【彫肝】 チョウカン・キモニキザム ＝雕肝。きもにきざみつける。よくおぼえていて忘れないようにすること。〈類義語〉銘肝メイカン・キモニメイズ。

【懲勧】 チョウカン 悪を懲らしめて、善を勧めること。「懲悪而勧善＝悪ヲ懲ラシテ善ヲ勧ム」〔→左伝〕

【朝冠】 チョウカン 朝廷に参内サンダイするときにかぶる、公式の冠。〔→孟子〕

【釣竿】 チョウカン 魚をつるための細い竹ざお。つりざお。

【長干行】 チョウカンコウ 楽府ガフの名。男女の情をのべる内容のものが多い。▽「長干」は、昔の金陵（今の南京ナンキン市）の町の名。「行」は、うた。

【長河】 チョウカ 長い川。天の川のこと。『長漢チョウカン』〈類義語〉天河・天漢。「長河漸落暁星沈＝長河漸ク落チ暁星沈ム」〔→李商隠〕

【長官】 チョウカン その官庁の最高の地位。また、その地位にいる人。「東州長官清、白直下村稀＝東州ノ長官ハ清クシテ、白直ノ村ニ下ルコト稀ナリ」〔→元好問〕役人を尊敬していうことば。カミ〔国〕四等官の第一位。役所によって当てる字が異なる。四等官で、勘解由使カゲユシの第一位。

【長閑】 チョウカン ＝長間。長い間ひまがあること。ノドカ〔国〕心が落ち着いてゆったりしていること。天気がよくて穏やかなさま。

【雕悍】 チョウカン わしのように荒々しい。〔→史記〕 〈注〉その他の熟語は→【彫】を見よ。

【鳥瞰】 チョウカン 上空から地上のけしきをながめること。「鳥瞰図」