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広辞苑の検索結果 (48)
すり‐あげ【摺上げ・磨上げ】🔗⭐🔉
すり‐あげ【摺上げ・磨上げ】
刀剣の茎先なかごさきを切り取って短くすること。また、その刀剣。→大摺上おおすりあげ
すり‐うす【磨臼・摺臼】🔗⭐🔉
すり‐うす【磨臼・摺臼】
籾摺もみすり用の臼。上下2個の円筒形の臼で、上臼を回転させて両臼の間で籾を摺り、籾殻を取り去る。古くは木製。のちには竹または木で上下の臼の外囲を作り、強粘土に食塩をまぜて詰め、両臼の摩擦面に樫製の歯を植えつけたものが現れ、これを土臼・唐臼とううすとも呼ぶ。すりす。するす。〈倭名類聚鈔16〉
すり‐おろ・す【磨り下ろす・摺り下ろす】🔗⭐🔉
すり‐おろ・す【磨り下ろす・摺り下ろす】
〔他五〕
すって細かくする。「ニンニクを―・す」
すり‐ガラス【磨硝子】🔗⭐🔉
すり‐ガラス【磨硝子】
(→)「つやけしガラス」に同じ。斎藤緑雨、ひかへ帳「今出来なる待合の摺すり硝子、いとゞ灯影ほかげのほのぐらけれど」
すり‐くず【磨り屑】‥クヅ🔗⭐🔉
すり‐くず【磨り屑】‥クヅ
金属の細工の際、磨れて出るくず。
すり‐くず・す【磨り崩す】‥クヅス🔗⭐🔉
すり‐くず・す【磨り崩す】‥クヅス
〔他五〕
すりつぶす。すりおろす。
すり‐こ【磨粉】🔗⭐🔉
すり‐こ【磨粉】
すりくだいた米の粉。更級日記「―などを濃くて流したらむやうに、白き水、早く流れたり」
すり‐だし【磨り出し】🔗⭐🔉
すり‐だし【磨り出し】
①すりだすこと。すりだしたもの。
②マッチのこと。
③刀剣の茎なかごの上部に種々の鑢目やすりめを組み合わせて装飾的に入れたもの。
⇒すりだし‐まきえ【磨り出し蒔絵】
すりだし‐まきえ【磨り出し蒔絵】‥ヱ🔗⭐🔉
すりだし‐まきえ【磨り出し蒔絵】‥ヱ
(→)研出蒔絵とぎだしまきえに同じ。
⇒すり‐だし【磨り出し】
すり‐だ・す【磨り出す】🔗⭐🔉
すり‐だ・す【磨り出す】
〔他五〕
すりみがいて光沢または文様をあらわし出す。
すり‐ちゃ【擂茶・磨茶】🔗⭐🔉
すり‐ちゃ【擂茶・磨茶】
①石臼で磨った茶。碾茶ひきちゃ。抹茶。〈日葡辞書〉
②茶入れの名。口が広く、周囲に半円形の粒が取り巻いているもの。また、そうした文様のついた器物。
すり‐つぶ・す【磨り潰す・擂り潰す】🔗⭐🔉
すり‐つぶ・す【磨り潰す・擂り潰す】
〔他五〕
①すってこまかくくだく。すって形をなくする。「いもを―・す」
②失敗して財産を失う。「身代を―・す」
すりはり‐とうげ【磨針峠】‥タウゲ🔗⭐🔉
すりはり‐とうげ【磨針峠】‥タウゲ
滋賀県彦根市東部、鳥居本にある峠。昔、中山道の難所。
磨針峠
撮影:的場 啓
すり‐ひざ【磨り膝】🔗⭐🔉
すり‐ひざ【磨り膝】
膝頭ですりながらすすむこと。膝行しっこう。
すり‐へら・す【磨り減らす】🔗⭐🔉
すり‐へら・す【磨り減らす】
〔他五〕
①こすってへらす。
②頻繁に使って消耗させる。「神経を―・す」
すり‐へ・る【磨り減る】🔗⭐🔉
すり‐へ・る【磨り減る】
〔自五〕
こすれて(物の形が)小さくなる。消耗する。「靴が―・る」「神経が―・る」
す・る【摩る・擦る・磨る・擂る】🔗⭐🔉
す・る【摩る・擦る・磨る・擂る】
