複数辞典一括検索+

広辞苑の検索結果 (45)

あらがい【争い・諍い・抗い】アラガヒ🔗🔉

あらがい争い・諍い・抗いアラガヒ あらがうこと。あらそい。喧嘩けんか。古今著聞集8「よも御―は候ふまじ」 ⇒争い木登り川渡り ○争い木登り川渡りあらがいきのぼりかわわたり 危険で避けるべき事柄の例として挙げたもの。狂言、鳴子遣子「―、是は人のせぬ物ぢや」 ⇒あらがい【争い・諍い・抗い】

あらが・う【争う・諍う・抗う】アラガフ🔗🔉

あらが・う争う・諍う・抗うアラガフ 〔自五〕 相手の言うことを否定する。あらそう。源氏物語夕霧「ことに―・はず」

こう【抗】カウ🔗🔉

こうカウ さからうこと。はりあうこと。はむかうこと。「―ヒスタミン剤」

こう‐ウイルス‐ざい【抗ウイルス剤】カウ‥🔗🔉

こう‐ウイルス‐ざい抗ウイルス剤カウ‥ ウイルスの増殖を特異的に抑制する薬物。レトロ‐ウイルスに対するアジトチミジンなど逆転写を阻害する物質や、ウイルスのプロテアーゼを阻害して感染力のあるウイルス粒子の生成を妨げる薬剤など。

こうか‐せき【抗火石】カウクワ‥🔗🔉

こうか‐せき抗火石カウクワ‥ 伊豆七島の新島に産出する流紋岩質の多孔質溶岩。淡灰色または淡紅色のガラス質の軽石。耐火性に富む。土木・建築用。

こう‐がん【抗顔】カウ‥🔗🔉

こう‐がん抗顔カウ‥ ①顔をあげて人に対すること。かおむけ。 ②人もなげにふるまうこと。傍若無人。

こうがん‐ざい【抗癌剤】カウ‥🔗🔉

こうがん‐ざい抗癌剤カウ‥ 悪性腫瘍の増殖を抑え、治癒に向かわせる薬剤。アルキル化剤・代謝拮抗剤・抗生物質・植物アルカロイド・ホルモンその他があり、作用機序としてはDNA損傷・DNA合成阻害・細胞分裂阻害・代謝拮抗・癌の栄養阻害・酵素作用・ホルモン的効果などがある。→制癌剤

こう‐ぎ【抗議】カウ‥🔗🔉

こう‐ぎ抗議カウ‥ 相手の発言・決定・行為などに対して反対の意見を申し立てること。「―を申し込む」「政府に―する」

こう‐きょ【抗拒】カウ‥🔗🔉

こう‐きょ抗拒カウ‥ 反抗してこばむこと。

こう‐ぎょうこ‐ざい【抗凝固剤】カウ‥🔗🔉

こう‐ぎょうこ‐ざい抗凝固剤カウ‥ 〔医〕血液の凝固を阻止するために用いられる薬剤。生体に投与して体内での血液凝固を防ぎ、血栓や塞栓を溶かすほか、体外にとり出した血液の凝固を防ぐために利用。ヘパリン・クエン酸ソーダ・蓚酸しゅうさんソーダなど。

こうきん‐スペクトル【抗菌スペクトル】カウ‥🔗🔉

こうきん‐スペクトル抗菌スペクトルカウ‥ 特定の化学療法剤や抗生物質がどの位の濃度で、どのような細菌の発育阻止に有効であるかを数表化または図表化したもの。その化合物に対する諸種の微生物の感受性を一覧することができる。 ⇒こう‐きん【抗菌】

