはれ行けば水の色こそあらた成けれ」 4 効果、結果などが著しいさま。特に神仏の霊験についていう。あらたか。いやちこ。*源氏‐玉鬘「初瀬なむ、日の本のうちにはあらたなるしるしあらはし給ふ」 あらた‐さ(名) ●新たなる月 (白居易の詩の一節、「三五夜中新月色、二千里外故人心」に基づく)特に陰暦八月十五夜のあざやかな名月をいう。仲秋の名月。 ●新たに沐(もく)する者は必ず冠を弾(はじ)く (髪を洗ったばかりの者は、かならず冠をはじいてちりを払ってからかぶるという「楚辞‐漁父辞」の句から)わが身を潔白に保とうとする者は、外物によって汚されることを恐れて避けようとする。

●新たなる月🔗🔉

●新たなる月 (白居易の詩の一節、「三五夜中新月色、二千里外故人心」に基づく)特に陰暦八月十五夜のあざやかな名月をいう。仲秋の名月。 ●新たに沐(もく)する者は必ず冠を弾(はじ)く (髪を洗ったばかりの者は、かならず冠をはじいてちりを払ってからかぶるという「楚辞‐漁父辞」の句から)わが身を潔白に保とうとする者は、外物によって汚されることを恐れて避けようとする。 あら‐たえ【荒妙・粗栲・粗】(‥たへ) 1 上代、織り目のあらい織物の総称。一般に木の皮の繊維で織った粗末な布をいう。⇔和妙(にきたえ)。 2 中古以降、麻織物のこと。絹織物に対していう。

●新たに沐(もく)する者は必ず冠を弾(はじ)く🔗🔉

●新たに沐(もく)する者は必ず冠を弾(はじ)く (髪を洗ったばかりの者は、かならず冠をはじいてちりを払ってからかぶるという「楚辞‐漁父辞」の句から)わが身を潔白に保とうとする者は、外物によって汚されることを恐れて避けようとする。 あら‐たえ【荒妙・粗栲・粗】(‥たへ) 1 上代、織り目のあらい織物の総称。一般に木の皮の繊維で織った粗末な布をいう。⇔和妙(にきたえ)。 2 中古以降、麻織物のこと。絹織物に対していう。

あらた‐し【新たし】🔗🔉

あらた‐し【新たし】 〔形シク〕(「あらた」の形容詞化。中古には、「新」の意で「あらたし」「あたらし」が混在するが、やがて「あたらし」に統一された)「あたらしい(新)」の古語。*催馬楽‐新しき年「安良多之支(アラタシキ)年の始めに」

あら‐まき【荒巻・新巻】🔗🔉

あら‐まき【荒巻・新巻】 1 主として魚を、あし、わら、竹の皮などで巻いたもの。つと。すまき。 2 (もと、荒縄で巻いたところから)甘塩の鮭(さけ)。内臓を除き、腹の中などに塩を詰めたもの。北海道の名産。《季・冬》

あら‐や【新屋】🔗🔉

あら‐や【新屋】 1 新築した家。新宅。新居。 2 処女。あらばち。

さら【新・更】🔗🔉

さら【新・更】 (副詞「さらに(更)」からの変化) (形動)手の加わっていないさま。未使用であたらしいさま。また、そのもの。「さらの浴衣(下駄)」*浮・元禄大平記‐五「さらの凡夫にはまさり候べし」 〔接頭〕名詞の上につけて、そのものが新しいことを現す。「さら世帯」「さら袴」「さら湯」「さらギセル」など。

さら‐い【新井】(‥ゐ)🔗🔉

さら‐い【新井】(‥ゐ) 井戸がえをして、新しくなった井戸。また、その水。

しん【新】🔗🔉

しん【新】 1 今までの古いものがあらたまること。また、そのもの。新しいこと。⇔旧。「新旧交代」 2 官位などに新しくつくこと。新任。また、その人。接頭語のように用いることが多い。「新大納言」 3 できて間もないこと。作られてから長くたっていないこと。また、そのもの。とくに、新米・新茶などをいう。 4 「しんぞう(新造)5」の略。*洒・遊子方言「これ新(シン)や、どこへいってゐる」 5 「しんれき(新暦)」の略。 6 「しんかぶ(新株)」の略。 紀元八年から二三年まで続いた中国の王朝名。前漢を奪(さんだつ)した王が建てた王朝。都は長安。急激な諸改革による、豪族、人民の不満と、対外政策の失敗から国勢を損い、わずか一五年で、反乱軍のために滅ぼされた。

