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そこ【底】🔗🔉

そこ【底】 物のいちばん下。容器その他くぼみのある物の、いちばん下の平らな部分。「コップの―」「箱の―が抜ける」地面・水面から離れたいちばん下の所。「地の―」「海の―」重なりのいちばん下。「積荷の―」物事の極まるところ。はて。極限。際限。「―の知れない実力」奥深い所。「腹の―から笑う」相場が下落して、いちばん安くなったところ。天井。そのものがもつ真の力量。実力。「義経が乗たる大鹿毛(おほかげ)は…薄墨にも―はまさりてこそあるらめ」〈盛衰記・三六〉 [下接語]奥底・心の底・心(しん)底・手(たな)底・谷底・奈落の底・水(みな)底・胸(むな)底(ぞこ)上げ底・石底・糸底・大底・織底・川底・靴底・どん底・鍋(なべ)底・二重底・平(ひら)底・船(ふな)

そ‐こ【×其△処・×其△所】🔗🔉

そ‐こ【×処・×所】 [代]中称の指示代名詞。聞き手に近い場所、また、聞き手と話し手の双方が承知している場所・事柄をさす。その場所。「―にある袋」その点。その事。「―がむずかしいところだ」その局面。「―でベルが鳴った」その程度。それほど。「―まで言うなら仕方がない」あなたのところ。「―にこそ多くつどへ給ふらめ」〈源・帚木〉二人称の人代名詞。おまえ。そなた。「―は今年何歳になりおる」〈魯庵・社会百面相〉不定称の指示代名詞。漠然とある場所をさす語。どこ。どこそこ。「思ふどち春の山辺にうちむれて―ともいはぬ旅寝してしか」〈古今・春下〉

そこ‐あげ【底上げ】🔗🔉

そこ‐あげ【底上げ】 [名]スル低い数値・水準を高めること。「国民の生活水準を―する」

そこ‐い【底△方】‐ひ🔗🔉

そこ‐い【底方】‐ひ 行きついてきわまる所。限り。奥底。はて。「濃き藍いろの目には、―知らぬ憂ありて」〈鴎外・うたかたの記〉

そこ‐い【底意】🔗🔉

そこ‐い【底意】 心の奥に潜む考え。したごころ。「―を探る」

そこ‐いじ【底意地】‐イヂ🔗🔉

そこ‐いじ【底意地】‐イヂ 心の奥底に隠しもつ心根。

そこ‐いたり【底至り】🔗🔉

そこ‐いたり【底至り】 徹底していること。「江戸の人の腹を刳(えぐ)るべき―の馳走をせんと」〈露伴・風流魔〉外観はそれほどではないが、表に出ないところが念入りで精巧にできていること。「近年難波(なんば)の風呂屋、何をか目当(めあ)てに―、あまつさへ此比は大寄(よせ)といふ事をはじめ」〈浮・御前義経記・五〉

