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そこ【底】🔗🔉

そこ】 ①凹んだものや容器の下の所。万葉集1「―深き阿胡根あごねの浦の」。「鍋の―」 ②物体の下面。底面。また、集積したものの下層部。「荷の―」 ③天に対して地の称。また、地面より深い所。地底。源氏物語明石「地の―とほるばかりの氷降り」 ④物事の極まる所。きわみ。はて。限り。「―知れぬ知略」 ⑤奥まって隠れたところ。心の奥。また、蘊奥うんのう。源氏物語若菜下「心の―ゆかしきさまして」。「わが胸の―には」 ⑥そのものの具有している実力。真の力量。源平盛衰記36「鎌倉殿のたびたる薄墨にも―はまさりてこそあるらめ」 ⇒底が浅い ⇒底が知れない ⇒底が割れる ⇒底を入れる ⇒底を打つ ⇒底を押す ⇒底を突く ⇒底を叩く ⇒底を払う ⇒底を割る

そこ【塞】🔗🔉

そこ】 要害の地の内外をへだてる所。国境の要害のとりで。孝徳紀「関・―・斥候うかみ・防人…を置き」

そ‐こ【祖姑】🔗🔉

そ‐こ祖姑】 祖父母の姉妹。おおおば。

そ‐こ【其処・其所】🔗🔉

そ‐こ其処・其所】 〔代〕 ➊話し手が「それ」と指せるような範囲の所。万葉集9「絶えず通はむ―に妻もが」。「―を読んでごらん」「―にある」「―じゃない。ここ」 ➋今述べて来た事柄として話題に提示する事柄・状態・局面。 ①その点。その事。それ。古事記「末辺は妹を思ひ出、いらなけく―に思ひ出」。万葉集7「―もか人の吾を言ことなさむ」。「―が大切な点だ」 ②その事態・局面。「―に邪魔が入った」「―で幕が下りた」 ➌目下の相手をやや丁寧な言い方として指す語。そち。そこもと。拾遺和歌集雑恋「池水の―にあらでは根ぬなはのくる人もなし待つ人もなし」。宇治拾遺物語15「―教へ給はずは我行きて教へん」 ⇒其処とも知らず ⇒其処へ持って来て ⇒其処へ行くと

