複数辞典一括検索+![]()
![]()
広辞苑の検索結果 (19)
かばい【庇い】カバヒ🔗⭐🔉
かばい‐ぐち【庇い口】カバヒ‥🔗⭐🔉
かばい‐ぐち【庇い口】カバヒ‥
人をかばうような口ぶり。
⇒かばい【庇い】
かばい‐だて【庇い立て】カバヒ‥🔗⭐🔉
かばい‐だて【庇い立て】カバヒ‥
何かにつけてかばうこと。ひいき。泉鏡花、夜叉ヶ池「尾のない猿ども、誰が―いたしませう」
⇒かばい【庇い】
かばい‐て【庇い手】カバヒ‥🔗⭐🔉
かばい‐て【庇い手】カバヒ‥
①かばう人。守ってやる人。
②相撲で、重なって倒れる時、相手をかばって上の者が先に手をつくこと。負けにはならない。
⇒かばい【庇い】
かば・う【庇う】カバフ🔗⭐🔉
かば・う【庇う】カバフ
〔他五〕
①他から害を受けないように、いたわり守る。庇護する。平家物語8「誰を―・はんとて軍いくさをばし給ふぞ」。「弟を―・う」「傷を―・う」
②大事にしてしまっておく。浄瑠璃、大磯虎稚物語「ただ一つある装束とて、―・うて常に着給はぬか」
たば・う【庇ふ・貯ふ・惜ふ】タバフ🔗⭐🔉
たば・う【庇ふ・貯ふ・惜ふ】タバフ
〔他四〕
①惜しむ。大切に守る。〈類聚名義抄〉。源平盛衰記20「与一殿討れ給ひぬと聞きて後は、誰ゆゑ身をば―・ふべき」
②大切にしまっておく。たくわえる。風姿花伝「手を―・ひて少な少なと能をすれば」。〈文明本節用集〉
ひ‐いん【庇蔭】🔗⭐🔉
ひ‐いん【庇蔭】
①ひさしのかげ。
②かばうこと。おおい助けること。おかげ。
ひ‐けい【庇恵】🔗⭐🔉
ひ‐けい【庇恵】
おかげ。庇護。恩恵。
ひ‐ご【庇護】🔗⭐🔉
ひ‐ご【庇護】
かばいまもること。「両親の―のもとに」
ひご‐けん【庇護権】🔗⭐🔉
ひご‐けん【庇護権】
外国からの犯罪人や政治的に迫害を受けた者を国家が庇護する権利。庇護には領域的庇護と外交的庇護とがあり、前者については犯罪人引渡条約がないかぎり、一般に庇護権が認められるが、大使館などが犯罪人をかくまったりする後者については、特別な条約がないかぎり認められない。
ひさし【廂・庇】🔗⭐🔉
ひさし【廂・庇】
(日差しの意)
①〔建〕
㋐寝殿造で、母屋もやの四周にめぐらした下屋げやの部分。そこにある室を廂の間まとも呼ぶ。その外に簀子すのこ縁がある。源氏物語桐壺「おはします殿の東の―」
㋑本屋から外側に差し出した片流れの小屋根。窓・縁側・出入口などの上に設けて日や雨を防ぐもの。源氏物語宿木「―の御車にて」
②軍帽・学生帽・鳥打帽などの、額の上に差し出た部分。つば。
③庇髪の略。
⇒ひさし‐がみ【庇髪】
⇒ひさし‐の‐くるま【庇の車】
⇒ひさし‐の‐ごしょ【廂の御所】
⇒ひさし‐の‐だいきょう【庇の大饗】
⇒ひさし‐の‐ま【廂の間】
⇒ひさし‐ばん【廂番】
⇒庇を貸して母屋を取られる
ひさし‐がみ【庇髪】🔗⭐🔉
ひさし‐がみ【庇髪】
①束髪の一種。前髪と鬢びんとを特に前方に突き出して結うもの。女優川上貞奴さだやっこが西洋風を模して始めたといわれ、明治30年代中頃から女学生間に盛行した。田山花袋、少女病「ふと栗梅の縮緬ちりめんの羽織をぞろりと着た恰好の好い―の女の後姿を見た」