しん‐あん【新案】🔗🔉

しん‐あん【新案】 新しい工夫をすること。また、その工夫。新しい考案。

しんあん‐とっきょ【新案特許】(‥トクキョ)🔗🔉

しんあん‐とっきょ【新案特許】(‥トクキョ) (「実用新案特許」の略)実用新案の考案者が登録を受けることにより取得される独占利用権。

しん‐いも【新芋・新藷】🔗🔉

しん‐いも【新芋・新藷】 その年にとれたいも。走りいも。《季・夏》

しん‐いん【新院】(‥ヰン)🔗🔉

しん‐いん【新院】(‥ヰン) 上皇が同時に二人以上ある場合、新しく上皇になった方。

しん‐いんしょうしゅぎ【新印象主義】(‥インシャウシュギ)🔗🔉

しん‐いんしょうしゅぎ【新印象主義】(‥インシャウシュギ) 一八八〇〜九〇年代のフランスの絵画運動の一つ。画面に高い光輝性を得るため、純色による点描を技法とし、印象派の失った画面の構築性の回復をめざし、また、運動の後半では、線の方向や色が表現される物とは無関係の独自の情緒喚起力をもつことを認識し、現代絵画への道を開いた。スーラ、シニャックらが代表的画家。

しん‐う【新雨】🔗🔉

しん‐う【新雨】 新緑の頃に降る雨。

しん‐えい【新鋭】🔗🔉

しん‐えい【新鋭】 (形動) 1 新鮮で鋭い勢い。 2 その分野・方面に新しく進出した勢いが鋭く盛んなもの。新進気鋭。

しん‐えん【新円】(‥ヱン)🔗🔉

しん‐えん【新円】(‥ヱン) 昭和二一年、新たに発行された「新日本銀行券」の俗称。従来通用の日本銀行券のうち、五円券以上のものはすべて通用停止となり、「日本銀行券預入令」によって預金させられ、次いで新たに発行された日本銀行券をいう。「新円切替」

しん‐えんげき【新演劇】🔗🔉

しん‐えんげき【新演劇】 明治維新後、歌舞伎に対抗して起こった新しい演劇。特に明治二〇年代のもの。

しん‐か【新加】🔗🔉

しん‐か【新加】 新しく加えること。また、新しく加わること。

しん‐か【新貨】(‥クヮ)🔗🔉

しん‐か【新貨】(‥クヮ) 新しく発行された貨幣。

しん‐かい【新戒】🔗🔉

しん‐かい【新戒】 仏語。 1 新たに沙弥戒を受けた若い僧。 2 性戒(しょうかい)に対する遮戒のこと。仏がとくに性戒をおかさないようにさせるためや、その他の必要から新たに設けた戒のこと。

しん‐かい【新開】🔗🔉

しん‐かい【新開】 1 荒地を新たに開墾して、田畑・宅地、または道路などを作ること。また、その開墾した土地。にいばり。新墾。 2 家長公認のもとに、荒地を開墾して私有財産とすること。のちには家族の私有財産もいう。 3 新しくひらけた町。市街が新たに開けること。新開地。

しんかいさんしゃ‐じんじゃ【新海三社神社】🔗🔉

しんかいさんしゃ‐じんじゃ【新海三社神社】 長野県南佐久郡臼田町にある旧県社。祭神は興波岐命・健御名方命・事代主命・誉田別尊。

しんかい‐ち【新開地】🔗🔉

しんかい‐ち【新開地】 1 新たに開墾した土地。 2 新たに開けた市街地。

しん‐がお【新顔】(‥がほ)🔗🔉

しん‐がお【新顔】(‥がほ) 1 これまでの人のほかに新たに加入した人。新しく仲間入りした人。古顔に対していう。新入り。新人。 2 俳優などで、新しく現れた人。新人。ニューフェイス。

