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新🔗⭐🔉
【新】
13画 斤部 [二年]
区点=3123 16進=3F37 シフトJIS=9056
《常用音訓》シン/あたら…しい/あら…た/にい
《音読み》 シン
〈x
n〉
《訓読み》 あたらしい(あたらし)/あらた/あたらしき/あらたにする(あらたにす)/あらたに/にい(にひ)/あら
《名付け》 あきら・あら・あらた・すすむ・ちか・にい・はじめ・よし・わか
《意味》
{形}あたらしい(アタラシ)。あらた。切りたてであるさま。はじまったばかりであるさま。〈対語〉→旧・→故。〈類義語〉→鮮。「新鮮」「新年」
{名}あたらしき。あたらしい物事。「温故而知新=故キヲ温メテ、新シキヲ知ル」〔→論語〕「吐故納新=故キヲ吐キテ、新シキヲ納ル」〔→荘子〕
{動}あらたにする(アラタニス)。あたらしいものにする。汚れを取り去って出なおす。「面目メンボク一新(すっかりようすを新しくする)」「日日新=日日ニ新タニス」〔→大学〕「改過自新=過チヲ改メテ、ミヅカラ新タニス」〔→漢書〕
{副}あらたに。…したばかり。近ごろ。「新嫁娘(花嫁)」「潦倒新亭濁酒杯=潦倒新タニ亭ム濁酒ノ杯」〔→杜甫〕
{名}王朝の名。漢の王莽オウモウが新都侯となり、前漢を滅ぼしてたてたが、紀元八年から二三年までで滅亡した。
〔国〕にい(ニヒ)。あら。あたらしい意をあらわすことば。「新妻」「新湯」
《解字》
会意兼形声。辛は、鋭い刃物を描いた象形文字。新の左側の字(音シン)は「木+音符辛」の会意兼形声文字で、木を切ること。新はそれを音符とし、斤(おの)を加えた字で、切りたての木、なまなましい意。→辛
《単語家族》
薪シン(なま木、まき)と同系。
《類義》
鮮センは、なまなましいこと。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→故事成語
→主要書物
→主要人名










新人 シンジン🔗⭐🔉
【新人】
シンジン
新たに迎えた妻。▽もとからの妻と区別していう。「新人雖可愛、無若故所歓=新人愛スベシトイヘドモ、故ノ歓ブトコロニシクハ無シ」〔→曹植〕
花嫁。
妻が自分の夫をいうことば。
〔国〕新しく世に知られた人。
〔国〕団体などに新たに加入した人。





新月 シンゲツ🔗⭐🔉
【新月】
シンゲツ
陰暦で、三、四日ごろの月。三日月。
東の空に出てまもない月。


新生 シンセイ🔗⭐🔉
【新生】
シンセイ
未熟な書生。
新しくうまれる。
新たに芽を出す。
転じて、うまれかわった気持ちになる。
ニイバエ〔国〕草木が新しくはえる。また、新しくはえたもの。






新正 シンセイ🔗⭐🔉
【新正】
シンセイ 新年の最初の月。一月。
新田 シンデン🔗⭐🔉
【新田】
シンデン〔国〕新しく開墾された田。
新君 シンクン🔗⭐🔉
【新君】
シンクン 新しい君主。〈対語〉先君。
新沐者必弾冠 アラタニモクスルモノハカナラズカンムリヲハジク🔗⭐🔉
【新沐者必弾冠】
アラタニモクスルモノハカナラズカンムリヲハジク〈故事〉髪を洗ったばかりの人は、必ず冠をはじいてちりを落としてからかぶる。身をきれいにしようとする者は、その身がほかのもののためにけがされないように用心するというたとえ。「新浴者必振衣=あらたにヨクするものはかならずイをふるう」とも。〔→楚辞〕
新参 シンザン🔗⭐🔉
【新参】
シンザン〔国〕
新しく宮中に仕えた人。にいまいり。
新しく仲間入りした人。新参者シンザンモノ。


