複数辞典一括検索+

【逐客】🔗🔉

【逐客】 チッカク カクヲオウ他国から遊説に来た者をおいはらう。▽秦シンの始皇帝が「逐客令」を出した。〔→史記朝廷から追放された臣。他国からおわれて来て、客分として仕えていた臣。「江南瘴癘地、逐客無消息=江南ハ瘴癘ノ地、逐客消息無シ」〔→杜甫

【逐逐】🔗🔉

【逐逐】 チクチク どこまでも物を追求するさま。▽一説に、誠実なさま。また、煩わしいさま。「虎視眈眈、其欲逐逐=虎視眈眈タリ、ソノ欲逐逐タリ」〔→易経二頭の馬が、後になり先になって走るさま。テキテキ にげ足のはやいさま。▽逖逖テキテキに当てた用法。

【逐捕】🔗🔉

【逐捕】 チクホ あとをおいかけてとらえる。『逐得チクトク』

【逐涼】🔗🔉

【逐涼】 チクリョウ 涼を追う。すずむこと。

【逐鹿】🔗🔉

【逐鹿】 チクロク・シカヲオウ〈故事〉にげる鹿をおう。天下の政権をあらそう。▽「史記」淮陰侯伝の「秦失其鹿、天下共逐之=秦ハソノ鹿ヲ失ヒ、天下共ニコレヲ逐フ」から。「中原逐鹿」転じて、地位を争う。

【逐勝】🔗🔉

【逐勝】 チクショウ 勝利に乗じて進む。〔→史記

【逐電】🔗🔉

【逐電】 チクデン いなずまを追いかける。▽非常に速度のはやいことにたとえる。チクテン〔国〕人が逃亡して行方をわからなくすること。出奔。

【通】🔗🔉

【通】 10画 部 [二年] 区点=3644 16進=444C シフトJIS=92CA 《常用音訓》ツ/ツウ/かよ…う/とお…す/とお…る 《音読み》 ツウ/ツ/トウ〈tng・tng〉 《訓読み》 とおる(とほる)/とおす(とほす)/かよう(かよふ)/つう/とおり(とほり)/かよい(かよひ) 《名付け》 とお・とおり・とおる・なお・ひらく・みち・みつ・ゆき 《意味》 ツウズ{動}とおる(トホル)。とおす(トホス)。つきぬける。つらぬきとおす。「貫通」「通暢ツウチョウ(さわりなくつきぬける)」「通江淮=江淮ヲ通ス」〔→左伝ツウズ{動}さわりなくいききさせる。「通商=商ヲ通ズ」「通其財利=ソノ財利ヲ通ズ」〔→周礼ツウズ{動・形}すらすらと事がはこぶ。また、さわりなく出世する。つかえることがないさま。〈対語〉→窮キュウ。「亨通コウツウ(運がよい)」「窮則通=窮スレバスナハチ通ズ」 ツウズ{動・形}みんなに知らせる。また、すべてを知っている。「通報」「通才(物知り)」「通乎学=学ニ通ズ」 ツウズ{動}かよう(カヨフ)。いききする。男女がまじわる。「私通」「内通」 {形}とおりがよい。全部をつらぬいているさま。「共通」「通用」「通計」 「一通」とは、ひととおり。〈類義語〉一遍。 〔俗〕「通共トンクン」とは、みんなで、全部をとおして、の意をあらわすことば。 〔国〕つう。すみずみまでよく知っている人。「通人」「芸能通」「通じ」とは、便通のこと。とおり(トホリ)。まっすぐとおった道。「大通り」かよう(カヨフ)。一定の所にしげしげといく。「塾ジュクに通う」かよい(カヨヒ)。しげしげといって、金品の受け渡しの覚えをしるす帳面。「通帳ツウチョウ・カヨイチョウ」(6)手紙を数えることば。 《解字》 会意兼形声。用ヨウは「卜(棒)+長方形の板」の会意文字で、棒を板にとおしたことを示す。それに人を加えた甬ヨウの字は、人が足でとんと地板をふみとおすこと。通は「(足の動作)+音符甬」で、途中でつかえてとまらず、とんとつきとおること。→用 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要書物

漢字源 ページ 4424