しん‐がく【新学】🔗🔉

しん‐がく【新学】 1 新しい学問。新奇な学問。 2 仏語。新たに発心して仏道を学習すること。また、その人。新発意(しんぼち)。 3 =しょがく(初学)

しん‐がく【新楽】🔗🔉

しん‐がく【新楽】 1 新しい音楽。 2 日本の雅楽曲の様式上の分類用語。古楽では壱鼓(いっこ)を打つのに対し、新楽では羯鼓(かっこ)を打つ。

しん‐かげりゅう【新陰流】(‥かげリウ)🔗🔉

しん‐かげりゅう【新陰流】(‥かげリウ) 剣道の一流派。室町末に上泉伊勢守秀綱が愛州陰流(あいすかげりゅう)を学び、さらに鹿島神流を学んで一派をたてたもの。この系譜に属する流派に、柳生新陰流、心陰流、神影流、疋田陰流、真陰流などがある。新陰。

しんか‐しゃ【新華社】(シンクヮ‥)🔗🔉

しんか‐しゃ【新華社】(シンクヮ‥) 中華人民共和国の公式通信機関。正式名称は新華通訊社。一九三七年四月、延安に中国共産党の通信機関として創設。現在は本部北京。国務院の新聞総署に所属。

しんか‐しょてん【新華書店】(シンクヮ‥)🔗🔉

しんか‐しょてん【新華書店】(シンクヮ‥) 中国の国営書店。全国各地に分店があり、国内の書籍の配給、販売を行う。

しん‐かぞく【新華族】(‥クヮゾク)🔗🔉

しん‐かぞく【新華族】(‥クヮゾク) 明治時代、大名や公卿などの家柄によらないで、特別の勲功によって新たに華族に列せられたもの。⇔公家華族・大名華族

しん‐がっき【新学期】(‥ガクキ)🔗🔉

しん‐がっき【新学期】(‥ガクキ) 学校で、新しく始まった学期。

しん‐かな【新仮名】🔗🔉

しん‐かな【新仮名】 =しんかなづかい(新仮名遣)

しん‐かなづかい【新仮名遣】(‥かなづかひ)🔗🔉

しん‐かなづかい【新仮名遣】(‥かなづかひ) (それまで用いられた歴史的かなづかいに対して、新しく定められたかなづかいの意)「現代仮名遣い」の異称。⇔旧仮名遣い

しん‐かぶ【新株】🔗🔉

しん‐かぶ【新株】 株式会社が増資や合併のとき、新しく発行する株式。また、その株券。子株。

しんかぶ‐おち【新株落】🔗🔉

しんかぶ‐おち【新株落】 取引市場で増資新株の割当期日がすぎて、旧株に割り当てられる新株取得の権利がなくなった状態。また、そのことによって下がる株価。

しん‐かぶきじゅうはちばん【新歌舞伎十八番】(‥かぶきジフハチバン)🔗🔉

しん‐かぶきじゅうはちばん【新歌舞伎十八番】(‥かぶきジフハチバン) 七世および九世市川団十郎が、「歌舞伎十八番」以外の得意芸を選定して銘打ったもの。一八種に限らず、三十余種に及ぶ。虎の巻・蓮生物語・地震加藤・酒井の太鼓・吉備大臣・重盛諫言・高時・仲光・伊勢三郎・文覚勧進帳・鏡獅子・大森彦七・舟弁慶・紅葉狩・素襖落・二人袴・高野物狂・左小刀・釣狐など。

しん‐かん【新刊】🔗🔉

しん‐かん【新刊】 書籍を新しく刊行すること。また、新しく刊行した書籍。「新刊書」

しん‐かん【新患】(‥クヮン)🔗🔉

しん‐かん【新患】(‥クヮン) 新しい患者。

しん‐かん【新館】(‥クヮン)🔗🔉

しん‐かん【新館】(‥クヮン) 別に新しく建てた建物。

しんかんかく‐は【新感覚派】🔗🔉

しんかんかく‐は【新感覚派】 大正末期の文学流派。横光利一・川端康成・片岡鉄兵・中河与一らを中心に、同人雑誌「文芸時代」に拠る一派。第一次世界大戦後の西欧芸術思想の影響を受け、感覚の斬新さが特徴。

