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あだ【▽徒(▽空)】🔗⭐🔉
あだ【▽徒(▽空)】

名・形動
むなしく無益なこと。無駄。
「せっかくの好意が━となる」
一時的ではかないこと。また、浮ついていいかげんなこと。
「━な契りを結ぶ」
「御厚意は━(や)疎おろそかには致しません」
◆花が実を結ばない意から。






あだ‐おろそか【▽徒▽疎か】🔗⭐🔉
あだ‐おろそか【▽徒▽疎か】

形動
《普通「━に」の形で、下に打ち消しを伴って》軽々しく粗末にするさま。いい加減。なおざり。
「この御恩は━には致しません」




あだ‐ごと【▽徒言】🔗⭐🔉
あだ‐ごと【▽徒言】

名
実じつのないことば。
「━を並べる」




あだ‐ごと【▽徒事】🔗⭐🔉
あだ‐ごと【▽徒事】

名
無意味で無駄なこと。また、はかないこと。
「世の━に心を悩ます」




あだ‐ざくら【▽徒桜】🔗⭐🔉
あだ‐ざくら【▽徒桜】

名
すぐに散ってしまう桜の花。
◇はかないもののたとえに使う。




あだし【▽徒し・▽空し】🔗⭐🔉
あだし【▽徒し・▽空し】
(造)
実じつがない。むなしい。
「━心(=浮気な心)」
「━世(=はかない世)」


あだ‐な【▽徒名・▼仇名】🔗⭐🔉
あだ‐な【▽徒名・▼仇名】

名
〔古風な言い方で〕男女関係についてのうわさ。艶聞えんぶん。浮き名。
「━が立つ」




あだ‐なさけ【▽徒情け・▼仇情け】🔗⭐🔉
あだ‐なさけ【▽徒情け・▼仇情け】

名
〔古風な言い方で〕その場限りのはかない恋。また、かりそめの親切。
「ぬしと一夜の━」




あだ‐なみ【▽徒波】🔗⭐🔉
あだ‐なみ【▽徒波】

名
いたずらに立ち騒ぐ波。
◇浮ついた心や行いのたとえに使う。「━が立つ」




あだ‐ばな【▽徒花】🔗⭐🔉
あだ‐ばな【▽徒花】

名
咲いても実を結ばない花。むだ花。
◇実じつを伴わないもののたとえに使う。「恋の━を咲かせる」「せっかくの公約が━に終わる」
〔古〕季節はずれに咲く花。
関連語
大分類‖植物‖しょくぶつ
中分類‖花‖はな






いたずら‐に【▽徒に】イタヅラ━🔗⭐🔉
いたずら‐に【▽徒に】イタヅラ━

副
何の効果も利益もないさま。無益・無用なさま。むなしく。
「━時を過ごす」
「━枝葉末節にこだわる」
◇「徒いたづらなり」の連用形から。




かち【▽徒】🔗⭐🔉
かち‐はだし【▽徒▼跣】🔗⭐🔉
かち‐はだし【▽徒▼跣】

名
〔古風な言い方で〕はだしで歩くこと。はだし。




ただ【▽徒・▽唯・▼只・▽但】🔗⭐🔉
ただ【▽徒・▽唯・▼只・▽但】

名
《「━の…」の形で》取り立てて言うほどの価値や意味がない意。普通の。
「━のかすり傷」
「━の新人ではない」
《多く「━では」の形で》そのまま何事もない意。多く下に打ち消しの語を伴って、重大な事態の発生をほのめかす。
「見つかったら━では済まない」
「転んでも━では起きない」
代金のいらないこと。また、報酬のないこと。
「入場料は━だ」
「━で働く」

副
そのことだけをするさま。もっぱら。ひたすら。
「━無事を祈る」
「━笑うばかりだ」
取り立ててほかに何もないさま。
「━広いだけの庭」
数量・程度などがきわめて少ないさま。たった。わずかに。
「━一人だけ生き残る」

接
前述の事柄について留保・条件・注釈などを付け加える語。ただし。
「品はいい。━値段が高い」
◆
並びに

は「只」、
は「唯」(いたずらにの意では「徒」)、
は「但」と使い分ける。





























ただ‐もの【▼只者・▽徒者】🔗⭐🔉
ただ‐もの【▼只者・▽徒者】

名
普通の人。平凡な人。
「あの鋭い眼光は━ではない」
◇多く下に打ち消しの語を伴い、特異な者、すぐれた者の意で使う。




つれ‐づれ【
徒然
】🔗⭐🔉
つれ‐づれ【
徒然
】

名・形動
何もすることがなくて、たいくつなこと。所在ないこと。
「筆を執って病床の━を慰める」






と【徒】🔗⭐🔉
と【徒】

名
門人。弟子。
「先師の━」
「━弟」
「信━・生━」
同類の人たち。なかま。
「学問の━」
「無頼ぶらいの━」
「暴━」
(造)
乗り物に乗らないで歩く。
「━歩」
手に何も持たない。
「━手」
何の役にも立たない。むだに。いたずらに。
「━労」
関連語
大分類‖人‖ひと
中分類‖人々‖ひとびと













