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きん‐い【錦衣】🔗🔉

きん‐い【錦衣】 にしきの衣。地の厚い美麗な絹織物。また、美しい衣服。「錦衣を着て故郷に帰る」

きんい‐ぎょくしょく【錦衣玉食】🔗🔉

きんい‐ぎょくしょく【錦衣玉食】 立派な衣服を身にまとい、美食にふけること。贅沢(ぜいたく)な生活をすることのたとえにいう。

きんい‐こう【錦衣行】(‥カウ)🔗🔉

きんい‐こう【錦衣行】(‥カウ) 立派な服を着て帰ることの意で、成功して故郷に帰るのをいう。

きん‐おうし【金襖子・錦襖子】(‥アウシ)🔗🔉

きん‐おうし【金襖子・錦襖子】(‥アウシ) 「かじかがえる(河鹿蛙)」の異名。

きん‐がい【絹垣・錦蓋】🔗🔉

きん‐がい【絹垣・錦蓋】 伊勢神宮の遷宮の時、神体の上面や側面をおおって行く絹布。きぬがき。

きんか‐ちょう【錦華鳥】(キンクヮテウ)🔗🔉

きんか‐ちょう【錦華鳥】(キンクヮテウ) カエデチョウ科の鳥。翼長約五・五センチメートルで、スズメより小さい。くちばしとあしは朱赤色で、ほおは黄赤色を帯びる。背はオリーブ褐色。雄にはのどから胸にかけて白黒の縞模様があり、わき腹に褐色斑がある。オーストラリア原産で、広く各地で飼育される。日本でつくられた飼育変種にシロキンカチョウがある。

きん‐がま【錦窯】🔗🔉

きん‐がま【錦窯】 =にしきがま(錦窯)

きん‐かん【錦冠】(‥クヮン)🔗🔉

きん‐かん【錦冠】(‥クヮン) 孝徳天皇の大化三年に定められた冠位の一つ。七色の第四位に当たるもので、大・小二階あり、十三階の第七、八位に当たる。

きんかん‐じょう【錦官城】(キンクヮンジャウ)🔗🔉

きんかん‐じょう【錦官城】(キンクヮンジャウ) 中国の蜀の都、成都の別称。大・小二城から成り、小城に錦を管理する役所があったところから錦官城と呼ばれるようになった。現在四川省の省都。錦城。錦里城。

きん‐き【錦葵】🔗🔉

きん‐き【錦葵】 「ぜにあおい(銭葵)」の漢名。

きん‐き【錦旗】🔗🔉

きん‐き【錦旗】 =にしき(錦)の御旗(みはた)

きん‐き【錦機】🔗🔉

きん‐き【錦機】 錦を織るはたおり機。また、錦の織物。

きん‐ぎれ【錦切】🔗🔉

きん‐ぎれ【錦切】 1 錦の切れはし。 2 明治維新当時、官軍兵が錦旗を擁する目じるしとして肩につけていた錦の小ぎれ。転じて、官軍。錦片(きんひら)。

きん‐けい【金鶏・金・錦鶏・錦🔗🔉

きん‐けい【金鶏・金・錦鶏・錦 1 (金鶏・金)金鶏星の中にすむという想像上の鶏。この鶏がまず鳴いて暁を報じ、天下の鶏がこれに応じて鳴くという。転じて、暁に鳴く鶏。あけのとり。金鶏鳥。 2 (金鶏・金)禅宗の祖、達磨をいう。 3 (錦鶏・錦)キジ科の鳥。翼長約二〇センチメートル。尾長約六〇センチメートル。羽毛、形態ともにキジに似て、雄の羽はきわめて美しい。雄は頭頂に黄金色の羽冠を戴き、えりは橙色の地に青黒色のしま模様の飾り羽があり、扇状に広げる。体の下面は赤く、腰は黄色、尾は褐色の地に淡色の斑点がある。雌はやや小さく、全身褐色で暗褐色の斑紋がある。中国西南部原産で、世界各地で飼育。日本では江戸時代から飼われる。にしきどり。 (金鶏)(原題ロシアZolotoj Petuok)オペラ。リムスキー‐コルサコフ作。プロローグとエピローグつきで三幕。内容が帝政ロシアを批判したものとして上演が禁止され、作者の死後一九〇九年に初演。