こうきん‐せい【抗菌性】カウ‥🔗🔉

こうきん‐せい抗菌性カウ‥ ①抗生物質などの薬剤が細菌の発育を阻止する性質。 ②作物の品種や木材などが、菌類に対して示す抵抗性。 ⇒こう‐きん【抗菌】

こうきんせい‐ぶっしつ【抗菌性物質】カウ‥🔗🔉

こうきんせい‐ぶっしつ抗菌性物質カウ‥ (→)抗生物質に同じ。 ⇒こう‐きん【抗菌】

こう‐げき【抗撃】カウ‥🔗🔉

こう‐げき抗撃カウ‥ 防ぎ戦うこと。抵抗し、敵をせめること。

こう‐けっせい【抗血清】カウ‥🔗🔉

こう‐けっせい抗血清カウ‥ 抗原を動物に注射して得られる抗体を含む血清。実験または治療に用いる。

こう‐げん【抗言】カウ‥🔗🔉

こう‐げん抗言カウ‥ 相手にさからって言うこと。また、そのことば。

こう‐げん【抗原・抗元】カウ‥🔗🔉

こう‐げん抗原・抗元カウ‥ (antigen)生体内に入ると抗体を形成させ、体内または試験管内でその特定の抗体と特異的に反応する物質。細菌・毒素、異種蛋白など生体にとって異物的な高分子物質が抗原として作用する。アンチゲン。↔抗体。 ⇒こうげん‐けってい‐き【抗原決定基】 ⇒こうげん‐こうたい‐はんのう【抗原抗体反応】

こうげん‐けってい‐き【抗原決定基】カウ‥🔗🔉

こうげん‐けってい‐き抗原決定基カウ‥ 抗原となる物質がもつ、特定の部分構造。これが抗体を産生する細胞に識別され、抗原としての活性が決定される。抗体はこの部分に結合する。エピトープ。 ⇒こう‐げん【抗原・抗元】

こうげん‐こうたい‐はんのう【抗原抗体反応】カウ‥カウ‥オウ🔗🔉

こうげん‐こうたい‐はんのう抗原抗体反応カウ‥カウ‥オウ 抗原と、これに対応する抗体とが結合しておこる特異的反応。試験管内では凝集・沈降・溶血などの現象として肉眼的に観察され、また人や動物体内では、免疫めんえき・アナフィラキシー・アレルギーなどの原因となる。→抗体→免疫 ⇒こう‐げん【抗原・抗元】

こう‐こく【抗告】カウ‥🔗🔉

こう‐こく抗告カウ‥ ①下級裁判所の決定・命令に対して、当事者または第三者が上級裁判所に起こす不服申立て。 ②行政官庁の命令処分に対して、上級官庁に不服の申出をなすこと。 ⇒こうこく‐さいばんしょ【抗告裁判所】 ⇒こうこく‐しん【抗告審】 ⇒こうこく‐そしょう【抗告訴訟】

こうこく‐さいばんしょ【抗告裁判所】カウ‥🔗🔉

こうこく‐さいばんしょ抗告裁判所カウ‥ 抗告の当否を審理する裁判所。 ⇒こう‐こく【抗告】

こうこく‐しん【抗告審】カウ‥🔗🔉

こうこく‐しん抗告審カウ‥ 抗告裁判所の行う審理。 ⇒こう‐こく【抗告】

こうこく‐そしょう【抗告訴訟】カウ‥🔗🔉

こうこく‐そしょう抗告訴訟カウ‥ 行政庁の処分または裁決の取消しを求めるなど、行政庁の公権力の行使に関する不服の訴訟。 ⇒こう‐こく【抗告】

こうさん‐きん【抗酸菌】カウ‥🔗🔉

こうさん‐きん抗酸菌カウ‥ 菌体の表面に多量の脂質・蝋質を持ち染色されにくいが、いったん染色されると、酸・アルコール・煮沸などの強い脱色作用にも耐える細菌。結核菌・癩菌らいきんなど。

こう‐しん【抗心】カウ‥🔗🔉

こう‐しん抗心カウ‥ 抵抗しようとする心。

こう・する【抗する】カウ‥🔗🔉

こう・する抗するカウ‥ 〔自サ変〕[文]抗す(サ変) さからう。抵抗する。争う。「時の流れに―・する」

こうせい‐ぶっしつ【抗生物質】カウ‥🔗🔉

こうせい‐ぶっしつ抗生物質カウ‥ (antibiotics)かびや放線菌・細菌によって作られ、他の微生物を抑制し、または制癌作用を持つ物質。ペニシリンが1941年再発見されて以来、ストレプトマイシン・クロロマイセチン・テトラサイクリン・トリコマイシン等多数発見され、医薬以外にも農薬・食品保存薬などとして使用。

