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【狂】 7画 犬部 [常用漢字] 区点=2224 16進=3638 シフトJIS=8BB6 《常用音訓》キョウ/くる…う/くる…おしい 《音読み》 キョウ(クャウ)/ゴウ(グウ)〈kung〉 《訓読み》 くるおしい/くるう(くるふ)/きちがい(きちがひ)/くるい(くるひ) 《名付け》 よし 《意味》 {動・形}くるう(クルフ)。なにをしでかすかわからない。むちゃなさま。「狂妄キョウモウ」 {名}きちがい(キチガヒ)。気のくるった人。また、なにをしでかすかわからない人。「狂人」「癲狂テンキョウ(発作的に気がくるう病気)」 キョウナリ{形・名}普通の型をこえてスケールが大きいさま。常識にとらわれないさま。また、そのような人がら。「狂狷キョウケン」「古之狂也肆=古ノ狂ヤ肆」〔→論語〕「狂者進取=狂者ハ進取ス」〔→論語{形}むちゃではげしいさま。「狂瀾キョウラン」 {名}くるい(クルヒ)。あることにむちゅうになって、常軌をはずれること。また、その人。「殺人狂」 〔国〕くるう(クルフ)。(イ)調子がおかしくなる。「時計が狂う」(ロ)ねらいがはずれる。こっけいである。「狂言」「狂歌」 《解字》 会意兼形声。王は二線の間にたつ大きな人を示す会意文字、または末広がりの大きなおのの形を描いた象形文字。狂は「犬+音符王」で、大げさにむやみに走りまわる犬。あるわくを外れて広がる意を含む。→王 《単語家族》 徨コウ(むやみにさまよう)晃コウ(むやみと広がる光)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

狂夫 キョウフ🔗🔉

【狂夫】 キョウフ 気のくるった男。また、常識はずれの言動をする男。「狂夫瞿瞿=狂夫モ瞿瞿タリ」〔→詩経妻が、自分の夫のことをへりくだっていうことば。

狂号 キョウゴウ🔗🔉

【狂号】 キョウゴウ 気が狂ったように泣きさけぶこと。

狂且 キョウショ🔗🔉

【狂且】 キョウショ 狂人。▽「且」は、助辞。〔→詩経

狂生 キョウセイ🔗🔉

【狂生】 キョウセイ 気のくるっている男。超然として、常識にとらわれない男。

狂気 キョウキ🔗🔉

【狂気】 キョウキ 狂気じみた気質。〔国〕気が違っていること。〔国〕常識はずれ。

狂妄 キョウモウ🔗🔉

【狂妄】 キョウモウ 狂気じみている。でたらめである。

狂狂 カクカク🔗🔉

【狂狂】 キョウキョウ 気がくるって本性を失うさま。カクカク 犬があわてて走るさま。

狂言 キョウゲン🔗🔉

【狂言】 キョウゲン 道理にあわないことば。常識はずれのことば。大言壮語。〔国〕能のあい間に行われるこっけいな芝居。能狂言。〔国〕歌舞伎カブキの出し物。〔国〕たぶらかすためにたくらんだ計画。

狂言綺語 キョウゲンキゴ🔗🔉

【狂言綺語】 キョウゲンキゴ 人の興味をひくようにかざりたてたことば。転じて、小説などの文のこと。〔→白居易

狂易 キョウエキ🔗🔉

【狂易】 キョウエキ 心がくるって、性質が変わること。

狂怪 キョウカイ🔗🔉

【狂怪】 キョウカイ 奇怪なこと。常識はずれ。

狂佻 キョウチョウ🔗🔉

【狂佻】 キョウチョウ 動作が狂気じみて、軽々しいこと。

狂奔 キョウホン🔗🔉

【狂奔】 キョウホン ある目的のために熱心に走りまわって努力する。むやみに走りまわる。

狂客 キョウカク🔗🔉

【狂客】 キョウカク 奇行のある人。「四明有狂客=四明ニ狂客有リ」〔→李白

狂狡 キョウコウ🔗🔉

【狂狡】 キョウコウ くるい乱れること。また、その人。

狂草 キョウソウ🔗🔉

【狂草】 キョウソウ 書体の一つ。もっともくずした草書。唐の張旭チョウキョクがはじめたもの。

狂風 キョウフウ🔗🔉

【狂風】 キョウフウ 激しく吹きすさぶ風。

狂花 キョウカ🔗🔉

【狂華】 キョウカ 時節はずれに咲く花。『狂花キョウカ』

狂狷 キョウケン🔗🔉

【狂狷】 キョウケン いちずに理想に走って常識にはずれているが、信ずるところを断固としてまげないこと。また、そのような人。「不得中行而与之、必也狂狷乎=中行ヲ得テコレトトモニセズンバ、必ズヤ狂狷カ」〔→論語

狂恣 キョウシ🔗🔉

【狂恣】 キョウシ かって気ままで、狂気じみた行い。

狂疾 キョウシツ🔗🔉

【狂疾】 キョウシツ 気の違うやまい。精神病。

狂悖 キョウハイ🔗🔉

【狂悖】 キョウハイ・キョウボツ 本心を失って道理にはずれる。でたらめをする。

狂飲 キョウイン🔗🔉

【狂飲】 キョウイン むやみに酒を飲む。

狂喜 キョウキ🔗🔉

【狂喜】 キョウキ 気もくるうほどに喜ぶ。非常に喜ぶこと。「狂喜乱舞」

狂惑 キョウワク🔗🔉

【狂惑】 キョウワク くるって道理がわからなくなる。

狂歌 キョウカ🔗🔉

【狂歌】 キョウカ 狂気じみた歌を歌う。狂気じみた歌。たわむれに歌う。たわむれにつくった詩。〔国〕構想・用語におどけた趣をもつ和歌。江戸中期以後に盛んに行われた。

狂態 キョウタイ🔗🔉

【狂態】 キョウタイ 狂気じみたさま。

狂暴 キョウボウ🔗🔉

【狂暴】 キョウボウ 気がくるったようにあばれる。

狂薬 キョウヤク🔗🔉

【狂薬】 キョウヤク 酒の別名。▽酒は人の心を狂わせるから。「皆云昨宵倦苦極、動以狂薬相規箴=皆イフ昨宵倦苦極マリ、ヤヤモスレバ狂薬ヲモッテアヒ規箴セリ」〔→袁宏道

狂簡 キョウカン🔗🔉

【狂簡】 キョウカン 志は大きいのだが、具体性がともなわないで、ぞんざいなこと。▽「簡」は、おおまか。「吾党之小子狂簡、斐然成章、不知所以裁之=吾ガ党ノ小子狂簡ニシテ、斐然トシテ章ヲ成ス、コレヲ裁スルユンヲ知ラズ」〔→論語

狂顛 キョウテン🔗🔉

【狂顛】 キョウテン =狂癲。狂気。狂人。

狂噪 キョウソウ🔗🔉

【狂譟】 キョウソウ =狂噪・狂躁。狂気じみて騒ぐこと。

狂瀾 キョウラン🔗🔉

【狂瀾】 キョウラン 荒れくるう大波。

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