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ちょう【丁】チャウ🔗🔉

ちょう【丁】チャウ ばくちなどで、さいころの目の偶数。 「━か半か」 ⇔ (造) 書物の表裏二ページ。 「落━」 豆腐や料理を数える語。 「カツ丼一━」 銃・槍やり・鋏はさみ・包丁・墨・三味線・駕籠かごなど、細長い物を数える語。 ◇「挺」に通じる。

ちょう‐じ【丁子・丁字】チャウ━🔗🔉

ちょう‐じ【丁子・丁字】チャウ━ 東南アジアやアフリカで栽培されるフトモモ科の常緑高木。長楕円だえん形の葉には油点がある。淡紅色の筒状花は香りが高い。 のつぼみを乾燥させたもの。香料・香辛料にする。丁香ちょうこう。クローブ。 のつぼみ・葉などから得る油。香料・薬用にする。 ◇「丁子油」の略。

ちょう‐すう【丁数】チャウ━🔗🔉

ちょう‐すう【丁数】チャウ━ 多く和装本で、書物の紙の枚数。 ◇一丁は表裏二ページをさす。

ちょう‐ちょう【丁丁(打)】チャウチャウ🔗🔉

ちょう‐ちょう【丁丁(打)】チャウチャウ 物を続けて打つ音が高く響くさま。 「鉈なたの音が━とする漱石

ちょうちょう‐はっし【丁丁発止】チャウチャウ━🔗🔉

ちょうちょう‐はっし【丁丁発止】チャウチャウ━ 刀などで激しく打ち合う音を表す語。また、打ち合うさま。 激しく議論をたたかわせるさま。 「━と渡り合う」

ちょう‐づけ【丁付け】チャウ━🔗🔉

ちょう‐づけ【丁付け】チャウ━ 書物に順を追って枚数やページ数をつけること。また、その数字。

ちょう‐と【丁と】チャウ━🔗🔉

ちょう‐と【丁と】チャウ━ 物と物とが激しくぶつかり合って音を発するさま。また、その音を表す語。はっしと。 「刀を━小太刀こだちで受け止める」

ちょう‐ど【丁度・恰度】チャウ━🔗🔉

ちょう‐ど【丁度・恰度】チャウ━ 数量・大きさ・時刻などが、基準に過不足なく一致するさま。きっかり。ぴったり。 「ここに━一万円ある」 「九時━に出発する」 「書斎にするのに━いい広さの部屋だ」 その時と、ある物事が行われている時とが重なるさま。 「今━うわさをしていたところだ」 それがそのままある物事にたとえられるさま。まるで。あたかも。 「━エメラルドのように青い海」

ちょう‐ば【丁場(町場)】チャウ━🔗🔉

ちょう‐ば【丁場(町場)】チャウ━ 宿場と宿場との間の距離。また、ある区間の距離。 土木・建築などの工事の区域や現場。

ちょう‐はん【丁半】チャウ━🔗🔉

ちょう‐はん【丁半】チャウ━ 二個のさいころを振って、出た目の合計が丁(偶数)か半(奇数)かによって勝負を決めるとばく

ちょう‐め【丁目】チャウ━🔗🔉

ちょう‐め【丁目】チャウ━ (造)町の中をさらに細かく分けた区域を表す語。番地より大きい。 「一━一番地」

ちょん‐まげ【髷】🔗🔉

ちょん‐まげ【髷】 江戸時代の男性の髪形の一つ。前額を広くそり上げ、後頭部に細くまげを結ったもの。もとは髪の少ない老人男性が結う髷の称、のち髷のある髪形の総称となった。

てい【丁】🔗🔉

てい【丁】 成績・等級などの第四位。 「━種」 ◇昔、小学校などの成績表は「甲・乙・丙・丁」で示した。 (造) 十干の第四。ひのと。 使われて仕事をする人。 「園━・馬━」 ねんごろ。 「━重・━寧」

てい‐じ【丁字】🔗🔉

てい‐じ【丁字】 漢字の「丁」の字。 漢字の「丁」のような形。 ◇「丁字形」の略。ローマ字の「T」との類似から「T字ティーじ」とも。

ていじ‐ろ【丁字路】🔗🔉

ていじ‐ろ【丁字路】 丁の字の形に交わっている道路。丁字街頭。 ◇「丁」が「T」に形・音ともに似ていることから、「T字ティーじ路」とも。

てい‐ちょう【丁重(重)】🔗🔉

てい‐ちょう【丁重(重)】 名・形動 心がこもって応対が手厚いこと。懇ねんごろ。 「━に礼を述べる」 「━な態度」 注意深く大切に扱うこと。 「国宝を━に扱う」 ◆「丁重」は代用表記。

ていちょう‐ご【丁重語】🔗🔉

ていちょう‐ご【丁重語】 敬語の一つ。自分(=話し手や書き手)または自分側の人物の動作・ものごとなどを、相手(=聞き手や読み手)に対して改まった気持ちで言う語。「参る」「申す」「いたす」「愚息」など。→敬語解説

てい‐ねい【丁寧(嚀)】🔗🔉

てい‐ねい【丁寧(嚀)】 名・形動 注意がすみずみまで行き届いていること。念入り。 「皿を━に洗う」 「壊れ物を━に扱う」 「懇切こんせつ━な指導」 「ご━に」の形で、あきれたことにここまでやるのかの意で、過度の行為を皮肉にいう。「ご━に、盗品を包む物まで盗みで間にあわせたらしく、唐草の風呂敷まで消えていた藤沢周平 注意が行き届いて、言動が礼儀にかなっていること。懇ねんごろ。丁重。 「━な言葉遣い」 文法で、話し手(書き手)が聞き手(読み手)に対して直接敬意を表す言い方。 ◆「丁寧・叮嚀」は以前から両用されたが、今は「丁寧」と書く。

ていねい‐ご【丁寧語】🔗🔉

ていねい‐ご【丁寧語】 敬語の一つ。相手(=聞き手や読み手)に対して、丁寧にいう語。「です」「ます」など。→敬語解説

てい‐ねん【丁年】🔗🔉

てい‐ねん【丁年】 〔文〕一人前と認められる年齢。満二〇歳。また、一人前の男子。

でっ‐ち【丁稚】🔗🔉

でっ‐ち【丁稚】 職人・商人などの家に年季奉公をして雑役などに従事した少年。小僧。 「━奉公」

ひ‐の‐と【丁】🔗🔉

ひ‐の‐と【丁】 十干じっかんの第四番目。てい。 ◇「火の弟」の意。

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