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そこ【底】🔗⭐🔉
そこ【底】

名
容器など、くぼみのあるものの一番下の部分。
「なべの━」
「船の━に水がたまる」
重ねられたものの一番下。
「積み荷の━」
水面や地面から深くさがった極限のところ。
「海の━にもぐる」
奥深いところ。また、物事の極まるところ。
「心の━まで見透かされる」
「腹の━から笑う」








【底が浅・い】🔗⭐🔉
【底が浅・い】
内容に深みがない。また、器量・力量がそれほどではない。
「━知識」
【底を突つ・く】🔗⭐🔉
【底を突つ・く】
蓄えてあったものがほとんどなくなる。
「食料が━」
相場が最低値になる。
◆
「つく」を「尽く」と書くのは誤り。



【底を割・る】🔗⭐🔉
【底を割・る】
本心を打ち明ける。
「━・って話す」
相場が最低値と思われた値よりさらに下がる。


そ‐こ【▼其▽処・▼其▽所】🔗⭐🔉
そ‐こ【▼其▽処・▼其▽所】

代

中称の指示代名詞
相手に近い、または相手側に属する場所を指し示す語。そのところ。その場所。
「━にある本をとってください」
「━から富士山が見えますか」
話し手が相手と共通で話題にしている場所・場面や事柄を指し示す語。
「もう少し行くといい店がありますから、━で食事をしましょう」
「出かけようとしたら、━に来客がありまして」
相手が示した事態を指し示す語。
「ご事情はわかりますが、━を何とかお願いします」
「━まで言うのなら、信用しよう」









そこ‐あげ【底上げ】🔗⭐🔉
そこ‐あげ【底上げ】

名・他サ変
全体の水準を高めるために、最低の数値を引き上げること。
「賃金を━する」




そこ‐い【底▽方】━ヒ🔗⭐🔉
そこ‐い【底意】🔗⭐🔉
そこ‐い【底意】

名
心の奥にある考え。したごころ。
「━ありげな言い方」




そこ‐いじ【底意地】━イヂ🔗⭐🔉
そこ‐いじ【底意地】━イヂ

名
心の奥底に隠しもっている気性。
「━が悪い」




そこ‐いら【▼其▽処いら】🔗⭐🔉
そこ‐いら【▼其▽処いら】

代

中称の指示代名詞
そのあたり。そこら。
「━にあるだろう」

名
《多く「数量を表す語+か[や]」に付いて》そのくらい。そこら。
「一時間か━で戻ってくる」












そこ‐いれ【底入れ】🔗⭐🔉
そこ‐いれ【底入れ】

名・自サ変
取引で、相場がそれより下がる見込みのないところまで下がりきること。相場が底値になること。底を打つ。




そ‐こう【素行】━カウ🔗⭐🔉
そ‐こう【粗▼肴】━カウ🔗⭐🔉
そ‐こう【粗▼肴】━カウ

名
〔文〕粗末な酒のさかな。
「粗酒━」
◇人にすすめる料理を謙
けんそんしていう語。





そ‐こう【粗鋼】━カウ🔗⭐🔉
そ‐こう【粗鋼】━カウ

名
圧延・鍛造などの加工をしていない、製鋼炉から得られたままの鋼。




そ‐こう【
行(▼溯行)】━カウ🔗⭐🔉
そ‐こう【
行(▼溯行)】━カウ

名・自サ変
川の流れを上流へさかのぼっていくこと。
「利根川を━する」





そこ‐うお【底魚】━ウヲ🔗⭐🔉
そこ‐かしこ【▼其▽処▽彼▽処】🔗⭐🔉
そこ‐かしこ【▼其▽処▽彼▽処】

代
あちこち。あちらこちら。ほうぼう。
「━に空き缶が捨てられている」




そこ‐がた・い【底堅い】🔗⭐🔉
そこ‐がた・い【底堅い】

形
取引で、下がってきた相場が更に下がりそうで下がらないさま。
「━動き」




そこ‐きみわる・い【底気味悪い】🔗⭐🔉
そこ‐きみわる・い【底気味悪い】

形
何かわからないが、ひどく気味が悪いさま。
「この部屋は━」
‐げ/‐さ





そこ‐ここ【▼其▽処▼此▽処】🔗⭐🔉
そこ‐ここ【▼其▽処▼此▽処】

代
そちらこちら。そっちこっち。至るところ。
「村の━で田植えが始まる」




そこ‐しれな・い【底知れない】🔗⭐🔉
そこ‐しれな・い【底知れない】

連語
際限がわからない。そこしれぬ。
「━実力の持ち主」




そこ‐そこ🔗⭐🔉
そこ‐そこ

副

ニ
あることを十分に終えないうちに急いで次のことをするさま。
「挨拶あいさつも━に退出する」
十分ではないが一応満足できる程度であるさま。
「出演依頼も━来るようになった」
「━見られる出来映え」
《数量を表す語に付いて》…くらい。
「千円━の品」
「十年━の歴史しかない」