そこ‐あげ【底上げ】🔗🔉

そこ‐あげ底上げ】 最低の水準を引き上げること。「生活水準の―」

そこ‐い【底意】🔗🔉

そこ‐い底意】 心のそこ。心の奥。したごころ。日葡辞書「ソコイ。ココロノソコ。即ち、シンテイ(心底)」。「―なし」「―をはかりかねる」

そこ‐いじ【底意地】‥ヂ🔗🔉

そこ‐いじ底意地‥ヂ 心の底にひそむ意地。「―が悪い」

そこ‐いた【底板】🔗🔉

そこ‐いた底板】 底に張ってある板。物の底面をなす板。

そこ‐いたり【底至り】🔗🔉

そこ‐いたり底至り】 外観は美しくないが、表に見えない所が念入りで精巧なこと。洒落本、寸南破良意「きせる・たばこ入などで、―を好み」

そこ‐いら🔗🔉

そこ‐いら 〔代〕 「そこら」に同じ。「―に置いたよ」「―の男など足元にも及ばない」

そこ‐いれ【底入れ】🔗🔉

そこ‐いれ底入れ】 (取引用語)相場が下がりきって、それ以下に下落する見込みがなくなること。

そ‐こう【狙公】🔗🔉

そ‐こう狙公】 猿を飼う者。猿まわし。猿ひき。

そ‐こう【狙猴】🔗🔉

そ‐こう狙猴】 猿さるの異称。

そ‐こう【祖考】‥カウ🔗🔉

そ‐こう祖考‥カウ ①死んだ祖父。亡祖父。また、死んだ祖父と死んだ父。 ②遠い祖先。

そ‐こう【租貢】🔗🔉

そ‐こう租貢】 みつぎもの。ねんぐ。貢租。

そ‐こう【素行】‥カウ🔗🔉

そ‐こう素行‥カウ 平素の行状。平生のおこない。「―がおさまらない」「―不良」

そ‐こう【粗肴】‥カウ🔗🔉

そ‐こう粗肴‥カウ 粗末な肴さかな。肴を人にすすめる時の謙譲語。

そ‐こう【粗鉱】‥クワウ🔗🔉

そ‐こう粗鉱‥クワウ 鉱山から採掘されたままの鉱石。選鉱して品位を上げる前のもの。

そ‐こう【粗鋼】‥カウ🔗🔉

そ‐こう粗鋼‥カウ 製鋼炉で作られ、鋼材とされる前の鋼。主に生産統計に用いる語。

そ‐こう【鼠口】🔗🔉

そ‐こう鼠口】 ねずみの口。〈日葡辞書〉 ⇒鼠口終に象牙なし

そ‐こう【遡江・溯江】‥カウ🔗🔉

そ‐こう遡江・溯江‥カウ 川をさかのぼること。特に、長江2をさかのぼること。

そ‐こう【遡行・溯行】‥カウ🔗🔉

そ‐こう遡行・溯行‥カウ 流れをさかのぼって行くこと。

そ‐こう【遡航・溯航】‥カウ🔗🔉

そ‐こう遡航・溯航‥カウ 水流をさかのぼって航行すること。

そこう【蘇香】‥カウ🔗🔉

そこう蘇香‥カウ (→)蘇合香3の別称。

そこ‐うお【底魚】‥ウヲ🔗🔉

そこ‐うお底魚‥ウヲ 主に海底近く、または海底の砂泥中にすむ魚。カレイ・ヒラメ・タラの類。↔浮き魚

そこう‐けん【租鉱権】‥クワウ‥🔗🔉

そこう‐けん租鉱権‥クワウ‥ 採掘権者と契約し、採掘鉱区の一部分で鉱物を採掘取得する権利。1950年制定の鉱業法で、斤先掘きんさきぼりが法的に公認されたもの。

そこう‐しょう【鼠咬症】‥カウシヤウ🔗🔉

そこう‐しょう鼠咬症‥カウシヤウ ネズミに咬まれて後、1〜3週間の潜伏期を経て起こる鼠咬症スピロヘータ(1915年、二木謙三(1873〜1966)が発見)による疾患。局部に疼痛と硬結とを生じ、リンパ節が腫脹し、悪寒・発熱がある。ネコ・イタチなどに咬まれても起こることがある。鼠毒症。 ○鼠口終に象牙なしそこうついにぞうげなし (鼠の口に象のきばが生えたためしはないという意から)つまらない人間が立派なことを言えるわけがない。 ⇒そ‐こう【鼠口】

○鼠口終に象牙なしそこうついにぞうげなし🔗🔉

○鼠口終に象牙なしそこうついにぞうげなし (鼠の口に象のきばが生えたためしはないという意から)つまらない人間が立派なことを言えるわけがない。 ⇒そ‐こう【鼠口】 そごう‐びたい十河額‥ガウビタヒ 生え際を深く剃り込んだ広い額。一説に、江戸初期の正保・慶安年中、十河某の月代さかやきの風に倣ったものという。

○底が浅いそこがあさい🔗🔉

○底が浅いそこがあさい 内容・力量が見透かされる程度のもので、大して深みがない。 ⇒そこ【底】 そこ‐がえり底反り‥ガヘリ 漢文を訓読する場合に、1字を2度読むこと。例、「未いまだみず」「当まさにいたるべし」の「未」「当」の場合。再読。 そこ‐かしこ其所彼所・其処彼処】 〔代〕 そこにもあそこにも。あちらこちら。ほうぼう。「―で言いふらす」

そこ‐がえり【底反り】‥ガヘリ🔗🔉

そこ‐がえり底反り‥ガヘリ 漢文を訓読する場合に、1字を2度読むこと。例、「未いまだみず」「当まさにいたるべし」の「未」「当」の場合。再読。

そこ‐かしこ【其所彼所・其処彼処】🔗🔉

そこ‐かしこ其所彼所・其処彼処】 〔代〕 そこにもあそこにも。あちらこちら。ほうぼう。「―で言いふらす」 ○底が知れないそこがしれない ①奥深く実態が分からない。 ②考えが察知できない。何を考えているか分からない。 ⇒そこ【底】

○底が知れないそこがしれない🔗🔉

○底が知れないそこがしれない ①奥深く実態が分からない。 ②考えが察知できない。何を考えているか分からない。 ⇒そこ【底】 そこ‐がた・い底堅い】 〔形〕 下げてきた相場が案外下がらずに、下げ足を止めているさまである。 そこ‐がため底固め】 (取引用語)相場が下がり続けて、もはや下がる余地がなくなったこと。

そこ‐がた・い【底堅い】🔗🔉

そこ‐がた・い底堅い】 〔形〕 下げてきた相場が案外下がらずに、下げ足を止めているさまである。

そこ‐がため【底固め】🔗🔉

そこ‐がため底固め】 (取引用語)相場が下がり続けて、もはや下がる余地がなくなったこと。 ○底が割れるそこがわれる 隠そうとしている意図や真実が相手に見破られてしまう。 ⇒そこ【底】

