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きょう【狂】キャウ🔗🔉

きょう【狂】キャウ (造) 気がくるう。また、くるったように激しい。 「━気・━騒・━暴」 「酔━・熱━」 おどけた。こっけいな。 「━歌・━言」 一つのことに熱中している人。マニア。 「映画━・野球━」

きょう‐か【狂歌】キャウ━🔗🔉

きょう‐か【狂歌】キャウ━ 俗語を用いて滑稽こっけいや風刺を詠み込んだ短歌。 ◇『古今集』の諧謔かいぎゃく歌の系統を引くもので、江戸時代の中期頃から流行した。

きょう‐き【狂気】キャウ━🔗🔉

きょう‐き【狂気】キャウ━ 精神状態が正常でないこと。 「━の沙汰」 ⇔正気

きょう‐き【狂喜】キャウ━🔗🔉

きょう‐き【狂喜】キャウ━ 名・自サ変異常と思えるほど、ひどく喜ぶこと。 「初優勝に━する」 「━乱舞らんぶ」 関連語 大分類‖快い感情‖こころよいかんじょう 中分類‖喜ぶ‖よろこぶ

きょうぎゅう‐びょう【狂牛病】キャウギウビャウ🔗🔉

きょうぎゅう‐びょう【狂牛病】キャウギウビャウ 牛海綿状脳症うしかいめんじょうのうしょう(BSE)の通称。

きょう‐く【狂句】キャウ━🔗🔉

きょう‐く【狂句】キャウ━ 滑稽こっけいな内容を詠み込んだ俳句形式の句。

きょう‐けん【狂犬】キャウ━🔗🔉

きょう‐けん【狂犬】キャウ━ 狂犬病にかかった犬。

きょう‐げん【狂言】キャウ━🔗🔉

きょう‐げん【狂言】キャウ━ 能楽で、能と能の間に演じられる滑稽こっけい味を主とした劇。能狂言。 ◇室町時代に始まり、江戸時代に大蔵・鷺さぎ・和泉いずみの三流が確立した。現在は独立して演じられることも多い。 歌舞伎かぶき芝居。また、その出し物。 「当たり━・顔見せ━・世話━」 人をだますために仕組んだたくらみ。 「━自殺[強盗]」

きょうげん‐きご【狂言綺語】キャウゲン━🔗🔉

きょうげん‐きご【狂言綺語】キャウゲン━ 道理に合わないことばと、大げさに飾りたてたことば。きょうげんきぎょ。 ◇仏教・儒教などの立場から、小説・物語の類を卑しめていう。

きょうけん‐びょう【狂犬病】キャウケンビャウ🔗🔉

きょうけん‐びょう【狂犬病】キャウケンビャウ ウイルスを病原体とする犬の急性伝染病。 にかかった犬にまれたとき、その傷口からウイルスが唾液を通して感染する感染症。神経系を冒され、頭痛・発熱・興奮などの症状が現れたのち、全身の痙攣けいれん・麻痺まひが起こる。発症するとほぼ死亡するが、ワクチンで予防できる。恐水病。

きょうげん‐まわし【狂言回し】キャウゲンマハシ🔗🔉

きょうげん‐まわし【狂言回し】キャウゲンマハシ 芝居などで、主役ではないが筋の展開や主題の解説に終始かかわっている重要な役柄。 ◇陰に回って物事の進行をつかさどる人のたとえにも使う。「首班交代劇の━を務める」

きょう‐し【狂死】キャウ━🔗🔉

きょう‐し【狂死】キャウ━ 名・自サ変発狂して死ぬこと。狂い死に。 「━を遂げた」 関連語 大分類‖死‖し 中分類‖‖し

きょう‐し【狂詩】キャウ━🔗🔉

きょう‐し【狂詩】キャウ━ 俗語を用い、滑稽こっけい・風刺を詠み込んだ漢詩体の詩。 ◇江戸中期以後に流行した。

きょうし‐きょく【狂詩曲】キャウシ━🔗🔉

きょうし‐きょく【狂詩曲】キャウシ━ ラプソディー。 「ハンガリアン━」

きょう‐しゃ【狂者】キャウ━🔗🔉

きょう‐しゃ【狂者】キャウ━ 精神に異常をきたした人。狂人。

きょう‐じょ【狂女】キャウヂョ🔗🔉

きょう‐じょ【狂女】キャウヂョ 精神に異常をきたした女性。

きょう‐しん【狂信】キャウ━🔗🔉

きょう‐しん【狂信】キャウ━ 名・他サ変理性を失い、一つのことをはげしく信じ込むこと。 「ファシズムを━する」

きょう‐じん【狂人】キャウ━🔗🔉

きょう‐じん【狂人】キャウ━ 精神に異常をきたした人。狂者。

きょう・する【狂する】キャウ━🔗🔉

きょう・する【狂する】キャウ━ 自サ変正気を失う。気がくるう。また、くるったように一つの物事に熱中する。 きゃう・す(サ変)

