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広辞苑の検索結果 (11)

き‐じ【木地】‥ヂ🔗🔉

き‐じ木地‥ヂ ①木材の地質。木材の文理。もくめ。 ②ろくろびき・木彫などの細工に用いる材料の木を荒挽きしたもの。 ③漆を塗る目的で作った指物さしものまたは挽物ひきもの。塗りものの下地。 ④木地塗の略。

き‐じ【生地・素地】‥ヂ🔗🔉

き‐じ生地・素地‥ヂ (「木地」とも書いた) ①人工を施さない自然のままの質。生れつきの質。素質。ひとりね「それにしたつるものは―から念の入て、骨ぐみたしかに教ふるにより」。「―が出る」 ②化粧を施していない素肌すはだ。素顔。 ③布・織物などの地質。また、布・織物。染色などの加工を施すための材料織物。「洋服の―」 ④麺やパン・菓子などを作るときの、火を通す前の状態の材料。主に小麦粉を捏ねて製する。 ⑤陶磁器の、まだ釉うわぐすりを施さないもの。陶器の骨格。

きじ‐がさ【木地笠】‥ヂ‥🔗🔉

きじ‐がさ木地笠‥ヂ‥ 木地のままで塗らない笠。男色大鑑「木の枝に懸置し―を」

きじ‐し【木地師】‥ヂ‥🔗🔉

きじ‐し木地師‥ヂ‥ (→)木地屋に同じ。

きじ‐ながもち【木地長持】‥ヂ‥🔗🔉

きじ‐ながもち木地長持‥ヂ‥ 木地のままで、塗らない長持。

きじ‐ぬり【木地塗】‥ヂ‥🔗🔉

きじ‐ぬり木地塗‥ヂ‥ 木地のもくめをあらわした漆塗り。また、その器具。

きじ‐びき【木地挽き】‥ヂ‥🔗🔉

きじ‐びき木地挽き‥ヂ‥ 挽物ひきものなどの細工に使う材料の木地を挽くこと。また、その職人。

きじ‐まきえ【木地蒔絵】‥ヂ‥ヱ🔗🔉

きじ‐まきえ木地蒔絵‥ヂ‥ヱ 漆塗りをしてない木地に直ちに蒔絵をすること。

きじ‐もの【木地物】‥ヂ‥🔗🔉

きじ‐もの木地物‥ヂ‥ 木地挽きの物。

きじ‐や【木地屋】‥ヂ‥🔗🔉

きじ‐や木地屋‥ヂ‥ 轆轤ろくろなどを用いて木材から盆や椀などの日用器物を作る人。きじし。ろくろし。

きじ‐ろいろ【木地蝋色】‥ヂ‥🔗🔉

きじ‐ろいろ木地蝋色‥ヂ‥ 木地の上にじかに漆を塗り、研いで光沢を出し、蝋色に仕上げたもの。東海道中膝栗毛2「七間丁のすずりぶたといふは、―にあぶらゑのかいてある」

大辞林の検索結果 (9)

き-じ【木地】🔗🔉

き-じ ―ヂ [1] 【木地】 (1)木材の地質。 (2)漆器を作る過程で,漆を塗る前の地肌のままの器物。 (3)轆轤挽(ロクロビ)きや木彫りなどの材料とする,粗びきした材。 (4)「木地塗り」の略。

きじ-し【木地師】🔗🔉

きじ-し キヂ― [2] 【木地師】 ⇒木地屋(キジヤ)

きじ-ぬり【木地塗(り)】🔗🔉

きじ-ぬり キヂ― [0] 【木地塗(り)】 木地の木目の美しさを生かすように漆を薄く塗ること。また,その漆器。木地。

きじ-びき【木地挽き】🔗🔉

きじ-びき キヂ― [0] 【木地挽き】 ⇒木地屋(キジヤ)

きじ-まきえ【木地蒔絵】🔗🔉

きじ-まきえ キヂマキ [3][4] 【木地蒔絵】 漆塗りをしていない木地に直接,蒔絵をすること。また,その蒔絵。

きじ-もの【木地物】🔗🔉

きじ-もの キヂ― [0] 【木地物】 白木のままの器物。

きじ-や【木地屋】🔗🔉

きじ-や キヂ― [2] 【木地屋】 轆轤(ロクロ)を使って椀や盆など,木地のままの器物を作る職人。かつては良材を求めて山から山へと渡り歩いていた。明治以降,急減。木地師。木地挽(ビ)き。轆轤師。

きじろ-うるし【木地蝋漆】🔗🔉

きじろ-うるし キヂロ― [4] 【木地蝋漆】 最上質の生漆(キウルシ)を精製した透き漆の一種。

きじろ-ぬり【木地蝋塗(り)】🔗🔉

きじろ-ぬり キヂロ― [0] 【木地蝋塗(り)】 透き漆を塗って木地の木目(モクメ)や年輪を生かすように仕上げる塗り方。

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