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朱儒 シュジュ🔗🔉

【侏儒】 シュジュ =朱儒。普通の人よりからだが異常に小さい人。小人。「道州民、多侏儒=道州ノ民、侏儒多シ」〔→白居易役者のこと。▽古代の演劇は滑稽劇コッケイゲキで小人が役者になった。家屋の構造で、うつばりの上に立てる短い柱。うだち。見識のない人をののしっていうことば。

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【朱】 6画 木部 [常用漢字] 区点=2875 16進=3C6B シフトJIS=8EE9 《常用音訓》シュ 《音読み》 シュ/ス〈zh〉 《訓読み》 あか/あけ/あかい(あかし) 《名付け》 あか・あけ・あけみ・あや 《意味》 {名・形}あか。あけ。あかい(アカシ)。もと、茶がかったあか、のち、深いあかい色。▽高貴な色、夏カを代表する色とされた。「朱門(上流階級の家)」「悪紫之奪朱也=紫之朱ヲ奪フヲ悪ム」〔→論語{名}朱色の顔料。水銀と硫黄の化合物(硫化水銀)。天然には辰砂として産出する。「朱丹」「朱墨」 〔国〕江戸時代の貨幣の単位。一朱は一両の十六分の一。▽銖の略字。昔の目方の単位。一朱は一両の二十四分の一。▽銖の略字。 《解字》 指事。「木+ー印」で、木の中央を一線でたち切ることを示す。つまり、切り株を示す。株の原字だが、切り株の木質部のあかい色をいうのに転用された。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要書物 →主要人名

朱印状 シュインジョウ🔗🔉

【朱印状】 シュインジョウ〔国〕武家時代、将軍の朱肉をつけて押した印のある公式の書状。

朱夏 シュカ🔗🔉

【朱明】 シュメイ 夏カのこと。『朱夏シュカ』太陽。シュミン 明ミンの朝廷のこと。▽朱氏がたてた国であることから。

朱戸 シュコ🔗🔉

【朱門】 シュモン 朱塗りの門。高官の人の家。▽昔、功績のあった人は家の門を朱色でぬる資格を天子からたまわったことから。「朱門酒肉臭、路有凍死骨=朱門ニハ酒肉臭キニ、路ニハ凍死ノ骨有リ」〔→杜甫〕『朱戸シュコ』

朱桜 シュオウ🔗🔉

【朱桜】 シュオウ さくらんぼ。桜桃。

朱軒 シュケン🔗🔉

【朱軒】 シュケン 昔、身分の高い人が乗った朱塗りの車。『朱輪シュリン』

朱唇皓歯 シュシンコウシ🔗🔉

【朱唇皓歯】 シュシンコウシ〈故事〉あかいくちびると、白い歯。美人を形容することば。〔→楚辞

朱紫 シュシ🔗🔉

【朱紫】 シュシ 赤と紫。正と邪のこと。また、善人と悪人のこと。▽「朱」は正色で、「紫」は間色(二種以上混合してできる色)であり、「論語」陽貨篇に「悪紫之奪朱也=紫ノ朱ヲ奪フヲ悪ム」とあることから。衣服や官印のひもで、朱や紫のもの。転じて、高位高官の人。

朱雀 シュジャク🔗🔉

【朱雀】 シュジャク・スジャク 四神の一。南方や火・夏をつかさどる。『朱鳥シュチョウ』軍隊の旗の名。宮城の南にある門の名。

朱鉛 シュエン🔗🔉

【朱鉛】 シュエン べにと、おしろい。「移時施朱鉛、狼藉画眉濶=時ヲ移シテ朱鉛ヲ施セバ、狼藉シテ画眉濶シ」〔→杜甫

朱頓 シュトン🔗🔉

【朱頓】 シュトン〈故事〉春秋時代、越の陶朱トウシュ(范蠡ハンレイ)と、魯ロの猗頓イトンのこと。ともに大金持ちであった。転じて、金持ちのこと。「朱頓の門(大金持ちの家)」