[一]〔他五〕
①物と物とを力をこめて触れ合わす。こする。万葉集5「たまきはる命絶えぬれ立ちをどり足―・り叫び伏し仰ぎ胸うち嘆き」。源氏物語明石「空は墨を―・りたるやうにて日も暮れにけり」。天草本平家物語「磯に出て網人、釣人に手を―・り、膝をかがめて魚をもらひ」。歌舞伎、景清「胡弓をば人丸に―・らせ」。「マッチを―・る」
②《擂》擂鉢・石臼などに入れて、すりつぶして細かにくだく。曠野「味噌―・る音の隣さわがし」(舟泉)。「山芋を擂鉢で―・る」「胡麻を―・る」
③費やす。使い果たす。日葡辞書「スリキッタヒト」。「博打ばくちですっかり―・ってしまった」
④(「掏る」と書く)人の身につけている金品を直接ひそかに盗みとる。「電車の中で財布を―・られる」
[二]〔自下二〕
⇒すれる(下一)
⇒擦った揉んだ
する‐すみ【摺墨・磨墨】🔗⭐🔉
する‐すみ【摺墨・磨墨】
(磨って使うからいう)墨。
するすみ【磨墨】(名馬)🔗⭐🔉
するすみ【磨墨】
「宇治川の先陣うじがわのせんじん」参照。
す・れる【摩れる・擦れる・磨れる・擂れる】🔗⭐🔉
す・れる【摩れる・擦れる・磨れる・擂れる】
〔自下一〕[文]す・る(下二)
①物と物とが触れ合って動く。こすれる。続猿蓑「後屋の塀に―・れたり村紅葉」
②ものに触れて原形が損じ、または尽きる。「袖口が―・れた服」
③(人が)世の中でもまれて純真さを失う。馴れ馴れしくずるくなる。「あの人は都会に出てから―・れてしまった」
④仲悪く争う。きしる。すれあう。
とぎ‐じる【磨ぎ汁】🔗⭐🔉
とぎ‐じる【磨ぎ汁】
(トギシルとも)米などをといだ時に出る白く濁った水。
とぎ‐みず【磨ぎ水】‥ミヅ🔗⭐🔉
とぎ‐みず【磨ぎ水】‥ミヅ
①物をとぐのに用いる水。
②米をといだ水。しろみず。
と・ぐ【研ぐ・磨ぐ】🔗⭐🔉
と・ぐ【研ぐ・磨ぐ】
〔他五〕
①玉・金属などをみがいて光沢を出す。「鏡を―・ぐ」
②刃物などを砥石ですって鋭くする。万葉集20「剣大刀いよよ―・ぐべし」。「包丁を―・ぐ」
③水中でこすって洗う。「米を―・ぐ」
④心などを練磨して立派にする。万葉集4「―・ぎし心を」
ま‐がい【磨崖・摩崖】🔗⭐🔉
ま‐がい【磨崖・摩崖】
自然の丘陵の岩壁を磨き、文字・画像を刻したもの。
⇒まがい‐ぶつ【磨崖仏・摩崖仏】
まがい‐ぶつ【磨崖仏・摩崖仏】🔗⭐🔉
まがい‐ぶつ【磨崖仏・摩崖仏】
自然の崖面や巨石に彫刻した仏像。スリランカ・パキスタン・中国に多いが、日本では大分県の臼杵うすきや栃木県の大谷おおやのものが有名。
⇒ま‐がい【磨崖・摩崖】
まかつ‐きゅう【磨羯宮】🔗⭐🔉
まかつ‐きゅう【磨羯宮】
(Capricornus ラテン)黄道十二宮の第10宮。紀元前2世紀には山羊やぎ座に相当していたが、現在では大部分は射手いて座中にある。毎年、冬至から1月20日頃まで太陽はこの宮にある。
まけん‐し【磨研紙】🔗⭐🔉
まけん‐し【磨研紙】
かみやすり。やすりがみ。サンド‐ペーパー。
まこういんきょう【磨光韻鏡】‥クワウヰンキヤウ🔗⭐🔉
まこういんきょう【磨光韻鏡】‥クワウヰンキヤウ