こう‐せん【抗戦】カウ‥🔗🔉

こう‐せん抗戦カウ‥ 抵抗してたたかうこと。「徹底―」

こう‐そう【抗争】カウサウ🔗🔉

こう‐そう抗争カウサウ さからいあらそうこと。はりあいあらそうこと。「大国間の―」

こうそ‐ぬへん【抗租奴変】カウ‥🔗🔉

こうそ‐ぬへん抗租奴変カウ‥ 中国で、佃戸でんこの地主に対する小作料闘争と奴隷の主家に対する反乱。

こう‐たい【抗体】カウ‥🔗🔉

こう‐たい抗体カウ‥ (antibody)生体が抗原の侵入に反応して体内に形成する物質。その特定の抗原と特異的に反応して凝集・沈降または抗原毒素を中和するなどの作用があり、生体にその抗原に対する免疫性や過敏性を与える。抗体として働くのは免疫グロブリンで、B細胞によって産生され、血清のガンマ‐グロブリン分画に含まれる。免疫体。↔抗原

こうちょう‐りょく【抗張力】カウチヤウ‥🔗🔉

こうちょう‐りょく抗張力カウチヤウ‥ 〔機〕(→)「引張り強さ」に同じ。

こう‐てい【抗抵】カウ‥🔗🔉

こう‐てい抗抵カウ‥ (明治期に用いた語)てむかうこと。抵抗。森鴎外、舞姫「おのれに敵するものには―すれども」

こう‐てき【抗敵】カウ‥🔗🔉

こう‐てき抗敵カウ‥ はむかうこと。手向かうこと。敵対。

こうどく‐そ【抗毒素】カウ‥🔗🔉

こうどく‐そ抗毒素カウ‥ (antitoxin)生体内に侵入した毒素と結合してこれを無毒にする作用のある抗体。免疫血清中に含まれる。→抗体

こう‐にち【抗日】カウ‥🔗🔉

こう‐にち抗日カウ‥ 日本の侵略に対する抵抗。特に中国国民の武力による抵抗運動をいう。日本が二十一カ条要求を提出した1915年頃から排日運動が起こったが、満州事変の発生により抗日が叫ばれ、日中戦争下の抗日民族統一戦線結成で頂点に達した。

こう‐ヒスタミン‐ざい【抗ヒスタミン剤】カウ‥🔗🔉

こう‐ヒスタミン‐ざい抗ヒスタミン剤カウ‥ アレルギー疾患や炎症の際に肥満細胞から遊離するヒスタミンの作用に拮抗する薬物。感冒の初期にも効果がある。

こう‐べん【抗弁】カウ‥🔗🔉

こう‐べん抗弁カウ‥ ①相手にさからって、自分の立場や考えを述べること。「懸命に―する」 ②民事訴訟上の防御の方法。原告の主張する事実の単なる否認ではなく、請求の棄却をもたらす別の新たな事実の主張。弁済・消滅時効など。→再抗弁⇒こうべん‐けん【抗弁権】

こうべん‐けん【抗弁権】カウ‥🔗🔉

こうべん‐けん抗弁権カウ‥ 請求権の行使に対抗してその作用を阻止しうる権利。 ⇒こう‐べん【抗弁】

こう‐めい【抗命】カウ‥🔗🔉

こう‐めい抗命カウ‥ 命令に服従しないこと。

こう‐りょく【抗力】カウ‥🔗🔉

こう‐りょく抗力カウ‥ 物体表面に働いて、その運動を妨げる力。運動に垂直な成分は垂直抗力、平行な成分は多くの場合摩擦力である。

こうれつ‐せい【抗裂性】カウ‥🔗🔉

こうれつ‐せい抗裂性カウ‥くさびの打込みに抵抗する木材の性質。

こう‐ろん【抗論】カウ‥🔗🔉

こう‐ろん抗論カウ‥ はりあって議論すること。

[漢]抗🔗🔉

 字形  筆順 〔手(扌)部4画/7画/常用/2519・3933〕 〔音〕コウ〈カウ〉(呉)(漢) 〔訓〕あらがう [意味] さからう。はむかう。まけずに張り合う。「流れに抗する」「抗争・抗議・反抗・対抗・抵抗・拮抗きっこう・抗生物質・抗癌こうがん剤」 [解字] 形声。「手」+音符「亢」(=直立する)。まっすぐ立って手向かう、また、高くもち上げる意。

大辞林の検索結果 (59)

あらが・う【抗う・争う・諍う】🔗🔉

あらが・う アラガフ [3] 【抗う・争う・諍う】 (動ワ五[ハ四]) (1)さからう。抵抗する。「権力に―・う」 (2)相手の言うことを否定して言い争う。「わがため面目あるやうに言はれぬるそらごとは,人いたく―・はず/徒然 73」 [可能] あらがえる

