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しん【診】🔗🔉

しん【診】 (造)みる。病状を調べる。 「━察・━断・━療」 「検━・誤━・受━」

しん‐さ【診査】🔗🔉

しん‐さ【診査】 医師が体を診察して健康状態や病気の有無などを検査すること。 「健康━」

しん‐さつ【診察】🔗🔉

しん‐さつ【診察】 名・他サ変医者が患者の体を実際に調べ、病状や病気の原因などを判断すること。 「医師が患者を━する」 「━室」 関連語 大分類‖体の状態‖からだのじょうたい 中分類‖治る‖なおる

しん‐だん【診断】🔗🔉

しん‐だん【診断】 名・他サ変 医師が患者を診察して病状などを判断すること。 「糖尿病と━される」 「健康━」 状態などを分析して、欠陥の有無や適正などを判断すること。 「経営━」

しん‐りょう【診療】━レウ🔗🔉

しん‐りょう【診療】━レウ 名・他サ変診察して治療すること。 「休日も━する医院」 「━所」 →病院 関連語 大分類‖体の状態‖からだのじょうたい 中分類‖治る‖なおる

み・せる【見せる】🔗🔉

み・せる【見せる】 動下一 人に示してある物が見えるようにする。また、ある物を見るようにさせる。見させる。 「係官に身分証明書を━」 「友人にノートを━」 「腕をまくって傷痕きずあとを━」 「敵に後ろを━・せて逃げる」 「〔店員に〕そこの時計を━・せて(=手近で見られるようにして)ください」 「子供にサーカスを━」 「いやがる証拠写真を━」 特定の動作や演技などを作りなしてそれを示す。やって見せる。披露ひろうする。 「選手たちが堂々の行進を━」 「ベテラン俳優が迫真の演技を━」 「泳法の手本を━」 「名人芸を━」 言語・行動・態度・表情などを通して内在的なものを外に表し示す。 「会社側は被害者に十分の誠意を━・せた」 「冷たいそぶりを━」 「驚きの様子を━」 「横綱の意地を━」 「相手に弱みを━」 「音楽に才能を━」 「手の内を━」 「お恥ずかしい姿をお━・せしました」 そのものがそうでないものに見えるようにする。 「紙を散らして降雪に━」 そのような性質をもったものに見えるようにする。 「優雅なことば遣いが彼女を上品に━・せている」 映画や芝居がよくできていて、人をして自然に見入るようにさせる。 「この芝居は最後まで面白く━」 「なかなか━映画だった」 美的な表記として「魅せる」と当てることもある。「今年は魅せる野球をめざします」 診察をしてもらう。また、専門的に鑑定や調査などをしてもらう。 「子供を医者に━」 「掛け軸を鑑定士に━」 「しかるべき人に━・せれば故障の原因もはっきりしよう」 診察の場合は、「診せる」とも。 《「…に姿を━」「…に顔を━」などの形で》自分の姿が人の目に入るようにする意で、…に姿[顔]を現す。 「週に一度は同好会に顔を━」 「朝日が山の端に顔[姿]を━」 「富士山が雲間に姿を━」 物事に対してある姿勢や反応を表し示す。 「演劇に興味を━」 「仕事に熱意を━」 「法案の成立に積極的姿勢を━」 物事がその状態や推移・変化などを現し示す。 「町並みが落ち着いたたたずまいを━」 「景気が回復の兆しを━」 「台風が衰えを━」 「政局が意外な展開を━」 「理論がほころびを━」 ◆謙譲表現に「ご覧に入れる」「お目にかける」「(御)高覧[尊覧・貴覧]に供きょうする」、謙けんそんした言い方に「笑覧に供する」などがある。 補動《動詞の連用形+「て[で]」に付いて》 人に見えるように実際にその行為をする。 「うなずいて━」 「ほほえんで━」 話し手の強い意志(=決意)を表す。 「何としても彼に勝って━ぞ」 「パソコンは夏休み中にマスターして━」 み・す(下二)