漢字音韻の分類図表および説明書。2巻。文雄もんのう著。1744年(延享1)刊。上巻は「韻鏡」の構成原理を考え、校訂した図に、漢・呉・華3音を片仮名で付し、「五音集韻」によって反切を注した本図、下巻はその利用法を説いたもので、韻鏡索隠・翻切門法を収める。
まし‐き【磨糸機】🔗⭐🔉
まし‐き【磨糸機】
糸を摩擦してけばを去り、張力をととのえ光沢を出す機械。
ませい‐せっき【磨製石器】‥セキ‥🔗⭐🔉
ませい‐せっき【磨製石器】‥セキ‥
研磨して作った石器。新石器時代以降に使われる。ただし、磨製の技術は旧石器時代後期にすでに出現。日本では縄文・弥生時代に盛行。→石斧せきふ(図)
ま‐そん【摩損・磨損】🔗⭐🔉
ま‐そん【摩損・磨損】
(金属面などが)すれ合って減ること。
ま‐めつ【摩滅・磨滅】🔗⭐🔉
ま‐めつ【摩滅・磨滅】
すれてつぶれること。すりへってなくなること。「―した貨幣」「才能の―」
ま‐もう【摩耗・磨耗】🔗⭐🔉
ま‐もう【摩耗・磨耗】
すり減ること。ある面が他の面で擦られて減る現象。
ま‐れい【磨礪】🔗⭐🔉
ま‐れい【磨礪】
①みがくこと。といで鋭くすること。
②人を錬磨すること。
みがき【磨き・研き】🔗⭐🔉
みがき【磨き・研き】
みがくこと。「―をかける」
⇒みがき‐こ【磨き粉】
⇒みがき‐じ【磨き地】
⇒みがき‐ずな【磨き砂】
⇒みがき‐ぼん【磨き盆】
⇒みがき‐まるた【磨き丸太】
⇒みがき‐ようじ【磨き楊枝】
みがき‐あ・げる【磨き上げる】🔗⭐🔉
みがき‐あ・げる【磨き上げる】
〔他下一〕[文]みがきあ・ぐ(下二)
①みがいて仕上げる。完全にみがく。
②洗練されたものにする。「技術を―・げる」
みがき‐こ【磨き粉】🔗⭐🔉
みがき‐こ【磨き粉】
①物をみがくのに用いる粉。磨き砂。
②歯磨き粉。
⇒みがき【磨き・研き】
みがき‐じ【磨き地】‥ヂ🔗⭐🔉
みがき‐じ【磨き地】‥ヂ
刀身の鎬地しのぎじのこと。
⇒みがき【磨き・研き】
みがき‐ずな【磨き砂】🔗⭐🔉
みがき‐ずな【磨き砂】
①金属製の器物を磨くのに用いる、粘り気のない白土。
②歯磨き粉。傾城禁短気「鉄漿はがし、―にて歯を白くなし」
⇒みがき【磨き・研き】
みがき‐た・てる【磨き立てる】🔗⭐🔉
みがき‐た・てる【磨き立てる】
〔他下一〕[文]みがきた・つ(下二)
①十分にみがく。「―・てた床柱」
②美々しく装う。美しく造り上げる。「娘を―・てる」
みがき‐ぼん【磨き盆】🔗⭐🔉
みがき‐ぼん【磨き盆】
7月7日あるいは13日をいう。この日、仏具や食器を洗う。お磨き。膳洗い。
⇒みがき【磨き・研き】
みがき‐まるた【磨き丸太】🔗⭐🔉
みがき‐まるた【磨き丸太】
杉の皮をはいで背割せわりをし、砂をつけて水磨きをして仕上げた丸太。床柱などに用いる。
⇒みがき【磨き・研き】
みがき‐ようじ【磨き楊枝】‥ヤウ‥🔗⭐🔉
みがき‐ようじ【磨き楊枝】‥ヤウ‥
歯をみがくのに用いる楊枝。
⇒みがき【磨き・研き】
みが・く【磨く・研く】🔗⭐🔉
みが・く【磨く・研く】
〔他五〕
①こすって、きれいにする、また光沢を出す。枕草子97「刺櫛すりて―・くほどに、ものにつきさへて折りたる心地」。「靴を―・く」「肌を―・く」
②美しく作り飾る。装飾する。栄華物語花山「堀河殿をいみじう造り―・き給ひて、内裏のやうに造りなして」
③金箔・銀箔などをかぶせる。平家物語5「上は瑠璃の瓦をもつてふき、下は金銀にて―・けり」