きんけい‐しょう【錦鶏障】(‥シャウ)🔗🔉

きんけい‐しょう【錦鶏障】(‥シャウ) 錦鶏3を描いてある宮中の襖障子。

きんけい‐ちょう【金鶏鳥・錦鶏鳥】(‥テウ)🔗🔉

きんけい‐ちょう【金鶏鳥・錦鶏鳥】(‥テウ) 1 =きんけい(金鶏)1、3 2 (錦鶏3の模様のうちかけを着る者が多かったところから)高級な遊女。

きんけい‐の‐ま【錦鶏の間】🔗🔉

きんけい‐の‐ま【錦鶏の間】 (襖(ふすま)に錦鶏3が書いてあるところから)京都御所、御学問所の西側の居間。

きんけいのま‐しこう【錦鶏の間祗候】🔗🔉

きんけいのま‐しこう【錦鶏の間祗候】 もと、勅任官を五年以上勤めた者、または勲三等以上の者で、功労あるものを優待するために与えた資格。俸給はなく、時々錦鶏の間に祗候して、天皇の御諮問に奉答する。勅任官待遇で、麝香(じゃこう)の間祗候の下に位する。

きん‐こう【錦江】(‥カウ)🔗🔉

きん‐こう【錦江】(‥カウ) 中国、江西省北東部、余江県の東北を流れる信江下流のこと。陽湖に注ぐ。 中国、江西省北西部を流れ、高安を経て江下流に注ぐ川。水源は萍郷市の東北。蜀水。 中国、四川省成都を流れる川。県の西で岷江から分かれ、東流して江に合流する。蜀の錦をさらすところから名づけられた。錦水。 朝鮮、忠清南道南部を流れ、道境で黄海に注ぐ川。水源は全羅北道長水郡。

きんこうざん【錦光山】(キンクヮウザン)🔗🔉

きんこうざん【錦光山】(キンクヮウザン) 京都粟田の陶家。またその製品。正保の頃開窯。二代までは鍵屋と号し、三代目から錦光山を称して六代の頃から姓とした。宝暦五年以後幕府の御用茶碗を焼き、ほかに御鷹野茶碗やオランダ写しなどを作った。

きんこう‐わん【錦江湾】(キンカウ‥)🔗🔉

きんこう‐わん【錦江湾】(キンカウ‥) 鹿児島湾の別称。

きんこ‐だい【錦子鯛】(‥だひ)🔗🔉

きんこ‐だい【錦子鯛】(‥だひ) 「くるまだい(車鯛)」の異名。

きん‐し【錦糸】🔗🔉

きん‐し【錦糸】 にしきの糸。

きん‐じ【錦字】🔗🔉

きん‐じ【錦字】 (中国の前秦の竇滔の妻蘇氏が回文詩を錦に織り込んで夫に贈ったという「晋書‐列女伝」に見える故事から)妻が夫を慕って書く手紙。また、女から男に贈る恋文。

きんし‐ちょう【錦糸町】(‥チャウ)🔗🔉

きんし‐ちょう【錦糸町】(‥チャウ) 東京都墨田区南部にある地名。錦糸堀に沿い、江戸時代は武家屋敷が多く、幕府の御材木蔵が置かれた。

きん‐しゃ【金紗・錦紗】🔗🔉

きん‐しゃ【金紗・錦紗】 1 金糸を織りこみ、または金糸で模様を織り出した薄くて軽い織物。 2 =きんし(金糸)1 3 「きんしゃおめし(金紗御召)」の略。 4 「きんしゃちりめん(金紗縮緬)」の略。

きんしゃ‐おめし【金紗御召・錦紗御召】🔗🔉

きんしゃ‐おめし【金紗御召・錦紗御召】 普通の御召よりも細い練染(ねりぞめ)糸を、縦糸、横糸ともに用いて平織、または紋織に織った絹織物。金紗織。

きんしゃ‐おり【金紗織・錦紗織】🔗🔉

きんしゃ‐おり【金紗織・錦紗織】 1 紗(しゃ)の地に金糸を用いて模様を織り出した紋織物。女帯地、装飾地などに用いる。 2 =きんしゃおめし(金紗御召) 3 =きんしゃちりめん(金紗縮緬)

