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広辞苑の検索結果 (14)

こと‐さえく【言さへく】‥サヘク🔗🔉

こと‐さえく言さへく‥サヘク 〔枕〕 (サエクは囀る意、外国人のことばの聞き分けにくい意から)「から(韓)」「くだら(百済)」にかかる。「ことさやぐ」とも。万葉集2「―韓からの崎なる海石いくりにそ」「―百済の原ゆ」

こと‐さか【事解・事離・言離】🔗🔉

こと‐さか事解・事離・言離】 ①絶縁。離縁。孝徳紀「妻の為に嫌はれ離たれし者…強あながちに―の婢めのこやつことす」 ②一言で解決すること。古事記「われは悪事まがことも一言、善事よごとも一言、―の神」

こと‐さかい【異境】‥サカヒ🔗🔉

こと‐さかい異境‥サカヒ 他国。他郷。

こと‐さき【琴軋】🔗🔉

こと‐さき琴軋】 和琴わごんを弾くための、牛の角でつくった義甲ぎこう

こと‐さき‐く【事幸く・言幸く】🔗🔉

こと‐さき‐く事幸く・言幸く】 〔副〕 仕合せよく。平安に。一説に、言葉の霊力によって無事に。万葉集13「―真福まさきくませと」

こと‐さけ‐ば【こと放けば】🔗🔉

こと‐さけ‐ばこと放けば】 おなじ離すなら。おなじ遠ざけるなら。万葉集7「―沖ゆ放けなむ湊より辺つかふ時に放くべきものか」→こと(副詞)

ことさけ‐を【琴酒を】🔗🔉

ことさけ‐を琴酒を】 〔枕〕 (琴は押し、酒は垂るからとも、琴は仮り字または誤字で、酒の醸造に関することからともいうが未詳)「押垂小野おしたりおの」にかかる。万葉集16「―押垂小野ゆ出づる水」

こと‐さと【異里】🔗🔉

こと‐さと異里】 異なる里。別の里。他郷。

こと‐さ・む【事醒む】🔗🔉

こと‐さ・む事醒む】 〔自下二〕 興がさめる。徒然草「酒宴―・めて」

こと‐さやぐ【言さやぐ】🔗🔉

こと‐さやぐ言さやぐ】 〔枕〕 (コトサエクの転)「唐から」にかかる。謡曲、白楽天「むつかしや―唐人なれば」

こと‐さら【殊更】🔗🔉

こと‐さら殊更】 [一]〔名〕 ①わざわざすること。あらためてすること。源氏物語少女「許すとも、―なるやうにもてなしてこそあらめ」 ②特にいちじるしいこと。特別であること。今昔物語集27「木幡の殿は―の事ありて、昨日立たせ給ひにき」 [二]〔副〕 ①わざわざ。わざと。故意に。「―意地悪をする」 ②とりわけ。別して。「今日は―上機嫌で」「―問題にするほどの事ではない」 ⇒ことさら・ぶ【殊更ぶ】 ⇒ことさら‐め・く【殊更めく】

ことさら・ぶ【殊更ぶ】🔗🔉

ことさら・ぶ殊更ぶ】 〔自上二〕 改まってする様子である。わざとらしい様子である。源氏物語帚木「さすがに忍びて笑ひなどするけはひ―・びたり」 ⇒こと‐さら【殊更】

ことさら‐め・く【殊更めく】🔗🔉

ことさら‐め・く殊更めく】 〔自五〕 ことさららしく見える。わざとらしく思われる。源氏物語夕顔「このましう―・きたる」 ⇒こと‐さら【殊更】

こと‐さ・る【事去る】🔗🔉

こと‐さ・る事去る】 〔自四〕 物事が過ぎ去る。物事が過去のこととなる。徒然草「時うつり―・り」

大辞林の検索結果 (10)

こと-さえく【言喧く】🔗🔉

こと-さえく ―サヘク 【言喧く】 (枕詞) 言葉の分かりにくいことから,外国である「韓(カラ)」「百済(クダラ)」などを含む地名「百済の原」「韓の崎」などにかかる。「―辛(カラ)の崎なるいくりにそ/万葉 135」「―百済の原ゆ/万葉 199」

こと-さき【琴軋】🔗🔉

こと-さき [0] 【琴軋】 和琴(ワゴン)の撥(バチ)。

こと-さきく【事幸く】🔗🔉

こと-さきく 【事幸く】 (副) 平安に。幸福に。無事で。「―ま幸(サキ)くませと/万葉 3253」 〔「言(コト)幸く」で,言霊(コトダマ)の力によって平安にの意とする説もある。あるいは「殊(コト)幸く」で,格別平安にの意か〕

ことさけ-を【琴酒を】🔗🔉

ことさけ-を 【琴酒を】 (枕詞) 「押垂(オシタ)れ小野」にかかる。語義・かかり方未詳。「―押垂小野ゆ出づる水/万葉 3875」

こと-さ・む【事醒む】🔗🔉

こと-さ・む 【事醒む】 (動マ下二) 興ざめする。興をそがれる。「興宴の座も―・めてしめりかへりければ/著聞 11」

こと-さやぐ【言騒ぐ】🔗🔉

こと-さやぐ 【言騒ぐ】 (枕詞) 〔「ことさえく」の転〕 「唐(カラ)」にかかる。「―唐人(カラビト)なればお言葉をも/謡曲・白楽天」

こと-さら【殊更・故】🔗🔉

こと-さら [0] 【殊更・故】 ■一■ (副) (1)故意に。わざと。わざわざ。「―つらくあたる」 (2)とりたてて。とりわけ。特に。格別。「―難しそうな問題を選ぶ」 ■二■ (形動)[文]ナリ (1)故意にそうするさま。わざわざそうするさま。「―に明るく振る舞う」「―な準備は不要だ」 (2)特別であるさま。「仏,神力を以て―に棺の蓋を自然(オノズカラ)に開かしめて/今昔 3」

ことさら・ぶ【殊更ぶ】🔗🔉

ことさら・ぶ 【殊更ぶ】 (動バ上二) わざとらしい。ことさらめく。多くは悪い意味で使う。「今は思ふにはいと軽がるしく―・びたる事なり/源氏(帚木)」

ことさら-め・く【殊更めく】🔗🔉

ことさら-め・く [5] 【殊更めく】 (動カ五[四]) わざとらしく思われる。大げさに見える。「―・いてかえっておかしい」

ことさら【殊更(に)】(和英)🔗🔉

ことさら【殊更(に)】 especially (特に);→英和 [故意に]on purpose;deliberately.→英和

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