【怯】 8画　部　 区点=2217　16進=3631　シフトJIS=8BAF 《音読み》　キョウ（ケフ）／コウ（コフ）〈qi〉 《訓読み》　おそれる（おそる）／おじける（おぢく）／おびえる（おびゆ） 《意味》 ｛動｝おそれる（オソル）。おじける（オヂク）。おびえる（オビユ）。心がしりごみする。おじおじして進めない。ひるむ。「怯弱キョウジャク」「卑怯ヒキョウ」「勇士不怯死而滅名＝勇士死ヲ怯レテ名ヲ滅ボサズ」〔→史記〕 ｛形｝おくびょうなさま。「怯夫キョウフ」 ｛名｝弱虫。また、ひきょう者。〈対語〉→勇・→剛。「鮑叔不以我為怯＝鮑叔、我ヲモッテ怯ト為サズ」〔→史記〕 《解字》 会意。去の原字は、凵印で、くぼんだ器にふたをかぶせた姿を描いた象形文字。うしろにくぼんだり、退いたりする意を含む。怯は「心＋去（しりぞく）」で、しりごみする気持ちのこと。→去 《類義》 →恐 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【怯夫】 キョウフ おくびょうな男。

【怯惰】 キョウダ おくびょうで、なまけ者である。

【怯懦】 キョウダ おくびょうで、いくじがない。『怯弱キョウジャク』

【怯懾】 キョウショウ おじけおそれる。