④いっそう輝かしくする。ますます映えさせる。光彩を添える。源氏物語若菜上「対の上の御もてなしに―・かれて、人の思へるさまなどもかたほにはあらぬなりけり」。太平記5「月に―・ける玉津島、光も今はさらでだに」
⑤上達させようとつとめる。錬磨する。浄瑠璃、聖徳太子絵伝記「彼は太子方に無二の忠臣、弓馬の道を―・く者」。「腕を―・く」
[漢]磨🔗⭐🔉
磨 字形
筆順
〔石部11画/16画/常用/4365・4B61〕
[
] 字形
〔石部11画/16画〕
〔音〕マ(呉)
〔訓〕みがく・する
[意味]
①すりみがく。こする。「研磨・錬磨・切磋琢磨せっさたくま・磨崖仏まがいぶつ」
②すりへる。「磨滅・不磨」
[解字]
形声。「石」+音符「
」(=すりもんで繊維をとるあさ)。石をこすり合わせる意。[
]は異体字。
[下ツキ
羯磨・研磨・紫磨金・消磨・切磋琢磨・達磨だるま・鈍磨・不磨・練磨・錬磨
筆順
〔石部11画/16画/常用/4365・4B61〕
[
] 字形
〔石部11画/16画〕
〔音〕マ(呉)
〔訓〕みがく・する
[意味]
①すりみがく。こする。「研磨・錬磨・切磋琢磨せっさたくま・磨崖仏まがいぶつ」
②すりへる。「磨滅・不磨」
[解字]
形声。「石」+音符「
」(=すりもんで繊維をとるあさ)。石をこすり合わせる意。[
]は異体字。
[下ツキ
羯磨・研磨・紫磨金・消磨・切磋琢磨・達磨だるま・鈍磨・不磨・練磨・錬磨
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すり-あげ【磨り上げ】🔗⭐🔉
すり-あげ [0] 【磨り上げ】
刃をやすりで磨って茎(ナカゴ)に直し,茎の先を切り落として刀剣の寸法を詰めること。また,そうして短くした刀。
すり-いし【磨り石】🔗⭐🔉
すり-いし [2] 【磨り石】
球状または円筒状の石器。縄文時代,石皿の上で物をすりつぶすのに用いた。
すり-うす【磨り臼】🔗⭐🔉
すり-うす [3] 【磨り臼】
籾(モミ)磨り用の臼。上下に二つの臼を重ね,下臼を固定し,上臼を中央の心棒を軸として回転させる。土臼。唐臼(トウウス)。するす。
すり-おろ・す【磨り下ろす・擂り下ろす】🔗⭐🔉
すり-おろ・す [0][4] 【磨り下ろす・擂り下ろす】 (動サ五[四])
すって細かくする。「大根を―・す」
すり-ガラス【磨り―】🔗⭐🔉
すり-ガラス [3] 【磨り―】
不透明にしたガラス。表面に金剛砂を吹き付けたり磨ったり,化学処理で腐食させたりして作る。曇りガラス。つや消しガラス。消しガラス。
すり-こ【磨り粉】🔗⭐🔉
すり-こ [3] 【磨り粉】
米をすり鉢ですり砕いて粉にしたもの。湯でといて母乳の代わりとした。「―に地黄煎入て焼(タキ)かへし/浮世草子・胸算用 3」
すり-だし【磨り出し・摺り出し】🔗⭐🔉
すり-だし [0] 【磨り出し・摺り出し】
(1)すりだすこと。また,すりだしたもの。
(2)マッチのこと。
(3)刀剣の茎(ナカゴ)の上部のやすりのすりはじめの部分。
すりだし-まきえ【磨り出し蒔絵】🔗⭐🔉
すりだし-まきえ ―
[5][6] 【磨り出し蒔絵】
「研(ト)ぎ出し蒔絵」に同じ。
[5][6] 【磨り出し蒔絵】