きんしゃ‐ちりめん【金紗縮緬・錦紗縮緬】🔗🔉

きんしゃ‐ちりめん【金紗縮緬・錦紗縮緬】 普通の縮緬よりも細い生糸を縦糸、横糸ともに用い、薄手に織りあげた平織、紋織の織物。

きんしゅう【錦州】(キンシウ)🔗🔉

きんしゅう【錦州】(キンシウ) 中国東北部、遼寧省西部の都市。西北方に炭田を控え、工業地帯を形成。

きん‐しゅう【錦繍・錦綉】(‥シウ)🔗🔉

きん‐しゅう【錦繍・錦綉】(‥シウ) (「きんじゅう」とも) 1 錦(にしき)と、刺繍(ししゅう)をした織物。美しい織物。 2 美しい立派な衣服。 3 美しい物、特に美しいもみじや花などのたとえ。 4 美しい詩文の字句、美しい文章のたとえ。

きん‐じょう【錦上】(‥ジャウ)🔗🔉

きん‐じょう【錦上】(‥ジャウ) (古くは「きんしょう」とも)錦(にしき)の上。美しい物の上。 ●錦上に花を=添える[=敷く] 美しい物の上に、さらに美しい物を加える。よい上にさらによいものを添える。

●錦上に花を=添える[=敷く]🔗🔉

●錦上に花を=添える[=敷く] 美しい物の上に、さらに美しい物を加える。よい上にさらによいものを添える。 きん‐じょう【錦城】(‥ジャウ) 「きんかんじょう(錦官城)」の略称。

きん‐じょう【錦城】(‥ジャウ)🔗🔉

きん‐じょう【錦城】(‥ジャウ) 「きんかんじょう(錦官城)」の略称。

きんじょう‐おり【錦上織】(キンジャウ‥)🔗🔉

きんじょう‐おり【錦上織】(キンジャウ‥) 綴錦(つづれにしき)の一つ。文様を平、綾、繻子などの種々の組織に織り出したり、縫取り模様にしたりすること。また、その物。壁掛などに用いられ、京都西陣の特産。

きんしょうじょ【錦祥女】(キンシャウヂョ)🔗🔉

きんしょうじょ【錦祥女】(キンシャウヂョ) 浄瑠璃「国性爺合戦」中の人物。老一官の娘で、伍将軍甘輝の妻。 「きんしょうじょわげ(錦祥女髷」の略。

きんしょうじょ‐わげ【錦祥女髷】(キンシャウヂョ‥)🔗🔉

きんしょうじょ‐わげ【錦祥女髷】(キンシャウヂョ‥) 歌舞伎の鬘(かつら)で、錦祥女など、中国の若い婦人に扮(ふん)する時に用いる。また、それに似た女性の髪型。

きん‐しょく【錦色】🔗🔉

きん‐しょく【錦色】 錦(にしき)のような美しい色。

きんしょく‐じ【錦織寺】🔗🔉

きんしょく‐じ【錦織寺】 滋賀県野洲郡中主町にある浄土真宗木辺派の本山。山号遍照山。天安二年円仁が天台別院として創建し、天安堂と称した。嘉禎元年親鸞により浄土真宗に転宗。にしごりでら。

きんしょくじ‐は【錦織寺派】🔗🔉

きんしょくじ‐は【錦織寺派】 =きべは(木辺派)

きん‐しん【錦心】🔗🔉

きん‐しん【錦心】 錦(にしき)のように美しい心。また、すぐれた詩文の才。

きんしん‐しゅうこう【錦心繍口】(‥シウコウ)🔗🔉

きんしん‐しゅうこう【錦心繍口】(‥シウコウ) 美しい思想やことばをもち、詩文の才にすぐれていること。また、その人。錦心繍腸。

きんしん‐しゅうちょう【錦心繍腸】(‥シウチャウ)🔗🔉

きんしん‐しゅうちょう【錦心繍腸】(‥シウチャウ) =きんしんしゅうこう(錦心繍口)