しん‐かんせん【新幹線】🔗🔉

しん‐かんせん【新幹線】 JR(もと国鉄)の高速旅客列車。また、その鉄道路線。原則として、国際標準軌間(一・四三五メートル)を採用。在来の主要幹線にほぼ並行する。最高時速は二〇〇キロメートル以上。昭和三九年(一九六四)開業の東海道新幹線のほか、山陽新幹線・東北新幹線・上越新幹線などがある。

しん‐カントがくは【新カント学派】🔗🔉

しん‐カントがくは【新カント学派】 一九世紀後半から第一次世界大戦までのドイツで、カントの批判主義を復興しようとした哲学の学派。リーブマンの「カントに帰れ」の呼びかけに始まり、その主流には、数学、自然科学の方法論を課題として論理主義的な方向をとったマールブルク学派と、文化科学、歴史科学の方法論を課題として、価値論的方向をとった西南ドイツ学派(バーデン学派)がある。

しん‐かんもんトンネル【新関門トンネル】(‥クヮンモントンネル)🔗🔉

しん‐かんもんトンネル【新関門トンネル】(‥クヮンモントンネル) 山陽新幹線の、関門海峡の海底を通るトンネル。下関市火の山と北九州市門司区を結び、山陽在来線、関門橋の東側を走る。長さ約一八・七一キロメートル。

しん‐かんりょう【新官僚】(‥クヮンレウ)🔗🔉

しん‐かんりょう【新官僚】(‥クヮンレウ) 昭和一〇年代の、いわゆる非常時体制下に、ナチス的理論をかかげて強力な国家統制を主張した高級官僚の一派。企画院を拠点として軍部、右翼と提携。

しん‐き【新奇】🔗🔉

しん‐き【新奇】 目新しく珍しいこと。

しん‐きうん【新気運・新機運】🔗🔉

しん‐きうん【新気運・新機運】 新しい時勢の動き。

しん‐きげん【新紀元】🔗🔉

しん‐きげん【新紀元】 新しい時代の出発点。

しん‐きじく【新機軸】(‥キヂク)🔗🔉

しん‐きじく【新機軸】(‥キヂク) 今までのものとは全く変わった新しい工夫や計画。「新機軸を出す」

しん‐け【新家】🔗🔉

しん‐け【新家】 1 分家。別家。新宅。 2 近世、慶長以後立てられた、松殿・平松・花園・押小路などの公家の諸家。官位は、ふつう大納言・参議に至る。

しん‐ケーエスこう【新KS鋼】(‥ケーエスカウ)🔗🔉

しん‐ケーエスこう【新KS鋼】(‥ケーエスカウ) 磁石鋼の一つ。コバルト・ニッケル・チタンからなる鉄合金。昭和八年、本多光太郎・増本量・白川勇らがKS鋼を改良発明。KS鋼にくらべ保磁力は約三倍半も高く、優秀な永久磁石として広く用いられる。NKS。

しんさるがくき【新猿楽記】🔗🔉

しんさるがくき【新猿楽記】 平安後期の漢文で書かれた随筆。一巻。藤原明衡著。康平年間の成立か。猿楽の実情を略述し、見物する一家(右衛門尉とその妻三人、娘一六人、息子九人)に託し、当時の庶民の各職種別の生態などを叙する。事物の名称が多く記され、この時代の生活史料として屈指のもの。

しん‐ジャガ【新ジャガ】🔗🔉

しん‐ジャガ【新ジャガ】 その年に採れた、新しいじゃがいも。《季・夏》

しん‐スコラてつがく【新スコラ哲学】🔗🔉

しん‐スコラてつがく【新スコラ哲学】 一九世紀後半のカトリック教会内に起こった、教会内外の近代主義(合理化、実証化、主観化)を排し、伝統的なスコラ哲学、特にトマス=アクイナスの哲学を擁護する運動。代表者にメルシエ、マリタンなど。ネオ‐トミスム。