そこい‐な・し【底△方無し】そこひ‐🔗🔉

そこい‐な・し【底方無し】そこひ‐ [形ク]限りがない。はてしない。きわめて深い。「―・き淵やはさわぐ山川の浅き瀬にこそあだ波は立て」〈古今・恋四〉

そこ‐いら【×其△処いら】🔗🔉

そこ‐いら【×処いら】 [代]中称の指示代名詞。そこら」に同じ。「―を散歩する」そこら」に同じ。「―の事情はどうなった」[名]「そこら」に同じ。「四〇か―の男」

そこ‐いれ【底入れ】🔗🔉

そこ‐いれ【底入れ】 [名]スル相場が下がり切って、それより下がる見込みがないこと。「相場が―する」

そ‐こう【×狙公】🔗🔉

そ‐こう【×狙公】 猿を飼う人。猿回し。

そ‐こう【祖考】‐カウ🔗🔉

そ‐こう【祖考】‐カウ 死んだ祖父。また、死んだ祖父と死んだ父。祖妣(そひ)遠い先祖。

そ‐こう【租貢】🔗🔉

そ‐こう【租貢】 租税。年貢。貢租。

そ‐こう【素行】‐カウ🔗🔉

そ‐こう【素行】‐カウ 平素の行状。ふだんの行い。「―がよくない」「―調査」

そ‐こう【粗×肴】‐カウ🔗🔉

そ‐こう【粗×肴】‐カウ 粗末な酒のさかな。また、人に勧める料理をへりくだっていう語。「粗酒―」

そ‐こう【粗鉱】‐クワウ🔗🔉

そ‐こう【粗鉱】‐クワウ 採掘したままで、まだ選鉱してない鉱石。

そ‐こう【粗鋼】‐カウ🔗🔉

そ‐こう【粗鋼】‐カウ 圧延・鍛造などの加工をしてない、製造したままの鋼。

そ‐こう【×遡江・×溯江】‐カウ🔗🔉

そ‐こう【×遡江・×溯江】‐カウ [名]スル川を上流にさかのぼること。特に、揚子江をさかのぼること。

そ‐こう【×遡行・×溯行】‐カウ🔗🔉

そ‐こう【×遡行・×溯行】‐カウ [名]スル流れを上流にさかのぼって行くこと。「渓流を―する」

そ‐こう【×遡航・×溯航】‐カウ🔗🔉

そ‐こう【×遡航・×溯航】‐カウ [名]スル水流をさかのぼって航行すること。「船で大河を―する」

そこう【蘇合香】ソカウ🔗🔉

そこう【蘇合香】ソカウ 雅楽。唐楽。盤渉(ばんしき)調で新楽の大曲。舞は六人舞。インドのアショカ王が蘇合香(そごうこう)の薬草で大病の平癒したのを喜ぶ曲という。

そこ‐うお【底魚】‐うを🔗🔉

そこ‐うお【底魚】‐うを 海底近く、または海底の砂泥中にすむ魚。ヒラメ・アンコウなど。浮き魚(うお)

そこう‐けん【租鉱権】ソクワウ‐🔗🔉

そこう‐けん【租鉱権】ソクワウ‐ 他人の鉱区または鉱床において、契約に基づいて鉱物を採取する権利。

そこう‐しょう【×鼠×咬症】ソカウシヤウ🔗🔉

そこう‐しょう【××咬症】ソカウシヤウ ネズミ・猫・イタチなどにかまれて一週間ないし数週間して発病する感染症。スピロヘータの一種またはスピリルムとよばれる病原体が原因で、傷口が熱をもって赤く腫(は)れ、寒け・発熱・頭痛・関節痛・リンパ節肥大などを伴う。

そこ‐がえり【底△反り】‐がへり🔗🔉

そこ‐がえり【底反り】‐がへり 漢文訓読で、一つの字を一度訓読したあと、再度下のほうから返って訓じること。「未」を「いまだ…ず」、「当」を「まさに…べし」と読む類。再読。

そこ‐かしこ【×其△処△彼△処】🔗🔉

そこ‐かしこ【×処】 [代]指示代名詞。あちこち。方々。「部屋の―に本が散らばっている」

そこ‐がた・い【底堅い】🔗🔉

そこ‐がた・い【底堅い】 [形]そこがた・し[ク]下げてきた相場がもっと下がりそうでいて下がらない。「―・い動き」

そこ‐がため【底固め】🔗🔉

そこ‐がため【底固め】 下げてきた相場が売り物も出尽くして、下げようのないところで小幅な上げ下げを繰り返している状態。

そこ‐きみ【底気味】🔗🔉

そこ‐きみ【底気味】 心の底にそれとなく感じられる気持ち。「―のわるい心持もする」〈荷風・つゆのあとさき〉

そこきみ‐わる・い【底気味悪い】🔗🔉

そこきみ‐わる・い【底気味悪い】 [形]そこきみわる・し[ク]何だかはっきりしないが、ひどく気味が悪い。「―・い薄笑い」

そ‐こく【祖国】🔗🔉

そ‐こく【祖国】 祖先からずっと住んできた国。自分の生まれた国。母国。「―を離れる」「―愛」民族が分かれ出たもとの国。→母国[用法]

