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【約】🔗🔉

【約】 9画 糸部 [四年] 区点=4483 16進=4C73 シフトJIS=96F1 《常用音訓》ヤク 《音読み》 ヤク/ヨウ(エウ)〈yo・yu〉 《訓読み》 つづめる(つづむ)/つづまる/つづましい(つづまし)/つづまやか(つづまやかなり)/あらまし 《名付け》 なり 《意味》 ヤクス{動}一点にむけて引きしめる。小さく細くつづめる。しめくくる。〈対語〉→放→散。〈類義語〉→束(たばねてしめる)。「約髪=髪ヲ約ス」「約之以礼=コレヲ約スルニ礼ヲモッテス」〔→論語ヤクス{動}つづめる(ツヅム)。つづまる。細く小さくしめてまとめる。簡略にする。〈類義語〉→要。「要約」 ヤクス{動・名}ひもや帯を引きしめて結びめをつくり、それを見てきめた事を思い出す目じるしとする。また、その目じるし。とりきめ。「約束(結びめの目じるし。転じて、とりきめ)」「予約」「背約=約ニ背ク」「与父老約=父老ト約ス」〔→漢書ヤクス{動・形・名}つづましい(ツヅマシ)。つづまやか(ツヅマヤカナリ)。つましく引きしめる。しまりや。つめた生活。〈対語〉→放→漫。「節約」「倹約」「不仁者不可以久処約=不仁者ハモッテ久シク約ニ処ルベカラズ」〔→論語{副}あらまし。つづめていうと。おおむね。〈類義語〉→略(ほぼ)。「約百人」「大約」 ヤクス{動・名}二つ以上の数を共通に割る。また、「約分」の略。「最大公約数」 《解字》 会意。勺シャクは、一部を高くくみあげるさまで、杓シャク(ひしゃく)や酌(くみあげる)の原字。約は「糸+勺(目だつようとりあげる)」で、ひもを引きしめて結び、目だつようにした目じるし。 《単語家族》 要(引きしめる)腰(細く引きしめたこし)などと同系。 《類義》 →稍 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 3365 での単語。