こう【抗】🔗🔉

こう カウ [1] 【抗】 名詞の上について,「…に抵抗する」「…をおさえる」などの意で複合語を作る。「―ヒスタミン剤」「―貧血作用」

こうウイルス-ざい【抗―剤】🔗🔉

こうウイルス-ざい カウ― [6] 【抗―剤】 体内に侵入したウイルスに働きかけて,その作用を弱めたり消滅させたりする薬剤。インターフェロン・免疫グロブリン製剤など。

こううつ-やく【抗鬱薬】🔗🔉

こううつ-やく カウ― [4] 【抗鬱薬】 向精神薬の一。また,鬱病の治療に用いられる薬剤の総称。鬱状態の除去,気分の高揚などが主な作用。

こうか-せき【抗火石】🔗🔉

こうか-せき カウクワ― [3] 【抗火石】 伊豆七島の新島に産する石材の名。流紋岩質の多孔質溶岩で,白色または淡紅色。きわめて軽く,加工が容易。建築材・耐火材・保温材に利用。

こうがん-ざい【抗癌剤】🔗🔉

こうがん-ざい カウガン― [3][0] 【抗癌剤】 制癌剤。

こう-ぎ【抗議】🔗🔉

こう-ぎ カウ― [1] 【抗議】 (名)スル 相手の行動や処置の仕方などに,反対の意見や苦情を述べること。また,その意見や苦情。「判定に―する」

こう-きょ【抗拒】🔗🔉

こう-きょ カウ― [1] 【抗拒】 (名)スル 抵抗し拒否すること。「改革に猶―する者多きに/明六雑誌 7」

こう-きん【抗菌】🔗🔉

こう-きん カウ― [0] 【抗菌】 細菌の増殖を抑えること。

こうきん-スペクトル【抗菌―】🔗🔉

こうきん-スペクトル カウ― [6] 【抗菌―】 抗生物質や化学療法剤が効力を及ぼす病原微生物の範囲とそれらの作用強度を表す語。作用スペクトル。

こうきん-せい【抗菌性】🔗🔉

こうきん-せい カウ― [0] 【抗菌性】 細菌,特に病原菌の増殖を阻止する性質。

こうきん-せい-ぶっしつ【抗菌性物質】🔗🔉

こうきん-せい-ぶっしつ カウ― [7] 【抗菌性物質】 抗菌性を持つ物質。抗生物質やサルファ剤など。

こう-けっせい【抗血清】🔗🔉

こう-けっせい カウ― [3] 【抗血清】 抗原を動物に接種して得られる抗体を含む血清。治療や実験に用いる。免疫血清。

こう-げん【抗言】🔗🔉

こう-げん カウ― [0] 【抗言】 (名)スル 相手にさからって言うこと。また,その言葉。「主筆に―する/社会百面相(魯庵)」

こう-げん【抗原】🔗🔉

こう-げん カウ― [0] 【抗原】 生体内に侵入して抗体をつくらせ,その抗体とだけ結合して反応する物質。細菌毒素・菌体成分や多くの異種タンパク質がこれに該当する。アンチゲン。 →抗体

こうげん-こうたい-はんのう【抗原抗体反応】🔗🔉

こうげん-こうたい-はんのう カウ―カウタイハンオウ [9] 【抗原抗体反応】 抗原とそれに対応する抗体との特異的な結合によって起こる反応。生体では免疫・アナフィラキシー・溶血などの現象として現れる。

こうこうけつあつ-やく【抗高血圧薬】🔗🔉

こうこうけつあつ-やく カウカウケツアツ― [8] 【抗高血圧薬】 ⇒血圧降下薬(ケツアツコウカヤク)

こう-こく【抗告】🔗🔉

こう-こく カウ― [0] 【抗告】 (名)スル 下級裁判所の決定・命令を不服として,上級裁判所に異議を申し立てること。普通抗告・即時抗告・再抗告などがある。

こうこく-さいばんしょ【抗告裁判所】🔗🔉

こうこく-さいばんしょ カウ― [0][9] 【抗告裁判所】 抗告の申し立てを受理し,審理する裁判所。

こうこく-しん【抗告審】🔗🔉

こうこく-しん カウ― [4][3] 【抗告審】 抗告裁判所が行う抗告の当否についての審理。

こうこく-そしょう【抗告訴訟】🔗🔉

こうこく-そしょう カウ― [5] 【抗告訴訟】 行政事件訴訟の一種で,行政庁の公権力の行使または不行使によって生じた違法状態の除去を目的としてなされる不服申し立ての訴訟。