庇髪
②転じて、明治後期から大正初年にかけての女学生の異称。
⇒ひさし【廂・庇】
②転じて、明治後期から大正初年にかけての女学生の異称。
⇒ひさし【廂・庇】
ひさし‐の‐くるま【庇の車】🔗⭐🔉
ひさし‐の‐くるま【庇の車】
網代庇あじろびさしの車。
⇒ひさし【廂・庇】
ひさし‐の‐だいきょう【庇の大饗】‥キヤウ🔗⭐🔉
ひさし‐の‐だいきょう【庇の大饗】‥キヤウ
平安時代、初任の大臣が寝殿の廂の間で行なった大饗。↔母屋もやの大饗。
⇒ひさし【廂・庇】
○庇を貸して母屋を取られるひさしをかしておもやをとられる🔗⭐🔉
○庇を貸して母屋を取られるひさしをかしておもやをとられる
①自分の所有物の一部を貸したがために、ついにその全部を奪われる。
②保護してやった相手から、恩を仇で返される。
⇒ひさし【廂・庇】
ひ‐さつ【飛札】
飛脚に持たせてやる急ぎの手紙。急用の手紙。甲陽軍鑑10「甲府へ―を以て仰せらるる其の趣は」
ひざ‐つき【膝付き】
膝のさま。膝のかっこう。
ひざ‐つき【膝突・膝衝】
①座具の一つ。宮中で祭祀などの公事に際し、地にひざまずく時に地上に敷いた布または薦こもの敷物。長さ2尺5寸、幅1尺ほど。現在神事などには畳表を二つ折りにしたものを用いる。
②遊芸の師匠に入門するときの礼物。
ひざづめ‐だんぱん【膝詰め談判】
相手に対して膝をつめよせて強圧的に談判すること。
ひ‐ほう【庇保】🔗⭐🔉
ひ‐ほう【庇保】
(主として明治期に用いた語)かばうこと。庇護。
ひ‐めん【庇面】🔗⭐🔉
ひ‐めん【庇面】
3本の結晶軸のうちの2本に交わり、他の1本に平行な面。
ひやし‐の‐こ【庇間の子】🔗⭐🔉
ひやし‐の‐こ【庇間の子】
(ヒヤシはヒアハヒの訛。そこが私通の場所に選ばれるからいう)私生児。
[漢]庇🔗⭐🔉
庇 字形
〔广部4画/7画/4063・485F〕
〔音〕ヒ(呉)(漢)
〔訓〕ひさし・かばう
[意味]
①軒に張り出した、雨や日光を防ぐための小屋根。ひさし。「雪庇」
②かばう。おおいまもる。おかげ。「庇護・高庇」
〔广部4画/7画/4063・485F〕
〔音〕ヒ(呉)(漢)
〔訓〕ひさし・かばう
[意味]
①軒に張り出した、雨や日光を防ぐための小屋根。ひさし。「雪庇」
②かばう。おおいまもる。おかげ。「庇護・高庇」
大辞林の検索結果 (21)
かばい【庇い】🔗⭐🔉
かばい カバヒ [2] 【庇い】
かばうこと。
かばい-だて【庇い立て】🔗⭐🔉
かばい-だて カバヒ― [0] 【庇い立て】 (名)スル
何かとかばうこと。「無用な―」
かばい-て【庇い手】🔗⭐🔉
かばい-て カバヒ― [2][0] 【庇い手】
(1)相撲で,重なりあって倒れる時,上になった者がすでに体(タイ)のない相手をかばうために先に手をつくこと。負けにならない。
(2)かばってくれる人。「―がいない」
かば・う【庇う】🔗⭐🔉
かば・う カバフ [2] 【庇う】 (動ワ五[ハ四])
(1)他からの危険や非難などが及ばないように守る。「部下を―・う」「傷を―・う」「君を―・ひ参らせんとて,現在の主を打ち奉るぞ/義経記 7」