朱墨 シュボク🔗🔉

【朱墨】 シュボク 朱色の墨。しゅずみ。朱色と墨色。物事が異なることのたとえ。朱と墨とで文章を直す。朱と墨とで帳簿に書き入れる。役所の事務をとること。

朱顔 シュガン🔗🔉

【朱顔】 シュガン 酔ってあかみを帯びた顔。「朱顔発外形蘭=朱顔外ニ発レテ形蘭タリ」〔→曹植美人の顔。あかみを帯びた、つやのいい少年の顔。

朱欄 シュラン🔗🔉

【朱欄】 シュラン 朱塗りの手すり。「雑樹映朱欄=雑樹朱欄ニ映ズ」〔→王維

朱欒 ザボン🔗🔉

【朱欒】 ザボン ミカン科の常緑高木。みかん類で最も大きな実がなる。▽ポルトガル語zamboaの音訳。

朱鷺 トキ🔗🔉

【朱鷺】 トキ〔国〕鳥の名。鷺サギに似て脚が短く、くちばしは黒色で、長く下へ曲がっている。日本では、佐渡にわずかいるだけで、特別天然記念物に指定されている。

朱子語類 シュシゴルイ🔗🔉

【朱子語類】 シュシゴルイ〈書物〉一四〇巻。南宋ナンソウの黎靖徳レイセイトク編。朱熹シュキ(1130〜1200)が、門人たちとやりとりした問答の記録を集めた書。朱熹の門人の間では、いろいろなメモや遺文が収録されていたがそれを朱熹没後七〇年たって、黎靖徳が編集しなおして1270年に刊行した。理気・鬼神・性理・学などの項目に始まり、作文・拾遺に終わる二七部に分けて、問答を集めている。文章は「合如此底」(そうあるべきもの)「休説」(そういってはならぬ)のように、当時の口語を多くまじえた語録体であって、普通の漢文の知識では読めない。しかし朱熹の『四書章句集注』『朱氏文集』と合わせて、朱子学の全貌を理解するには、不可欠の書である。

朱彝尊 シュイソン🔗🔉

【朱彝尊】 シュイソン〈人名〉1629〜1709 清シン代の学者。秀水(浙江セッコウ省嘉興市)の人。字アザナは錫鬯セキチョウ。明史ミンシの編修に加わった。著に『経義考』『明詩綜ソウ』『曝書亭バクショテイ全集』などがある。

朱熹 シュキ🔗🔉

【朱熹】 シュキ〈人名〉1130〜1200 南宋ナンソウの儒学者。字アザナは元晦ゲンカイ、または仲晦、号は晦庵カイアン、諡オクリナは文公。一九歳のとき進士に合格し官職につき、かたわら儒学を研究し、周敦頤シュウトンイ・程明道・程伊川らの学説を総合して集大成した。学説は朱子学と呼ばれ、儒学の正統的地位を占め、後世に大きな影響を及ぼした。『四書集註シッチュウ』『易本義』『詩集伝』『通鑑ツガン綱目』など多くの経書の注釈がある。朱子と尊称される。

朱権 シュケン🔗🔉

【朱権】 シュケン〈人名〉明ミン代の人。洪武帝(太祖)の第一六子。寧王。著に『太和正音譜』などがある。

朱元璋 シュゲンショウ🔗🔉

【朱元璋】 シュゲンショウ〈人名〉→「洪武帝コウブテイ」

朱舜水 シュシュンスイ🔗🔉

【朱舜水】 シュシュンスイ〈人名〉1600〜82 明ミン末の朱子学者。余姚ヨヨウ(浙江セッコウ省)の人。名は之瑜シュ、舜水は号。明が清シンに敗れると日本に亡命して帰化し、徳川光圀ミツクニに仕え、日本の儒学の発展に大きな影響を与えた。

朱全忠 シュゼンチュウ🔗🔉

【朱全忠】 シュゼンチュウ〈人名〉852〜912 五代、後梁コウリョウの太祖。名は温。唐に降伏して仕え武功をたて梁王に封ぜられた。のち、唐の昭宗・哀帝を殺して帝位を奪い、国号を梁とした。

朱徳 シュトク🔗🔉

【朱徳】 シュトク〈人名〉1886〜1976 軍人・政治家。四川シセン省儀隴ギロウ県の人。長征に参加、1937年以後、八路軍総司令。新中国では、中央人民政府副主席、69年に中央政治局委員。

朱買臣 シュバイシン🔗🔉

【朱買臣】 シュバイシン〈人名〉?〜前109 前漢時代の官僚。字アザナは翁子。『春秋』の論誦などで武帝に認められ丞相ジョウショウ長史となるが、のち誅チュウせられた。

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