「研(ト)ぎ出し蒔絵」に同じ。
すり-だ・す【磨り出す】🔗⭐🔉
すり-だ・す [0][3] 【磨り出す】 (動サ五[四])
みがいて光沢や模様を現し出す。「蒔絵(マキエ)の模様を―・す」
すり-つぶ・す【磨り潰す・擂り潰す】🔗⭐🔉
すり-つぶ・す [4][0] 【磨り潰す・擂り潰す】 (動サ五[四])
すって細かく砕く。すって形をなくす。「ニンニクを―・す」
[可能] すりつぶせる
すりはり-とうげ【摺針峠・磨針峠】🔗⭐🔉
すりはり-とうげ ―タウゲ 【摺針峠・磨針峠】
滋賀県彦根市北部にある峠。旧中山道の鳥居本(トリイモト)宿の北東にあった難所。154メートル。摺針山。
すり-へら・す【磨り減らす】🔗⭐🔉
すり-へら・す [4][0] 【磨り減らす】 (動サ五[四])
(1)他の物と何度もこすって,だんだん小さくする。「靴の底を―・して歩き回る」
(2)長い間使って,あるいは,酷使して弱らせる。「神経を―・す仕事」
[可能] すりへらせる
すり-へ・る【磨り減る】🔗⭐🔉
すり-へ・る [3][0] 【磨り減る】 (動ラ五[四])
(1)他の物と何度もこすれて減る。長い間すれて少なくなる。「墨が―・る」
(2)少しずつ減る。「身代が―・る」
(3)激しく使って衰える。消耗する。「神経が―・る」
す・る【擦る・摩る・磨る・擂る】🔗⭐🔉
す・る [1] 【擦る・摩る・磨る・擂る】
■一■ (動ラ五[四])
(1)物を他の物に触れさせたまま,力を入れて動かす。こする。《擦・摩》「マッチを―・る」「何かで―・った傷がついている」
(2)物の面に他の物を押しつけて,くり返し動かす。こする。《磨・擦・擂》「やすりで―・る」「墨を―・る」「垢(アカ)を―・る」「足―・り叫び伏し仰ぎ/万葉 904」
〔「手をする」などは,多く「摺る」と書く〕
(3)鉢や臼の中で,つぶして細かくする。《擂》「ごまを―・る」「味噌を―・る」
(4)賭け事などに金・財産を使い果たす。《擦・摩》「競馬で―・った」
(5)貝などを漆で塗り込んで,磨き出す。「丸ぼや―・つたる鞍置いてぞ乗つたりける/平家 11」
[可能] すれる
■二■ (動ラ下二)
⇒すれる
するす【磨臼】🔗⭐🔉
するす [2] 【磨臼】
「すりうす」の転。
する-すみ【摺墨・磨墨】🔗⭐🔉
する-すみ 【摺墨・磨墨】
(1)〔摺って用いることから〕
墨。墨汁(ボクジユウ)。「―も落つる涙に洗はれて恋しきだにもえこそ書かれね/金葉(恋下)」
(2)源頼朝より賜り,宇治川の先陣争いで,梶原景季の乗った名馬の名。佐々木高綱の生
(イケズキ)と争った。
→生
(イケズキ)と争った。
→生
す・れる【擦れる・摩れる・磨れる・擂れる】🔗⭐🔉
す・れる [2] 【擦れる・摩れる・磨れる・擂れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 す・る
(1)物と物とが触れあって摩擦しながら動く。こすれる。「足が靴で―・れる」
(2)こすれあって減ったり切れたりする。「角が―・れて丸くなる」
(3)世間なれして,純真さがなくなる。ずるがしこくなる。「―・れた感じの女性」
(4)することができる。「十分に―・れた」
とぎ-あらい【磨ぎ洗い】🔗⭐🔉