(2)大事にしまっておく。「大根ヲ土ニ―・ッテオク/ヘボン」
[可能] かばえる
たば・う【貯ふ・庇ふ】🔗⭐🔉
たば・う タバフ 【貯ふ・庇ふ】 (動ハ四)
(1)大切にしまっておく。たくわえる。「君がため―・へる米は/仮名草子・仁勢物語」
(2)他から守る。かばう。「身を―ひ,命を全くして心をとげたまふべし/曾我 5」
ひ-いん【庇蔭】🔗⭐🔉
ひ-いん [0] 【庇蔭】 (名)スル
(1)ひさしのかげ。
(2)かばうこと。助けまもること。「物を見て故(コト)さらに―するが如きは/福翁百話(諭吉)」
ひ-けい【庇恵】🔗⭐🔉
ひ-けい [0] 【庇恵】
おかげ。恩恵。「貴殿の御―にて勅勘をゆるさるるも/浄瑠璃・反魂香」
ひ-ご【庇護】🔗⭐🔉
ひ-ご [1] 【庇護】 (名)スル
弱い立場のものをかばって守ること。「不幸な子供達を―する」「親の―の下に育つ」
ひご-けん【庇護権】🔗⭐🔉
ひご-けん [2] 【庇護権】
国家が自国の領土内,あるいは外国にある大公使館に逃れてきた者を保護し,その引き渡しの請求を拒絶できる国際法上の権利。
ひ-さし【庇・廂】🔗⭐🔉
ひ-さし [0] 【庇・廂】
(1)建物の外壁から差し出した,日光・雨などを防ぐための小さな片流れの屋根。のき。
(2)寝殿造りなどで,母屋(モヤ)の外側に付加された細長い下屋(ゲヤ)部分。その外に簀(ス)の子縁を設ける。広縁。ひさしのま。のき。
(3)帽子の,額の上に突き出た部分。つば。
(4)「庇髪」の略。
ひさし=を貸して母屋(オモヤ)を取られる🔗⭐🔉
――を貸して母屋(オモヤ)を取られる
(1)一部を貸したために,やがて全部を,あるいは重要な部分を奪われる。
(2)やさしくしてやった者から恩を仇で返される。
ひさし-がみ【庇髪】🔗⭐🔉
ひさし-がみ [0] 【庇髪】
(1)束髪で前髪や鬢(ビン)を平均してふくらませ,特に前髪を前に突き出して結う結い方。明治末頃,女優川上貞奴(サダヤツコ)が結い始め,女学生の間に流行。
(2)〔(1)より転じて〕
明治から大正にかけて,女学生の異名。
庇髪(1)
[図]
[図]
ひさし-の-くるま【庇の車】🔗⭐🔉
ひさし-の-くるま 【庇の車】
「網代庇(アジロビサシ)の車」に同じ。
ひさし-の-だいきょう【庇の大饗】🔗⭐🔉
ひさし-の-だいきょう ―ダイキヤウ 【庇の大饗】
(通常の年に行われる「母屋(モヤ)の大饗」に対して)平安時代,大臣就任のとき,寝殿の庇の間で行われた大饗宴。
ひさし-の-ま【庇の間・廂の間】🔗⭐🔉
ひさし-の-ま 【庇の間・廂の間】
「庇{(2)}」に同じ。
ひ-ほ【庇保】🔗⭐🔉
ひ-ほ [1] 【庇保】 (名)スル
〔「ひほう」とも〕
かばい守ること。庇護。「極力二人の此恋を―して/蒲団(花袋)」
ひ-めん【庇面】🔗⭐🔉
ひ-めん [1] 【庇面】
理想的な結晶形の中心を通る平面に対して鏡映の関係にある一対の面。
かばう【庇う】(和英)🔗⭐🔉
ひご【庇護】(和英)🔗⭐🔉
ひさし【庇】(和英)🔗⭐🔉
広辞苑+大辞林に「庇」で始まるの検索結果。