と‐きょうそう【徒競走】━キャウソウ🔗⭐🔉
と‐きょうそう【徒競走】━キャウソウ

名
一定の距離を走って、その速さをきそう競技。かけっこ。




と‐し【徒死】🔗⭐🔉
と‐し【徒死】

名・自サ変
〔文〕むだに死ぬこと。いぬじに。




と‐じ【徒▼爾】🔗⭐🔉
と‐じ【徒▼爾】

名・形動
〔文〕無益であること。むだであること。
「━に終わる」




と‐しゅ【徒手】🔗⭐🔉
と‐しゅ【徒手】

名
手に何も持たないこと。素手すで。
自分の力以外に頼るものがないこと。
「━で事業を興す」






としゅ‐くうけん【徒手空拳】🔗⭐🔉
としゅ‐くうけん【徒手空拳】

名
手に何一つ持たないこと。
自分の力以外に全く頼るものがないこと。
◆「徒手」を強めていう語。






と‐しょう【徒渉・渡渉】━セフ🔗⭐🔉
と‐しょう【徒渉・渡渉】━セフ

名・自サ変
川などを歩いて渡ること。




と‐しょく【徒食】🔗⭐🔉
と‐しょく【徒食】

名・自サ変
働かないで遊んで暮らすこと。
「無為━の生活」




と‐ぜん【徒然】🔗⭐🔉
と‐ぜん【徒然】

名・形動
〔文〕何もすることがなくて退屈なこと。つれづれ。
「━を慰める」




と‐ちょう【徒長】━チャウ🔗⭐🔉
と‐ちょう【徒長】━チャウ

名・自サ変
窒素肥料の過多や日照の不足によって、作物の茎や枝が不必要に伸びてしまうこと。
「苗が━する」
「━枝し」




と‐てい【徒弟】🔗⭐🔉
と‐てい【徒弟】

名
門人。弟子。
親方の家に住み込んで商工業の仕事を習い覚える少年。丁稚でっち。小僧。
「━制度」






と‐とう【徒党】━タウ🔗⭐🔉
と‐とう【徒党】━タウ

名・自サ変
あるたくらみをもって集まること。また、その集まった仲間。
「━を組んで悪事を働く」




と‐はい【徒輩】🔗⭐🔉
と‐はい【徒輩】

名
〔文〕仲間の者。ともがら。やから。




と‐ひ【徒費】🔗⭐🔉
と‐ひ【徒費】

名・他サ変
〔文〕むだに使うこと。また、その使ったもの。
「金銭を━する」




と‐ろう【徒労】━ラウ🔗⭐🔉
と‐ろう【徒労】━ラウ

名
苦労してしたことが報われないこと。むだな骨折り。
「せっかくの努力が━に終わる」




むだ【無駄・▽徒】🔗⭐🔉
むだ【無駄・▽徒】

名・形動
役に立たないこと。効果・効力がないこと。
「━な金を使う」
「時間を━にする」
◇「無駄」は当て字。




むだ‐あし【無駄足・▽徒足】🔗⭐🔉
むだ‐あし【無駄足・▽徒足】

名
わざわざ出かけていっただけのかいがないこと。
「━を踏む」




むだ‐げ【無駄毛・▽徒毛】🔗⭐🔉
むだ‐げ【無駄毛・▽徒毛】

名
美容や化粧の妨げになる、顔・腕・足などの毛。
「━を剃そる」
「━処理」




むだ‐ばなし【無駄話・▽徒話】🔗⭐🔉
むだ‐ばなし【無駄話・▽徒話】

名
何の益もないおしゃべり。雑談。




むだ‐ぼね【無駄骨・▽徒骨】🔗⭐🔉
むだ‐ぼね【無駄骨・▽徒骨】

名
苦労したことが何の役にも立たないこと。無益な骨折り。
「━を折る」
◇「むだ骨折り」の略。




むだ‐めし【無駄飯・▽徒飯】🔗⭐🔉
むだ‐めし【無駄飯・▽徒飯】

名
仕事もしないで食う飯。
「━を食う(=働きもしないで無益に暮らす)」




明鏡国語辞典に「徒」で始まるの検索結果 1-43。