新制 シンセイ🔗⭐🔉
【新制】
シンセイ
新しい制度や決まり。〈対語〉旧制。
新しい体裁。
〔国〕六三制の新しい教育制度のこと。



新知 シンチ🔗⭐🔉
【新知】
シンチ
新しく人と知りあいになる。また、新しく知り合いになった人。〈対語〉旧知。「情欣新知歓、言詠遂賦詩=情ニ新知ノ歓シミヲ欣ビ、言詠シテ遂ニ詩ヲ賦ス」〔→陶潜〕
〔国〕新しい知行チギョウ(領地)。


新注 シンチュウ🔗⭐🔉
【新注】
シンチュウ =新註。
新しい注釈。
儒教の学派で、宋ソウ代の学者、特に朱熹シュキが経典につけた注釈のこと。▽漢代につけた注釈を古注というのに対する。


新法 シンポウ🔗⭐🔉
【新法】
シンポウ
新しい方法。
新しい法律。
宋ソウの王安石オウアンセキが財政をたてなおすためにつくった青苗法セイビョウホウ・保甲法ホコウホウなどの新しい法律。



新発意 シボチ🔗⭐🔉
【新発意】
シンボチ・シボチ〔仏〕新しく仏門に入った人。出家して間もない人。
新春 シンシュン🔗⭐🔉
【新春】
シンシュン
春の初めのころ。
正月のこと。『新年シンネン』


新郎 シンロウ🔗⭐🔉
【新郎】
シンロウ
新しく結婚した男子。花婿。〈対語〉新婦。
〔国〕結婚式における花婿のこと。〈対語〉新婦。


新書 シンショ🔗⭐🔉
【新書】
シンショ
新しく出版された本。
〔国〕出版物の形式の一つ。文庫本よりやや大きい縦長の判型で、比較的軽い読み物をねらいとしたものが多い。


新造 シンゾウ🔗⭐🔉
【新造】
シンゾウ
国や建築物を新しくつくる。
〔国〕結婚前の娘。
〔国〕江戸時代、町家の妻を呼ぶことば。
〔国〕江戸時代、遊女の世話をする女のこと。




新規 シンキ🔗⭐🔉
【新規】
シンキ
新しく決めた規則。
〔国〕新しく物事をはじめること。


新進 シンシン🔗⭐🔉
【新進】
シンシン その分野に新しい力をもってあらわれること。また、そのような人。「新進作家」
新陳代謝 シンチンタイシャ🔗⭐🔉
【新陳代謝】
シンチンタイシャ・シンチンダイシャ
古いものが去って、新しいものがこれと入れ替わる。
生物が生存に必要なものを外部から取り入れたり、不要なものを外に出したりする働き。代謝作用。▽「謝」は、しおれて、きえさること。


新屋 シンオク🔗⭐🔉
【新第】
シンテイ 新しい家。『新屋シンオク』
新涼 シンリョウ🔗⭐🔉
【新涼】
シンリョウ 秋の初めのころのすがすがしい涼しさ。
新粧 シンショウ🔗⭐🔉
【新粧】
シンショウ・シンソウ =新妝。
新しい装い。
化粧したての姿。


新莽 シンモウ🔗⭐🔉
【新莽】
シンモウ 前漢のあと、王莽のたてた国、新のこと。→〈意味〉

新義 シンギ🔗⭐🔉
【新義】
シンギ 書物の内容についての新しい解釈。
新穀 シンコク🔗⭐🔉
【新穀】
シンコク その年、新しく取り入れた穀物。
新嘗 シンショウ🔗⭐🔉
【新嘗】
シンショウ
その年はじめてとれた穀物を神に供えてまつること。
〔国〕「新嘗祭」の略。▽「にいなめ」とも読む。


新嘗祭 ニイナメサイ🔗⭐🔉
【新嘗祭】
ニイナメサイ・ニイナメマツリ〔国〕天皇がその年とれた穀物を天地の神にささげ、みずからも食する祭り。古くは陰暦十一月の第二の卯ウの日に行われたが、明治以後は十一月二十三日に行われる。
新暦 シンレキ🔗⭐🔉
【新暦】
シンレキ
太陽暦。陽暦。〈対語〉旧暦。
新しくできた、来年の暦。