みる【見る(観る・覧る・視る・看る・診る)】🔗🔉

みる【見る(観る・覧る・視る・看る・診る)】 動上一 目の働きによって物の存在や動きをとらえる。 「窓外の景色を━」 「前を━」 「赤ん坊をていると心がなごむ」 「見れば━ほどそっくりだ」 「それたことか」 絵図・写真や文字列などに目を通して、その内容をつかむ。また、答案や校正刷りなどを読んで適否を調べる。 「画集[地図]を━」 「回覧板をて情報を得る」 「朝刊はもうましたか」 「模試の答案は佐藤先生にもてもらう」 「初校は僕がた」 娯楽や学習などのために、観戦したり鑑賞したり見物したりする。 「相撲[映画]を━」 「テレビで国会中継を━」 「ピカソ展を━」 「日光は東照宮をてきた」 《「夢を━」などの形で》眠っている最中に脳内にあるイメージを作り出す。 「昨日は幼なじみの夢をた」 〜ヲに結果をとる言い方。「苦しむさまを夢に━」など、〜ヲに対象をとる言い方もできる。 舌や手などの感覚によって物事を知る。 「煮物の味を━」 「湯加減を━」 「車を走らせてエンジンの調子を━」 占いによって未来を予見する。また、表面的な現象から奥に隠された意味を読み取る。占う。 「タロットで運勢を━」 「風水によって家相を━」 「手相を━」 医者が診察する。また、医療上の検査をする。 「患者を診る」 「病状を診る」 「聴診器で胸を診る」 「脈を診る「診る」と書く。 引き受けて、独り立ちが困難な人の世話をする。また、監督する立場で手のかかる面倒な仕事を引き受ける。 「看護士がつきっきりで患者を━」 「子供の面倒を━」 「公認会計士に会社の経理をてもらう」 「役員として労務管理を━」 《「見ている」の形で》異常が起こらないよう注意して見守る。 「この荷物ちょっとて(い)てください」 周りの状況や相手の反応などを注意深くうかがう。 「状況をて判断する」 「相手の反応を━」 「上司の顔色を━」 《「〜と━」の形で文を、「AをB(だ)と━」の形でBに述語を、「AをB━」の形で、Bに判断の内容を表す形容詞連用形「〜く」などを受けて》周りの状況にてらしてある判断を下す。 「社長は今が規模拡張のチャンスだとている」 「私は撤退を勇気ある決断と━」 「相手を甘くてはいけない」 人柄・能力のよしあしやものの価値をきちんと判断する。見定める。見極める。 「人を━目がない」 「美術品を━確かな目を持っている」 「人をて法を説け」 《「…目を見る」の形で、形容(動)詞連体形を受けて》ある(好ましくない)ことを体験する。…の思いを味わう。…の目に遭う。 「敗北の憂き目を━」 「痛い目を━」 「ばか(な目)を━」 「一人だけいい目を━」 〔文〕ある現象の成立を観察報告する側から客観的にいう。〜が見られる。〜がある。 「壁の一部に損傷を━も危険はない」 「夜半に心機能低下を━が翌朝には回復す」 一般に主語(=報告主)は表面に現れない。 〔文〕決定的な物事の成立を観察報告する側から重々しくいう。〜が成立する。 「大作はその一年後に完成をた」 「問題は未来永劫えいごうに解決をまい(=解決すまい)」 《「余裕を見る」の形で、上に時間を表す語を伴って》予定を立てるときに時間的ゆとりを計算に入れる。 「締切日は一週間の余裕をて設定した」 《「から見て」「から見ると」「から見たら」「から見れば」の形で、助詞的に》話し手が評価を下す場合の視点を表す。からすると。からいうと。 「実績からて、優勝は間違いない」 「実用の点から━と、非常に使いにくい」 「君からたら簡単だろう」 比較の気持ちが添えられることもある。「国家予算から見ればわずかな金額だ」 補動《動詞の連用形+「て[で]」に付いて》 試しに…する意を表す。 「一口だけ食べてよう」 「天ぷらにしててはどうだろう」 《「…てみると」「…てみれば」「…てみたら」の形で、接続助詞的に》次のことが実現・成立するための条件(確定条件)を表す。 「歩いて━と一時間もかかった」 「考えてみれば自分の方が悪かった」 「一夜明けてたら何もなかったかのようだ」 《「…にしてみると」「…にしてみれば」「…にしてみても」などの形で》…の立場に立って(身になって)考えるとの意を表す。…としては。…にしては。 「彼らにしてみれば、実に迷惑なことだろう」 「親御さんにしてても、さぞやおつらいことでしょう」 ◆「診」は診察する意で使う。「観」は観察・観光のほか、占う、(遠くから)見物する意で、「昆虫の生態を観る・手相を観る・野球[映画]を観る・名所旧跡を観る」などと、「視」は正視・監視などの意で「視れば視るほど美しい・対象を客観的に視る・被災地を視る」などと、「看」は世話をする意で「病人[赤ん坊]を看る」などと、「覧」はひととおり目を通す意で「新聞[回状]を覧る」などと使うが、今は一般に「見」でまかなう。は一般にかな書き。 可能形は「見られる」。「見れる」はら抜き言葉。 みる(上一) 関連語 大分類‖見る‖みる 中分類‖見る‖みる

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