きんせい‐ちょう【錦静鳥】(‥テウ)🔗🔉

きんせい‐ちょう【錦静鳥】(‥テウ) カエデチョウ科の小鳥。ジュウシマツほどの大きさで、くちばしとのどが黒く、頭が暗青色、背は暗黒色で他は暗褐色。オーストラリア原産。飼鳥。

きん‐たい【錦帯】🔗🔉

きん‐たい【錦帯】 錦で織った帯。

きんたいえん【錦袋円】(キンタイヱン)🔗🔉

きんたいえん【錦袋円】(キンタイヱン) 江戸時代、江戸下谷池の端の勧学屋で売り出した丸薬の名。痛み止め、気つけ、毒けしなどにききめがあった。

きんたい‐か【錦帯花】(‥クヮ)🔗🔉

きんたい‐か【錦帯花】(‥クヮ) 「はこねうつぎ(箱根空木)」の漢名。

きんたい‐きょう【錦帯橋】(‥ケウ)🔗🔉

きんたい‐きょう【錦帯橋】(‥ケウ) 山口県岩国市、錦川の下流にかかる橋。五連のアーチ型で木造。延宝元年岩国藩主吉川広嘉の考案により創設。きんたいばし。

きんたい‐し【錦袋子】🔗🔉

きんたい‐し【錦袋子】 江戸時代、中国、明から渡来したという秘薬。万病にきくとされ、元禄年間に盛んに用いられた。

きん‐ち【錦地】🔗🔉

きん‐ち【錦地】 1 風光明媚な美しい土地。 2 相手を敬って、その居住地をいう語。貴地。御地(おんち)。

きん‐ちょう【錦帳】(‥チャウ)🔗🔉

きん‐ちょう【錦帳】(‥チャウ) 錦で作った、室の仕切りに用いる垂れ布。にしきのとばり。

きん‐のう【錦嚢】(‥ナウ)🔗🔉

きん‐のう【錦嚢】(‥ナウ) 1 錦(にしき)でつくった袋。 2 (中国、唐の李賀が道を歩くにも下男に1をかつがせ、詩ができるとその中に入れたという「唐書‐文芸伝下・李賀」などに見える故事から)詩の草稿を入れる袋。詩嚢。転じて他人の詩稿をほめていう語。

きん‐ば【錦馬】🔗🔉

きん‐ば【錦馬】 「しか(鹿)」の異名。

きんもん‐そう【錦紋草】(‥サウ)🔗🔉

きんもん‐そう【錦紋草】(‥サウ) 植物「にしきごろも(錦衣)」の別名。

きん‐りょう【錦竜】🔗🔉

きん‐りょう【錦竜】 (「りょう」は「竜」の漢音)竜の模様のあるにしき。天子の衣に用いる。

きん‐りん【錦鱗】🔗🔉

きん‐りん【錦鱗】 美しくあでやかな魚。

にしき【錦】🔗🔉

にしき【錦】 1 数種の色糸で地組織と文様を織り出した織物。縦糸で文様を織り出した経錦(たてにしき)と、横糸で織り出した緯錦(よこにしき)とがある。 2 美しくうるわしいものをたとえていう語。*古今‐五六「みわたせば柳桜をこきまぜて宮こぞ春の錦なりける」 3 秋の紅葉をたとえていう語。 ●錦の袋に糞(ふん)を=包む[=入れる] (「錦に糞土を包むが如し」とも)外観がたいへん立派であるのに反して、内容が伴わないことのたとえ。 ●錦の御旗(みはた) 1 赤地の錦に、金銀を以て日月を刺繍し、または描いた旗。承久の乱のとき、後鳥羽上皇から官軍の大将に賜ったのが、最初といわれ、以後、叛徒征討のときには必ず官軍の大将に与えられた。きんき。 2 他に対して自己の主張などを権威づけるものとしてかかげる名分。 ●錦を=飾る[=着る] 1 美しい着物を着る。美しい着物を並べる。 2 立身出世して故郷へ帰る。 ●錦を着て故郷へ帰る =にしき(錦)を飾る2 ●錦を着て夜行く 成功したり出世したりしても、郷党や知人にその姿を見せなければ甲斐がないというたとえ。