新鋭 シンエイ🔗⭐🔉
【新鋭】
シンエイ その分野に新しくあらわれて勢力が強いこと。また、そのような人やもの。新進気鋭。
新興 シンコウ🔗⭐🔉
【新興】
シンコウ 新しくおこって勢いが盛んなこと。「新興国家」
新禧 シンキ🔗⭐🔉
【新禧】
シンキ 新年の喜び。「恭賀新禧」
新鮮 シンセン🔗⭐🔉
【新鮮】
シンセン
今までのものとは違って新しいこと。
食べ物などが新しくて生きがよいこと。
新しくてよごれていないこと。



新疆 シンキョウ🔗⭐🔉
【新疆】
シンキョウ 省名。中国の北西部にある。漢代には西域と呼ばれたが、清シンの乾隆ケンリュウ帝のときに領土となり、新疆と名づけられた。今の新疆維吾爾シンキョウウイグル自治区。
新羅 シラギ🔗⭐🔉
【新羅】
シンラ・シラギ 国名。古代朝鮮の統一国家。七世紀中ごろ、百済ヒャクサイ・クダラ・高句麗コウクリを滅ぼして朝鮮を統一したが、十世紀初め、高麗コウライによって滅ぼされた。
新五代史 シンゴダイシ🔗⭐🔉
【新五代史】
シンゴダイシ〈書物〉→五代史記ゴダイシキ
新語 シンゴ🔗⭐🔉
【新語】
シンゴ〈書物〉二巻。漢の陸賈リクカの著。成立年代不詳。儒家の立場から、秦シンが滅び漢が興った理由を説明した書。その立場は、哲学的というよりは実際的なもので、『詩経』『書経』を尊重する仁政を主張し、刑法による統治を否定した。『論語』『孝経』の語句を引用したり、孔子・顔回・曾子などの言行をいろいろと伝えているほか、孔子・老子の二家の立場を調和しようとしているあたり、漢代初期の儒家の立場を反映している。
新序 シンジョ🔗⭐🔉
【新序】
シンジョ〈書物〉一〇巻。漢の劉向リュウキョウ(前77〜前6)の編。成立年代不詳。春秋から漢初にいたるまでの逸事を儒学の立場から分類・編集したもの。
新書 シンジョ🔗⭐🔉
【新書】
シンジョ〈書物〉一〇巻。漢の賈誼カギの著。学問・道徳・帝王の遺訓などについての論説を記したもの。
新撰字鏡 シンセンジキョウ🔗⭐🔉
【新撰字鏡】
シンセンジキョウ〔日〕〈書物〉一二巻。現存する日本最古の字書。僧昌住ショウジュウが898〜900年に撰。漢字約二万九〇〇を収め、発音を反切で示し、語釈をつけ、あるものには和訓を万葉がなで示す。また、「小学篇」と題する部分には、和製漢字と、珍しい字約四〇〇字を収める。分類は、主として一六〇の偏旁ヘンボウによっているが、意義分類、漢字の四声による音分類の部分もある。中国の『玉篇ギョクヘン』『切韻』などの字書を参照してつくられているが、当時の異体字・通用字・和訓などを知ることができ、日本語研究上きわめて貴重な資料である。
新唐書 シントウジョ🔗⭐🔉
【新唐書】
シントウジョ〈書物〉→唐書トウジョ
新井白石 アライハクセキ🔗⭐🔉
【新井白石】
アライハクセキ〔日〕〈人名〉1657〜1725 江戸時代中期の学者・政治家。本名は君美キミヨシ、字アザナは済美サイビ、白石は号。木下順庵ジュンアンに朱子学を学び、徳川家宣イエノブに仕えて幕府の儒官となり、政治上の改革をした。著に『藩翰ハンカン譜』『読史余論』『西洋紀聞』『折たく柴シバの記』などがある。
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