そこ‐ぢから【底力】🔗⭐🔉
そ‐こつ【粗▼忽】🔗⭐🔉
そこ‐づみ【底積み】🔗⭐🔉
そこ‐づみ【底積み】

名
荷物を何段にも積むとき、一番下に積むこと。また、その荷物。
船を安定させるために船底に積む重量物。底荷。バラスト。






そこ‐で🔗⭐🔉
そこ‐で

接
前の話をひとまずおいて、新たに話を展開する語。
「仕事も軌道に乗った。━ひとつ相談に乗ってもらいたい」
そういうわけで。そのために。
「疲れがたまってきた。━少し休むことにした」






そこ‐な【▼其▽処な】🔗⭐🔉
そこ‐な【▼其▽処な】

連体
〔古い言い方で〕そこにいる。そこにある。
「━ふたり」
◇「そこなる」の転。




そこな・う【損なう】ソコナフ🔗⭐🔉
そこな・う【損なう】ソコナフ

動五

他
〔やや古風な言い方で〕傷つけてだめにする。損傷する。損ずる。
「過って器物を━」
「タバコの火で衣服を━」
健康や気分を悪くする。害する。損ねる。
「過労で健康を━」
「暴飲暴食して胃腸を━」
「不用意な発言で感情を━」
本来的に備わった美質や機能などを傷つけてだめにする。損ねる。
「ビルが街の美観を━」
「偽りの言葉が二人の信頼関係を━」
「度重なる失政で首相の威厳が著しく━・われる」
「両者の立場を━ことなく事態を収拾する」
◆
「健康[気分]を━」など、「害する」で置き換えられる場合は「▽害なう」とも。
《動詞の連用形に付いて複合動詞を作る》
…することに失敗する。また、間違えて…する。…損ねる。
「取り━・打ち━」
「字を書き━」
「人を見━・っては困る」
…する機会をのがす。…損ねる。
「食べ━」
「映画を見━」
「交差点を曲がり━」
「お礼を言い━」
…するはずのところをしないでしまう。また、危うく…しそうになる。…損ねる。
「死に━」
「おぼれ━・ったときの恐ろしさといったらなかった」
関連語
大分類‖違う‖ちがう
中分類‖間違い‖まちがい

















そこ‐なし【底無し】🔗⭐🔉
そこ‐なし【底無し】

名
底がないこと。また、どこまで行っても底に届かないほど深いこと。
「━の沼」
きりがないこと。程度がはかりしれないこと。
「━の大酒飲み」






そこ‐ぬけ【底抜け】🔗⭐🔉
そこ‐ぬけ【底抜け】

名
入れ物などの底がとれて、ないこと。また、そのもの。

形動
程度がはなはだしいこと。並外れていること。
「━のお人好し」
「━に明るい性格」
際限のない大酒飲み。
◇「底抜け上戸」の略。











そこ・ねる【損ねる】🔗⭐🔉
そこ‐のけ【▼其▽処▽退け】🔗⭐🔉
そこ‐のけ【▼其▽処▽退け】

接尾
《名詞に付いて》それをしのぐほどすぐれている意を表す。はだし。
「プロ━の腕前」




そこはかと‐な・い🔗⭐🔉
そこはかと‐な・い

形
どこがどうというのでなく、全体的にそう感じられるさま。
「━・く漂う梅の香り」




そこ‐ばく【
若干
】🔗⭐🔉
そこ‐ばく【
若干
】

副
いくらか。いくつか。そくばく。
「━の寄付をする」






そこ‐ひ【底▼翳・
内障
・
内障眼
】🔗⭐🔉
そこ‐ひ【底▼翳・
内障
・
内障眼
】

名
眼球内の疾病の総称。黒そこひ(黒内障)・白そこひ(白内障)・青そこひ(緑内障)など。








そこ‐びえ【底冷え】🔗⭐🔉
そこ‐びえ【底冷え】

名・自サ変
体のしんにしみとおるほどひどく冷え込むこと。また、そのようなきびしい寒さ。
「昨夜はひどく━した」




そこ‐びかり【底光り】🔗⭐🔉
そこ‐びかり【底光り】

名・自サ変
うわべからではなく、その奥底から光が出ているように見えること。また、深みのある光。
◇深い所からにじみ出てくるような人柄・技芸・才能などについてもいう。「━のする枯れた芸」




そこ‐びきあみ【底引き網・底▼曳き網】🔗⭐🔉
そこ‐びきあみ【底引き網・底▼曳き網】

名
引き網の一つ。引き綱で海底を引き回して底魚などをとる袋状の網。
「━漁業」
◇トロール網はその一つ。




そこ‐まめ【底豆】🔗⭐🔉
そこ‐まめ【底豆】

名
足の裏にできるまめ。




そこ‐ら【▼其▽処ら】🔗⭐🔉
そこ‐ら【▼其▽処ら】

代

中称の指示代名詞
相手に近い場所や、話題にしている場所の近くを漠然と指し示す語。そのあたり。そのへん。
「辞書なら━にあるだろう」
「ちょっと━を歩いてくる」
相手と共通に話題にしている事柄を漠然と指し示す語。
「━が順当だろう」

名
《多く「数量を表す語+か[や]」に付いて》その数量や程度に近いことを漠然と指していう語。その程度。そのくらい。
「たかだか一〇〇〇円か━の品」
「もう五分か━待ってくれ」
「一〇や━の子には分かるまい」














そこ‐われ【底割れ】🔗⭐🔉
そこ‐われ【底割れ】

名・自サ変
低迷の続く景気が、一段落したと見られた後でさらに悪化すること。




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