●錦の袋に糞(ふん)を=包む[=入れる]🔗🔉

●錦の袋に糞(ふん)を=包む[=入れる] (「錦に糞土を包むが如し」とも)外観がたいへん立派であるのに反して、内容が伴わないことのたとえ。 ●錦の御旗(みはた) 1 赤地の錦に、金銀を以て日月を刺繍し、または描いた旗。承久の乱のとき、後鳥羽上皇から官軍の大将に賜ったのが、最初といわれ、以後、叛徒征討のときには必ず官軍の大将に与えられた。きんき。 2 他に対して自己の主張などを権威づけるものとしてかかげる名分。 ●錦を=飾る[=着る] 1 美しい着物を着る。美しい着物を並べる。 2 立身出世して故郷へ帰る。 ●錦を着て故郷へ帰る =にしき(錦)を飾る2 ●錦を着て夜行く 成功したり出世したりしても、郷党や知人にその姿を見せなければ甲斐がないというたとえ。 に‐しき【荷敷・荷鋪】 和船で荷物の下に敷く敷物の竹簀(いき簀)を船底から離すため、その下に入れるもの。竹を束ねたり、木でつくったりする。

●錦の御旗(みはた)🔗🔉

●錦の御旗(みはた) 1 赤地の錦に、金銀を以て日月を刺繍し、または描いた旗。承久の乱のとき、後鳥羽上皇から官軍の大将に賜ったのが、最初といわれ、以後、叛徒征討のときには必ず官軍の大将に与えられた。きんき。 2 他に対して自己の主張などを権威づけるものとしてかかげる名分。 ●錦を=飾る[=着る] 1 美しい着物を着る。美しい着物を並べる。 2 立身出世して故郷へ帰る。 ●錦を着て故郷へ帰る =にしき(錦)を飾る2 ●錦を着て夜行く 成功したり出世したりしても、郷党や知人にその姿を見せなければ甲斐がないというたとえ。 に‐しき【荷敷・荷鋪】 和船で荷物の下に敷く敷物の竹簀(いき簀)を船底から離すため、その下に入れるもの。竹を束ねたり、木でつくったりする。

●錦を=飾る[=着る]🔗🔉

●錦を=飾る[=着る] 1 美しい着物を着る。美しい着物を並べる。 2 立身出世して故郷へ帰る。 ●錦を着て故郷へ帰る =にしき(錦)を飾る2 ●錦を着て夜行く 成功したり出世したりしても、郷党や知人にその姿を見せなければ甲斐がないというたとえ。 に‐しき【荷敷・荷鋪】 和船で荷物の下に敷く敷物の竹簀(いき簀)を船底から離すため、その下に入れるもの。竹を束ねたり、木でつくったりする。

●錦を着て故郷へ帰る🔗🔉

●錦を着て故郷へ帰る =にしき(錦)を飾る2 ●錦を着て夜行く 成功したり出世したりしても、郷党や知人にその姿を見せなければ甲斐がないというたとえ。 に‐しき【荷敷・荷鋪】 和船で荷物の下に敷く敷物の竹簀(いき簀)を船底から離すため、その下に入れるもの。竹を束ねたり、木でつくったりする。

●錦を着て夜行く🔗🔉

●錦を着て夜行く 成功したり出世したりしても、郷党や知人にその姿を見せなければ甲斐がないというたとえ。 に‐しき【荷敷・荷鋪】 和船で荷物の下に敷く敷物の竹簀(いき簀)を船底から離すため、その下に入れるもの。竹を束ねたり、木でつくったりする。

にしき‐いも【錦芋】🔗🔉

にしき‐いも【錦芋】 サトイモ科の多年草。カラジウムの一種で南アメリカのアマゾン原産。観葉植物として栽培される。葉は長柄をもち心臓形で、脈間に白、赤などの斑点がある。花は黄または橙黄色の肉穂花序を作り、舟型の仏焔苞につつまれる。《季・夏》