きょう‐そう【狂騒(狂躁)】キャウサウ🔗🔉

きょう‐そう【狂騒(狂躁)】キャウサウ 正常とは思えないばか騒ぎ。 「━のちまた

きょうそう‐きょく【狂想曲】キャウサウ━🔗🔉

きょうそう‐きょく【狂想曲】キャウサウ━ カプリッチオ。

きょう‐たい【狂態】キャウ━🔗🔉

きょう‐たい【狂態】キャウ━ 正気とは思えない行為や態度。 「酔って━を演じる」

きょう‐てき【狂的】キャウ━🔗🔉

きょう‐てき【狂的】キャウ━ 形動正常とは思えないほど度を越したさま。

きょう‐ねつ【狂熱】キャウ━🔗🔉

きょう‐ねつ【狂熱】キャウ━ くるおしいほどの熱情。 「━の恋」

きょう‐はい【狂悖】キャウ━🔗🔉

きょう‐はい【狂悖】キャウ━ 〔文〕人の道にそむいて言動が非常識になること。 「━の性はいよいよ抑え難くなった中島敦」 関連語 大分類‖道徳‖どうとく 中分類‖不道徳‖ふどうとく

きょう‐ふう【狂風】キャウ━🔗🔉

きょう‐ふう【狂風】キャウ━ 激しく吹きまくる風。

きょう‐ぶん【狂文】キャウ━🔗🔉

きょう‐ぶん【狂文】キャウ━ 滑稽こっけい・風刺を主とする戯文。 ◇江戸中期以後、狂歌に対して起こった。

きょう‐ぼう【狂暴】キャウ━🔗🔉

きょう‐ぼう【狂暴】キャウ━ 名・形動手におえないほど乱暴なこと。 「━な振る舞いに恐れをなす」 ふつう「凶暴」は性質・性格に、「狂暴」は状態について使う。 ‐さ

きょう‐ほん【狂奔】キャウ━🔗🔉

きょう‐ほん【狂奔】キャウ━ 名・自サ変 わき目もふらずに夢中で走り回ること。 「手負いの猪いのししが━する」 ある目的のために懸命になって動き回ること。 「資金集めに━する」

きょう‐らん【狂乱】キャウ━🔗🔉

きょう‐らん【狂乱】キャウ━ 名・自サ変心を乱して異常な振る舞いをすること。 「半━になって子供をさがす」 ◇物事の異常な状態のたとえにも使う。「━物価」「地価━」 狂瀾きょうらん

きょう‐らん【狂瀾】キャウ━🔗🔉

きょう‐らん【狂瀾】キャウ━ 荒れ狂う波。狂濤きょうとう。 ◇物事の乱れた状態のたとえにも使う。「━怒濤どとう新聞は「狂乱(怒とう)」で代用する。

狂瀾を既倒きとうに廻めぐらす🔗🔉

狂瀾を既倒きとうに廻めぐらす 悪くなった形勢を立て直してもとの状態に戻す。極めて難しいことのたとえに使う。 「会社を再建するのは━ようなものだ」

きょう‐れん【狂恋】キャウ━🔗🔉

きょう‐れん【狂恋】キャウ━ 異常と思えるほど激しい恋。

くるい【狂い】クルヒ🔗🔉

くるい【狂い】クルヒ 正確でないこと。また、予定通りにならないこと。 「彼の目に━はない」 「日程に━が生じる」 《名詞に付いて、「ぐるい」の形で》理性を失うほどそれに夢中になる状態。また、その人。 「役者━・競馬━」

くるい‐ざき【狂い咲き】クルヒ━🔗🔉

くるい‐ざき【狂い咲き】クルヒ━ 名・自サ変その時期ではないのに花が咲くこと。また、その花。返り咲き。 「━の梅」

くるい‐じに【狂い死に】クルヒ━🔗🔉

くるい‐じに【狂い死に】クルヒ━ 名・自サ変精神に異常をきたして死ぬこと。狂死。

くる・う【狂う】クルフ🔗🔉

くる・う【狂う】クルフ 動五 精神の正常な機能がそこなわれる。おかしくなる。 「気が━」 「勘が━」 (ある人から見て)考え方などが正常でなくなる。 「世の中は━・っている」 理性を失うほど夢中になる。おぼれる。 「競馬[嫉妬しっと]に━」 機械の機能、体や物事の状態が普通でなくなる。 「時計が五分ほど━・っている」 「手元[予定・ペース]が━」 《動詞の連用形に付いて複合動詞を作る》狂ったように…する。激しく…する。 「怒り━・荒れ━・踊り━」 狂い

くるおし・い【狂おしい】クルホシイ🔗🔉

くるおし・い【狂おしい】クルホシイ 平常心を失うほど感情が高ぶっているさま。くるわしい。 「━までに胸が高まる」 ‐げ/‐さ

くるわ・せる【狂わせる】クルハセル🔗🔉

くるわ・せる【狂わせる】クルハセル 他下一 心身や機器などを正常ではない状態にする。 「時差が体調を━」 予定や計画を混乱させる。 「デマを流して作戦を━」 くるは・す(下二) =狂わす

ふ・れる【狂れる】🔗🔉

ふ・れる【狂れる】 自下一《「気が━」の形で》精神が正常さを失う。気が狂う。 ◇「触れる」とも「振れる」とも書き、語源も不詳。 ふ・る(下二)

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