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徒🔗⭐🔉
【徒】
10画 彳部 [四年]
区点=3744 16進=454C シフトJIS=936B
《常用音訓》ト
《音読み》 ト
/ズ(ヅ)/ド
〈t
〉
《訓読み》 かちありきする(かちありきす)/かち/ともがら/むなしい(むなし)/いたずらに(いたづらに)/ただ
《名付け》 かち・ただ・とも
《意味》
{動}かちありきする(カチアリキス)。一歩一歩と歩く。「徒歩」「徒渉トショウ(歩いて川を渡る)」「舎車而徒=車ヲ舎テテ徒ス」〔→易経〕
{名}かち。歩いて行く兵隊。歩兵。足軽。〈対語〉→騎(馬に乗った兵)。「公徒三万(歩兵三万)」〔→詩経〕
{名}ともがら。下級の仲間。▽数多い歩兵の意から。「衆徒」「徒党」
{名}門下のでし。「徒弟」「非吾徒也=吾ガ徒ニアラザルナリ」〔→論語〕
{形}むなしい(ムナシ)。何も物を持たないさま。▽車も馬もない意から。「徒搏トハク(素手でうちかかる、すもう)」
{副}いたずらに(イタヅラニ)。何も得ることなしに。むだに。「徒労」「徒自苦耳=イタヅラニミヅカラ苦シムノミ」
{副}ただ。…だけ。「徒善不足以為政=タダ善ナルノミナラバ、モッテ政ヲ為スニ足ラズ」〔→孟子〕
「不徒…タダニ…ノミナラズ」「非徒…タダニ…ノミニアラズ」とは、単にAだけでなく(またBである)との意に用いることば。「非徒無益=タダニ益ナキノミニアラズ」〔→孟子〕
《解字》
形声。「止(あし)+彳(いく)+音符土」で、陸地を一歩一歩とあゆむことで、ポーズをおいて、一つ一つ進む意を含む。
《単語家族》
渡ト(水を一歩一歩わたる)
度ド(手尺で一さし一さしとわたってはかる)などと同系。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語














徒士 カチ🔗⭐🔉
【徒士】
カチ〔国〕徒歩で主君の行列の供をしたり、先導したりする身分の低い武士。
徒手 トシュ🔗⭐🔉
【徒手】
トシュ 手に何も持たない。「徒手空拳クウケン」
徒死 トシ🔗⭐🔉
【徒死】
トシ 何の役にもたたない死に方。むだじに。いぬじに。
徒役 トエキ🔗⭐🔉
【徒役】
トエキ
昔、国家の仕事に人夫として使われた人民。
使用人。小者。


徒弟 トテイ🔗⭐🔉
【徒弟】
トテイ
でし。門人。
〔国〕内でしや、でっちとして、師匠や親方の所に住みこみ、家事労働をしながら、技芸や仕事を教えてもらう者。


徒事 イタズラゴト🔗⭐🔉
【徒事】
トジ 役にたたないこと。
イタズラゴト〔国〕
役にたたないこと。
みだらなこと。




徒卒 トソツ🔗⭐🔉
【徒卒】
トソツ 馬に乗らないで戦う、身分の低い兵卒。歩兵。『徒兵トヘイ』
徒食 トショク🔗⭐🔉
【徒食】
トショク 何の仕事もしないで生活すること。むだ食い。
徒党 トトウ🔗⭐🔉
【徒党】
トトウ
「徒属」と同じ。
悪事を行うために集まった仲間。


徒然 ツレヅレ🔗⭐🔉
【徒然】
トゼン
何もすることがなくて、たいくつなさま。
何もしないで、じっとしているさま。
あてもなく、いたずらに。
ツレヅレ〔国〕何もすることがなくて、たいくつなさま。





徒裼 トセキ🔗⭐🔉
【徒裼】
トセキ はだしになり、はだぬぎになる。
徒践 トセン🔗⭐🔉
【徒跣】
トセン はだしで歩くこと。また、すあし。『徒践トセン』
徒爾 イタヅラニ🔗⭐🔉
【徒爾】
トジ・イタヅラニ むだに。無意味に。
徒隷 トレイ🔗⭐🔉
【徒隷】
トレイ 徒刑になっている人。服役ちゅうの囚人。
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