にしき‐え【錦絵】(‥ヱ)🔗🔉

にしき‐え【錦絵】(‥ヱ) 浮世絵の多色刷り木版画の総称。精巧な技術により多くの色を正確に刷り分けて、錦のような美しいいろどりを示す。江戸時代、明和二年絵暦(えごよみ)の流行を契機として、絵師鈴木春信が、俳諧師・彫師・摺師の協力を得て創始、江戸を中心として発展した。勝川春章・鳥居清長・喜多川歌麿・東洲斎写楽・歌川豊国・葛飾北斎・歌川(安藤)広重など、明和期以後の浮世絵師はほとんどこれによった。江戸絵。東(あずま)錦絵。

にしき‐えび【錦海老】🔗🔉

にしき‐えび【錦海老】 イセエビ科のエビ。三重県以南の熱帯海域の岩礁にすむ。体長五五センチメートルに達し、イセエビ類では最大種で、触角を伸ばすと一四五センチメートルに達するものもある。外見はイセエビに似ているが、暗緑色の地に黄褐色の模様がある。肉は食用とし、甲殻は飾り物とされる。

にしき‐がい【錦貝】(‥がひ)🔗🔉

にしき‐がい【錦貝】(‥がひ) イタヤガイ科の二枚貝。本州中部以南から南洋の島々の沿岸に分布し、水深一〇〜五〇メートルの岩や小石に付着する。殻はホタテガイに似て丸みを帯びた扇形を呈するが、小形で殻が薄い。長さ約四センチメートル。約二〇条の放射肋(ろく)が走り、そのうち強い放射肋上には短い鱗片状の突起がある。殻の色は褐色・黄・赤・紫など多彩で美しく、不規則な雲形模様を呈するものが多い。殻は観賞用として土産物などにされる。みやこがい。

にしき‐がま【錦窯】🔗🔉

にしき‐がま【錦窯】 陶磁器の上絵を焼きつけるのに用いる窯。内窯と外窯からなる二重造りで、内窯に器物を入れ、内・外窯の間に燃料を入れて焼く。わが国のものは円筒形で上部から出し入れし、西洋風のものは角形で横から出し入れする。現在は電気を用いるものが多い。

にしき‐がわ【錦川】(‥がは)🔗🔉

にしき‐がわ【錦川】(‥がは) 山口県東部を流れる川。莇ケ岳(あざみがだけ)に源を発し、南流して岩国市で広島湾に注ぐ。全長一一〇キロメートル。岩国川。

にしき‐がわ【錦革】(‥がは)🔗🔉

にしき‐がわ【錦革】(‥がは) 錦の文様に似せた染革。

にしき‐ぎ【錦木】🔗🔉

にしき‐ぎ【錦木】 1 ニシキギ科の落葉低木。各地の山野に生える。高さ二メートル内外。枝にコルク質の縦翼が発達する。葉は対生し楕円形または倒卵形で縁に細鋸歯があり、葉柄を含めて長さ四〜六センチメートル。秋、紅葉する。初夏、葉腋に葉よりも短い柄についた数個の淡黄緑色の小さな四弁花が咲く。果実は楕円形で暗赤色、熟すと裂けて黄赤色の仮種子に包まれた球形の種子を出す。材は細工用。樹皮から紙をつくる。漢名、樹矛・鬼箭。やはずにしきぎ。しらみころし。《季・秋》 2 昔、奥州で、男が恋する女に会おうとするとき、その女の家の門に出かけて立てた五色にいろどった一尺(約三〇センチメートル)ぐらいの木。女に応ずる意志があれば、それを取り入れて気持を示し、応じなければ男はさらに繰り返して、千本を限度として通ったという。また、その風習。*後拾遺‐六五一「錦木はたてながらこそ朽ちにけれ」

にしきぎ‐か【錦木科】(‥クヮ)🔗🔉

にしきぎ‐か【錦木科】(‥クヮ) 双子葉植物の一科。世界に約五五属八五〇余種あり、熱帯および温帯に分布する高木または低木。日本にはマユミ・ニシキギ・マサキなどの自生種がある。まゆみ科。

にしき‐ぐさ【錦草】🔗🔉

にしき‐ぐさ【錦草】 1 紅葉(もみじ)の異称。 2 =にしきそう(錦草)