そこくら‐おんせん【底倉温泉】‐ヲンセン🔗🔉

そこくら‐おんせん【底倉温泉】‐ヲンセン 神奈川県南西部、箱根町の温泉。蛇骨川(じやこつがわ)と早川の合流点にあり、箱根七湯の一。泉質は食塩泉。

そこ‐ここ【×其△処×此△処】🔗🔉

そこ‐ここ【××処】 [代]指示代名詞。あちこち。いたるところ。「車が―で立ち往生している」そのところと、このところ。「天離(あまざか)る鄙(ひな)にしあれば―も同じ心そ」〈万・四一八九〉

そこ‐さしあみ【底刺(し)網】🔗🔉

そこ‐さしあみ【底刺(し)網】 刺し網の一。長方形の網を海底に固定して張り、底魚やエビ・カニなどを網目に刺させて捕る。

そこ‐しきあみ【底敷(き)網】🔗🔉

そこ‐しきあみ【底敷(き)網】 敷き網の一。水底に方形の網を敷き、その上に来た魚を捕る。

そこ‐しれない【底知れない】🔗🔉

そこ‐しれない【底知れない】 〔連語〕限度がわからない。無限の。「―ない力を発揮する」

そこ‐しん【底心】🔗🔉

そこ‐しん【底心】 心の奥底。しんそこ。そこごころ。「―には怖気(おじけ)は満ちている」〈宙外・独行〉

そこ‐そこ【×其△処×其△処】🔗🔉

そこ‐そこ【××処】 [代]指示代名詞。どこそこ。その場所を明示しないでいう。「御車は門の下に、御供の人は―に」〈徒然・一〇四〉そこにもここにも。すみからすみまで。なにもかも。「―気のつく職人の」〈浄・氷の朔日〉

そこ‐そこ🔗🔉

そこ‐そこ [副](多く「…もそこそこに」の形で)ある事を十分しおえないで先を急ぐさま。「食事も―に出かける」十分ではないが一応のレベルにあるさま。「―の評判を得る」〔接尾〕数量を表す語に付いて、それに達するか、達しないかの程度である意を表す。「四〇―の男」

そこ‐だくみ【底巧み・底△企み】🔗🔉

そこ‐だくみ【底巧み・底企み】 心の奥でのひそかなたくらみ。「同士討ちさする―」〈浄・先代萩〉

そこ‐だら【底×鱈】🔗🔉

そこ‐だら【底×鱈】 タラ目ソコダラ科の海水魚。全長約四〇センチ。尾部は糸状で尾びれはない。相模(さがみ)湾の深海にすむ。またソコダラ科の総称で、トウジン・ネズミダラなどが含まれる。世界の深海に広く分布し、発光バクテリアを共生させた発光器をもつ。

そこ‐ぢから【底力】🔗🔉

そこ‐ぢから【底力】 ふだんは表面に出ないがいざというときに出てくる強い力。「大事な場面で―を発揮する」

そ‐こつ【粗×忽・×楚×忽】🔗🔉

そ‐こつ【粗×忽・××忽】 [名・形動]軽はずみなこと。そそっかしいこと。また、そのさま。軽率。「―な男」「―な振る舞い」不注意なために引き起こしたあやまち。そそう。「―をわびる」唐突でぶしつけなこと。失礼なこと。また、そのさま。「ちかごろ―な申しごとぢゃが…わごりょの心得をもって戴せてくれさしめ」〈虎寛狂・米市〉 [派生]そこつさ[名]