とぎ-あらい ―アラヒ [0][3] 【磨ぎ洗い】
米などをこすり合わせるようにして洗うこと。
とぎ-じる【磨ぎ汁】🔗⭐🔉
とぎ-じる [3][0] 【磨ぎ汁】
〔「とぎしる」とも〕
米などをといだときに出る,糠(ヌカ)が流れ出て白く濁っている水。
とぎ-みず【研(ぎ)水・磨ぎ水】🔗⭐🔉
とぎ-みず ―ミヅ [2] 【研(ぎ)水・磨ぎ水】
(1)物をとぐのに用いる水。
(2)米をといだあとの水。しろみず。とぎじる。
と・ぐ【研ぐ・磨ぐ】🔗⭐🔉
と・ぐ [1] 【研ぐ・磨ぐ】 (動ガ五[四])
(1)刃物などを砥石(トイシ)ですって鋭くする。「包丁を―・ぐ」
(2)(多く「磨ぐ」と書く)水に入れてこすって洗う。「米を―・ぐ」
(3)みがいてつやを出す。「櫛笥(クシゲ)鏡の影見え難く―・ぐわきも知らず/大鏡(後一条)」
[可能] とげる
[慣用] 牙を―・爪を―
まがい-ぶつ【磨崖仏・摩崖仏】🔗⭐🔉
まがい-ぶつ [2] 【磨崖仏・摩崖仏】
自然の岩壁を利用し,その岩面に彫刻された仏・菩薩像。インドで発生,中国・朝鮮に広がった。日本には奈良時代に伝わり,平安以降に製作されたものがのこる。宇都宮市大谷(オオヤ)・臼杵(ウスキ)市臼杵磨崖仏などが名高い。
まかつ-きゅう【磨羯宮】🔗⭐🔉
まかつ-きゅう [3] 【磨羯宮】
黄道十二宮の第一〇宮。山羊(ヤギ)座に相当していたが,歳差のため今は西方にずれている。冬至点を始点とする。
まけん-し【磨研紙】🔗⭐🔉
まけん-し [2] 【磨研紙】
紙やすり。サンド-ペーパー。
まこういんきょう【磨光韻鏡】🔗⭐🔉
まこういんきょう マクワウ
ンキヤウ 【磨光韻鏡】
「韻鏡」の研究書。二巻。文雄(モンノウ)著。1744年刊。「韻鏡」を校訂・解説し,あわせて音韻一般について論ずる。
ンキヤウ 【磨光韻鏡】
「韻鏡」の研究書。二巻。文雄(モンノウ)著。1744年刊。「韻鏡」を校訂・解説し,あわせて音韻一般について論ずる。
ま-さい【磨砕・摩砕】🔗⭐🔉
ま-さい [0] 【磨砕・摩砕】 (名)スル
こすり,くだくこと。石うすでこなごなにすること。
ま-しょく【摩拭・磨拭】🔗⭐🔉
ま-しょく [0] 【摩拭・磨拭】 (名)スル
こすること。こすりぬぐってきれいにすること。「汚垢を―するに/匏菴遺稿(鋤雲)」「冷水―/青春(風葉)」
ま-せい【磨製】🔗⭐🔉
ま-せい [0] 【磨製】
石を磨いて器具を作ること。
ませい-せっき【磨製石器】🔗⭐🔉
ませい-せっき ―セキ― [4] 【磨製石器】
刃などの局部や全体を磨き,鋭利さを増した石器。中石器時代より出現。
→打製(ダセイ)石器
ま-そん【磨損】🔗⭐🔉
ま-そん [0] 【磨損】 (名)スル
機械などが,摩擦によってすり減ること。摩滅。損耗。「歯車が―する」
ま-めつ【摩滅・磨滅】🔗⭐🔉
ま-めつ [0] 【摩滅・磨滅】 (名)スル
すりへること。すりへってなくなること。「タイヤの溝が―する」
ま-もう【磨耗・摩耗】🔗⭐🔉
ま-もう [0] 【磨耗・摩耗】 (名)スル
こすれて減ること。多く,機械・部品・道具などについていう。「軸受けが―する」
ま-れい【磨礪】🔗⭐🔉
ま-れい [0] 【磨礪】 (名)スル