こうコリン-ざい【抗―剤】🔗🔉

こうコリン-ざい カウ― [4] 【抗―剤】 副交感神経に対し遮断的に作用する薬物の総称。アトロピンなど。胃・十二指腸潰瘍,緑内障の治療や鎮痙に用いられる。口の渇き,眠気,散瞳などの副作用を伴う。

こうさんか-ざい【抗酸化剤】🔗🔉

こうさんか-ざい カウサンクワ― [5] 【抗酸化剤】 医薬品などが空気中の酸素に触れて酸化し,変質することを防ぐために添加される物質。

こうさん-きん【抗酸菌】🔗🔉

こうさん-きん カウサン― [0] 【抗酸菌】 表面に脂質・蝋質(ロウシツ)を含むため,一度染色されると酸などで脱色されにくい一群の細菌。結核菌,非定型抗酸菌など。

こうしんきん-ざい【抗真菌剤】🔗🔉

こうしんきん-ざい カウシンキン― [5] 【抗真菌剤】 水虫,田虫の治療や,薬剤の副作用で抵抗力の弱った場合の内臓における真菌類の感染症の治療に用いられる薬剤。

こう・す【抗す】🔗🔉

こう・す カウ― 【抗す】 (動サ変) ⇒こうする(抗)

こう・する【抗する】🔗🔉

こう・する カウ― [3] 【抗する】 (動サ変)[文]サ変 かう・す 抵抗する。さからう。あらがう。「時流に―・する」

こうせい-ぶっしつ【抗生物質】🔗🔉

こうせい-ぶっしつ カウセイ― [5] 【抗生物質】 〔antibiotics〕 カビ・放線菌などの微生物によってつくられ,他の微生物や細胞の発育または機能を阻害する物質。ペニシリンなど。

こう-せん【抗戦】🔗🔉

こう-せん カウ― [0] 【抗戦】 (名)スル 抵抗して戦うこと。「徹底―を主張する」「独立の為に―すべし/経国美談(竜渓)」

こう-そう【抗争】🔗🔉

こう-そう カウサウ [0] 【抗争】 (名)スル (1)抵抗して争うこと。張り合って争うこと。「派閥―」「暴力団が―する」 (2)〔心〕「葛藤(カツトウ){(2)}」に同じ。

こうそ-うんどう【抗租運動】🔗🔉

こうそ-うんどう カウソ― [4] 【抗租運動】 中国で,佃租(デンソ)(地代)問題をめぐって佃戸(デンコ)(小作人)が地主との間に起こした闘争。明末清初以降,河南や江南で特に著しかった。

こう-たい【抗体】🔗🔉

こう-たい カウ― [0] 【抗体】 抗原の侵入を受けた生体がその刺激で作り出すタンパク質の総称。その抗原だけに結合する性質があり,結合によって抗原である細菌などを溶解したり,毒素を中和するなどして生体を防御する。免疫グロブリンに属する。免疫体。 →抗原

こうたい-さんせいきのう【抗体産生機能】🔗🔉

こうたい-さんせいきのう カウ― [9] 【抗体産生機能】 生体に侵入した細菌などの抗原を処理して,再度同様な状況が起きたときに対応できるようにリンパ組織が抗体を産生する機能。

こうちょう-りょく【抗張力】🔗🔉

こうちょう-りょく カウチヤウ― 【抗張力】 ⇒引(ヒ)っ張(パ)り強(ツヨ)さ

こう-てい【抗抵】🔗🔉

こう-てい カウ― [0] 【抗抵】 (名)スル 手向かうこと。抵抗。「敵するものには―すれども/舞姫(鴎外)」

こう-てき【抗敵】🔗🔉

こう-てき カウ― [0] 【抗敵】 (名)スル 敵対して手向かうこと。「恩人に―すべき暴客/八十日間世界一周(忠之助)」

こうどく-そ【抗毒素】🔗🔉

こうどく-そ カウドク― [3][4] 【抗毒素】 〔antitoxin〕 特定の毒素と特異的に結合して,それを無毒にする抗体。 →血清

こう-にち【抗日】🔗🔉

こう-にち カウ― [0] 【抗日】 日本の帝国主義的侵略に対する抵抗。 ⇔親日

こうにち-うんどう【抗日運動】🔗🔉

こうにち-うんどう カウ― [5] 【抗日運動】 日本の侵略に対する中国国民の抵抗運動。1915年の二十一箇条要求後本格化,五・四運動や山東出兵などの際に高まりを見せた。満州事変後は武力闘争に発展し,36年の西安事件を契機に抗日民族統一戦線が結成された。排日運動。