そこ‐つ‐いわね【底つ×磐根】‐いはね🔗🔉

そこ‐つ‐いわね【底つ×磐根】‐いはね 地の底にある岩。「大宮地(おほみやどころ)の―の極み」〈祝詞・大殿祭〉

そこ‐つち【底土】🔗🔉

そこ‐つち【底土】 下層にある土。下の方の土。

そこつち‐けん【底土権】🔗🔉

そこつち‐けん【底土権】 他人が開墾して小作・耕作の権利をもつ土地の所有権。→上土(うわつち)

そこつつのお‐の‐みこと【底筒之男命】そこつつのを‐🔗🔉

そこつつのお‐の‐みこと【底筒之男命】そこつつのを‐ 住吉(すみのえ)大社に祭られている三神の一。→住吉神(すみのえのかみ)

そこ‐づみ【底積み】🔗🔉

そこ‐づみ【底積み】 荷物を積むとき、いちばん下に積むこと。また、その荷物。「―にする」底荷」に同じ。

そこつ‐もの【粗×忽者】🔗🔉

そこつ‐もの【粗×忽者】 粗忽な人。そそっかしい人。おっちょこちょい。

そこ‐づり【底釣(り)】🔗🔉

そこ‐づり【底釣(り)】 釣りで、おもりや餌(えさ)を水底まで沈めて釣ること。

そこ‐で【×其△処で】🔗🔉

そこ‐で【×処で】 [接]前述の事柄を受けて、次の事柄を導く。それで。そんなわけで。「いろいろ意見された。―考えた」話題をかえたり、話題をもとにもどしたりすることを示す。さて。「―一つお願いがあります」

そこ‐どころ【×其△処所】🔗🔉

そこ‐どころ【×処所】 [名](あとに打消しの語を伴って用いる)それどころ。「娘は―で無いから頻りに迫る」〈風葉・青春〉[代]中称の指示代名詞。どこそこの所。「―ともなくいみじく苦しくし給ひて」〈源・若菜下〉そのところ。その点。「―はあなたのお取持故、お取結びにならぬと申す事もござりますまいが」〈伎・四十七石忠矢計〉

そこ‐とり【底取り】🔗🔉

そこ‐とり【底取り】 茶道で、炉や風炉などの灰をすくい取る灰匙(はいさじ)。柄は竹の皮を巻き、その上を紺糸で巻き上げてある。

そこ‐な【×其△処な】🔗🔉

そこ‐な【×処な】 [連体]《「そこなる」の音変化》そこにいる。そこにある。そこの。「顔を上げて―男女(ふたり)を見ることが出来ぬ」〈鏡花・高野聖〉

そこな・う【損なう・△害う】そこなふ🔗🔉

そこな・う【損なう・害う】そこなふ [動ワ五(ハ四)]物をこわして、だめにする。傷つける。「器物を―・う」人の気持ちやからだの調子を悪くする。「感情を―・う」「健康を―・う」殺傷する。「一兵も―・うことなく」(動詞の連用形に付いて)…するのに失敗する。「書き―・う」…する機会を逸する。「乗り―・う」「見舞状を出し―・う」

そこ‐なし【底無し】🔗🔉

そこ‐なし【底無し】 底がないこと。どこまでいっても底に達しないこと。際限なく深いこと。「―の沼」きりがないこと。「―の大酒飲み」

そこ‐に【底荷】🔗🔉

そこ‐に【底荷】 船舶の積み荷が少ないときなど、重心を下げて転覆を防ぐために船底に積む砂・石・水など。底積み。バラスト。

そこ・ぬ【損ぬ】🔗🔉

そこ・ぬ【損ぬ】 [動ナ下二]「そこねる」の文語形。

そこ‐ぬけ【底抜け】🔗🔉

そこ‐ぬけ【底抜け】 [名・形動]物の底が抜けて、ないこと。また、その物。「―のバケツ」程度が並外れていて、際限がないこと。度外れなこと。また、そのさま。「―な(の)お人好し」「―に明るい性格」締まりのないこと。だらしがないこと。また、その人。「―野郎」「底抜け上戸(じようご)」の略。相場がとめどもなく下落すること。