とぎみがくこと。また,学問・技芸などに努めはげむこと。「人々実用の才を―するの験(シルシ)なるべし/新聞雑誌 8」
みがき【磨き・研き】🔗⭐🔉
みがき [0] 【磨き・研き】
(1)みがくこと。また,みがいて出したつや。「廊下に―をかける」
(2)一段とすぐれたものにすること。「技に―をかける」
(3)(「瑩」と書く)古く行われた絹のつや出し法。糊をつけ,乾いたのち打ったり,こすったりしたもの。
みがき-ガラス【磨き―】🔗⭐🔉
みがき-ガラス [4] 【磨き―】
ケイ砂・酸化セリウムなどを用いて表面を磨いたガラス。
みがき-こ【磨き粉】🔗⭐🔉
みがき-こ [0] 【磨き粉】
物を磨くのに用いる粉末。磨き砂。
みがき-ごま【磨き胡麻】🔗⭐🔉
みがき-ごま [3] 【磨き胡麻】
白ゴマの皮をむいたもの。
みがき-じ【磨き地】🔗⭐🔉
みがき-じ ―ヂ [3] 【磨き地】
「鎬地(シノギジ)」に同じ。
みがき-ずな【磨き砂】🔗⭐🔉
みがき-ずな [0] 【磨き砂】
(1)金属製の器物などを磨くのに用いる,炭酸カルシウムを主とする白色の粉末。玄米の精白にも用いる。磨き粉。
(2)江戸時代,鉄漿(カネ)を落とすための歯磨き粉。
みがき-ぼん【磨き盆】🔗⭐🔉
みがき-ぼん [3] 【磨き盆】
七月七日あるいは一三日の称。この日,仏具や食器を洗って盂蘭盆(ウラボン)を迎える準備をする。膳洗い。お磨き。
みがき-まるた【磨き丸太】🔗⭐🔉
みがき-まるた [4] 【磨き丸太】
杉や檜(ヒノキ)の丸太の皮をはぎ,小砂利や棕櫚(シユロ)の毛などで磨いたもの。床柱などに用いる。
みがき-あ・げる【磨き上げる】🔗⭐🔉
みがき-あ・げる [5] 【磨き上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 みがきあ・ぐ
(1)十分にみがく。みがき立てる。「廊下を―・げる」
(2)技術・精神などを立派にする。「―・げた腕前」
みがき-た・てる【磨き立てる】🔗⭐🔉
みがき-た・てる [5] 【磨き立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 みがきた・つ
(1)十分にみがく。「―・てた床柱」
(2)身なりを飾ったり,知識・教養を身につけさせたりする。「娘を―・てる」
みが・く【磨く・研く】🔗⭐🔉
みが・く [0] 【磨く・研く】 (動カ五[四])
(1)こすってつやを出したり,きれいにしたりする。「靴を―・く」「床を―・く」
(2)技芸などの練習に励む。上達しようとする。「腕を―・く」「技を―・く」
(3)美しく飾る。「常よりも御しつらひ心殊に―・きつくろひ/枕草子 104」
(4)光彩を添える。輝くようにする。「月に―・ける玉津島/太平記 5」
[可能] みがける
すりおとす【磨り落とす】(和英)🔗⭐🔉
すりおとす【磨り落とす】
rub[scrape]off;file off (鑪(やすり)で).
すりガラス【磨り硝子】(和英)🔗⭐🔉
すりガラス【磨り硝子】
frost(ed)[ground]glass.
みがき【磨き】(和英)🔗⭐🔉
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