こうヒスタミン-ざい【抗―剤】🔗🔉

こうヒスタミン-ざい カウ― [6] 【抗―剤】 体内に発生するヒスタミンの作用を軽減する薬剤。蕁麻疹(ジンマシン)・鼻炎など各種アレルギー性疾患の治療に用いられる。感冒・乗り物酔いにも効果がある。

こう-べん【抗弁】🔗🔉

こう-べん カウ― [1][0] 【抗弁】 (名)スル (1)相手の主張ややり方に反対して弁ずること。口答えすること。「婆さん等は―するやうにいつた/土(節)」 (2)民事訴訟法上,相手方の申し立てまたは主張を単に否認するのではなく,その排斥を求めてそれと相いれない別の事項を主張すること。

こうべん-けん【抗弁権】🔗🔉

こうべん-けん カウ― [3] 【抗弁権】 相手方の請求権の行使に対し,それを阻止(ソシ)し,請求を拒絶することのできる当事者の権利。同時履行・催告・検索などの抗弁権がある。

こう-めい【抗命】🔗🔉

こう-めい カウ― [0] 【抗命】 (名)スル 命令にさからうこと。

こう-りにょうホルモン【抗利尿―】🔗🔉

こう-りにょうホルモン カウリネウ― [6] 【抗利尿―】 排出器官系の水の再吸収を促進して,水の排出を減らす作用をもつホルモン。ヒトでは下垂体後葉から分泌され,腎臓の細尿管に作用する。子宮収縮をきたす作用もある。バソプレッシン。ADH 。

こうリューマチ-ざい【抗―剤】🔗🔉

こうリューマチ-ざい カウ― [6] 【抗―剤】 リューマチの原因となる酵素などのタンパクの生成を抑制することにより,症状を緩和する薬剤。

こう-りょく【抗力】🔗🔉

こう-りょく カウ― [1] 【抗力】 (1)物体が接触面に力を及ぼすとき,面から物体に働く力。面に垂直に働く成分と平行に働く成分とがあり後者は摩擦力という。 (2)流体中を運動する物体に働く抵抗。多く航空力学で用いる。

こう-ろん【抗論】🔗🔉

こう-ろん カウ― [0][1] 【抗論】 (名)スル 相手の言に逆らって議論すること。反論。「母親と―する理由(イワレ)もない/浮雲(四迷)」

こうアレルギー【抗アレルギー(の)】(和英)🔗🔉

こうアレルギー【抗アレルギー(の)】 antiallergic.

こうがん【抗癌(の)】(和英)🔗🔉

こうがん【抗癌(の)】 anticancer.→英和

こうぎ【抗議】(和英)🔗🔉

こうぎ【抗議】 a protest;→英和 a complaint (苦情).→英和 〜する (make a) protest.‖抗議集会(デモ) a protest rally (demonstration).抗議文[書]a note of protest;a written protest.

こうげん【抗原】(和英)🔗🔉

こうげん【抗原】 an antigen.→英和

こうこく【抗告】(和英)🔗🔉

こうこく【抗告】 a protest;→英和 a complaint.→英和 抗告人 a complainant.→英和

こうせいぶっしつ【抗生物質】(和英)🔗🔉

こうせいぶっしつ【抗生物質】 《医》an antibiotic.→英和

こうせん【抗戦する】(和英)🔗🔉

こうせん【抗戦する】 offer resistance;resist.→英和

こうそう【抗争】(和英)🔗🔉

こうそう【抗争】 contention;→英和 (a) dispute;→英和 (a) struggle;→英和 (a) resistance.→英和 〜する contend;→英和 struggle;resist.→英和

こうたい【抗体】(和英)🔗🔉

こうたい【抗体】 an antibody.→英和

こうどくそ【抗毒素】(和英)🔗🔉

こうどくそ【抗毒素】 an antitoxin.→英和

こうにち【抗日運動】(和英)🔗🔉

こうにち【抗日運動】 an anti-Japanese movement.

こうヒスタミン【抗ヒスタミン(の)】(和英)🔗🔉

こうヒスタミン【抗ヒスタミン(の)】 antihistaminic.抗ヒスタミン剤 an antihistamine (agent).→英和

広辞苑+大辞林で始まるの検索結果。