そこぬけ‐さわぎ【底抜け騒ぎ】🔗🔉

そこぬけ‐さわぎ【底抜け騒ぎ】 酒宴などで、歌ったり踊ったりして度外れに騒ぐこと。ばか騒ぎ。

そこぬけ‐じょうご【底抜け上戸】‐ジヤウゴ🔗🔉

そこぬけ‐じょうご【底抜け上戸】‐ジヤウゴ 非常な大酒飲み。酒豪。「そんならおれももう一盃やらう、と負けず劣らぬ―」〈滑・八笑人・初〉

そこぬけ‐やたい【底抜け屋台】🔗🔉

そこぬけ‐やたい【底抜け屋台】 祭りなどのときに出す、床(ゆか)のない踊り屋台。周囲の囲いだけで、囃子方(はやしかた)はその中の地上に立って屋台とともに歩きながらはやしていく。

そこ‐ね【底値】🔗🔉

そこ‐ね【底値】 相場がいちばん低いときの値段。天井値。

そこ・ねる【損ねる】🔗🔉

そこ・ねる【損ねる】 [動ナ下一]そこ・ぬ[ナ下二]人の気持ちを傷つける。「機嫌を―・ねる」「感情を―・ねる」からだの調子を悪くする。「働きすぎて健康を―・ねる」物がこわれる。傷がつく。「私の琵琶はちと―・ねて役に立ちませぬ」〈虎寛狂・伯養〉気持ちなどが、悪い状態になる。「ちと機嫌が―・ねた」〈虎寛狂・子盗人〉(動詞の連用形に付いて)…するのに失敗する。「買い―・ねる」…する機会を失う。「言い―・ねる」

そこ‐のけ【×其△処△退け】🔗🔉

そこ‐のけ【×退け】 其方退(そつちの)」に同じ。「もう勝負は―のありさまで」〈康成・抒情歌〉名詞に付いて、それをしのぐほどりっぱであるということを表す。はだし。「本職―の腕前」

そこ‐ば【若=干・幾=許】🔗🔉

そこ‐ば【若干・幾許】 [副]「そこばく」に同じ。「神(かむ)からや―貴き」〈万・三九八五〉

そこ‐はえなわ【底△延縄】‐はへなは🔗🔉

そこ‐はえなわ【底延縄】‐はへなは タラなどの底魚をとるため、海底に固定する延縄。→延縄(はえなわ)

そこはか‐と🔗🔉

そこはか‐と [副]《「其処(そこ)は彼(か)と」の意という》(あとに打消しの語を伴って用いる)どこそことはっきりとは。確かには。「悩み給ふさま―見えず」〈源・若菜下〉何となく。あれやこれやと。「―思ひ続けて来てみればことしのけふも袖はぬれけり」〈新古今・哀傷〉

そこはかと‐な・い🔗🔉

そこはかと‐な・い [形]そこはかとな・し[ク]何となくある事が感じられるさま。どこがどうということでない。「―・く漂う香り」

そこば‐く【若=干・幾=許】🔗🔉

そこば‐く【若干・幾許】 [副]いくらか。いくつか。そくばく。「運動費の―を寄附した事もあった」〈広津和郎・風雨強かるべし〉「―選ばれたる人々に劣らず御覧ぜらる」〈宇津保・吹上下〉数量の多いさま。たくさん。多く。「寄手―討たれにければ、赤松わづかの勢になって」〈太平記・八〉程度のはなはだしいさま。たいへん。非常に。「―広き天竺」〈今昔・五・四〉

そこ‐ばなれ【底離れ】🔗🔉

そこ‐ばなれ【底離れ】 景気が最悪の停滞期を脱し、上昇傾向に転じつつある状態。

そこ‐ひ【底×翳・内=障】🔗🔉

そこ‐ひ【底×翳・内障】 眼球内に障害があって物の見えなくなる病気。ひとみの色によって、白そこひ(白内障)・青そこひ(緑内障)・黒そこひ(黒内障)とよばれる。内障眼。→上翳(うわひ)

