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あか【赤(▽紅・▽朱)】🔗⭐🔉
あか【赤(▽紅・▽朱)】

名
三原色の一つで、火や血のような色。マゼンタ。レッド。赤色。
「━のネクタイ」
「━鉛筆」
と同系統の色として、茶・橙だいだい・桃色などを言う。特に、茶色。
「━靴あかぐつ・━犬・━毛あかげ」
〔俗〕共産主義(者)。社会主義(者)。
◇革命旗の色が赤いことから。
「アカ」とカタカナで書くことも多い。
赤信号。
⇔青
校正で、赤字。朱しゅ。
「━を入れる」
会計で、欠損。
「今月は━だ」
◇「赤字」の略。
「赤ワイン」の略。→赤ワイン
「肉には━が合う」
⇔白
銅どう。
「━の薬罐やかん」
◇「銅あかがね」の略。
「▽銅」とも。
《「━の」の形や、名詞に付いて》むき出しで隠すところがない意。全くの。明らかな。
「━の他人」
「━裸・━恥」
◇「真っ赤な
うそ」も同趣の表現。
◆「明るい」の「あか」と同語源。
「赤」のイメージと表現
危険である。(赤信号・赤ランプ)
革命、共産主義、労働運動などを喚起。(赤軍・赤色革命・赤旗・赤の広場・赤い思想)
興奮の気分や暖かい感じを喚起。(闘志が赤く燃える・臙脂えんじ系の暖色が流行)
顔色が、恥・怒り・興奮・発熱・酒気帯び・健康などを表示。(顔を赤らめてうつむく・冷やかされて赤面する・真っ赤な顔をして怒る・高熱で顔が赤い・金時きんときの火事見舞い・りんごのような赤い
)
情熱・闘志の象徴。(赤き血潮・赤い闘魂)
欠損・訂正・落第。(今月は赤字だ・赤字が入る・赤点)
〔白と対比させて〕そのもう一方。(赤勝て白勝て・平氏の赤旗・紅白戦・紅白まんじゅう)
*一般に、最も目立つ色として注意を喚起するのに使う(赤いペンキで「立入禁止」と書くなど)。危険・終電を表す赤もこれに発する。陰陽五行説では、南に配し、夏の色とする(赤房)。


























あか・い【赤い(▽紅い・▽朱い)】🔗⭐🔉
あか・い【赤い(▽紅い・▽朱い)】

形
赤の色をしている。
「━風船[夕日]」
「━羽根(=共同募金に応じたしるしに、胸につける赤く染めた羽根)」
茶・橙だいだい・桃色など、赤に近い色合いである。
「━髪の毛」
「柿が━・く色づく」
「━ダイヤ(=相場で、小豆)」
〔人の顔について言って〕恥ずかしがっている、怒っている、興奮している、熱がある、酒を飲んでいる、健康で血色がよい、日焼けしたなどの意を表す。
「━顔をしてうつむく」
「コップ一杯のビールで━・くなる」
〔俗〕共産主義者・社会主義者である。左翼的である。
◆
「▼赭い」「▽丹い」「▼緋い」とも。「赤」は三原色のあかを中心として、茶・橙・桃色を含む色合いに広く使う(「赤い口紅・赤靴・赤毛・赤さび」)。比喩的に「赤の他人・赤い思想」などと使うほか、今は「紅・朱・赭・丹・緋」の平易な表記とする。「赤(紅)い唇」「赤(朱)い鳥居」「赤(赭)い山肌・赤(赭)ら顔」「赤(丹)い砂」「赤(緋)い絨毯じゅうたん」。「紅」は、薄い鮮やかな赤。「朱」は黄を帯びた深赤色。「赭」は赤土色。「丹」は浅い赤色。「緋」は火のような鮮やかな赤。
‐さ/‐み










あけ【▽朱・▼緋】🔗⭐🔉
あけ【▽朱・▼緋】

名
赤い色。特に、朱しゅ・緋ひの色。
「━に染まる(=血まみれになる)」




ザボン[zamboa ポルトガル]🔗⭐🔉
ザボン[zamboa ポルトガル]

名
九州・四国などの暖地で栽培されるミカン科の常緑高木。また、その果実。果実は柑橘かんきつ類中最も大きく、生食のほか、厚い果皮を砂糖漬けなどにする。ブンタン。ザンボア。
「
朱▼欒
」とも当てる。







しゅ【朱】🔗⭐🔉
しゅ【朱】

名
赤色。また、黄を帯びた赤色。
「━唇」
硫化水銀を主成分とする赤色の顔料。また、それで作った朱墨しゅずみ。
「━を入れる(=朱墨で訂正や添削をする)」
「━印・━肉」






【朱に交われば赤くなる】🔗⭐🔉
【朱に交われば赤くなる】
人は交わる相手によって善人にも悪人にもなるということ。
【朱を注そそ・ぐ】🔗⭐🔉
【朱を注そそ・ぐ】
顔などが真っ赤になることのたとえ。
しゅ‐いん【朱印】🔗⭐🔉
しゅ‐いん【朱印】

名
朱肉で押した印。特に武家時代、将軍・大名・武将などが公文書に押したものをいう。
将軍などが花押かおうの代わりに朱印を押した公式の書状。
「━船(=近世初期、朱印状をもって東南アジア各国との貿易を行った船)」
◇「朱印状」の略。
◆「御朱印」とも。






しゅ‐じゅ【▼侏儒(朱儒)】🔗⭐🔉
しゅ‐じゅ【▼侏儒(朱儒)】

名
〔文〕
背丈の非常に低い人。こびと。
見識のない人を軽蔑していう語。






しゅ‐しょ【朱書】🔗⭐🔉
しゅ‐しょ【朱書】

名・他サ変
朱で書くこと。また、書いたもの。朱書き。




しゅ‐しん【朱唇】🔗⭐🔉
しゅ‐しん【朱唇】

名
〔文〕赤いくちびる。特に、紅をつけた女性のくちびる。紅唇。




しゅ‐ずみ【朱墨】🔗⭐🔉
しゅ‐ずみ【朱墨】

名
朱粉をにかわで練り固めた墨。朱書きに用いる。朱錠しゅじょう。しゅぼく。




シュチン🔗⭐🔉
シュチン

名
繻子しゅす地に金糸・銀糸などの色糸を使って模様を浮き織りにした厚手の絹織物。女帯・袋物・袈裟けさなどに用いる。シチン。シッチン。
「▼繻珍」「朱珍」とも当てる。
唐音語の「七糸緞シチンタン」からともいう。






しゅ‐にく【朱肉】🔗⭐🔉
しゅ‐にく【朱肉】

名
朱色の印肉。
◇朱と油を練り合わせ、繊維質のものをまぜて作る。




しゅ‐ぬり【朱塗り】🔗⭐🔉
しゅ‐ぬり【朱塗り】

名
朱色に塗ること。また、塗ったもの。
「━の
はし」





しゅ‐ひつ【朱筆】🔗⭐🔉
しゅ‐ひつ【朱筆】

名
朱墨用の筆。しゅふで。また、朱墨による書き入れや訂正。
「━を入れる」




とき【▼鴇・
朱▼鷺
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】🔗⭐🔉
とき【▼鴇・
朱▼鷺
・▼
】

名
コウノトリ目トキ科の鳥。全身は白く、風切羽の一部が淡紅色を帯びる。後頭部には冠羽があり、顔と脚は赤い。現在、中国陝西センセイ省に少数が繁殖する。日本では野生のトキは絶滅し、中国から贈られたトキによる繁殖が試みられている。特別天然記念物。国際保護鳥。







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