しん‐すもじ【新す文字】🔗🔉

しん‐すもじ【新す文字】 (「す」は「すけ(典侍)」の略)新たに任命された典侍をいう女房詞。

しん‐せき【新関】🔗🔉

しん‐せき【新関】 新たに造り構えた関所。

しん‐トマスせつ【新トマス説】🔗🔉

しん‐トマスせつ【新トマス説】 (フランスno-thomisme の訳語)トマス=アクイナスの根本哲学に立ち返り、これを復興して、これまでの哲学で解決できない広範な諸問題に答えようとする哲学運動。

しん‐のう【新皇・新王】(‥ワウ)🔗🔉

しん‐のう【新皇・新王】(‥ワウ) (「しんおう」の連声) 1 新しく皇位、王位についた人、または、つくべき人。新帝。 2 (新皇)平将門が、京の「本天皇」に対して、東国の支配者として自称したという称号。

しんはなつみ【新花摘】🔗🔉

しんはなつみ【新花摘】 発句・俳文集。一冊。与謝蕪村著。寛政九年刊。俳論、見聞録や怪異談を収める。

しん‐パナマ【新パナマ】🔗🔉

しん‐パナマ【新パナマ】 台湾パナマを精製、加工して色を白くしたもの。また、それで作った夏帽子。

しん‐バビロニア【新バビロニア】🔗🔉

しん‐バビロニア【新バビロニア】 (Neo-Babylonia)⇒カルデアおうこく(―王国)

しん‐バロック【新バロック】🔗🔉

しん‐バロック【新バロック】 (ドイツNeubarock)一九世紀後半のヨーロッパで、古典主義に代わって起こった美術や音楽の様式。特に建築様式の上で明晰単純な形式に対して、華麗で変則的な傾向が一世を風靡した。

しん‐ピタゴラスがくは【新ピタゴラス学派】🔗🔉

しん‐ピタゴラスがくは【新ピタゴラス学派】 (ピタゴラスはPythagoras)紀元前一世紀頃の帝政ローマに出現し、ピタゴラスを信奉した集団。プラトンとストア学派の思想を折衷したもので、神秘的・宗教的色彩が強い。

しん‐プラトンがくは【新プラトン学派】🔗🔉

しん‐プラトンがくは【新プラトン学派】 (プラトンはPlatn)三世紀頃から、ローマやアレクサンドリアなどを中心に現れたギリシア哲学の一派。プロティノスの哲学を基礎に、プラトンの二元論を神秘主義的に解釈した。

しん‐ヘーゲルがくは【新ヘーゲル学派】🔗🔉

しん‐ヘーゲルがくは【新ヘーゲル学派】 (ヘーゲルはHegel)一九世紀のドイツのヘーゲル学派崩壊以降、特に、二〇世紀の全世界で、ヘーゲル哲学の復興を志した学者の総称。イタリアの哲学者クローチェらがその代表。

しん‐マルサスしゅぎ【新マルサス主義】🔗🔉

しん‐マルサスしゅぎ【新マルサス主義】 (マルサスはMalthus)マルサスの人口論の影響をうけて、生活資料の限度を越える人口の増加を抑制するために受胎調節の必要を説く立場。

しん‐め【新芽】🔗🔉

しん‐め【新芽】 新しく出てきた芽。若芽。

しん‐メリンス【新メリンス】🔗🔉

しん‐メリンス【新メリンス】 =しんモス(新―)