そこ‐びえ【底冷え】🔗🔉

そこ‐びえ【底冷え】 [名]スルからだのしんまで冷えること。また、そのように寒いこと。「―する夜」《季 冬》

そこ‐びかり【底光り】🔗🔉

そこ‐びかり【底光り】 [名]スル奥底に光がひそんでいるように見えること。また、その光。深みのある人柄・技芸などについてもいう。「磨き込まれて―する床柱」「―のする渋い芸」

そこ‐びきあみ【底引(き)網・底×曳き網】🔗🔉

そこ‐びきあみ【底引(き)網・底×曳き網】 引き網の一。袋網とその左右につく袖網(そであみ)、および引き綱とからなり、海底で網を引き回して底魚を捕る。

そこ‐ほど【×其△処程】🔗🔉

そこ‐ほど【×処程】 [代]中称の指示代名詞。そこらあたり。そこら。「このごろの人の家の―にてぞありけんと覚え」〈徒然・七一〉

そこ‐ほん【底本】🔗🔉

そこ‐ほん【底本】ていほん(底本)」に同じ。

そこ‐まめ【底豆・底肉=刺】🔗🔉

そこ‐まめ【底豆・底肉刺】 足の裏にできる肉刺(まめ)

そこ‐もと【×其△処△許】🔗🔉

そこ‐もと【×許】 [代]中称の指示代名詞。そこ。そこの所。そこらへん。「―は落ちたる所侍り」〈枕・一二〇〉二人称の人代名詞。同輩またはそれ以下の者をさす。そなた。そのもと。主に武士が用いた。「―へ推参してお目にかける物がある」〈浄・忠臣蔵〉

そこ‐もの【底物】🔗🔉

そこ‐もの【底物】 海底にすむ魚。カレイ・ヒラメ・アンコウなど。

そこゆえ‐に【×其△処故に】そこゆゑ‐🔗🔉

そこゆえ‐に【×処故に】そこゆゑ‐ 〔連語〕それゆえに。それだから。「うつせみは物思(ものもひ)繁し―心なぐさに」〈万・四一八九〉

そこ‐ら【×其△処ら】🔗🔉

そこ‐ら【×処ら】 [代]中称の指示代名詞。聞き手のいる場所のあたりをおおまかにさす。そのあたり。そのへん。「―を散歩してくる」聞き手に関する事柄のだいたいの程度をさす。そのくらい。そのへん。そこいら。「―が妥当だ」[名]数量を表す語に、多く助詞「や」または「か」を介して付き、その数量に近いことを漠然とさしていう。その程度。そのくらい。「十(とお)や―の子供にはわかる道理がない」「駅まで二〇分か―で行ける」

そこ‐ら🔗🔉

そこ‐ら [副]数多く。たくさん。「―の年ごろ、―のこがね賜ひて」〈竹取〉たいへん。非常に。「御送りの人ども、寺々の念仏の僧など、―広き野に所もなし」〈源・葵〉

そこら‐あたり【×其△処ら辺り】🔗🔉

そこら‐あたり【×処ら辺り】 [代]中称の指示代名詞。そのあたり。その辺。「―を探してごらん」その程度。その辺。「卸値は―で手を打とう」それに関すること。その辺。「―をよく考えるがよい」

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[音]ガイ    カイ    カツ [訓]そこな‐う [部首]宀 [総画数]10 [コード]区点    1918      JIS   3332      S‐JIS 8A51 [分類]常用漢字 [難読語] →てがい‐もの【手掻物・転害物】と‐がい【蠹害】ぬみ【要害・要】

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[音]ギャク [訓]しいた‐げる    そこな‐う    いじ‐める    から‐い    わざわ‐い [部首]虍 [総画数]9 [コード]区点    2152      JIS   3554      S‐JIS 8B73 [分類]常用漢字

