複数辞典一括検索+

【狼疾】🔗🔉

【狼疾】 ロウシツ ものが乱れているさま。また、心の乱れた形容。▽疾は藉の誤りともいう。また一説には、おおかみはよくうしろをふりかえるものであるが、病気にかかると、それができなくなる意から、人が自分を反省することができないことにたとえる。「養其一指而失其肩背而不知也、則為狼疾人也=ソノ一指ヲ養ヒシカモソノ肩背ヲ失ヒテ知ラザレバ、スナハチ狼疾ノ人ト為サン」〔→孟子

【狼狽】🔗🔉

【狼狽】 ロウバイ =狼貝。うろたえあわてること。▽おおかみがうろたえて、足をはねる姿から。「聊城千里外、狼狽何所託=聊城千里ノ外、狼狽ナンノ託スルトコロ」〔→元好問両者がぐるになって悪事をすること。

【狼貪】🔗🔉

【狼貪】 ロウタン おおかみのようにむさぼる。

【狼藉】🔗🔉

【狼藉】 ロウゼキ =狼籍。〈故事〉物が散乱したさま。▽おおかみが寝るとき、下草をふみ荒らすことから。「杯盤狼藉」〔→史記〕「移時施朱鉛、狼藉画眉濶=時ヲ移シテ朱鉛ヲ施セバ、狼藉トシテ画眉濶シ」〔→杜甫〔国〕乱暴なこと。無法なこと。

【狼顧】🔗🔉

【狼顧】 ロウコ 人が恐れてふり返り見ることのたとえ。▽おおかみはおくびょうで、常に後ろをふり返り見ることから。「農夫掉臂免狼顧=農夫ハ臂ヲ掉ツテ狼顧スルヲ免ル」〔→蘇軾おおかみのように、身を動かさないで後方をふり返り見ることができる首。▽人相についてのことば。

【猗】🔗🔉

【猗】 11画 犬部  区点=6440 16進=6048 シフトJIS=E0C6 《音読み》 〈y〉/〉 《訓読み》 あ/ああ/うるわしい(うるはし)/しごく/よる 《意味》 {感}あ。ああ。感心して発する声。 イナリ{動・形}うるわしい(ウルハシ)。なよなよとしなだれかかるさま。長く伸びているさま。 「猗猗イイ」とは、しだれて茂るさま。横にはびこるさま。「蘭之猗猗、揚揚其香=蘭ノ猗猗タル、揚揚タリソノ香」〔→韓愈イス{動}しごく。しごいて取る。「猗彼女桑=彼ノ女桑ヲ猗ス」〔→詩経{動}よる。よりかかる。〈同義語〉→倚。「猗重較兮=重較ニ猗ル」〔→詩経「猗儺アダ」とは、なよやかなさま。〈同義語〉婀娜。「猗儺其枝=猗儺タルソノ枝」〔→詩経〕 《解字》 形声。「犬+音符奇」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

漢字源 ページ 2825