しん‐モス【新モス】🔗🔉

しん‐モス【新モス】 (モスは「モスリン」の略)純毛のモスリンに似せた薄地で地合の粗い平織りの綿織物。綿モスリン。新モスリン。新メリンス。

しん‐や【新家】🔗🔉

しん‐や【新家】 1 新築して移り住んだ家。 2 本家から独立して築いた家。また、その身分。分家。

しん‐やしき【新屋敷】🔗🔉

しん‐やしき【新屋敷】 1 新たに開墾した屋敷地。 2 新築の屋敷。新家。 3 分家。新家。 江戸時代の大坂の私娼街。難波新地の北にあった。

しん‐やすね【新安値】🔗🔉

しん‐やすね【新安値】 取引所の用語で、ある時点後についた最低値。

にい【新】(にひ)🔗🔉

にい【新】(にひ) 〔語素〕名詞の上に付いて、はじめての、新鮮な、ういういしいなどの意を添える。「にい嘗(なめ)」「にい枕(まくら)」「にい妻」「にい盆」など。

にいがた【新潟】(にひがた)🔗🔉

にいがた【新潟】(にひがた) 新潟県中央部の地名。県庁所在地。信濃川・阿賀野川の河口に発達。寛文年間西回り航路の寄港地となり、奉行所が置かれた。明治元年五大開港場の一つに加えられ、昭和以降日満・日鮮航路の基地として繁栄。日本海側最大の臨海工業都市。明治二二年市制。 「にいがたけん(新潟県)」の略。

にいがた‐けん【新潟県】(にひがた‥)🔗🔉

にいがた‐けん【新潟県】(にひがた‥) 中部地方北東部の県。越後・佐渡の二国にあたる。明治四年の廃藩置県により新潟・柏崎・相川の三県に分かれたが、同六年柏崎、同九年相川を合併し、さらに同一九年福島県から東蒲原郡を編入して現在の県域が定まる。県庁所在地新潟市。

にいがた‐だいがく【新潟大学】(にひがた‥)🔗🔉

にいがた‐だいがく【新潟大学】(にひがた‥) 新潟市五十嵐に本部のある国立の大学。大正一一年創立の新潟医科大学、同八年創立の新潟高等学校、同一二年創立の長岡工業専門学校、それに新潟第一・第二・青年師範学校、県立農林専門学校を統合して昭和二四年発足。

にいがた‐にっぽう【新潟日報】(にひがた‥)🔗🔉

にいがた‐にっぽう【新潟日報】(にひがた‥) 新潟市に本社のある日刊新聞。昭和一七年、新潟日日新聞、新潟県中央新聞、上越新聞の三社を統合して発足。

にいがた‐へいや【新潟平野】(にひがた‥)🔗🔉

にいがた‐へいや【新潟平野】(にひがた‥) 新潟県中央部を占める平野。日本海に面する。信濃川、阿賀野川、加治川、胎内川、荒川などの形成する沖積平野で、海岸線に沿って砂丘列が発達。日本最大の米作地帯。天然ガス田・油田がある。越後平野。

にい‐ごろも【新衣】(にひ‥)🔗🔉

にい‐ごろも【新衣】(にひ‥) 新しく仕立てた着物。

にいし【新し】(にひし)🔗🔉

にいし【新し】(にひし) 〔形シク〕あたらしい。*書紀‐神代下(鴨脚本訓)「故別に新(ニヒシキ)鈎(ち)を作りて兄に与ふ」

にい‐しね【新稲】(にひ‥)🔗🔉

にい‐しね【新稲】(にひ‥) 今年あらたにできた稲。

にい‐まなび【新学】(にひ‥)🔗🔉

にい‐まなび【新学】(にひ‥) 初めて学問をすること。ういまなび。 江戸後期の歌論書。一巻。賀茂真淵著。明和二年成立。寛政一二年刊。「万葉集」を「ますらおぶり」として重視し、「古今集」を「たおやめぶり」として退け、古語古調を用いる復古主義を主張した。

にいまなびいけん【新学異見】(にひまなび‥)🔗🔉

にいまなびいけん【新学異見】(にひまなび‥) 江戸後期の歌論書。一巻。香川景樹著。文化八年成立。同一二年刊。賀茂真淵の「新学」に対する反論書で、「新学」原文を一四に区分し、各区分ごとに批判している。

にい‐や【新家・新屋】(にひ‥)🔗🔉

にい‐や【新家・新屋】(にひ‥) 1 新築の家。しんや。 2 兄弟などで、本家から独立して築いた家。また、その身分。分家。しんけ。

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