○底が割れるそこがわれる🔗🔉

○底が割れるそこがわれる 隠そうとしている意図や真実が相手に見破られてしまう。 ⇒そこ【底】 そこ‐きみ底気味】 何となく心の底に感ぜられる気味。 ⇒そこきみ‐わる・い【底気味悪い】 そこきみ‐わる・い底気味悪い】 〔形〕 何となく気味が悪い。 ⇒そこ‐きみ【底気味】 そ‐こく祖国】 ①祖先以来住んできた国。自分の生まれた国。「―を捨てる」 ②国民の分かれ出たもとの国。本国。 →母国⇒そこく‐せんそう【祖国戦争】 そこく‐せんそう祖国戦争‥サウ ロシアが1812年のナポレオンによる侵略を撃退した戦争の、ロシアでの呼称。→大祖国戦争 ⇒そ‐こく【祖国】 そこくら底倉】 神奈川県箱根町にある温泉地。箱根七湯の一つ。泉質は塩化物泉。 そこ‐ここ其処此処】 その所とこの所。あそこここ。あちこち。「ズボンの―が汚れている」 そこ‐ごころ底心】 心のおくそこ。まごころ。また、したごころ。底意。傾城禁短気「太夫が花の姿は請けられても、―はわれらが請けておきぬれば」 そこ‐さしあみ底刺網】 海底に張る刺網。底魚またはエビ・カニなどを獲るために用いる。↔浮刺網 底刺網 そこ‐しきあみ底敷網】 敷網の一種。網全体を水底に沈め、自然に集まる魚、または人為的に網上に誘致した魚を漁獲する。四つ手網・四艘張網の類。↔浮敷網 そこ‐しらず底知らず】 底の知れないこと。大酒飲み。底抜け上戸。醒睡笑「ただ世上には―ぢやと申す」 そこ‐しれず底知れず】 際限がないさま。非常に深いさま。「―の酒飲み」「―の沼」 そこ‐しれぬ底知れぬ】 限度が分からない。「―力」 そこ‐しん底心】 心の底。しんそこ。浄瑠璃、関八州繋馬「頼信様に―から命かけて思ふゆゑ」 そこ‐ずみ底澄み】 底まで澄んでいること。 そこ‐そこ ①おちつかず急ぐさま。いそいで簡略に済ますさま。好色一代男1「一季ひときおりの女―にたたみかけ…とののしるを」。「朝飯も―に」 ②少ないが満足できる程度。ほどほど。「遊びも―にしろ」「―楽しめる」「―の成績をおさめた」 ③(数量を表す語について)辛うじてそれくらいの意を表す。「100円―」 そこ‐そこ其処其処】 ①その場所の名を明示しないで指し示す語。どこそこ。徒然草「供の人は―に」 ②そこにもここにも。隅から隅まで。浄瑠璃、心中刃は氷の朔日「―気の付く職人の」 そこ‐だくみ底企み・底巧み】 心の奥のたくらみ。浄瑠璃、伽羅先代萩「同士討さする―」 そこ‐だめ底溜め】 ①物が底に溜まること。また、そのもの。 ②妊娠。懐胎。浄瑠璃、大職冠「腹に八月の―も生れぬ前のむつまじく」 そこ‐だら底鱈】 ソコダラ科の硬骨魚の総称。また、その一種。全長30センチメートル〜1.5メートル。頭は大きく、尾部は細長く延びる。水深200メートル以深の底層に多く生息。ソコダラのほか、トウジン・ヤリヒゲ・イバラヒゲ・ネズミダラなど50種以上が日本近海に分布。 そこ‐ち底地】 借地権の設定された土地。 そこ‐ぢから底力】 底にひそんでいて、いざという時に発揮する強い力や能力。「―を出す」 そ‐こつ粗忽】 ①あわただしいこと。あわただしく事を行うこと。毎月抄「―の事は必ず後難侍るべし」 ②軽はずみなこと。そそう。軽率。浄瑠璃、国性爺合戦「鉄砲はなすな―すな」。「―をわびる」 ③ぶしつけなこと。失礼。狂言、米市「ちかごろ―な申しごとながら」 ⇒そこつ‐もの【粗忽者】 そこ‐つ‐いわね底つ磐根‥イハ‥ 地の底深くにある岩。下つ磐根。古事記「―に宮柱ふとしり」 そこ‐つ‐した底つ下】 地の下。地の底。そこつね。 そこ‐つち底土】 下層の土。 ⇒そこつち‐もち【底土持】 そこつち‐もち底土持】 小作人の負担で開墾が行われ、小作人が表土に対して分割所有権としての上土権うわつちけんを認められている場合の土地所有者。↔上土持 ⇒そこ‐つち【底土】 そこづつのお‐の‐みこと底筒男命‥ヲ‥ 「住吉神すみのえのかみ参照。 そこつながや粗忽長屋】 落語。浅草で行き倒れを見た八っつぁんが、それを同じ長屋の熊さんと思い込む。八っつぁんに連れられて死骸を引き取りに来た熊さんも、死体と自分の見分けがつかなくなるという話。 そこ‐つ‐ね底つ根】 地の底。そこつした。 ⇒そこつね‐の‐くに【底つ根の国】 そこつね‐の‐くに底つ根の国】 地の底にある国。よみのくに。また、海中の他界。 ⇒そこ‐つ‐ね【底つ根】 そこ‐づみ底積み】 ①積荷の底になること。下積み。 ②安定を保つため荷を船底に積むこと。→底荷 そこつ‐もの粗忽者】 そそっかしい人。 ⇒そ‐こつ【粗忽】 そこ‐で其処で】 〔接続〕 ①それゆえ。それで。 ②(話題を転ずる意)さて。 ソコトSokoto】 ナイジェリア北西部にある都市。旧ソコト王国の首都。人口33万(1991)。 そこ‐どころ其処所】 ①そのところ。そこ。源氏物語柏木「―と苦しきこともなければ」 ②(下に打消の語を伴い)そんな軽い程度のこと(ではない)。それどころ。 ⇒其処所とも無し