にしき‐ごい【錦鯉】(‥ごひ)🔗🔉

にしき‐ごい【錦鯉】(‥ごひ) コイの品種。マゴイの突然変異したものを飼育改良したもので、文化・文政年間に越後(新潟)で作り出された。美しい色彩や斑紋を有し、交配により種々の色調を持つ。色鯉、花鯉、変り鯉などとも呼ばれる。

にしき‐ごろも【錦衣】🔗🔉

にしき‐ごろも【錦衣】 シソ科の多年草。各地の山地に生える。高さ五〜一五センチメートル。全体に短毛をまばらにつける。葉は三〜四対が対生し、長柄をもつ。葉身は長倒卵形で長さ二〜六センチメートル、縁にまばらな鋸歯があり、裏面は紫紅色を帯びる。初夏、葉腋に淡紫色の唇形花を数個ずつつける。きんもんそう。《季・夏》

にしき‐じそ【錦紫蘇】🔗🔉

にしき‐じそ【錦紫蘇】 「さやばな(莢花)」の異名。

にしき‐そう【錦草】(‥サウ)🔗🔉

にしき‐そう【錦草】(‥サウ) トウダイグサ科の一年草。本州、四国、九州の日当たりのよい畑地や路傍などに生える。茎は紅色を帯び根ぎわからよく分枝して地面にひろがる。茎・葉を切ると白い乳液を出す。葉は対生し、長円形で縁に微細な鋸歯がある。夏から秋にかけて、葉腋に赤紫色の花のようにみえる杯状花序をつける。花は単性花でそれぞれ一本の雄しべ・雌しべをもつ。果実は扁平な卵形で三裂する。漢名、地錦・雀児臥単。ちちぐさ。にしきぐさ。《季・秋》

にしき‐だい【錦鯛】(‥だひ)🔗🔉

にしき‐だい【錦鯛】(‥だひ) 「ぐそくだい(具足鯛)」の異名。

にしき‐たけ【錦茸】🔗🔉

にしき‐たけ【錦茸】 担子(たんし)菌類ベニタケ科のきのこ。夏から秋にかけて各地のブナ林・マツ林などに発生する。傘は径五〜一〇センチメートル、表面は橙黄・黄・紅色など、あざやかで美しい。はじめ山形だがのち扁平に開き縁に縞ができる。ひだははじめ白色、のちに黄色。柄は白色または淡黄色で長さ六〜九センチメートル。食用。

にしき‐たまご【錦卵・錦玉子】🔗🔉

にしき‐たまご【錦卵・錦玉子】 和風料理の一つ。ゆでた卵を卵白と卵黄に分けて別々に裏ごしして味をつけ、好みの形に二段につめて蒸した料理。

にしき‐づた【錦蔦】🔗🔉

にしき‐づた【錦蔦】 キヅタで葉辺に白斑がはいる園芸品種。ふくりんきづた。《季・秋》

にしき‐つのがい【錦角貝】(‥つのがひ)🔗🔉

にしき‐つのがい【錦角貝】(‥つのがひ) ツノガイ科の貝の一種。本州の紀伊半島以南に分布し、潮間帯下の砂底にすむ。殻長八センチメートル、殻口径一・五センチメートルの円筒形で、殻口から背に向かってしだいに細まり、弓形に湾曲する。殻表に一七条内外の太い縦肋があり、紫・赤・緑色の美しい色帯がある。ふとつのがい。

にしき‐で【錦手】🔗🔉

にしき‐で【錦手】 白釉陶磁器の釉面に、赤絵の具を基調にして黄・緑・青・紫・黒などの釉彩で文様意匠を焼付けた焼物。中国では宋時代、わが国では江戸時代にはじまる。五彩。赤絵。色絵。

にしき‐どり【錦鳥】🔗🔉

にしき‐どり【錦鳥】 1 「きんけい(錦鶏)」の異名。 2 美しい女性のたとえ。

にしき‐ながれさく【錦流笏】🔗🔉

にしき‐ながれさく【錦流笏】 馬の毛色の名称。額から鼻の上にかけての毛色が薄いもの。

にしき‐ぬり【錦塗】🔗🔉

にしき‐ぬり【錦塗】 漆器の一つ。青森県弘前市産。卵白をまぜた各種の色漆を、篦(へら)でまだらに塗り重ねてとぎ出した上に、雲鶴・千鳥・桐・鳳凰などの模様を描き、仕上げたもの。