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[音]ザン    サン [訓]のこ‐る    のこ‐す    そこな‐う [部首]歹 [総画数]10 [コード]区点    2736      JIS   3B44      S‐JIS 8E63 [分類]常用漢字 [難読語] →なごり【名残】

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[音]ショウ [訓]きず    きず‐つく    いた‐む    いた‐める    やぶ‐る    そこな‐う [部首]人 [総画数]13 [コード]区点    2993      JIS   3D7D      S‐JIS 8F9D [分類]常用漢字 [難読語] →あさ‐で【浅手・浅傷】いた‐で【痛手・傷手】おも‐で【重手・重傷】にん‐じょう【刃傷】ふか‐で【深手・深傷】やけ‐ど【火傷】

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[音]ゾク    ソク [訓]そこな‐う [部首]貝 [総画数]13 [コード]区点    3417      JIS   4231      S‐JIS 91AF [分類]常用漢字 [難読語] →いか【烏賊】と‐くさ【木賊・砥草】ふみやまだち【文山立・文山賊】

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[音]ソン [訓]へ‐る    そこ‐なう    そこ‐ねる    そし‐る [部首]手 [総画数]13 [コード]区点    3427      JIS   423B      S‐JIS 91B9 [分類]常用漢字 [難読語] →き‐そん【虧損】そん‐もう【損亡】・【損毛】

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[音]テイ [訓]そこ    とどま‐る    いた‐る    いた‐す [部首]广 [総画数]8 [コード]区点    3676      JIS   446C      S‐JIS 92EA [分類]常用漢字 [難読語] →し‐はに【底土】そこ‐い【底方】そこ‐ひ【底翳・内障】テリアカ【ラテンtheriaca】

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[音]ドク    トク [訓]そこな‐う [部首]毋 [総画数]8 [コード]区点    3839      JIS   4647      S‐JIS 93C5 [分類]常用漢字 [難読語] →ちん‐どく【鴆毒】どく‐え【毒荏】どく‐く【毒鼓】どっ‐く【毒鼓】と‐どく【荼毒】と‐どく【蠹毒】

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[音]ボウ    バク    ボ    ホウ    ボク    ホク [訓]あら‐い    あ‐れる    あば‐れる    そこな‐う    はや‐い    にわか    さら‐す    あば‐く [部首]日 [総画数]15 [コード]区点    4329      JIS   4B3D      S‐JIS 965C [分類]常用漢字 [難読語] →はや‐さめ【暴雨・速雨】ぼり‐や

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[音]サン    ザン    セン [訓]そこな‐う [部首]戈 [総画数]8 [コード]区点    5693      JIS   587D      S‐JIS 9CFB [難読語] →すさのお‐の‐みこと【素戔嗚尊・須佐之男命】

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[音]セイ [訓]お‐す    そこな‐う [部首]手 [総画数]17 [コード]区点    5811      JIS   5A2B      S‐JIS 9DA9 [難読語] →せい‐かん【擠陥】

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[音]ザン    サン [訓]のこ‐る    のこ‐す    そこな‐う [部首]歹 [総画数]12 [コード]区点    6144      JIS   5D4C      S‐JIS 9F6B

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[音]ト [訓]きくいむし    しみ    のむし    むしば‐む    そこな‐う [部首]虫 [総画数]24 [コード]区点    7437      JIS   6A45      S‐JIS E5C3 [難読語] →しみ【衣魚・紙魚・蠹魚】しょ‐と【書蠹】と‐がい【蠹害】と‐ぎょ【蠹魚】と‐どく【蠹毒】なが‐しんくいむし【長心喰虫・長蠹虫】ぼくとう‐が【木蠹蛾】

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[音]ト [訓]きくいむし    しみ    のむし    むしば‐む    そこな‐う [部首]虫 [総画数]22 [コード]区点    7438      JIS   6A46      S‐JIS E5C4

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