そこ‐きみ【底気味】🔗🔉

そこ‐きみ底気味】 何となく心の底に感ぜられる気味。 ⇒そこきみ‐わる・い【底気味悪い】

そこきみ‐わる・い【底気味悪い】🔗🔉

そこきみ‐わる・い底気味悪い】 〔形〕 何となく気味が悪い。 ⇒そこ‐きみ【底気味】

そ‐こく【祖国】🔗🔉

そ‐こく祖国】 ①祖先以来住んできた国。自分の生まれた国。「―を捨てる」 ②国民の分かれ出たもとの国。本国。 →母国⇒そこく‐せんそう【祖国戦争】

そこく‐せんそう【祖国戦争】‥サウ🔗🔉

そこく‐せんそう祖国戦争‥サウ ロシアが1812年のナポレオンによる侵略を撃退した戦争の、ロシアでの呼称。→大祖国戦争 ⇒そ‐こく【祖国】

そこくら【底倉】🔗🔉

そこくら底倉】 神奈川県箱根町にある温泉地。箱根七湯の一つ。泉質は塩化物泉。

そこ‐ここ【其処此処】🔗🔉

そこ‐ここ其処此処】 その所とこの所。あそこここ。あちこち。「ズボンの―が汚れている」

そこ‐ごころ【底心】🔗🔉

そこ‐ごころ底心】 心のおくそこ。まごころ。また、したごころ。底意。傾城禁短気「太夫が花の姿は請けられても、―はわれらが請けておきぬれば」

そこ‐さしあみ【底刺網】🔗🔉

そこ‐さしあみ底刺網】 海底に張る刺網。底魚またはエビ・カニなどを獲るために用いる。↔浮刺網 底刺網

そこ‐しきあみ【底敷網】🔗🔉

そこ‐しきあみ底敷網】 敷網の一種。網全体を水底に沈め、自然に集まる魚、または人為的に網上に誘致した魚を漁獲する。四つ手網・四艘張網の類。↔浮敷網

そこ‐しらず【底知らず】🔗🔉

そこ‐しらず底知らず】 底の知れないこと。大酒飲み。底抜け上戸。醒睡笑「ただ世上には―ぢやと申す」

そこ‐しれず【底知れず】🔗🔉

そこ‐しれず底知れず】 際限がないさま。非常に深いさま。「―の酒飲み」「―の沼」

そこ‐しれぬ【底知れぬ】🔗🔉

そこ‐しれぬ底知れぬ】 限度が分からない。「―力」

そこ‐しん【底心】🔗🔉

そこ‐しん底心】 心の底。しんそこ。浄瑠璃、関八州繋馬「頼信様に―から命かけて思ふゆゑ」

そこ‐ずみ【底澄み】🔗🔉

そこ‐ずみ底澄み】 底まで澄んでいること。

そこ‐そこ🔗🔉

そこ‐そこ ①おちつかず急ぐさま。いそいで簡略に済ますさま。好色一代男1「一季ひときおりの女―にたたみかけ…とののしるを」。「朝飯も―に」 ②少ないが満足できる程度。ほどほど。「遊びも―にしろ」「―楽しめる」「―の成績をおさめた」 ③(数量を表す語について)辛うじてそれくらいの意を表す。「100円―」

そこ‐そこ【其処其処】🔗🔉

そこ‐そこ其処其処】 ①その場所の名を明示しないで指し示す語。どこそこ。徒然草「供の人は―に」 ②そこにもここにも。隅から隅まで。浄瑠璃、心中刃は氷の朔日「―気の付く職人の」

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