にしきのうら【錦之裏】🔗🔉

にしきのうら【錦之裏】 洒落本。一冊。山東京伝作・画。寛政三年刊。角書は「青楼昼之世界」。郭(くるわ)の昼間の情景に取材し、緻密な描写によって遊里の内情、遊女の生活などを描く。

にしき‐はげいとう【錦葉鶏頭】🔗🔉

にしき‐はげいとう【錦葉鶏頭】 ハゲイトウの園芸品種。葉に、緋紅色に黄、青銅緑色の美しい斑模様がはいる。十様錦。

にしき‐ひざらがい【錦膝皿貝】(‥ひざらがひ)🔗🔉

にしき‐ひざらがい【錦膝皿貝】(‥ひざらがひ) ヒザラガイの一種。房総半島から台湾に分布し、潮間帯の岩礫底にすむ。体長五・五センチメートル、体幅三センチメートル、体高一・五センチメートルの長楕円形。体色は紅褐・緑褐・赤褐・黄褐・橙などが組み合わさって鮮やかで美しい。

にしき‐ぶんりゅう【錦文流】(‥ブンリウ)🔗🔉

にしき‐ぶんりゅう【錦文流】(‥ブンリウ) 江戸前期の戯作者、俳人。浄瑠璃作者。井原西鶴の門下。浄瑠璃作者としては豊竹座に属した。作品「棠(からなし)大門屋敷」「国仙野手柄日記」など。生没年不詳。

にしき‐へび【錦蛇】🔗🔉

にしき‐へび【錦蛇】 1 ボア科に属するヘビの総称。巨大な無毒ヘビで、最大種では体長九メートルを越える。体色はふつう褐色で、地に黒や赤褐色の紋がある。肛門の左右に後ろあしの退化した爪状突起がある。中国・インド・マライ諸島・アフリカなどの熱帯に分布し、水辺の樹上に多くすみ、哺乳類や鳥を巻きしめて殺し、のみこむ。インドニシキヘビ・アミメニシキヘビなどがある。「うわばみ」と呼ばれるものはほぼこの種に含まれる。 2 「やまかがし(赤楝蛇)」の異名。

にしき‐べら【錦遍羅】🔗🔉

にしき‐べら【錦遍羅】 ベラ科の海魚。体長二〇センチメートルに達し、体は細長く側扁する。体色が美しく、背には緑色の地に紅褐色の斑紋があり、腹には藍の地に紅色の一縦帯があり、背びれの基部に幅広い黒色の横帯がある。茨城県と島根県以南の沿岸に分布し、海藻の繁茂した磯の岩礁の間に多い。

にしき‐べり【錦縁】🔗🔉

にしき‐べり【錦縁】 錦を用いた畳の縁(へり)。また、それを用いた畳。

にしき‐まつ【錦松】🔗🔉

にしき‐まつ【錦松】 クロマツの園芸品種。小さいが樹皮がきわめて厚く、また、深く割れているもの。盆栽などに好んで用いられる。

にしき‐まめ【錦豆】🔗🔉

にしき‐まめ【錦豆】 「くらかけまめ(鞍掛豆)」の異名。

にしき‐めがね【錦眼鏡】🔗🔉

にしき‐めがね【錦眼鏡】 =まんげきょう(万華鏡)

にしき‐やき【錦焼】🔗🔉

にしき‐やき【錦焼】 焼物の一種。本焼きをした陶器の上に人物・山水・花鳥・草木などを描いて焼いたもの。

にし‐ごり【錦織・錦部】🔗🔉

にし‐ごり【錦織・錦部】 (「にしきおり(錦織)」の変化。「にしこり」とも) 1 大化前代の品部の一つ。錦綾の機織の技術で朝廷に貢献した、大陸系の帰化人の集団。河内・近江など各地に錦部(にしごり)の地名がある。 2 にしきの織物。また、それを織る人。

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